【必見】就職活動ではコネを使うべき!コネ入社の割合、流れ、作り方

【必見】就職活動ではコネを使うべき!コネ入社の割合、流れ、作り方

2023年3月18日更新

はじめに

就職活動でコネを使うことに関して、あなたはどのような考えを持っているでしょうか?

 

「コネ入社なんてずるい!」と思う人もいれば、「コネでもなんでもいいから志望企業の内定が欲しい」などと思う人もいるでしょう。

 

この記事では、以下のような悩みや疑問にお答えしています。

 

  • 就職活動でコネ入社って本当にあるの?コネ入社する人の割合は?
  • コネ入社ってずるいんじゃないの?
  • コネを作るにはどうすればいいの?

 

この記事を読めば、こういった悩みや疑問はすべて解決できます!

 

コネを使うことに関して悪い印象を持つ人もいるかもしれませんが、実のところコネを使うことは、学生と企業双方にとって非常に合理的な手段なんですよ。

 

コネの作り方も解説していますので、ぜひ最後までお読みください!

 

それでは以下の「もくじ」に沿って解説していきます。

 

1.就職活動におけるコネ入社とは?縁故採用とは?

コネ入社とは、親族や友人など個人的なコネクション(人間関係)を活用して、企業に入社することを意味します。

 

縁故採用と呼ばれることもありますね。

 

ESや面接の一部が省略されるなど、通常の入社ルートとは違った流れで採用に至ることも少なくありません。

 

また理系の学生によくある大学の教授からの推薦もコネ入社に含まれます。

2.就活でコネ入社って本当にあるの?割合は?

就活でコネ入社なんて本当にあるの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、コネ入社は実際に存在しますし、さほど珍しいことではありません。

 

コネで就職した人の割合を調べた調査があります。

 

しらべぇ編集部は、全国10〜60代の働いたことがある男女1,514名を対象に、「親や親戚のコネで入社したことがあるか」という質問を投げかけました。

 

その結果について、以下3つのテーマから見ていきましょう。

 

①9.4%の人がコネで就職している

②若い世代のコネ入社の割合

③地域別に見たコネ入社の割合

 

①9.4%の人がコネで就職している

調査によれば、全体の9.4%の人が「親や親戚のコネで入社したことがある」と回答しました。

 

なんと全体の約1割はコネ入社しているということなのです。

 

しかもこの質問は「親や親戚のコネ」限定となっていますので、教授からの推薦など他のコネは含まれておりません。

 

したがって実際にコネ入社している人の割合はもっと高くなるものと考えられます。

 

なお男女別の割合は男性11.3%、女性7.7%と男性の方が若干高くなっています。

②若い世代のコネ入社の割合

現在の就活生に近い若い世代(20代〜30代)のコネ入社の割合についても見ていきましょう。

 

【親や親戚のコネで入社したことがある人の割合】

  • 20代男性:15.2%
  • 20代女性:9.2%
  • 30代男性:14.5%
  • 30代女性:6.9%

 

全体の9.4%と比較して、若い世代はコネ入社する人の割合が高くなっています。

③地域別に見たコネ入社の割合

コネで就職した人の割合を地域別に見た結果は以下のとおりです。

 

  • 北関東:16.7%
  • 北陸:16.1%
  • 甲信越:14.3%
  • 四国:11.4%
  • 近畿:10.7%
  • 東北:9.2%
  • 首都圏:8.8%
  • 東海:8.1%
  • 九州・沖縄:7.9%
  • 北海道:6.4%
  • 中国:5.8%

 

コネで就職する人の割合が最も高いのは北関東で16.7%。

 

最も低い中国地方と比べると3倍近い割合となっています。

 

また学生数や企業数の多い首都圏の割合は、全体よりも低い8.8%です。

 

(出典:コネ入社したことがある人の割合は? 北関東はコネに寛大な傾向も

3.コネ就職には学生と企業の双方にメリットがある!

就職活動でコネを使うことに対して良いイメージを持っていない人も少なくないでしょう。

 

しかしながら、コネの活用は学生と企業の双方に大きなメリットがあるため、使えるコネがあるのであれば使った方が良いと言えます。

 

ここではコネを使うことの具体的なメリットについて、学生と企業それぞれの側から解説します。

 

①学生のメリット

②企業のメリット

①学生のメリット

学生のメリットとして、以下の3つが挙げられます。

 

  1. 無い内定のリスクが格段に減る
  2. 紹介者によっては入社時に希望する部署へ配属してもらえる
  3. 就活以外のことに時間を使えるようになる

 

【無い内定のリスクが格段に減る】

通常の方法で就職活動を行う場合、どこの企業からも内定がもらえない、いわゆる「無い内定」になってしまうリスクがあります。

 

「無い内定」の状態になってしまうと、そのまま卒業してもう一度就活をしたり、新卒カードを維持するために就職浪人したりしなければならなくなってしまいます。

 

このような状況は就活生なら誰しも恐れているものですが、コネを使うことができれば無い内定のリスクを格段に下げることができるのです。

 

最終的に内定がもらえるかどうかはコネの強さによって変わってきますが、コネを使わないよりも圧倒的に内定がもらいやすくなるのは間違いないでしょう。

 

【紹介者によっては入社時に希望する部署へ配属してもらえる】

コネを使って入社した場合、紹介者によっては入社時に希望する部署へ配属してもらえる可能性が高まるのも大きなメリットと言えるでしょう。

 

希望する部署に配属してもらえれば、働く上でのモチベーションを高く維持しやすくなるはずです。

 

【就活以外のことに時間を使えるようになる】

通常、大学3年の3月頃から就活が本格的に始まり、数ヶ月間は大きなストレスを抱えながらも就活に専念しなければなりません。

 

学生が本来専念すべき学業や生活費を稼ぐためのアルバイトなどに割くことのできる時間はどうしても減ってしまうものです。

 

しかし、コネで就職できるのであれば、就活に充てる時間を最小限にすることができるわけです。

 

貴重な学生生活をより充実させることができるのも、就活でコネを使う大きなメリットとなります。

②企業のメリット

企業側のメリットとして、以下の3つが挙げられます。

 

  1. 内定辞退のリスクを避けることができる
  2. 採用活動にかかる費用を抑えることができる
  3. 入社後にすぐ退職されてしまうリスクが少なくなる

 

【内定辞退のリスクを避けることができる】

採用活動を行う企業にとって最も避けたいことの一つが内定辞退者の発生です。

 

せっかく大きな労力や費用をかけても、内定を辞退されてしまえば元も子もありませんし、予定していた採用計画を達成することも難しくなります。

 

コネを使って内定を得た学生ならば、辞退する可能性はほぼゼロと言って良いでしょう。

 

紹介してもらっておきながら内定を辞退するのはあまりに非常識なことだからです。

 

【採用活動にかかる費用を抑えることができる】

企業が採用活動を行うにあたっては、広告費をはじめとして多大な費用が生じます。

 

一人の採用につき100万円程度かかっているケースもあるくらいです。

 

コネを使って採用するのであれば費用はかかりません。

 

浮いた分のお金を育成に回すこともできるわけですから、経営的にもコネを使うのは合理的な手法だと言えますね。

 

【入社後にすぐ退職されてしまうリスクが少なくなる】

採用活動だけでなく、入社後も社員の育成等様々な経費がかかります。

 

せっかく多大な費用をかけたとしても、すぐに退職されてしまったらすべてが無駄になってしまいますよね。

 

コネを活用して採用した社員であれば、入社への熱意や紹介者への配慮など様々な観点から考えて早期離職の可能性が低いと言えるでしょう。

4.コネ入社を「ずるい」と思う人は多い!「いじめ」もある!?

ここまで解説してきたとおり、就職活動、採用活動でコネを使うことには大きなメリットがある一方で、コネ入社を「ずるい」と思っている人もいます。

 

過去には大手銀行へのコネ入社を示唆するツイートをしたことで、女子大生と思われるアカウントが炎上してしまう事案も発生しました。

 

ツイートに対して、

 

  • 「コネ入社はずるい」
  • 「いちいちSNSに書くのは非常識」
  • 「大企業がコネ入社を許すのはいかがなものか」
  • 「俺はコイツが許せない。無内定無職のすべてを使ってコイツを地獄に引きずり回したい」

 

といったような声が上がっていたようです。

 

(出典:東洋経済ONLINE「​​コネ入社を異常に敵視する人が知らない真実」

 

とはいっても、ここまで強く反発するのはごく一部の人のみでしょう。

 

「コネ入社だといじめられるのでは?」などと過度に心配する必要はありません。

 

入社後に周囲からどのような評価を受けるかは、結局のところ働き方次第なのです。

5.コネ入社の流れはどうなっているのか?

ここではコネ入社の流れについて、通常の入社と比較しながら見ていきましょう。

 

通常の入社方法の場合、以下のような流れが一般的です。

 

  1. ESの提出、書類選考
  2. 筆記試験による選考
  3. 複数回の面接
  4. 内定

 

一方でコネ入社の場合、企業やコネの強さによって流れが大きく異なります。

 

  • ESの提出が無いパターン
  • 筆記試験が課されないパターン
  • 面接の一部が免除されるパターン
  • 入社意思の確認程度の簡易的な面接のみ行うパターン

 

など様々です。

 

「コネがあるから何も準備しなくてもいい」というわけには行きませんのでご注意を。

6.コネの作り方

最後に現時点ではコネが無い人を対象として、コネの作り方について解説します。

 

以下4つの方法を見ていきましょう。

 

①志望企業の社員と個別に話して繋がる

②アルバイトを通じて社員と繋がる

③親族、友人、先輩等を通じて社員と繋がる

④大学の教授や職員を通じてOBやOGと繋がる

①志望企業の社員と個別に話して繋がる

最も手っ取り早い方法は、志望企業の社員と個別に話をして繋がることです。

 

具体的には、企業説明会や就活イベント等において、企業の担当者と個別に話をするともに、連絡先を聞いてさらに詳しい話ができるようにしてしまえば良いのです。

 

社員と1対1で直接話せる環境の中で良い印象を与えることができれば、何らかの形で協力してもらえる可能性が高まります。

②アルバイトを通じて社員と繋がる

志望企業にアルバイトという形で入り、社員と繋がりを作るのも一つの手です。

 

働く姿勢や成果が高く評価されていれば、アルバイト先の社員から人事等に紹介してもらえる可能性があります。

③親族、友人、先輩等を通じて社員と繋がる

親族や友人、大学の先輩等の中に、志望企業で働いている人と繋がりがある人がいないか片っ端からあたる方法もあります。

 

身近なところに意外な繋がりが見つかるかもしれません。

 

ダメ元で聞いてみるのも手ですよ。

④大学の教授や職員を通じてOBやOGと繋がる

大学の教授やキャリアセンターの職員に、志望企業で働いているOBやOGを紹介してもらうのも一つの手です。

 

同じ大学の後輩ということであれば、何らかの形で協力してもらえる可能性があるでしょう。

7.よくある質問

よくある質問をまとめました。

 

よくある質問
Q.コネ入社の人は面接なしで入っているの?

Q.就職活動でコネを使って入社した場合、お礼は必要?

Q.就職活動でコネ入社したい場合、誰にお願いすればいい?

 

Q.コネ入社の人は面接なしで入っているの?

A.コネ入社する際の流れは、ES提出の省略や面接の一部の省略など企業や紹介者によって様々であり、必ず面接なしというわけではありません。

Q.就職活動でコネを使って入社した場合、お礼は必要?

A.就活でお世話になったこと、入社後もお世話になることを踏まえれば何らかの形でお礼をした方が良いでしょう。

Q.就職活動でコネ入社したい場合、誰にお願いすればいい?

A.現時点でコネが無い場合は、以下のいずれかの方法がおすすめです。

 

  • 志望企業の社員と個別に会って繋がる
  • アルバイトを通じて社員と繋がる
  • 親族、友人、先輩等を通じて社員と繋がる
  • 大学の教授や職員を通じてOBやOGと繋がる

8.まとめ

今回は就職活動におけるコネ入社について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

 

記事の内容を簡単にまとめます。

 

  • コネ入社とは、親族や友人など個人的なコネクション(人間関係)を活用して、企業に入社すること。
  • 就職活動、採用活動でコネを使うことは、学生と企業の双方にメリットがあり、使えるコネがあるなら使うべき。
  • コネ入社の場合、採用に至るまでの流れは企業やコネの強さによって大きく異なる(「ESの提出省略」や「面接の一部を省略」など様々)。
  • コネを作る方法は以下の4つ。
  • ①志望企業の社員と個別に話して繋がる
  • ②アルバイトを通じて社員と繋がる
  • ③親族、友人、先輩等を通じて社員と繋がる
  • ④大学の教授や職員を通じてOBやOGと繋がる

 

就職活動でコネを使うというのは非常に合理的な判断だと言えます。

 

使えるコネがあればぜひ有効活用しましょう!

 

現時点でコネが無くても大丈夫。

 

あなたの行動次第でコネは作ることができます。

 

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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監修者情報

近藤明弘

キャリアアドバイザー

株式会社ニトリに新卒入社。
個人売率ランキングでは全国で10位に入賞するなど、多くの成果を生み出してきた。 2021年より株式会社ナイモノにジョイン。 リクルーティングアドバイザー(RA)とキャリアアドバイザー(CA)の経験を持ち、現在はCAとして急成長中。