就活で「成果や実績」なんて、意味がない……?

「内定力」著者 光城悠人の酔いどれ就活相談所

就活で「成果や実績」なんて、意味がない……?

「サークルの部長として50人以上のメンバーを……!」
「留学だけじゃなく、旅行も含めて20ヶ国を巡り……!」
「800人を集めて、1000万円クラスのイベントを開催し……!」

就活を意識しはじめると、同じ期間をすごしてきたはずの学生の中にも、なんだかすごそうな経験をもった人に出会うこともあるかもしれません。「出会う」まではいかないまでも、ネットや本を読んでいて、「こんな凄い経歴の人たちがいるんだ……」と思ってしまうこともあるかもしれません。

そんな彼らを見て、「だからこそ、早めに就活を始めていかないと!」と思う人もいるでしょうし、もしかしたら「こんな人たちの中で自分をアピールしなくちゃいけないんだ……」と考えて、早くも不安になって意気消沈しちゃう人もいるかもしれません。

でもですね。
そんなの何にも意味がないのでやめましょう。無視しちゃいましょう。
これから始まる「就活」というフィールドでは、彼らのような「凄そうに見える経歴」って、実は大して意味がありません。

企業からみれば、 学生レベルの「凄い人」に価値はない?

それこそ世の中の就活本などでは、そうした過去の実績をアピールするような文章やアドバイスが溢れています。実際に「私はこれで、内定をとりました!」みたいな記事でも、それはそれは意識高い系の活動をしてきた人たちの文章が、これでもかというくらいに挙がっています。
でも、実際に企業の人たちからすれば、そんな学生レベルの「実績」なんて、大した価値もありません。

理由は簡単。
別に、会社で同じ“実績”を出してほしいわけじゃないから。
です。

たとえ学生時代に何十人のメンバーをまとめていたとしても、入社後にいきなり部下をもたせるなんてことはありません。世界中を巡っていたからといって、「じゃあ、海外転勤ね」なんてこともない。それこそ「空手で全国優勝!」だからといって、別にボディガードをさせたいわけじゃないわけです。
企業が欲しいのは、
入社後に自社で活躍しそうな人

彼らがほしいのは、あくまでも「入社後に(自分の会社で)活躍しそうな人」です。
それを判断するのに、全国優勝なのかベスト8なのか、まとめていたのが50人か100人か、扱った金額が30万円か100万円かって、そんなに重要だと思います?

そんなの関係ありません。
だから、もしあなたが「そんな実績なんてないし……」と考えてしまったり、「だからこそ、もっとがんばらなくっちゃ」と思ってしまっているとしたら、とりあえずその考え方や感情は捨てちゃいましょう。

この考え方、この思い込みが、多くの学生たちを悩ませているように感じます。
就活において、過去の「実績や成果」、「能力やスキル」って、そんなに重要じゃありません。
なぜなら、企業が求めているのはあくまでも「入社後に(自分の会社で)活躍しそうな人」です。
そして、それを判断するためには、実績や成果だけじゃ参考になりにくいんです。

なぜか?
というと、実績や成果、さらには能力やスキルって、あくまでも「その土台」によって変わるからです。
成果や実績はおまけ、
大事なのは、あなたの内側にある“欲求”

この図を見てみてください。

わかります……?

簡単に説明すると、成果や実績はいちばん外側に表出しただけのもの、ということ。
つまりは、「原因か? 結果か?」といったら、結果でしかない、と。

その成果や実績を生み出すものは何かといえば、そこで発揮されたスキルや能力があったからこそ。(もちろん、それに加えて環境や運もあります)
じゃあ、スキルや能力はどう培われていくかというと、そのさらに内側にある行動や事実(=やってきたこと、繰り返してきたこと)によるわけです。

じゃあ、それらを「やる」ことになった原因は何かというと、そこには考え方や思考がある。好きでやっているにしろ、イヤイヤやるにしても、そこにはどちらにしても「やる」という考えがあるからこそ、「やる」に至る。

で、その更に根っこにあるのは何かというと、欲求(感情・動機)なんですね。
「やる」にしても「やらない」にしても、「やりたいからやる」、「やりたくないから、やらない」、「やりたくないけど、やらなくちゃ」など、どれも根本には感情や欲求があるわけです。
就活のためだけに、
頑張って絞り出しちゃった実績に意味はない

つまりは、その人を「理解する」というのは、この図で言う、より内側のことを知るということ。
どんなことにやる気になり(ならず)、どう考えて、どう動くことで、どんな力を身に付けてきたのか、があって、最後に運や環境しだいで成果や実績につながることもあるよね、というだけの話なんです。大事なのは、内側の部分。

だからこそ、就活だからといって変に実績や成果に縛られないでほしいんです。
あくまでも、大事なのは欲求であり、考え方や思考。成果や実績は、おまけみたいなものです。

変にがんばって絞り出しちゃった成果や実績……。
「就活のためだけにやる」ことにはあまり意味はありません。
ぜひともまずは、自分の欲求を知ること、その上で考え方や思考をちゃんと言葉にしておくこと。そっちのほうがよっぽど大事な就活準備です。

ジョーカツスペシャルアドバイザー光城 悠人

光城 悠人

立命館大学卒業後、エン・ジャパン株式会社に新卒入社。企業の採用・教育・評価分野において、営業・ライター・クリエイティブディレクターとして7年間従事する中で、株式上場、新卒向けナビサイト[en]学生のための就職情報の立ち上げなどを経験。同社退職後、学生が新しい価値観に出合えるコミュニティの実現を目指し、2008年に京都で猿基地を開業。年間を通して学生とかかわる中で、新しい就活手法としての「就活ゲーム」を構築し、書籍やブログ、講演等でその普及に努めている。

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