【裏ワザあり】インターン・WEBテストの最短攻略法
2024/9/24更新
はじめに
インターンでWEBテストがあると聞いて、
「インターンのWEBテストって、どんなものなの?」
「WEBテストでの足切りはあるの?」
「対策のための手っ取り早い方法はないの?」
と焦ってませんか?
結論として、インターンのWEBテストはコツコツと地道に勉強してさえいれば、問題なくクリアできます。
ただ、誤った方向で努力しても結実しませんので、正しいやり方で積み上げることが肝要です。
さらに、WEBテストといっても色んな種類があり、実際問題なにから手を付ければいいのか、戸惑いますよね。
そこで本記事では、上記で記載した悩みや疑問を持った就活生に対して役立つ情報を紹介します。
- インターンにおけるWEBテストの概要・種類・目的
- WEBテストのおすすめ対策法
- WEBテストの種類を見分ける方法
- WEBテストの予想ボーダーライン
どんなテストが出るのかが事前にわかっていれば、対策を立てやすいですし、高得点も狙えるので鬼に金棒ですよね。
10分ぐらいで全貌が明らかになりますので、最後までジックリとお読みくださいね。
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インターンのWEBテストQ&A
インターンのWEBテストの対策に入る前に、WEBテストに関して気になるであろう次の疑問にすべてお答えしますので、まず初めにモヤモヤ感を払拭させておきましょう。
- Q1:そもそもWEBテストって何?
- Q2:企業はなぜWEBテストを実施するの?
- Q3:WEBテストって必ずあるの?
- Q4:インターンのWEBテストで落ちることがあるの?
- Q5:ボーダーラインって、どのぐらいなの?
- Q6:インターンのWEBテストは難しいの?
- Q7:インターンと本選考のWEBテストは違うの?
- Q8:WEBテストの結果は使いまわしできるの?
- Q9:WEBテストの受験を忘れてしまったら?
Q1:そもそもWEBテストって何?
WEBテストとは、応募者の能力や性格を見極めるためのオンライン上のテストを指します。
ネットの普及前はペーパーテストが主流でしたが、コロナ禍以降はパソコンで実施するWEBテストが一気に拡大しました。
多くの企業が選考過程の一環としてWEBテストを導入していますので、就活生は誰でもWEBテストの準備が必要となってきましたね。
Q2:企業はなぜWEBテストを実施するの?
企業がWEBテストを実施する目的は、端的に言うと応募者を篩(ふるい)にかけるためです。
有名企業や人気のインターンシップとなると、応募者が殺到します。
そうなると、人事はたくさんのエントリーシートを審査するのにかなりの労力と負荷を要します。
したがって、WEBテストなどデジタルで審査できるツールを使って、足切りを行うのが現実的だというわけです。
特にインターンのWEBテストは地道にコツコツ勉強しておけば、基準点をクリアできますので、企業側はその基準点に満たない応募者はそもそもインターンに対する熱意がないとか、努力が見えないなどのリトマス紙的な試験として使っている側面もあります。
Q3:WEBテストって必ずあるの?
インターンを実施しているすべての企業がWEBテストを実施しているわけではありません。
WEBテストを実施する企業の傾向としては、倍率の高い有名企業や人気のあるインターンシップを開催している企業、あるいは長期のインターンシップを実施している企業が利用しています。
逆に、短期インターンの場合はWEBテストがないケースがほとんどです。
Q4:インターンのテストで落ちることがあるの?
結論からいうと、普通に落ちます。
人気企業のインターンは倍率がかなり高いので、WEBテストを実施する目的のところでも話しましたが、企業側は足切りを実施するためにWEBテストを行っています。
したがって、その会社が設定している基準点に到達していなければ、自動的に振り落とされます。
インターンに参加することで、早期選考の対象になったり、本選考の1次面接免除などの優遇措置を受けられる権利を有するので、特に志望度の高い会社であれば、WEBテストの選考は是が非でも通過したいところですね。
Q5:ボーダーラインって、どのぐらいなの?
WEBテストのボーダーは企業によって異なります。
選考において、その企業がどのくらいテストの結果を重視しているかによっても異なりますし、足切りの場合は受験者のレベルによっても変わってきます。
何点取れば、WEBテストを通過できるのかを明確に公表している企業もありませんので、過去にインターン選考を受けた先輩などの口コミを参考にするぐらいしかないですね。
Q6:インターンのWEBテストは難しいの?
インターンの選考で使われるWEBテストは、そこまで難しくありません。
基本的に中学生レベルの問題が出題されるので、シッカリと対策を講じておけば、誰でも基準点に到達できるはずです。
Q7:インターンと本選考のWEBテストは違うの?
インターンと本選考では、同じ内容のWEBテストを使用する企業が多いです。
しかし、適性検査は複数あるので油断は禁物です。
たとえば、インターンと本選考で異なる適性検査の受験を求める会社もあります。
また、インターンのWEBテストは本選考に比べて、基準点が低い傾向にあります。
なぜなら、本格的に就活が始動している本選考と違い、早い時期に選考がスタートするインターンでのWebテストでは、ほかの就活生も準備ができていないことも多いからです。
つまり、全体の平均点が低くなるため、相対的に選考の基準も本選考と比べて低くなる傾向があります。
逆を言うと、周りの就活生と差をつけやすいのもインターンのWEBテストの特徴と言えます。
それだけ、他の学生から大きくリードできるチャンスなので、WEBテストの対策をシッカリと行っておきたいですね。
Q8:WEBテストの結果は使い回しできるの?
結果を「使い回しできるテスト」と「使い回しできないテスト」があります。
基本的に自宅で受験するWEBテストは使い回しできません。
使いまわしできるのは、テストセンターで受けるタイプのテストです。
区 分 | 受験会場 | テストの種類 |
使い回しできるもの | テストセンター | ・SPI ・玉手箱 ・TG-WEB |
使い回しできないもの | 自宅 | ・玉手箱 ・WEBテスティング ・WebCaB ・WEBGAB |
なお、使い回し可能なテストセンターの試験結果も有効期限は1年と決まっているので、注意しておきましょう。
Q9:WEBテストの受験を忘れてしまったら?
受験を失念してしまったら、厳しいようですが速攻アウトです。
テスト案内のメールを見落としていたなどの理由で、気がついたら受験期間が終わっていたという就活生も少なくありません。
迷惑フォルダに紛れていたり、誤って削除しているケースも考えられますので、インターンの募集要綱でテストの有無をシッカリと確認しておき、メールを注視しておくようにしましょう。
WEBテストの代表的な種類5つ
それではWEB[テストの種類を見ていきましょう。
ここでは企業が最も利用している、最低でもこれだけは押さえておきたい代表的なWEBテスト5種類の出題傾向と特徴を見ていきましょう。
WEBテストの種類 【運営会社】 | 出題傾向 | 特 徴 |
①SPI 【リクルートマネジメントソリューションズ社】 | ・基礎能力検査(言語分野と非言語分野)と性格適性検査に分かれる ・基礎能力検査:35分 ・性格適性検査:30分 | ・総合商社やメーカーをはじめ、幅広い企業で利用されている ・ペーパーテスト方式とテストセンター方式、WEBテスト方式の3種類がある |
➁玉手箱 【日本HSL社】 | ・SPIと同様に、言語と非言語(計数)と性格テストに分かれる ・問題構成がSPIとは異なるので、対策は必須 ・言語は読解問題が中心 | ・金融、インフラ、マスコミ、通信など幅広い企業で利用されている ・制限時間が短く、解法のスピードを求められる ・1つの問題形式に対して同じような問題が出題される |
➂TGーWEB 【ヒューマネージ社】 | ・難易度が2種類あり、言語12分、非言語が18分となっていれば、高難度のテストである ・難易度の高いタイプには非言語(積み木問題、経路問題、数列、推論)と言語(空欄補充、長文読解)などがある ・簡単なタイプは、非言語(四則計算)と言語(類義語、対義語、慣用句)が出題される | ・他のWEBテストに比べ問題数が少なく、難易度が高い ・解き方が特殊なので、発想力を求められる |
➃CAB 【日本HSL社】 | 暗算・法則性・命令表・暗号という4つの「能力テスト」と「性格診断」で構成されており、理系よりのWebテストといえる | ・IT業界や金融業界をメインに導入されている ・ペーパー式とWEB式の2種類あり、WEB式のほうが問題数が多くて制限時間が短い ・WEB式は前の問題に戻って修正可能 |
➄GAB 【日本HSL社】 | ・WEBテストの場合はwebGAB、テストセンター実施の場合はC-GABと区別されている ・GAB、WebGAB、C-GABは、新卒総合職向けのもの ・内容は玉手箱とほぼ同じなので、玉手箱の対策をしておきましょう | ・総合商社や金融業界、コンサル業界において重宝されている ・制限時間が短いのでスピードを求められる |
WEBテストの攻略方法
それではWEBテストの対策方法を下記のとおり5つ紹介します。
- 参考書を何周も繰り返す
- 時間を意識して解く
- 毎日学習する
- WEBテスト対策サイトを利用する
- 他の企業のテストを練習で受けてみる
これらの方法を複合的に使うと圧倒的なパワーが生み出され、高得点にも直結しますので、あなたのWEBテストの学習にぜひ取り入れてください。
①参考書を何周も繰り返す
まずは参考書を買って何周も繰り返すことが、遠いようですが結局は攻略の近道です。
やるというよりは「やり込む」「使い込む」といった表現が正しくて、体に解法パターンをしみ込ませる感覚に近いです。
たとえば、野球で言えばこちらに向かってくるボールに対して反射的に対応するために何度も何度も素振りを行うといったイメージです。
ちなみに参考書は市販でたくさんありますが、下記の2冊がおすすめです。
- 最新版史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集
- これが本当のWebテストだ!(1) 【玉手箱・C-GAB編】 (本当の就職テスト)
➁時間を意識して解く
なかには時間切れで解答できなかったり、スピードを求められる問題でタイムアップになるケースもあります。
受験では緊張も相まって、思い通りに解けないこともあるでしょう。
そのため、常日頃からストップウオッチ機能を使って制限時間を設けて解くなど、本番さながらに時間を意識して解く訓練をルーティンとして組み入れましょう。
③毎日学習する
スポーツでもなんでも1日練習を怠ると、戻すのに2日かかると言われています。
学習も同じで、せっかく形式慣れ・時間慣れをしても、時間が空くと感覚を忘れるという現象に見舞われます。
毎日10分、20分でもいいので、隙間時間を使って毎日学習する姿勢が結果として実を結ぶということを肝に銘じましょう。
➃WEBテスト対策サイトを利用する
最近はWEBテスト対策サイトが増えてきており、WEBテストの問題を実際に体験したり、模擬テストを受けたりすることができます。
数問解いてみるだけでも、パソコンで入力して解答する感覚がつかめるので、参考書に取り組んだ後にトライしてみましょう。
➄他の企業のテストを練習で受けてみる
志望企業のWEBテストを受ける前に、他の企業のテストを練習で受けてみるというのも手です。
そうすれば、本番の緊張感も味わえますし、自分の弱点や改善点も見えてくると思います。
またどのWEBテストも問題を使いまわしているため、何度も受けることで「前に解いたことある!」という問題に出会うことも少なくありません。
やはり、何事も本番前の数稽古が大切で、いい意味でテスト慣れして実力を十分に出し切れる体制で本番に臨むのが吉です。
【裏ワザ】WEBテストの種類を見分ける方法
インターンシップに参加したい企業が使っているWEBテストの種類を予め分かっていれば対策も立てやすいですし、解法パターンを使って得点も稼ぎやすいですよね。
そのためここで、WEBテストの種類を事前に判別する裏ワザを3つ紹介します。
- 先輩の口コミ
- テストの画面
- メールに添付されているURL
1つずつ見ていきましょう。
①先輩の口コミ
その企業のインターンでWEBテストを受験した人の口コミで、実施されるWEBテストの種類が絞れます。
企業としても採用の基準を一定に保つ必要があり、ある年度からテストの種類を一気に変更することには抵抗感がありますので、この方法は有力です。
➁テストの画面
次はテストの画面から種類を判別する方法です。
テスト画面や問題形式を見れば、かなり確実にテストの種類を見分けられます。
テストの種類 | 画面の特徴 |
SPI | ・回答時間が「約35分」となっている ・開始前に規約画面が表示される |
玉手箱 | ・最初に「動作テスト」と表示される ・ログイン画面のURLに「shl.ne.jp」を含む |
TG-WEB | ・従来型:制限時間が言語12分・非言語18分 ・新 型:制限時間が言語7分・非言語8分 |
GAB、CAB | 特にないので、先輩の口コミを調べて判別しましょう。 |
➂メールに添付されているURL
最後の方法は、企業側から送付されてくるURLから判別する方法です。
URLからテストの種類がわかりますので、そこから一気に対策すれば、高得点が狙えます。
テストの種類 | 添付されているURL |
SPI | http://arorua.net/ |
玉手箱 | ・https://web1.e-exams.jp/ ・https://web2.e-exams.jp/ ・https://web3.e-exams.jp/ |
TG-WEB | ・http://assessment.c-personal.com/ ・http://assessment.e-gitest.com/ |
なお、SPIのWEBテストについては下記でさらに解説しているため、これから受ける予定がある学生はぜひ参考にしてみてください。
各WEBテストのボーダーラインは?
先ほどは「WEBテストのボーダーラインについては明確に公表している企業がなく、過去にインターン選考を受けた先輩などの口コミを参考にするぐらいしかない。」と紹介しました。
こちらについては間違いありませんが、先輩就活生の体験記などからおおまかなボーダーラインをまとめた情報がインターネット上で多くみられます。
またインターン選考と本選考でボーダーラインを大きく変える企業は稀だと考えられるため、最後に企業ごとで設けるWEBテストの予想ボーダーラインについて記載します。
- SPI
- 日本SHL社のテスト(GAB・玉手箱など)
- TG‐WEB
①SPI(Synthetic Personality Inventory)
- 伊藤忠商事
- 電通
- 三井不動産
- NTTデータ など
- ソフトバンク
- 三井住友銀行
- 東レ
- 味の素 など
- 武田薬品工業
- 野村證券
- 日本航空(JAL)
- 商工中金 など
②日本SHL社のテスト(GAB・玉手箱など)
- 博報堂
- マイクロソフト
- 住友商事 など
- 三井物産
- 住友不動産
- 東京ガス
- 丸紅 など
- 早稲田大学
- 大塚商会
- GMOインターネット
- ベイシア
- トレンドマイクロ など
③TG-WEB
- ジョンソンエンドジョンソン
- モルガンスタンレー
- 三菱地所
- 森ビル など
- 資生堂
- 日本政策金融公庫
- 日本たばこ産業(JT)
- キリン
- 大塚製薬 など
- 東急不動産
- 全日本空輸(ANA)
- 花王
- 三菱重工業 など
さいごに
今回はインターンの選考で課されることがある「WEBテスト」について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
記事の内容を簡単にまとめます。
- WEBテストは、応募者の足切りのために使われることがある
- インターン選考でWEBテストがあるかどうかは企業次第
- 問題は中学生レベルだが、対策しないと不合格になることが多い
- 自宅で受けるWEBテストは結果の使いまわしができない
- 代表的なWEBテストは5つある
- WEBテストは参考書を解くなど事前の対策が必須
- WEBテストの種類を直接的に学生に伝えない企業が実は多い
- テストの画面やURLでWEBテストの種類を見極められる
- インターン選考と本選考でボーダーラインを大きく変える企業は稀
本記事でもお伝えしたとおり、いくら立派なエントリーシートを念入りに作ったとしても、WEBテストでチョンボすれば、インターンに参加できません。
ひいては、早期選考や本選考の1次面接の免除などの優遇措置も受けられません。
ぜひ本記事の内容を参考にして、あなたの志望するインターン選考に通過することを祈念しています。
なお「インターン面接」に関しては下記で詳しく解説しているため、これ空インターン選考を控える学生はこちらもぜひ参考にしてみてください。