【就活】コネで入社はずるい?後悔しないためのメリット・デメリットと賢い使い方
2025/12/16更新
就職活動におけるコネ入社。どこかネガティブなイメージがあり、「ずるい」「実力がない」と思われそうで、使うべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、コネは就活を有利に進めるための賢い選択肢の1つです。実際に約1割の学生が何らかのコネクションを活用しており、企業側にも大きなメリットがある合理的な採用手法でもあります。
この記事では、コネ入社のリアルな実態から、メリット・デメリット、ゼロからコネを作る具体的な方法、そして入社後に成功するための立ち回り方まで、網羅的に解説します。最後まで読めば、あなたがコネとどう向き合うべきか、明確な答えが見つかるはずです。
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結論:就活でコネは賢く使うべき選択肢の1つ
就職活動で「コネ」を使うことに対して、罪悪感や不安を感じる必要はありません。コネは、あなたの人柄や能力を通常選考とは違うルートで企業に伝えるための有効な手段の1つです。
重要なのは、コネを「楽をするための近道」ではなく「自分を知ってもらうための特別な機会」と捉えることです。メリットとデメリットを正しく理解し、感謝の気持ちを持って活用することが、後悔しないための第一歩となります。
【データで見る】コネ入社のリアルな割合と実態
「コネ入社は一部の特別な人だけの話」と思われがちですが、データを見ると決して珍しいことではないと分かります。ここからは、コネ入社の実態に迫ります。
全体の約1割、若年層ではさらに高い割合に
しらべぇ編集部が実施した調査によると、全体の9.4%が親族のコネで入社経験があると回答しています。特に、現在の就活生に近い20代男性では15.2%、20代女性では9.2%と、若い世代でコネ入社を経験する割合は全体平均よりも高い傾向にあります。
これは親族限定の数値であり、大学教授の推薦やOB/OG訪問からのつながりを含めると、その割合はさらに高くなると考えられます。このことからも、コネの活用が現代の就活において一般的な選択肢といえるでしょう。
首都圏よりも地方で高いコネ入社の割合
地域別に見ると、コネ入社の割合が最も高いのは北関東で16.7%、次いで北陸が16.1%でした。一方で、企業や学生が集中する首都圏は8.8%と、全国平均を下回っています。これは、地方における地域コミュニティや人間関係の結びつきの強さが影響していると考えられます。
学生と企業、双方にメリットがあるコネ入社の仕組み
コネ入社が無くならないのは、学生側だけでなく、採用する企業側にも大きなメリットが存在するためです。双方の利点を理解することで、コネ入社がなぜ合理的なのかが見えてきます。
コネ入社とリファラル採用の違いは?
近年「リファラル採用」という言葉を耳にする機会が増えました。これは社員に知人や友人を紹介してもらう採用手法で、コネ入社と混同されがちですが、両者には明確な違いがあります。
| 比較項目 | 縁故採用(コネ入社) | リファラル採用 |
| 公平性 | 紹介者との関係性が重視され、選考基準が曖昧になりがち。 | あくまで応募の「きっかけ」であり、選考は通常応募者と同様の基準で公平に行われる。 |
| 主な目的 | 紹介者への配慮や関係維持。 | 採用コストを抑えつつ、企業文化に合う優秀な人材を獲得すること。 |
| 選考プロセス | 面接免除など、選考が大幅に省略されることが多い。 | 書類選考や面接など、通常の選考プロセスを経るのが一般的。 |
リファラル採用は、あくまで公平な選考を前提とした「出会いの機会の創出」であるのに対し、従来型のコネ入社は選考プロセスそのものに影響を与えるという点で異なると理解しておきましょう。
コネ入社は違法?コンプライアンス上の問題は?
「コネ入社は法的に問題ないのか?」と不安に思う方もいるでしょう。結論から言うと、民間企業におけるコネ入社が、直ちに法律違反となることはありません。
日本の法律では、企業に「採用の自由」が認められているため、どのような基準で誰を採用するかは、基本的には企業の裁量に委ねられています。
ただし、公務員採用においてコネが介在した場合は、不正行為と見なされ、関係者が罰せられる可能性があります。国民全体の奉仕者である公務員の採用には、極めて高い公平性が求められるためです。
また、近年は企業のコンプライアンス意識が高まっており、たとえ民間企業であっても、過度な縁故採用は「不公平な採用」として社内外から厳しい目を向けられる可能性があることは覚悟しておくべきでしょう。
【学生側】就活が楽になる3つのメリット
コネ入社は学生サイドに大きなメリットをもたらします。
| メリット | 理由 |
| 内定の可能性が飛躍的に高まる | 通常選考に比べ、書類選考や一次面接が免除されるケースが多く、内定獲得の確率が格段に上がります。「無い内定」のリスクを大幅に軽減できるのは、最大のメリットです。 |
| 配属が有利になる可能性がある | 紹介者が社内で影響力のある人物の場合、入社後の配属希望を考慮してもらえることがあります。自分のやりたい仕事に就ける可能性が高まるのは、大きな魅力です。 |
| 就活の負担を軽減できる | 就職活動にかかる時間と精神的なストレスを大幅に削減できます。その分の時間を学業や研究、学生時代にしかできない経験に充てることが可能です。 |
【企業側】採用コスト削減とミスマッチ防止
コネ入社は就活生のメリットにフォーカスされがちですが、企業側にも大きなメリットがあります。
| メリット | 理由 |
| 採用コストと手間を削減できる | 一人あたり100万円近くかかるとも言われる採用コストを大幅に削減できます。説明会や面接などの回数も減らせるため、効率的な採用活動が実現します。 |
| 内定辞退のリスクを減らせる | 紹介者の顔を立てる意味でも、コネで内定を得た学生が辞退する可能性は極めて低いです。企業は安心して採用計画を進められます。 |
| 入社後の早期離職を防ぎやすい | 紹介者を通じて社風や仕事内容をある程度理解した上で入社するため、深刻なミスマッチが起こりにくいです。結果として、定着率の向上が期待できます。 |
要注意!コネ入社で後悔する3つのデメリット
コネ入社はメリットばかりではありません。安易に決めると入社後に苦労する可能性もあります。事前にデメリットとリスクをしっかり把握しておきましょう。
「コネ入社」という周囲からの色眼鏡
同期や先輩から「コネだから楽でいいね」「実力もないのに」といった嫉妬や偏見の目で見られる可能性があります。実力で評価されるまで、一定のやりにくさを感じるかもしれません。
実力が伴わない場合の大きなプレッシャー
周囲からの期待値が高い分、成果を出せないと「やっぱりコネは使えない」というレッテルを貼られてしまいます。常に「紹介者の顔に泥は塗れない」というプレッシャーが付きまとうでしょう。
ミスマッチだった場合の退職のしづらさ
いざ入社してみて「社風が合わない」「仕事が面白くない」と感じても、紹介者の手前、簡単に退職を決断しにくいという精神的な縛りが生まれます。
コネ入社が「ずるい」「うざい」と思われる3つの理由
コネ入社が「ずるい」「うざい」と思われる理由は以下の3つです。
- 積み重ねてきた努力を否定されたと感じるから
- 「特別扱い」が不公平に映るから
- 能力や成果を素直に評価できないから
コネ入社で最も大きな壁となるのが、周囲からのネガティブな視線です。なぜ「ずるい」「うざい」と思われてしまうのか、その背景にある心理を理解しておきましょう。
積み重ねてきた努力を否定されたと感じるから
多くの就活生が、何十社もエントリーシートを書き、面接対策を重ねて必死に内定を勝ち取ります。
そのプロセスを飛び越えてきたように見えるコネ入社組に対して「自分たちの努力が軽んじられた」という不公平感や怒りが「ずるい」「うざい」という思いにつながるのです。
「特別扱い」が不公平に映るから
もし、コネ入社した同期が明らかに能力不足であったり、ミスをしても許されたりするような場面があれば、周囲の不満は一気に高まります。
「紹介者の顔があるから」という理由での特別扱いは、真面目に働く社員のモチベーションを著しく低下させる原因になるでしょう。
能力や成果を素直に評価できないから
本人の実力で成果を出したとしても「どうせコネで良いポジションにいるからだろう」「下駄を履かせてもらっている」といった色眼鏡で見られがちです。
純粋な能力ではなく、背景にあるコネクションで評価されているという印象が、周囲の反発を招きます。
【コネの強さ別】選考プロセスの違いと内定の可能性
一口に「コネ」と言っても、その種類と強さによって選考プロセスや内定の確度は大きく異なります。
| コネの種類 | 強さ(内定確度) | 主な選考プロセス |
| 親族(社長・役員) | ★★★★★(ほぼ確実) | 意思確認程度の面談のみで、実質的な選考は無いことが多い。 |
| 取引先・有力者 | ★★★★☆(非常に高い) | 最終面接からスタートするなど、大幅なショートカットが期待できる。 |
| 大学・教授推薦 | ★★★☆☆(高い) | 主に理系学科で活用されている手法。書類選考や一次面接が免除され、専門分野で高く評価される。 |
| 親族コネ(一般社員) | ★★☆☆☆(やや有利) | 書類選考は通過しやすいが、面接は通常どおり複数回実施されることが多い。 |
| OB/OG・知人紹介 | ★☆☆☆☆(少し有利) | 特別な選考ルートに乗れる場合があるが、基本的には通常選考。熱意を評価される。 |
上記のとおり「コネ」の種類や強さはさまざまであることがわかります。コネがあるからといって慢心せず、しっかりと選考対策を行うようにしましょう。
今からでも間に合う!ゼロからコネを作る5つの方法
「自分にはコネなんてない」と諦める必要はありません。自らの行動次第で、新たなつながりを作ることは可能です。コネを作る方法は以下のとおりです。
- OB/OG訪問を積極的に活用する
- 大学のキャリアセンターや教授に相談する
- 逆求人サイトや就活イベントに参加する
- アルバイトで社員との信頼関係を築く
- 身近な人間関係を再確認する
それぞれの方法について、以下で詳しく解説します。
方法1:OB/OG訪問を積極的に活用する
大学のキャリアセンターやOB/OG訪問アプリを活用し、志望企業で働く先輩に話を聞きましょう。そこで高い評価を得られれば、リクルーターを紹介してもらえるなど、特別な選考ルートにつながる可能性があります。
方法2:大学のキャリアセンターや教授に相談する
キャリアセンターの職員やゼミの教授は、企業との太いパイプを持っていることがあります。志望企業を伝え、卒業生を紹介してもらえないか真摯にお願いしてみましょう。
方法3:逆求人サイトや就活イベントに参加する
企業側から学生にアプローチする逆求人サイトや、少人数制の就活イベントは、人事担当者と密にコミュニケーションを取る絶好の機会です。あなたの熱意が伝われば、特別なつながりが生まれるかもしれません。
方法4:アルバイトで社員との信頼関係を築く
もし志望企業でアルバイトを募集していれば、積極的に応募しましょう。真面目な勤務態度が評価されれば、社員から人事部に推薦してもらえる可能性があります。
方法5:身近な人間関係を再確認する
自分の両親や親戚、友人の親など、身近な大人に「〇〇業界や△△という企業で働いている人はいないか」と聞いてみましょう。意外なところにつながりが見つかるかもしれません。
コネ入社に関するよくある質問
ここからは、コネ入社に関するよくある質問にお答えします。
Q.コネ入社の人は面接なしで入っているの?
A.必ず面接なしというわけではありません。
コネ入社する際の流れは、ES提出の省略や面接の一部の省略など企業や紹介者によってさまざまなパターンがあります。
Q.コネを作れば必ず入社できるの?
A.コネがあれば必ず内定をもらえるわけではありません。
自身の親・親戚が志望企業の社長・役員または主要顧客・取引先な場合など「直接的な」関係性がある場合は無条件で内定をもらえるケースもあるでしょう。
一方でそこまで関係性が深くないパターンや、また関係性が深い社員とコネができた場合でも、その社員に人事の決済権がないケースもあります。
コネがあれば、コネがない場合より有利に就活を進められる可能性がありますが、不採用の可能性もあるので注意しましょう。
Q.コネ入社が多い業界はある?
A.テレビ業界、広告代理店などはコネ入社が比較的多いという噂があります。
テレビ業界の場合は視聴率を稼ぐうえで太い関係性を構築すべき方(政治家・音楽関係など)への恩を売ることを1つの目的に、また広告代理店の場合も大規模の案件獲得に有利に働くから、と予想されます。
また業界問わず「体育会」所属学生は先輩との縦関係が強く、また企業側も粘り強さなどの「精神面」を高く評価することから体育会出身の先輩社員による推薦でコネ入社するケースもあるようです。
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【状況別】コネ入社した後の賢い立ち回り術
コネ入社はゴールではなく、スタートです。入社後に周囲の信頼を勝ち取り、後悔しないキャリアを歩むための具体的な立ち回り方を3つの状況別に解説します。
とにかく謙虚に、人一倍の努力を見せる
| 取るべき行動 | 内容 |
| 感謝を伝える | 紹介者への感謝はもちろん、指導してくれる先輩や上司にも常に感謝の言葉を伝えましょう。 |
| 挨拶と返事を徹底す | 基本的なビジネスマナーを誰よりも丁寧に行うことで、誠実な人柄を示します。 |
| 雑用も率先して引き受ける | 誰もやりたがらない仕事にも積極的に取り組む姿勢が、周囲の見る目を変えるきっかけになります。 |
入社直後は、あなたに対する周囲の視線が最も厳しい時期です。「コネで入った」という事実は変えられません。だからこそ、誰よりも謙虚な姿勢を徹底しましょう。
実力不足のプレッシャーに潰されそうな時の対処法
「紹介者の顔に泥を塗れない」というプレッシャーから「成果を出さなければ」と焦ってしまうこともあるでしょう。そんなときは、一人で抱え込まずに以下のアクションを試してみてください。
| 取るべき行動 | 内容 |
| 紹介者とは別の「メンター」を見つける | 社内で尊敬できる先輩や、少し年次の近い話しやすい先輩を見つけ、仕事の相談相手になってもらいましょう。客観的なアドバイスが、プレッシャーを和らげてくれます。 |
| 小さな成功を重ねる | まずは頼まれた仕事を確実にこなすことに集中します。「〇〇の作業は正確で早い」といった小さな信頼を積み重ねることが、自信につながります。 |
どうしても会社が合わず、辞めたい時の伝え方
どうしても会社が合わず、辞めたい時の伝え方の順序は以下のとおりです。
- 直属の上司に退職の意向を伝える
- 上司への報告後、速やかに紹介者に直接報告・謝罪する
必ず電話や対面で、自分の口から直接伝えましょう。「自分の力不足でご迷惑をおかけして申し訳ない」という謝罪と「いただいた機会への感謝」を誠心誠意伝えます。メールや人づてでの報告は絶対に避けましょう。
退職は気まずいものですが、誠実な対応を尽くすことが、あなたと紹介者の双方にとって傷を最小限に抑える唯一の方法です。紹介者の顔を潰すことになりかねないため、辞め方は慎重に考えなくてはなりません。
コネを活用した入社に関する他の記事や、選考ステップの免除等に関連する内容について記載がる記事を以下に紹介します。ご興味のある方はこれらも確認してみてください。
まとめ:コネは「覚悟」を持って使うべき賢い選択肢
本記事では、コネ入社のリアルな実態から、メリット・デメリット、入社後の立ち回り方までを網羅的に解説しました。
コネ入社は、単に「ずるい」という一言で片付けられるものではなく、採用コストの削減やミスマッチの防止といった企業側のメリットにも支えられた、合理的な採用手法の一つです。内定の可能性が飛躍的に高まるなど、学生にとっても大きな魅力があることは間違いありません。
もし、あなたにコネという選択肢があるのなら、そのメリットとデメリットを天秤にかけ、入社後に人一倍の努力をする「覚悟」を持って、賢く活用してください。コネの有無にかかわらず、最終的にあなたの価値を決めるのは、入社後のあなた自身の行動です。
この記事が、あなたの後悔のないキャリア選択の一助となれば幸いです。
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この記事の監修者印出実生(キャリアアドバイザー チーフ)
現在は株式会社ナイモノのキャリアアドバイザーとして、ショーカツ・スタキャリなどの就活支援サービスを担当。社会人1年目で最年少MVP獲得、新卒採用プロジェクトに抜擢されるなど高い評価を得ている。自身の就活経験を活かし、業界・仕事・企業探しから逆算した年内スケジュールの組み立て方まで、二人三脚で就活生に寄り添ったサポートを心がけている。


