【必見】就職先に源泉徴収票の提出を求められたら?入社前に知っておくべきこと

【必見】就職先に源泉徴収票の提出を求められたら?入社前に知っておくべきこと

2022年7月29日更新

はじめに

無事に内定を獲得し、就職活動を終えることができた学生の中には、就職先からアルバイトの源泉徴収票を求められている人も多いのではないでしょうか?

 

「源泉徴収票ってなんだっけ?」

 

「なくしてしまったかも・・・」

 

このような学生に向けて、この記事では以下のような悩みや疑問にお答えしています。

 

  • そもそも源泉徴収票や年末調整とは?
  • 就職先に源泉徴収票を出さなきゃダメなの?
  • 源泉徴収票が手元に無い場合はどうすればいいの?

 

この記事を読めば、こういった悩みや疑問はすべて解決できます!

 

この記事を読むメリット

  • 源泉徴収票のことでもう悩まなくなる!

 

一見難しそうな内容に思われるかもしれませんが、実は仕組みはシンプルなんですよ。

 

気軽に読んでみてくださいね。

 

それでは以下の「もくじ」に沿って解説していきます。

1.源泉徴収票の概要

まずは源泉徴収票の概要について、以下3つの観点からお話していきます。

 

①源泉徴収票とは?

②なぜ就職先は源泉徴収票の提出を求めるの?

③源泉徴収票は退職後どれくらいで発行されるの?

①源泉徴収票とは?

源泉徴収票とは、1年間の収入とそれに応じて雇用主が代理で納付した所得税額が記載された書類のことを言います。

 

また雇用主である会社が従業員本人に代わって国に所得税を納めることを、「源泉徴収」と言い、源泉徴収の内容を記載した書類だからこそ「源泉徴収票」と呼ぶわけですね。

 

会社は従業員に支給する給与から納めるべき所得税を計算し、その所得税分を差し引いた金額を従業員に支払っています

 

給与という名の「源泉」から事前に所得税分を「徴収」することで、本人に代わって国に納める仕組み、これが源泉徴収です。

②なぜ就職先は源泉徴収票の提出を求めるの?

それではなぜ就職先の会社は源泉徴収票の提出を求めるのでしょうか?

 

結論から言うと、後述する「年末調整」という手続きに必要な書類だからです。

 

新卒の学生が4月に就職した場合、就職先の会社は1月から3月の間にその学生がバイトをしていた場合に得た収入等を把握することができません。

 

把握できるのは入社する4月以降の情報だけです。

 

会社は基本的に、「年末調整」という手続きを行うのですが、その際に1月から3月までの収入と所得税額を把握しなければなりません。

 

その証明書類となるのが源泉徴収票であるため、就職先の会社は源泉徴収票を提出するよう求める場合があるのです。

 

ちなみになぜ「1月〜3月」なのかというと、年末調整の手続きは1年間、具体的に言うと「1月1日から12月31日」の収入等を元にして行うからです。

 

年末調整に関する詳しい説明は後ほど。

 

③源泉徴収票は退職後どれくらいで発行されるの?

源泉徴収票が求められた学生の中には、源泉徴収票は退職後どれくらいの期間で発行されるのか気になる方も多いでしょう。

 

これにはきちんとした決まりがあり、所得税法の中で雇用主は従業員の退職から1ヶ月以内に源泉徴収票を発行しなければならないと規定されています。

 

万が一急ぎで発行してもらう必要がある場合は、バイト先に頼んでみてくださいね。

2.年末調整の概要

さて、ここでは源泉徴収票と関わりの深い年末調整の概要について解説していきます。

 

以下2つの観点からお話します。

 

①年末調整とは?

②年末調整の時期はいつ頃?

①年末調整とは?

年末調整とは、源泉徴収によって納めた所得税額と、「本来納めるべき所得税額」の差額を精算する手続きのことを言います。

 

ここで「本来納めるべき所得税額」という表現を使ったのにはきちんとした理由があります。

 

源泉徴収により会社が代理で納めている所得税額はあくまで「概算」であり、実際に納めるべき所得税額を正確に計算し比較すると、過不足が生じることがあるのです。

 

ここで生じた過不足、差額を精算するための手続きが年末調整です。

 

過不足の精算とは、具体的に言うと以下のようになります。

 

 

  • 源泉徴収によって過剰に所得税を納めていた場合は、その分が還付される
  • 逆に納税額が不足していた場合は、その分を追加で納税することになる

 

 

この年末調整という手続きの根拠となる資料が源泉徴収票。

 

就職先がバイトの源泉徴収票の提出を求めたのは、国に納める所得税額の精算をするためだったのです。

②年末調整の時期はいつ頃?

会社が年末調整を行う時期は、その名のとおり年末で、具体的には10月〜11月頃から必要書類の記入提出を従業員に求め始めます

 

就職時に求められたバイトの源泉徴収票の内容がこの時期に役に立つことになるわけです。

3.就職先にはバイトの源泉徴収票を提出しなきゃダメ?

ここでは、就職先にはバイトの源泉徴収票を必ず提出しなければいけないのかを解説していきます。

 

結論から言うと、会社に年末調整をしてもらう場合は提出する必要があり、自分で確定申告する場合は提出する必要はありません。

 

先ほど所得税の過不足を精算するには、会社に年末調整手続きを取ってもらう必要があるとご説明しました。

 

この場合は収入等の証明書類である源泉徴収票を会社に当然提出しなければなりません。

 

実は年末調整以外にも所得税の過不足を精算する方法があります。

 

それが「確定申告」という手続きです。

 

確定申告については後ほど詳しくご説明しますが、この場合においては就職先に源泉徴収票を提出する必要はありません。

4.源泉徴収票がない場合の対処法

ここでは源泉徴収票を提出することを前提として、源泉徴収票が手元にない場合の対処法について以下2つの観点から解説していきます。

 

①バイト先から源泉徴収票が発行されていない場合

②発行済の源泉徴収票をなくした場合

①バイト先から源泉徴収票が発行されていない場合

先述のとおり、雇用主は従業員の退職時から1ヶ月以内に源泉徴収票を発行する義務があるため、この期間内にまだバイト先から源泉徴収票が発行されていない場合は待ってみましょう。

 

もしも急ぎで源泉徴収票が必要な場合はバイト先にその旨を伝えるようにしましょう。

②発行済の源泉徴収票をなくした場合

発行済みの源泉徴収票をなくした場合は、再発行するようバイト先に依頼してください。

 

再発行に関しても、所得税法において雇用主は再発行の求めに応じる必要があると定められていますのでご安心を。

 

何らかの理由で再発行を拒まれてしまった場合は、最寄りの税務署に「源泉徴収票不交付の届出」を提出してください。

 

この手続きを行うことで、税務署からバイト先に再発行を行うよう指導が入りますので、確実に源泉徴収票を入手できるでしょう。

5.年末調整以外に確定申告という方法もある

ここでは確定申告について詳しく解説していきます。

 

以下3つの観点からお話していきます。

 

①確定申告とは

②確定申告はいつ頃行うものなの?

③確定申告の方法

 

①確定申告とは

確定申告とは、広くは1年間の収入に応じた所得税額を計算し、税務署に報告、納税する手続きのことを指します。

 

ただし新卒の学生が会社に就職した場合は、所得税分が源泉徴収されているため、年末調整と同じく所得税額の過不足の精算を自分で行う手続きのことを指します

 

本来は年末調整で会社が担ってくれる手続きを自分で行うのは手間であるため、特別な理由がない限りは確定申告ではなく年末調整で精算する会社員がほとんどです。

 

②確定申告はいつ頃行うものなの?

確定申告は、1年間(1月1日〜12月31日)の収入に応じた所得税額を計算し、原則として翌年2月16日〜3月15日までの期間内に行う必要があります。

 

確定申告に係る計算や必要書類等の入手には時間がかかる場合があるため、期間には余裕を持って行わなければなりません。

③確定申告の方法

確定申告の主な手段は以下の3種類です。

 

  1. 税務署の窓口で申請
  2. e-TAXによりweb上で申請
  3. 申告書類を税務署へ郵送

 

詳細は国税庁のホームページからご確認ください。

6.年末調整か確定申告どちらかは必須

所得税の過不足の精算は、年末調整と確定申告のいずれかの方法で必ず行わなければなりません。

 

一般的な会社員の場合、精算することにより過剰に納めていた分が還付されることが多く、損をしてしまいます。

 

いずれかの手段で必ず精算するようにしましょう。

7.よくある質問

よくある質問をまとめました。

 

よくある質問
Q.源泉徴収票について、1月から3月までバイトしていた場合は入社先に提出する必要があるの?

Q.令和3年分の源泉徴収票はいつからいつまでのもの?

Q.源泉徴収票がもらえない理由は?

Q.源泉徴収票について、前の職場からのもらい方は?

Q.源泉徴収票は1ヶ月で退職した場合も、1ヶ月分だけのものが発行されるの?

Q.源泉徴収票は3月退職の場合いつ頃発行される?

 

Q.源泉徴収票について、1月から3月までバイトしていた場合は入社先に提出する必要があるの?

A.入社先で年末調整を行うために必要となるため、基本的には提出すべきです。

 

ただし年末調整ではなく確定申告を行う場合は入社先に提出する必要はありません。

 

その場合は自分で確定申告を行う旨を入社先の担当者へ伝えるようにしてください。

Q.令和3年分の源泉徴収票はいつからいつまでのもの?

A.令和3年分の源泉徴収票に記載されるのは、令和3年1月1日から令和3年12月の給料日までの収入や源泉徴収額等です。

Q.源泉徴収票がもらえない理由は?

A.雇い主の義務として、基本的にはすべての従業員に源泉徴収票を発行することが定められていますが、日雇いの仕事で日給が9,300円未満の場合は源泉徴収がなされません。

 

この場合においては源泉徴収票が発行されない可能性があります。

Q.源泉徴収票について、前の職場からのもらい方は?

A.所得税法上、雇用主は従業員に対して退職から1ヶ月以内に源泉徴収票を発行することが定められていますので、1ヶ月経っても発行されない場合は発行を依頼しましょう。

 

一度発行された源泉徴収票についても、雇用主は再発行の求めに応じる義務がありますので再発行依頼をしてください。

 

再発行依頼に応じてもらえない場合、税務署に「源泉徴収票不交付の届出」を提出することで、税務署から雇用主へ再発行するよう働きかけてくれます。

Q.源泉徴収票は1ヶ月で退職した場合も、1ヶ月分だけのものが発行されるの?

A.たとえ在職期間が1ヶ月と短くても、その分の源泉徴収票を発行する義務が雇用主にはあります。

Q.源泉徴収票は3月退職の場合いつ頃発行される?

A.所得税法に基づき、雇用主は従業員の退職時から1ヶ月以内に源泉徴収票を発行する義務があります。

 

したがって遅くても4月中には発行されることになります。

8.まとめ

今回は就職時に必要となることのある源泉徴収票について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

 

記事の内容を簡単にまとめます。

 

  • 源泉徴収票とは、1年間の収入とそれに応じて雇用主が代理で納付した所得税額が記載された書類のこと。
  • 雇用主である会社が従業員本人に代わって国に所得税を納めることを、「源泉徴収」と言う。
  • 会社は従業員に支給する給与から納めるべき所得税を計算し、その所得税分を差し引いた金額を従業員に支払っている。
  • 就職先がバイトの源泉徴収票を求めることがあるのは、年末調整の手続きに必要なため。
  • 年末調整とは、源泉徴収によって納めた所得税額と、「本来納めるべき所得税額」の差額を精算する手続きのこと。
  • 会社に年末調整をしてもらう場合は源泉徴収票を提出する必要があり、自分で確定申告する場合は提出の必要はない。
  • 雇用主は源泉徴収票を発行する義務があり、再発行にも応じなければならない。
  • 確定申告とは、新卒の学生が会社に就職したケースにおいては、年末調整と同様に所得税額の過不足の精算をする手続きのことを指す。
  • 所得税の過不足の精算は、年末調整と確定申告のいずれかの方法で必ず行わなければならない。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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