【例文付き】外資系企業への就活で必要となるCLとは?
2024/9/1更新
はじめに
外資系企業や海外の企業への就活で必要になるCL(カバーレター)。
求人への応募書類として英文履歴書と併せて提出しなければならないものの、いまいちCLとは何なのかがわからないという人も多いのではないでしょうか。
CLは日本の添え状などとは違い、実際には極めて重要な書類として扱われています。
海外への就職等に目を向けている就活生の皆さんは、きちんと内容や書き方を理解しておかなければなりません。
この記事では、以下のような悩みや疑問にお答えしています。
- 就活のCLってどんなものなの?
- CLってどうやって書けばいいの?
この記事を読めば、こういった悩みや疑問はすべて解決できます!
最後まで読んでいただければ、もうCLで悩むことは無くなるはず!
わかりやすく丁寧に解説していますので、気軽にお読みください。
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就活のCLとは?
外資系企業や海外の企業への就活で必要となるCLは、”Cover Letter(カバーレター)”のことを意味しています。
求人への応募書類として、CV(英文履歴書)と併せて提出する書類です。
日本企業でカバーレターといえば、「添え状(送付状)」のことを指しますが、海外のCL(カバーレター)と日本の添え状は役割がまったく異なります。
日本の添え状は、あくまで形式的なものであり、封筒の中身の一覧を記載したりする程度のものです。
一方海外のCLは、英文履歴書と同様に選考の判断材料に直結する非常に重要な書類となっています。
海外のCLには企業への志望動機や自己PRを記載することになるからです。
というのも、英文履歴書には「学歴、職歴(成果)、資格やスキル」などを記載するのみで、日本のように志望動機や自己PRを併記することはほとんどないのです。
CLは、“Letter”という単語が使われるくらいですので、応募先の企業への熱意を伝えるための極めて大事な役割を果たしています。
CLの内容が悪ければ、英文履歴書すら見えてもらえないこともあるくらいなのです。
外資系、海外志望の就活生の皆さんは、CLの作成にはしっかりと時間をかけるようにしてくださいね。
就活のCLの記載例
就活のCL(カバーレター)の概要が分かったところで、実際に就活で使われることを想定したCLの記載例を見てみましょう。
CL全体の外観や内容を簡単で構わないので把握してみてください。
詳しい書き方は、パートごとに分けて詳しく説明していきます。
【CLの記載例】
Taro Yamada
1-1-1 Udagawacho, Shibuya-ku, Tokyo 150-8010
090-0000-0000
taro-yamada@taro-yamada.com
May 1, 2022
Mr. John Smith
XX Company
1-2-3 Udagawacho, Shibuya-ku, Tokyo 150-8010
Dear Mr. Smith,
My name is Taro Yamada. I’m writing to submit my application for the open sales role that you’re advertising. Based on the job description, I believe that I have the required skills and experience for this role.
I’m a recent college graduate with a degree in business from Tokyo University. In the past, I’ve received consistent praise for my article by professors and classmates. During my studies, I developed proven leadership skills, and I’d love the opportunity to use these skills in the sales role at your company.
I hope my resume convinces you that I’m a diligent, reliable candidate. I look forward to meeting you to discuss the value I’d bring to your organization, as well as the ways I can help your business achieve its goals. Please contact me at 090-0000-0000 or via email at taro-yamada@taro-yamada.com so that we can organize a suitable meeting time.
Thank you for considering my application. I look forward to hearing from you.
Sincerely,
Taro Yamada(手書きの署名)
Taro Yamada
Enclosure: Resume
就活のCL(カバーレター)の書き方
ここではいよいよ就活のCL(カバーレター)の書き方について詳しく解説していきます。
先ほどの記載例を8つのパートに分けて見ていきましょう。
慣れてしまえば迷わず書くことができるようになりますので安心してくださいね。
CL(カバーレター)の書き方
- 名前、住所、連絡先
- 日付
- 応募先
- 宛名(採用担当者名)
- 本文
- 結びの言葉
- 署名
- 同封書類
①名前、住所、連絡先
CLの最上部には、「名前」、「住所」、「連絡先」を記載します。
住所の書き方は、日本の場合と逆で建物名から書き始めます。
具体的な順番は以下のとおりです。
- 建物名
- 部屋番号
- 番地
- 市区町村
- 都道府県
- 郵便番号
連絡先は電話番号とメールアドレスの両方を記載しておきましょう。
【記載例】
Taro Yamada
1-1-1 Udagawacho, Shibuya-ku, Tokyo 150-8010
090-0000-0000
taro-yamada@taro-yamada.com
②日付
続いて日付を記載します。
日本の書き方「年、月、日」ではなく、「月、日、年」の順番です。
【記載例】
May 1, 2022
③応募先
日付の次は応募先に関する情報を記載します。
具体的には、
- 採用担当者名
- 企業名
- 住所
を記入しましょう。
注意点として、採用担当者名は「Mr.」や「Ms.」の敬称を添えてフルネームで書きます。
担当者の性別がわからない場合は、どちらにも対応できる「Mr./Ms」を添えましょう。
【記載例】
Mr. John Smith
XX Company
1-2-3 Udagawacho, Shibuya-ku, Tokyo 150-8010
④宛名(採用担当者名)
続いて宛名(採用担当者名)を記入します。
文頭に「Dear」、担当者名(姓)の後ろに「,(カンマ)」を付けます。
【記載例】
Dear Mr. Smith,
⑤本文
ここでようやく本文に入ります。
本文の書き方の基本は「三部構成」にするのが一般的です。
- 応募する職種と応募に至った経緯
- 志望動機や自己PR
- CLを読んでくれたことへの感謝と面接のお願い
本文は長すぎても短すぎてもNG。
三部それぞれ3行程度で簡潔にまとめるようにしましょう。
【記載例】
(応募する職種と応募に至った経緯)
My name is Taro Yamada. I’m writing to submit my application for the open sales role that you’re advertising. Based on the job description, I believe that I have the required skills and experience for this role.
(志望動機や自己PR)
I’m a recent college graduate with a degree in business from Tokyo University. In the past, I’ve received consistent praise for my article by professors and classmates. During my studies, I developed proven leadership skills, and I’d love the opportunity to use these skills in the sales role at your company.
(CLを読んでくれたことへの感謝と面接のお願い)
I hope my resume convinces you that I’m a diligent, reliable candidate. I look forward to meeting you to discuss the value I’d bring to your organization, as well as the ways I can help your business achieve its goals. Please contact me at 090-0000-0000 or via email at taro-yamada@taro-yamada.com so that we can organize a suitable meeting time.
Thank you for considering my application. I look forward to hearing from you.
⑥結びの言葉
本文の下に、結びの言葉を加えましょう。
「Sincerely,(カンマ)」とするのが一般的です。
【記載例】
Sincerely,
⑦署名
続いて、このCL(カバーレター)を書いたのが自分であるという証明として、手書きで署名をします。
また署名の下にフルネームを再度記載します(こちらは手書きでなく印字)。
【記載例】
Taro Yamada(手書き)
Taro Yamada(印字)
⑧同封書類
最後に同封した書類が何なのかを記載します。
「Enclosure」という言葉と併せて同封書類を明記しましょう。
2種類以上同封している場合は「Enclosures」と複数形を使用します。
【記載例】
Enclosure: Resume
提出前の確認事項
ここまでに解説してきたとおり、CLは選考の判断材料となる極めて重要な書類ですので、ミスは避けなければなりません。
したがって作成が終了したら、実際に提出する前に以下の要素をチェックしておきましょう。
- スペルや文法に間違いがないか
- 連絡先の情報に間違いがないか
- 英文履歴書の内容と矛盾していないか
【①スペルや文法に間違いがないか】
スペルや文法のミスがないか繰り返し確認しましょう。
少しのミスであっても、「見直しの手間を避けるくらいの意欲」だと判断されてしまう可能性があります。
スペル・文法の正誤は自身で確認しつつ、英文法・スペルミスチェッカーなども活用し、複数の手段で確認してから提出するようにしましょう。
- TextGears
- Ginger
- Grammar Checker
- Ahrefs
- Wordvice AI
【②連絡先の情報や書き方に間違いがないか】
書き間違いで企業からの連絡が届かなくなってしまっては元も子もありません。
日本語と書き方の順番が異なることに留意して慎重に内容を確認しましょう。
【③英文履歴書の内容と矛盾していないか】
CLの内容と英文履歴書の内容に矛盾があると、採用担当者からの信頼度は大きく下がってしまいます。
CLと英文履歴書の内容を繰り返し照らし合わせるようにしましょう。
さいごに
今回は外資系企業や海外の企業への就活で必要なCL(カバーレター)について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
記事の内容を簡単にまとめます。
- 外資系企業や海外の企業への就活で必要となるCLとは、CV(英文履歴書)と併せて提出するカバーレターのことを指す。
- CLには志望動機や自己PRなどを記載する必要があり、英文履歴書と並んで選考の重要な判断材料として扱われる。
- CLの内容が悪ければ英文履歴書すら読んでもらえないこともある。
- CLの書き方はある程度テンプレートが定まっているため、志望動機や自己PRさえ固まっていれば作成にさほど時間はかからない。
就活で外資系や海外に目を向けている学生にとって、CLの作成は避けて通ることはできません。
始めのうちは作成に抵抗があるかもしれませんが、慣れてしまえば難しくありませんよ。
就活の軸、志望動機、自己PRが固まっていれば大丈夫です。
この記事の内容を参考にCLを作成してみてください。
なおCL提出を課すとことがある「外資系企業」の概要・就活攻略法については下記で紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください!