【腕時計選び】就活でスマートウォッチをつけても大丈夫?
2024年8月29日更新
はじめに
就活でスマートウォッチを着けても大丈夫?という疑問を持っている方も多いでしょう。
結論からいうと、「業種」や「ビジネスモデル」によります。
ある業種では面接でスマートウオッチを着用しても問題ありませんが、一方で避けたほうが無難だという業種も。
またその会社のビジネスモデルによっても親和性の高いモデルとそうでないモデルがあります。
本記事ではその業種やビジネスモデルをつまびらかにしたうえで、スマートウオッチを着けて選考に臨む場合の注意点も併せて解説していきます。
- 就活におけるスマートウォッチの定義
- スマートウォッチがOK・NGな業界とビジネスモデル
- スマートウォッチを使う場合の注意事項
- おすすめのスマートウォッチ など
知っていれば安心だし、知らないと墓穴を掘る場合もありますので、10分ぐらいでサクッと確認しておきましょう。
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スマートウォッチとは?
スマートウォッチとは、一般的に「腕時計型の電子機器」を指し、スマートフォンなどと連携して時刻・SNSの確認や各種決済などができる端末を指します。
液晶画面に付帯されるベルトを使用して腕に巻いて使うため、使用方法は腕時計と同様。
そのためスマートウォッチという名前の通り、「利便性が上がった腕時計」という認識を持つ方もおおいでしょう。
一方で各種メーカーで生産しているスマートウォッチごとで搭載される機能は大きく異なり、中には「着信機能がついていない」スマートウォッチも。
そしてスマートウォッチと類似した商品に、スマートウォッチに比べて液晶画面が小さく、心拍機能・水身測定などの測定機能を用いることを目的に使用される「トラッカー」があります。
スマートウォッチ・トラッカーのいずれも腕時計と同様に「時計機能がある」「腕につけて使う」という点で共通。
一方、厳密にいうとトラッカーとスマートウォッチは使用目的や製品自体の定義が異なります。
本記事では言葉の定義として、トラッカー含めて本来の腕時計と違う「利便性がある液晶型の時計」をスマートウォッチと総称して解説するため、ぜひ頭の片隅において下記内容を読み進めてください!
スマートウオッチがNGな「業種」と「ビジネスモデル」
それでは就活でスマートウォッチの着用を避けたほうがいい業種とビジネスモデルを理由とともに解説します。
NGな業種
まずNGな業種についてですが、大きくわけて下記のとおり2つのカテゴリーに分けられます。
- 金融や公務員などの堅い業種
- 不動産や自動車販売など高額な商品を扱う業種
金融や公務員などの堅い業種
銀行や公務員などの俗にいうお堅い業種の面接を受ける際はスマートウオッチの着用は避けたほうが無難です。
理由としては旧態依然としたお堅い固定観念を持った社員が多く、スマートウオッチ=チャラい、軽薄だと反感を持つ人が少なからずいるからです。
銀行によっては行員がカメラ付きの携帯電話やスマートフォンですら支店内に持ち込めず、勤務中はロッカーでの保管を義務付けられたり、営業中に私物のスマホを利用することも禁止されている銀行だってあります。
昨今は特に個人情報の管理について世間の厳しい目があり、情報漏洩対策が厳重になっていますので、このような業種で馴染まないスマートウオッチをわざわざ身に着けていく学生は場の空気が読めない子だと心証を損なうケースがあるので気を付けてください。
不動産や自動車販売など高額な商品を扱う業種
一般的に高価な商品を扱う業種もスマートウォッチは馴染まないですね。
理由は高価な商品を扱う業種はお客様目線で考えると、「信用」がより重視されますのでカジュアルで軽い感じのスマートウォッチよりも重厚なカッチリした腕時計を着用している人のほうが受けがいいですよね。
面接官も同様に一般的な腕時計を着用している人が大半です。
もともと人間は集団生活を行っていたので、自分と似た要素の多い人ほど「仲間」と認識されやすく、集団に受け入れるといったDNAが備わっています。
特に採用は仲間を受け入れる活動なので、相手が着用しているモノに合わせると好意的に受け止められます。
そういう意味で高価な商品を扱う業種についてはスマートウォッチに対して好印象を持っている人はマイナーなので避けるべきですね。
ビジネス時計なら、ぜひこちらのサイトも参考にしてみてください。
NGなビジネスモデル
次にスマートウォッチが馴染まないビジネスモデルでいうと、BtoCモデルですね。
BtoCの業種にもよりますが、対顧客が消費者の場合はお客様目線を意識しているかどうかを問われます。
したがって、面接官もお客様視点で学生を捉える傾向があり、特にまだまだスマートウオッチの着用が主流でないご年配の方の視点に立った場合、「遊び」や「カジュアル」といった印象を与えるとも限りません。
なので、エンドユーザーが消費者の業種はスマートウォッチの着用を控えて面接に臨むほうが安全です。
スマートウオッチがOKな「業種」と「ビジネスモデル」
次にスマートウォッチと親和性の高い業種とビジネスモデルを見ていきましょう。
OKな業種
ベンチャー企業や大手以外のIT業界など先進技術を使った商品やサービスを取り扱う業種とは相性がいいですね。
このような業種ではトレンドや流行など「新規性」を追い求めないと市場から淘汰される性質を持ち合わせているため、新しいモノや情報に対してはかなり敏感です。
最新のモノを身に着けているだけでITリテラシーが高いという印象を間接的に与えることもできるので効果的ですね。
もちろん、面接でスマートウォッチの話題になり、格好だけでスマートウォッチを使いこなせていないと見透かされた場合は逆効果になってしまうので注意が必要です。
OKなビジネスモデル
対顧客が法人である、いわゆるBtoBモデルの業種では基本的にスマートウォッチを着用して面接に臨んでも問題ありません。
理由は「入社してから活躍してくれそうか」「ガンバって長く勤めてくれるか」「内定を出したらウチに来てくれるか」など、身なりよりも会社への貢献可能性に対しての評価ウエイトが高いからです。
私自身が勤めていた会社は財閥系のメーカーでしたが、法人相手でしたので常識の範囲であれば、身なりをそこまで気にしている社員は少なかったです。
そのような業態でスマートウォッチを学生が着用していれば、逆に面接官が話題に取り上げてくれて面接で話が盛り上がったりするケースもあります。
「でも、そんな会社でも本当に受け入れられるか不安です。」
そういう場合は社員がどのような腕時計を身に着けているかを観察してみてください。
そして、社員の腕時計に合わせてみてください。
インターンや会社説明会など観察できる機会は数多くありますね。
OB・OG訪問のチャンスがあるなら、先輩に直接聞いてみてください。親切に教えてくれるはずです。
このようにどうしても気になるという方は社員の実態に合わせてドレスコードを選ぶとリスクを回避できます。
そもそもなんで就活で腕時計が必要なのか?
ここで質問です。
「そもそもなぜ就活で腕時計が必要なのか?」
この質問に答えられますか?
答えられる人はこの章をスキップしてください。
答えられない人は主に3つの理由がありますので確認しておきましょう。
- ビジネスのドレスコードの一部だから
- 突然の筆記試験でも安心
- 電池切れの心配がない
ビジネスのドレスコードの一部だから
腕時計はスーツやネクタイなどと同様にビジネスのドレスコードの一部であると考える人がいます。
そもそも腕時計を着ける目的は「時間を確認すること」ですが、逆に腕時計を着けていないと「時間に無頓着な人だ」と思われる可能性もあるでしょう。
就活ではさまざまな年代の人と対面します。
なかには気にしない人もいるため「絶対に腕時計をしなければならない」というわけではありませんが、少しでも見た目でマイナスな印象を与えると損なので着けておいたほうがいいという答えになるわけです。
突然の筆記試験でも安心
企業のなかには採用選考の一環として急に筆記試験を行う会社もあります。
筆記試験は時間内にどれだけの問題を正確に答えるかが勝負ですが、試験会場に時計があるとは限りません。
かといって、スマホを時計代わりに机に置く行為はカンニングの恐れがあるため、使用禁止にする会社がほとんどです。
このような事態に備えて、腕時計をあらかじめ着用しておくと保険になりますね。
電池切れの心配がない
最後の理由として就職活動中は選考会場までの移動時や待合室で応募先からの連絡やスケジュール確認、調べ事など何かとスマホを操作する場面が多いです。
そのためスマホでは電池の消耗が激しく、途中で充電切れが発生してしまう危険性があります。
特に数年使用したスマホは充電の持続時間が短く、予期せぬタイミングで充電切れになることもあるでしょう。
なので、選考会場では電池切れの心配がほとんどない腕時計に軍配が上がるというわけです。
なぜスマホだとマナー違反になるの?
ふだん腕時計を身に着けておらず、時間の確認をスマホやタブレットで行う人にとって、なぜスマホだと就活でマナー違反になるのか謎ですよね。
マナー違反になる理由は大きく3つありますので、「なぜスマホがいけないのか」がわからない人は確認しておきましょう。
- SNSやゲームをしていると誤解される
- 面接中に時間確認できない
- 電池切れの可能性がある
SNSやゲームをしていると誤解される
面接会場や会社説明会の場でスマホを操作する行為は企業側からみれば良い印象には映りません。
なかには日常的にスマホを使って時間を確認する以外にも、メモをしたり、スケジュール管理を行ったり、メールチェックをする人もいるでしょう。
ただ、時間を確認するためにスマホを手にとっただけでも、それがSNSをチェックしているのか、ゲームをしているのかを採用担当者が見極めるのは困難です。
そういった意味で就活中にスマホを見る行為はビジネスマナーに欠けると判断されてしまう高いリスクを負います。
日ごろからスマホで時間を確認するのがデフォルトの人にとっては面倒くさいかもしれませんが、「火のないところに煙は立たない」といった誤解を回避するためにも腕時計を着けて面接に臨んだほうが無難だというわけです。
面接中に時間確認できない
面接中はスマホの電源を切ることがマナーとされています。
面接中にラインやメールなどの通知音が入るとビジネスマナーのなってない子だと心証を損ないますよね。
なので、面接の少し前には電源を切ることになるため、スマホだけでは時間確認できない可能性があります。
人間は今がいつなのかわからないと極端に不安に駆られる性質があります。
いつでも時間を確認できるように腕時計を着用していると平常心で面接に臨めますよね。
ただし、面接中に何度も腕時計を見る行為は「早く終わってほしいのかな」「集中力がない子だな」という印象を与えかねないので控えましょう。
電池切れの可能性がある
先ほども説明しましたが、スマホが電池切れになると何も機能しないタダの物体です。
こんな状態では時間を確認することすらできませんが、スマホはその危険性をはらんでいます。
このように役に立たなくなるリスクを負ったスマホが就活に馴染まないという理由は理解できると思います。
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スマートウオッチを身につける時の注意点3つ
就活でスマートウォッチを着用する場合は3つの注意点があります。
就活マナーを知らないことで人事から減点されないように参考にしてくださいね。
- 通知はOFF設定
- フル充電しておく
- 派手なバンドは減点対象
通知はOFF設定
スマートウォッチはスマホと連携できるためLINEやメールの通知を受け取ることができます。
通知を受け取るたびに通知音が鳴ると就活マナーに反しますので、必ずマナーモードに設定してください。
就活では忘れずにスマホをマナーモードに設定する人は多いのですが、スマートウォッチのマナーモード設定はついつい忘れがちなので注意しましょう。
フル充電しておく
スマートウオッチは電子機器なので、当然バッテリーの持続時間に限りがあります。
スマートウォッチの種類によって持続時間は異なりますが、就活で着用する場合は充電が切れないように注意することが欠かせません。
もし、選考の最中に充電が切れてしまうと、本来の目的である「時間を確認する」という行為そのものが制限され、不安定な心理状態に陥るでしょう。
特にグループディスカッションや筆記試験中は時間を確認する機会が多いので、前日までにフル充電しておくことをおすすめします。
派手なバンドは減点対象
スマートウォッチのバンドの色にも注意が必要です。
たとえば、ピンクや黄色、オレンジなどの派手なカラーバンドが販売されていますが、ビジネスには馴染まないため、就活では当然マナーに適していませんね。
プライベートで派手なバンドを着けている就活生は暗い色のバンドに変えるか、そもそもスマートウォッチを着けないで通常の腕時計を着けることをおすすめします。
就活向けスマートウォッチ・バンド3選
「それならどんなバンドなら就活で大丈夫なんですか?」
スマートウォッチのバンドは選択肢が山ほどあります。
なので、最後に就活向けのバンドを3つ紹介して本記事を締めくくりますね。
- 革素材
- ステンレス素材
- ブレイデットソロループ
革素材
1つ目のおすすめバンドが革素材のものです。
「スマートウォッチに革素材?」と思われるかもしれませんが、革素材のバンドは就活に向いていて社会人になってからでも使いやすいです。
加えて、革素材のバンドはリクルートスーツにも合わせやすく、スマートウォッチだけが目立つことを避けられます。
革素材のバンドは値段が高くなるイメージがあるかもしれませんが、2,000円程度で購入できますので、かなりリーズナブルですね。
ステンレス素材
ステンレス素材のバンドもおすすめです。
ステンレスは一般の腕時計と同じ素材になりますので、人事から見ても気付かれにくいメリットがあります。
また、ステンレス素材は耐久性や防水性に優れているため、長持ちさせたい人
はぜひステンレス素材のバンドを使ってみてください。
ブレイデットソロループ
最後におすすめのバンドがブレイデッドソロループです。
ブレイデッドソロループとはシリコン糸を織り込んだ素材で作られていて、留め具が一切ないバンドです。
ナイロン素材のバンドと似ていますが、ブレイデッドソロループのほうが高級感があり就活向けのバンドといえるでしょう。
さいごに
以上、就活におけるスマートウォッチの位置づけや意味合いについて解説してきました。
簡単に本記事の内容をまとめます。
- 就活市場では「利便性がある液晶型の時計」をスマートウォッチと総称すると認識すべき
- 堅い業種・高額な商品を扱う業種、またBtoCモデルの業界はスマートウォッチがNGな可能性がある
- 先進技術を用いる業界、またBtoBの企業はスマートウォッチの使用を認める傾向がある
- スマートウォッチと同様のスペックが搭載される「スマートフォン」は、就活市場でマナー違反と判断される
- スマートウォッチを身につける際は「通知OFF」「フル充電」「派手なバンドを避ける」を徹底すべし
- 就活におすすめのスマートウォッチは、バンドが革・ステンレス・ブレイデットソロループの3点
スマートウォッチもスーツやネクタイと同様に、ドレスコードの一部です。
したがって、その会社の業態に馴染むかどうかを勘案しながら、臨機応変に対処することが肝要です。
時計という細かなアイテムで失点を食らわないように本記事を参考にしてくれると嬉しいです。
なお本記事ではドレスコードの1つになる「スマートウォッチ」を解説しましたが、ジョーカツではドレスコードの参考になる記事を他にも掲載しているため、ぜひ参考にしてみてください!