
【徹底解説】就活と恋愛って両立できる?
2022年2月22日更新
就活と恋愛の両立は『カップルの組み合わせ』が超重要
「就活と恋愛って両立できるんですか?」
「就活が始まると別れやすいと聞いたんですが…」
「就活中につき合い始めるのはアリですか?」
など、就活と恋愛の両立について関心がありませんか?
つき合っている学生の中には就活が始まっても今までどおり仲のいいカップルもいますし、怪訝な雰囲気になって別れてしまうカップルもたくさん見てきました。
この差はなにかというと、ズバリ「カップルの組み合わせ=カップリング」です。
本記事では、どのようなカップルが破局を迎えやすいのか、どのようにすれば就活を上手く乗り越えて恋愛感情をキープできるのかを解説します。
今回紹介する「ある秘訣」を活用して恋愛を就活のモチベーションに活用し、ストレスを溜め込むことだけは避けましょう!
1.就活と恋愛は両立できる?
就活と恋愛の両立について1番関心があると思いますが、結論からいうと2人のマインドや思考の癖の組み合わせで決まります。
それらの相性が良ければ関係は継続しますし、悪ければ遅かれ早かれ関係は崩れます。単に就活というイベントが引き金になって破局を迎えるというだけの話です。
ここでは、どのようなカップルの組み合わせが就活と恋愛を両立できず、終焉を迎えてしまうのかを解説します。
1-1.パワーバランスの悪いカップル
男女関係というのは「完全に対等な関係」です。
ですが、どちらか片方の力が強い場合があります。
・片方が与えてばかりで、もう片方が受け取ってばかり
・片方が要求してばかりで、もう片方が要求を飲んでばかり
・片方が遊んでばかりで、もう片方が働いてばかり
こういった状態ではカップルのパワーバランスが崩れやすくなります。
この場合、力が強い側はあまり問題を感じませんが、力が弱い側は大きなストレスを抱えます。
大切なのは、力の弱い側の人が相手に対して強く出ることであり、力が強い側の人がそれを「すべて」飲むことです。
これをしないと、パワーバランスを対等にキープすることができなくなります。
だんだんと力が弱い側が我慢することになり、怒りや悲しみ、無力感などが心に蓄積されていき、どこかで感情的に爆発して大ゲンカをするか、心の糸がプッツリと切れてしまって、そのまま破局を迎えるケースが非常に多いです。
1度カップル間のパワーバランスに目を向けてみてくださいね。
1-2.依存度の高いカップル
共依存的なカップルも就活というイベントをきっかけに関係が悪化します。
まず、共依存とは自己否定感や相手に見捨てられる不安などが人間関係や行動に影響を与える状態をいいます。
たとえば、共依存のカップルの場合は相手に対して以下のことを過度に要求します。
・自分に欠けているものを恋愛対象で埋めようとする
・自己肯定感が低いために常に見捨てられる不安が大きい
・相手にしがみつく
・些細なことを重大なことと受け止め、大きく反応してしまう
・相手のために自分を犠牲にしてでも尽くしてしまう
・相手が自分を幸せにする唯一の人間(救済者)だと思い、過度の期待をする
・相手を失ったら、もう生きていけないのではとすら思ってしまう
このように共依存の恋愛では相手は不幸な自分を幸せにしてくれる人、救済してくれる人と感じてしまいます。
平時の場合は、パートナーも負担がなく受け止められますが、就活という有事の場合はそれが重荷になり、鬱陶しく感じ始めます。
その鬱陶しさを表現する態度や言動が相手に伝わると、相手は余計に自己肯定感をキープするのが難しくなり、より依存的になるという負のループにハマり込み、最終的に破局という結末を迎えます。
1-3.シングルタスク思考のカップル
カップルのいずれか、あるいは両方ともがシングルタスク思考の場合は関係が上手くいかなくなります。
シングルタスク思考とは、1つの物事に集中して取り組みたい思考のことであり、就活であれば就活のことだけに没頭し、他の事が目に入らない思考です。
シングルタスク思考のカップルの場合、就活がスタートすると全く相手の事が目に見えなくなりますので、相手は「私のことを気にかけてくれてない…」「私のことに興味がないのかな?」とかまってくれない相手に対する不安や不満が溜まります。
最初は我慢できるのですが、それが鬱積すると相手に対して不満や悪口をダイレクトに吐露してしまうので、相手はウザくなり、それなら別れようという最悪の結果に波及しがちです。
一方で、対極的なマルチタスク思考は1つのことに集中できない代わりにたくさんのことを並行して処理するのが得意な思考です。
このようなカップルの場合、就活だけに専念するのが嫌いで、恋愛やアルバイト、遊びなど多方面のイベントを同時並行処理しようと動きますので、お互いにストレスを貯め込むことなく順調に進みます。
ただ、この思考は持って生まれたDNAと強く関係しますので、容易に変えることはできません。
まずは自分がどちらのタイプなのかを認識してください。
ただ認識するだけで思考の癖に気付きますので、そのような状況に陥ったときに偏りを緩和させることができます。
2.就活と恋愛を両立させるための秘策
ここからはどうすれば就活と恋愛を両立できるのかを解説します。
共感できる方法があれば、1つでも2つでも取り入れてみてください。
2-1.恋愛を就活に逆利用する
就活中の恋愛はデメリットのほうが強調されがちですが、もちろんメリットもあります。
たとえば就活で気持ちが凹んだり、心が折れそうになる場面にたくさん遭遇しますが、そんなときに1人で悶々と耐えるのと、パートナーに悩みを相談して気持ちが楽になるのでは雲泥の差があります。
また、「かっこいいところを見せたい」「がんばっている姿をみせたい」など相手がいるだけで就活を成功に導くための原動力になる場合もあります。
なので、恋愛を就活の足かせと捉えるのではなく、逆利用する意識を持つことが大切です。
2-2.つき合う上でのルールを作る
就活が始まる前に2人で話し合い、予めルールを作っておくと関係がスムーズに進みます。
たとえば、
・平日は就活に集中したいからデートや電話は土日にする
・1か月に1度は友達と遊ぶ時間をつくる
・予め就活を優先することを伝えておく
・就活が終わるまで過度に干渉しないでと説得する
・就活の空いた時間で会う
などです。
ルールを作っておくだけで「冷めたのかな?」という感情的なわだかまりがなくなりますし、変な誤解や余計な心配を与えずに済みます。
2-3.サプライズやイベントを演出する
就活という有事だからこそ、サプライズやイベントを行うことで逆に効果が際立ちます。
たとえば、就活の息抜きに思い出の場所に行けば、新鮮な気持ちが蘇りますね。
あるいは、誕生日や交際から1年という記念日に特別感のあるサプライズ・プレゼントやドライブ、ピクニック、温泉巡りなど、今までのデートプランにはなかったイベントを準備してトキメキを失わない工夫をしているカップルは別れにくいです。
2-4.相手と少し距離を置く
あまりにも一緒にいる時間が長くなると、何事も当たり前になってきて「なんで〇〇してくれないの?」と相手に対する期待水準が高くなり、それが不満に結びつく場合があります。
そういう意味では、就活は相手との距離を一旦置いて自分や相手のことを冷静に見つめなおすチャンスだと捉えることも大切です。
相手との距離を少し取って、空いた時間を自分自身に集中するようにしてみましょう。
自分に集中すると自己理解を深めることができますし、それができると他人も理解できるようになりますので、相手があなたにとって必要な人であるかが再認識できます。
「そんなに距離を置いてしまうと相手が離れていってしまうのでは…」
そうですね。距離をとる場合は一気に離れてしまうと寂しさが募り、自分の感情を冷静に見られなくなる恐れがあります。連絡や会う頻度を減らす場合は徐々に少なくしていき、最終的には半分程度にするといった助走期間が必要かもしれませんね。
2-5.就活中の恋愛を上手くいくものと考えない
就活の恋愛はあまり「上手くいくもの」と考えず、相手の問題点が見えてきやすい恋愛と考えておくと、むやみに期待する事がなくなりますのでニュートラルな気持ちで構えられるようになります。
乗り越えられなければ、そこで別れることになり、乗り越えられることができると相手の嫌な部分も併せ吞んで長期的に付き合っていける可能性が広がります。
就活を通じて、就職場所や給料面などの労働条件の価値観の違いがある場合、シッカリと話し合い、場合によっては「別れる」という選択をしたほうが将来的に双方にとって幸せなこともあるというぐらいの少し達観した見方が健全だと思います。
2-6.就活終了後の未来について語る
就活が終われば、楽しい時間が待っていることを忘れてはいけません。
就活は早ければ4年生の夏休み前に終わりますし、卒業までには春休みもあります。
直近の未来でもいいですし、社会人になった後のことでもいいですが、就活が終わったあとの2人の未来について一緒に考えておくことも大切です。
共通の目標を共有することで、お互いの信頼を深められますし、就活が終わったあとも2人の時間が続くことの安心感を得られます。
2人の目標をつくり、就活のモチベーションを高めることは就活と恋愛を両立させるために大いに役立ちます。
3.シチュエーション別のうまくいく接し方
就活中の恋愛は相手が年上だったり、同級生だったり、年下だったりでシチュエーションによって接し方が変わります。
たとえば、相手が就活中であなたがそれを見守る立場だったり、逆にあなたが就活中で相手が年下の場合、どうしても接し方のポイントが異なります。
ここからはシチュエーション別にうまくいく接し方を見ていきましょう。
3-1.相手だけが就活生なら100%相手を優先してあげる
あなたが何気なく入れたデート予定も、あなたが声を聴きたくてかけたLINE電話も相手のメンタル次第では負担になっているかもしれません。
デートは相手のスケジュールの合間を縫って会うようにし、連絡は相手がしてくるときがメンタル的にも時間的にも1番都合がいい時間帯なので、寂しかったり不安に思う気持ちは理解できますが相手からの連絡を待つぐらいの大らかな気持ちで接するといいでしょう。
就活は「期間限定」なので、相手の就活が終われば十分に時間と空間を共有できます。
その時が来るまで相手のために待ってあげるのも”愛”です。
3-2.あなただけが就活生なら見守ってもらうように説得する
もし相手が年下の学生なら、何もわからないで放った一言があなたの癪(しゃく)に触れるかもしれません。
あなた自身がピリピリしているときは、なるべく相手との距離を置きましょう。
もし相手が年上の社会人ならOB訪問のつもりで、仕事のやりがいや就活中に気づいたことなどを質問してもいいかもしれません。
ただ、エントリーシートの作成や面接練習は避けたほうがいいです。
なぜなら、就活の先輩としてあなたのためを思い、どうしてもダメ出しがキツクなってしまい、あなたが否定されているような感覚を覚え、自己防衛のために本能的に相手を遠ざけてしまい、結局別れてしまったというケースもあるからです。
あくまでも、それ以外の社会人としてのアドバイスや質問に答えてもらうだけにとどめましょう。
3-3.お互いが就活生なら「一緒に」高め合う
カップル同士が就活生の場合は、志望業界が近ければ合同説明会に一緒に行けますし、違う業界ならどんな業界か情報を共有し合うことで視野が広がります。
就活は一種の情報戦ですし、お互いにしんどいイベントを戦い抜いた戦友としての恋人は一味違った一体感を味わうことができます。
そういう意味では、うまくやれば就活は絆をより一層深めてくれるイベントでもあります。
ただし、注意点があります。
それは「どちらかの就活がうまくいっている場合でも、卑屈になったり、ネガティブになったりしない」と約束しておくことです。
どうしても仲が親密になればなるほど、一方の就活がうまくいくと嫉妬や自己否定といった感情やマインドが湧き出してしまうのが人間の常です。
そうなる前に2人の間でルールを共有しておきましょう。
4.就活中につき合い始めるのはアリか?
次に就活が始まってから恋愛をスタートさせてもいいのかについてですが、基本つき合わないほうが無難です。
恋愛初期は相手のことに四六時中思いをはせて、かなりの時間とエネルギーを消費します。
そうでなくても、就活はやることが目白押しで感情的にもアップダウンの激しいイベントです。
恋愛している間(ま)もないですし、エネルギーもイザというときのために備えておかなくてはいけません。
なので、就活が終わるまで我慢してください。就活が終われば晴れ晴れとした気分でアタックできます。
とはいっても、感情脳は理屈脳よりも巨大なエネルギーなので、コントロールしようと思っても暴走してしまうかもしれません。
そのときは今いったリスクがあることを念頭において対処しましょう。
5.就職先はあくまでも自分の判断で決める
就職先についてパートナーの意見に耳を貸すのはいいですが、最終的にはあなたの意思ですべてを決定してください。
なぜなら、パートナーの意見を鵜呑みにして就職した場合、そのあと相手と別れた場合に企業で働くモチベーションがなくなってしまうからです。
相手と同じ勤務地にするために就職先を選んだり、相手と同じ職種を就職先にする学生を散見します。
お互いが納得して将来も共にするのであれば問題ないですが、そうでなければ後悔が残るだけです。
その時はそれでもいいかもしれませんが、人生単位で考えた場合に最初の就職先はあなたのキャリアに重大な影響を及ぼします。
相手の意見を真に受けずに、給与面や職種、勤務地など自分の気持ちを優先させてください。
あなた自身がなりたい者ややりたい事を主体に考えて就職活動を通じて選択した結果なら、成功しようが失敗しようが納得できますね。
ぜひ自分で人生の主導権を握って就職先を決めましょう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。