
【SNS活用】就活におけるTwitterの活用方法!
2022年11月21日更新
はじめに
最近ではイーロンマスクで何かと話題のTwitter。利用している大学生も多い人気のSNSの一つです。
中にはSNSを活用して就活を行おうとしている大学生も多いはず。
就活生や就活を見据えた学生の中には、以下のような悩みや疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか?
- 就活でTwitterは活用した方がいいの?
- 他の就活生はTwitterをどんなふうに使ってるの?
- 就活でTwitterを使うと、人事にバレるのが怖い。
この記事を読めば、こういった悩みや疑問はすべて解決できます!
この記事でわかること
- 就活でTwitterを活用するメリット・デメリットがわかる。
- 就活生のTwitterの利用率や、具体的な用途がわかる。
- 人事にアカウントがバレたり特定されたりするのかどうかがわかる。
最後まで読んでいただければ、自信を持って就活でのTwitter活用に踏み出せるようになるはず!
どうぞ肩肘張らずにお読みください。
1. 就活でTwitterを活用するメリット
1.効率的に情報収集できる
2.他の就活生との繋がりができる
効率的に情報収集できる
Twitterでは、自分が必要とする情報を効率的に収集することができます。
基本的には、自分がフォローしたアカウントが発信する情報だけが、タイムラインに流れてくるからです。
ネット上には就活に関する情報があふれていますが、欲しい情報の種類や発信元を取捨選択できるため、Twitterは情報収集効率が高いツールといえます。
このTwitterの特性を活かして、多くの就活生は、企業の情報、選考情報、説明会やインターンの開催日程、就活成功のノウハウなど様々な情報を集めています。
他の就活生との繋がりができる
他の就活生との繋がりを作ることができるのも大きなメリットです。
特に、同じ業界や企業を志望している就活生と繋がることで、お互いにとって有益な情報を交換でき、就活成功の可能性が高まります。
また、他の就活生の動向を把握することで、自分を俯瞰して見ることができます。
「自分は今何をすべきか」、「自分の立ち位置は今どこにあるのか」といった視点を持つことで、就活の方向性を確認、修正することができるようになるのです。
2. 就活でTwitterを活用するデメリット
一方で、就活でTwitterを活用することにはデメリットもあります。
1.不確かな情報や危険な誘いもある
2.他の就活生の状況を見て落ち込む
不確かな情報や危険な誘いもある
Twitter上には、真偽が定かでない不確かな情報が流れていたり、高額セミナーへの勧誘など危険な誘いもあふれています。
企業の人事担当を名乗る匿名のアカウントが、不確かな情報を流したり、就活生の相談に乗ったりする事例も少なくありません。
また、「絶対に就活で成功する方法」などと銘打って、高額なセミナーに勧誘したり、情報商材を販売したりする手口もあります。
「どうしても内定がほしい」という就活生の弱みにつけ込み、お金を儲けようとする悪質なアカウントが存在するのです。
Twitterを有効に使うには、情報リテラシーが欠かせません。
他の就活生の状況を見て落ち込む
他の就活生の状況を自分と比較して落ち込んでしまう人もいます。
就活があまり上手くいっていない状況で、他の就活生の内定報告ツイートを見てしまったら、焦ったり、落ち込んだりしてしまうかもしれませんね。
本来は就活のペースなど違って当然なのですが、比較癖の強い就活生がTwitterを使うと、精神的に辛くなる可能性があります。
3. データで見るTwitter就活
ここでは、就活生のTwitterの使用状況を複数のデータから見ていきます。
様々な情報を総合的に考えて、自分に合った使い方を探してみてください。
以下2つの観点から解説していきます。
1.Twitterを活用する就活生の割合
2.Twitterの具体的な用途
Twitterを活用する就活生の割合
就活でTwitterを活用している学生はどれくらいいるのでしょうか?
マイナビの調査によると、Twitterを含むSNS・ソーシャルメディアを活用して就活関連の情報収集をしている就活生の割合は、62.7%です。
利用しているサービスの内訳は以下のとおりで、42.0%の就活生がTwitterを使用しています。
- LINE(オープンチャット含む):51.9%
- Instagram:45.4%
- Twitter:42.0%
- Youtube:34.7%
- TikTok:5.8%
- note:2.4%
- Facebook:1.7%
(出典:マイナビ「2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)」)
Twitterの具体的な用途
就活でTwitterを使う具体的な用途を見ていきましょう。
1.見ている情報の内容
2.志望企業の関係アカウントをチェック
3.ハッシュタグ、検索ワード
見ている情報の内容
学生就業支援センターの調査によると、就活生が見ている主な情報は以下のとおりです。
- 企業情報(仕事内容・事業内容など)
- 社内の雰囲気(社内イベントの様子・オフィス紹介など)
- 選考情報(インターン日程・募集要項・選考フローなど)
- 選考内容(面接内容・裏情報・選考速報など)
- 就活ノウハウ
- 内定者インタビュー
- 社員インタビュー
- 社長・経営者インタビュー
※Twitter限定ではなく、「Twitterを含むSNS」で見ている情報です。
(出典:学生就業支援センター「就活におけるSNSの利用状況調査」)
また同調査は、就職活動のフェーズごとに、就活生が見る情報が変化することを明らかにしています。
具体的には、エントリー前から選考中においては「企業情報」が最も見られていたものの、内定が出る頃からは、「社内の雰囲気」が最も見られています。
志望企業の関係アカウントをチェック
株式会社SNSコーチの調査によれば、44.8%の学生がTwitterで志望企業の関連アカウントをチェックしています。
チェックするアカウントの内訳は以下のとおりです。
- 会社公式:63.4%
- 人事担当:51.2%
- 社長:17.1%
- サービス公式:17.1%
- その他社員:12.2%
- 取締役・役員:7.3%
- その他:9.8%
(出典:株式会社SNSコーチ「就職活動時のTwitterの活用状況に関する実態調査」)
半数以上の学生が「会社公式」と「人事担当」のアカウントをチェックしている一方で、企業を深く知る上で重要な「社長」や「サービス公式」は、17.1%しかチェックされていません。
ハッシュタグ、検索ワード
マイナビの調査によると、SNSを活用して就活の情報収集をしている学生は、以下のような「ハッシュタグ」、「検索ワード」を使用しているようです。
ハッシュタグ
- #23卒
- #23卒と繋がりたい
- #就活
- #就活垢
- #就活女子
検索ワード
- 企業名 勤務地
- 就活 何から始めるか
- 就活 極意
- 就活大変 コロナ 影響
- ホワイト企業
- 年収ランキング
- 就活あるある
※Twitter限定ではなく、「Twitterを含むSNS」で使用しているハッシュタグ、検索ワードです。
(出典:マイナビ「2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)」)
ハッシュタグには「就活仲間を作りたいという意図」、「検索ワード」には「疑問を解決したいという意図」が感じられますね。
4. Twitterアカウントは就活でバレる?特定される?鍵垢なら大丈夫?
「就活でTwitterを使うと、自分のアカウントが人事に特定されてしまうのではないか?」などの不安から、Twitterの使用に抵抗を感じる人も多いようです。
実際にバレたり、特定されたりする恐れはあるのでしょうか?
以下2つのポイントから解説していきます。
1.人事にアカウントを調べられる前提で活用すべき
2.特定が心配なら対策を
人事にアカウントを調べられる前提で活用すべき
結論から言うと、人事にバレる、特定される可能性は十分にあります。
面接ではわからない「就活生の素の部分」を人事は知りたがるからです。
実のところ、コロナ禍でオンライン面接が増えたことも相まって、就活生のSNSを特定しようとする動きは加速しています。
通常のアカウントだけでなく、裏アカウントまで特定しようとする企業が増えており、その需要に応えるべく、「裏アカ特定サービス」を提供する調査会社も存在するのです。
朝日新聞デジタルの記事によると、調査会社は企業からの依頼を受けて、履歴書を元に様々な情報から総合的に判断して裏アカを割り出します。
特定した裏アカの過去の投稿を調べ、内容に問題があるかどうかを基準にランク付けをして、企業に報告するそうです。
(参考:朝日新聞デジタル「就活生を探るSNS調査、どう思いますか? 賛成2割、反対5割」)
このような状況においては、就活でTwitterを活用するのであれば、人事にアカウントを調べられることを前提に考えた方が良いでしょう。
特定が心配なら対策を
人事にアカウントを特定されたくないのであれば、きちんと対策しておきましょう。
最も有効な手段は、アカウントに鍵をかけてしまうことです。
鍵をかけてしまえば、元々のフォロワー以外は投稿内容を見れなくなります。
「Twitterの鍵垢(鍵アカウント)は人事に見られる心配はない?」と疑問を抱く就活生も少なくありませんが、ご安心ください。
原則として、鍵垢ならば見られることはありません。
ただし、元々のフォロワーが投稿のスクリーンショットを撮り、それが流出させられてしまう可能性もゼロではありませんのでご注意を。
そもそもモラルに欠ける投稿はしないようにしましょう。
5. よくある質問
よくある質問 |
Q1:就活でTwitterなどのSNSは、鍵垢でも見られるの?調べられるの? Q2:就活アカウントに対して「気持ち悪い、うざい」と言う人もいるけど、どういうこと? Q3:「就活垢は必要ない、いらない」って本当? Q4:就活が「あほくさい」と感じるのはおかしい? Q5:SNSで内定取り消しにはなりたくないんだけど、鍵垢なら大丈夫? |
Q1:就活でTwitterなどのSNSは、鍵垢でも見られるの?調べられるの?
原則として、鍵垢ならば見られることはありません。
ただし、元々のフォロワーが投稿のスクリーンショットを撮り、それが流出させられてしまう可能性もゼロではありませんのでご注意ください。
Q2:就活アカウントに対して「気持ち悪い、うざい」と言う人もいるけど、どういうこと?
プロフィールやツイートの内容が「自分を良く見せるための内容」であふれていたり、いわゆる「意識高い系」であったりする就活アカウントも一部存在します。
そのような一部の就活アカウントに対して、嫌悪感を抱く人もいるようです。
Q3:「就活垢は必要ない、いらない」って本当?
内定を得るために就活垢は必須ではありませんが、作成するメリットは少なくありません。
Q4:就活が「あほくさい」と感じるのはおかしい?
日本特有の新卒一括採用システムには様々な問題があり、その中で就活することに疑問を感じる学生は少なくありません。
Q5:SNSで内定取り消しにはなりたくないんだけど、鍵垢なら大丈夫?
原則として、鍵垢ならば見られることはありません。
ただし、元々のフォロワーが投稿のスクリーンショットを撮り、それが流出させられてしまう可能性もゼロではありませんのでご注意ください。
おわりに:メリット・デメリットを理解してSNSを活かした就活を
今回は、就活でTwitterを活用することに関して解説してきましたが、いかがでしたか?
記事の内容を簡単にまとめます。
- 就活でTwitterを活用すると、「効率的に情報収集できる」、「他の就活生との繋がりができる」というメリットがある。
- 一方で「不確かな情報や危険な誘いもある」、「他の就活生の状況を見て落ち込む」というデメリットもある。
- 62.7%の学生がSNSを活用して就活の情報収集をしており、その内の42.0%がTwitterを利用している。
- Twitterで見ている主な情報は、「企業情報」、「社内の雰囲気」、「選考情報」、「就活ノウハウ」など。
- 就活でTwitterを活用する場合、人事が自分のアカウントを調べるという前提で活用するべき。
Twitterは、正しく使えば就職活動を円滑に進めるのに大変役立つツールです。
デメリットや特定の恐れについても解説しましたが、情報リテラシーを持って使えば、過剰に怖がる必要はありません。
この記事の内容、特に他の就活生のTwitterの使い方を参考にして、ぜひあなたもTwitterを活用してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!