【全就活生必見】コロナ禍就活で重要なポイント3選!

【全就活生必見】コロナ禍就活で重要なポイント3選!

2022年2月22日更新

はじめに

新型コロナウイルスの影響で、合同説明会が中止になったり、面接がオンライン化したりなど、就活の様子が大きく様変わりしました。

 

このような状況で、現在就活中の方や、今後就活を控えている方の中で、どのように行動すべきか戸惑っている方も多いと思います。

 

そこでこの記事では、コロナ禍での就活で意識すべきポイントを3つ厳選して紹介します。

 

この記事を読めば、コロナ影響によって変化した項目と、それを踏まえた最適な行動を理解することができます。

 

コロナ禍での就活に少しでも不安を感じている方はぜひ参考にしてみてください。

1.就活へのコロナ影響について

コロナによってなんとなく就活の様子が変わったというのは分かるけど、具体的にどこが変わったのかピンときていない方も多いと思います。

 

そこでまずは、具体的にどのような部分が影響を受けたのかを明確にしておきましょう。

以下3つのポイントに分けて解説していきます。

 

・求人倍率
・外出自粛による制限
・採用のオンライン化

 

 

1-1.求人倍率

リクルートワークス研究所の調査によると、コロナ前である2020年卒の求人倍率1.83に対し、2021年卒1.53、2022年卒1.50と減少傾向にあります。

 

しかし、リーマンショックの影響を受けた2011年において、求人倍率は1.28まで減少していることから、リーマンショックほどの落ち込みは見せておらず、むしろ堅調であることが分かります。

 

また就職みらい研究所の調査では、採用予定数を100としたときの内定人数が、2020年卒の89.5人に対して、2021年卒は96.8人と増加傾向にあり、コロナによる就職難は緩和傾向にあります。

 

ただし、従業員数5,000名以上の大企業については、2021年卒:0.60、2022年卒:0.41となっており、競争が激化している傾向です。これは、コロナ影響により、より安定感のある企業へ就職したいと考える就活生が増えたためと考えられます。

 

 

1-2.外出自粛による制限

コロナ前は、就活シーズンになると、合同説明会やインターンシップなどのイベントが頻繁に行われていましたが、感染対策による外出自粛により、これらのイベントは開催されにくい傾向にあります。

 

これにより、対面で人事や社員とコミュニケーションをとる機会が減ってしまったことは、コロナ前後での大きな変化点のひとつです。

 

 

1-3.採用のオンライン化

従来の就活における採用面接は対面での実施がメインでしたが、コロナの影響によりオンラインで実施する企業が増えています。

 

就職みらい研究所の調査によると、オンライン面接の実施率は69.8%となっており、約7割の企業がオンラインでの面接を実施していることが分かります。

 

さらに従業員数が5,000名以上の大企業に絞ると94.3%となっており、会社規模が大きくなるにつれてオンライン化を推進している傾向です。

2.コロナ禍の就活のメリット・デメリット

コロナにより、就活は大きく様変わりしましたが、一概に悪化したとは言えず、むしろ良くなった点も大いにあります。

 

そこでコロナ禍の就活のメリット・デメリットについてまとめました。

 

コロナ禍での就活が大変なことに変わりはありませんが、ぜひメリットにも目を向け、前向きに就活を進めていきましょう。

 

 

2-1.メリット

まずはコロナ禍の就活のメリットについて解説します。

具体的には以下4点です。

 

・移動が少ない
・時間やお金を節約できる
・多くの企業を受けられる
・自分らしく話せる

 

ひとつずつ説明していきます。

 

2-1-1.移動が少ない

合同説明会など現地へ赴く機会が減り、逆に採用面接がオンライン化したことで移動時間が少なくなったというメリットがあります。

 

合同説明会などの就活イベントや最終面接などは、どうしても就活生の多い都市部での開催に集中してしまいます。

 

特に地方学生にとっては、これらに参加するだけで長距離移動が発生し、体力を消耗してしまうので、移動の短縮は大きなメリットと言えます。

 

2-1-2.時間やお金を節約できる

従来の採用面接は、1次面接などは地方でも実施することはありますが、最終面接などは役員がいる本社で実施することが多いため、都市部へ行く必要がありました。

 

地方学生にとっては、面接会場に行くために飛行機・新幹線やホテルを予約する必要があり、出費の多さに苦労した方も多いと思います。

 

その点、採用がオンラインになれば、極端に言うと自宅だけで採用活動が完結するため、時間やお金を大幅に節約することが可能となります。

 

企業によっては、面接を受けに来た地方学生に対して交通費を支払うところもあるので、企業側からも経費削減効果があり、嬉しいポイントです。

 

2-1-3.多くの企業を受けられる

就活生の中では数十社にエントリーしている方も珍しくなく、その場合に問題となるのがスケジュール調整です。

 

特に面接の場合は複数企業の面接がバッティングし、それらの会場が遠い場合、どちらかの面接を断る必要があります。別の日程で調整することも可能ですが、第一志望では無いと言っているようなものなので、あまり気が進まない方も多いと思います。

 

そんな中、採用過程がオンライン化したことで同一時間で無い限り、自宅で面接をいくつでも受けることができるため、多くの企業の採用活動をすることができます。

 

このように従来の就活に比べ、企業の選択肢の幅が広がることは、大きなメリットと言えます。

 

2-1-4.自分らしく話せる

HR総研と楽天みん就が実施した調査によると、企業の採用担当はオンライン面接の欠点として「就活生の雰囲気が分からない」などを挙げており、人物判定の精度を課題として認識しています。

 

このことは学生側からはプレッシャーを感じにくく、自分らしく話せるというメリットに繋がっていると言えます。

 

実際の学生の声として

 

「オンラインで自分らしく話せたし、時間が拘束される頻度が減った」

「オンライン面接の方が楽」

 

といったものがあり、プレッシャーに弱い方にとってオンラインでの面接は嬉しい方式となっています。

 

 

2-2.デメリット

コロナ禍の就活のデメリットは以下3点です。

 

・競争が激化
・ミスマッチの可能性がある
・社風を感じる機会の減少

 

2-2-1.競争が激化

コロナの影響で、採用がオンライン化したことで、多くの学生がさまざまな企業を受けられるようになったというメリットがある反面、その分競争が激化するようになったというデメリットがあります。

 

特に大企業では、2021年卒から2022年卒にかけて求人倍率が0.60⇒0.41と大きく減少しており、より一層競争が激しくなっています。

 

いくら面接を受けても内定をもらえない方は大企業だけでなく、中小企業などにも視野を広げてみる必要があるかもしれません。

 

2-2-2.ミスマッチの可能性がある

HR総研が採用担当者を対象とした「2022年&2023年新卒採用動向調査」によると、企業の採用担当がオンライン面接に対する悩みとして、学生の全体像を把握しにくいというものがあります。

 

具体的な声としては、

 

「空気感がわからない」

「相手の表情や様子などのノンバーバル情報を読み取りづらい」

「オンライン面接で評価の高い学生が対面ではまったくレベルが高くないなど、見極めがまったくできていないことがあった」

 

といったものがあり、入社後に初めて対面した時にオンライン面接での印象と全く違うといったこともあることが分かります。

 

このように対面での面接に比べ、入社後のミスマッチの可能性が高いことは、デメリットのひとつとして認識しておきましょう。

 

2-2-3.社風を感じる機会の減少

コロナの影響で従来活発に実施されていた企業の合同説明会やインターンシップ、OB訪問などの機会が減しました。

 

これによって、ネット上の情報では把握しづらい社風などの直観的な評価が難しくなっています。

 

楽天みん就の調査によると、企業を選ぶ際の軸として「社風が良い」という項目が37%で一位となっており、多くの学生が社風を重視していることが分かるため、デメリットに感じる学生も少なくないでしょう。

3.就活生の声

オンライン中心の就活になったことで、実際に周りの就活生がどのように感じているかを確認する機会が減っていると思います。

 

そこで就活生を対象としたアンケート結果をもとに、コロナ禍での就活について感じていることについてまとめました。

 

 

3-1.コロナ禍の就活について

キャンラボリサーチの調査にて、「コロナ禍の就活についてどう思いますか?」という質問をしたところ、76%の学生が不安を感じていると回答しました。

 

従来であれば大学で友人と就活に関する情報収集をするのが一般的でしたが、オンライン授業主体で大学へ行く機会がない学生も多く、就活支援センターでの相談も難しい状況にあることから、より一層の不安を感じている方も多く見受けられます。

 

 

3-2.オンライン面接について

キャンラボリサーチの調査にて、就職活動は「オンライン・対面どちら派ですか?」という質問をしたところ、オンライン派37%、どちらともいえない33%、対面派30%とおよそ1/3ずつという結果になりました。

 

上述した通り、オンライン面接は時間や場所に縛られず、多くの企業を受けられるというメリットがある反面、学生の人物像を把握しづらく入社後のミスマッチに繋がりかねないというデメリットがあるため、オンラインと対面でどちらが優れているかということはなかなか判断が難しいようです。

 

 

3-3.理系と文系の違い

HR総研が楽天みん就と共同で行った「2022年卒学生の就職活動動向調査」によると、コロナ禍での就活を楽観視している学生の割合は文系学生は34%、理系学生は42%という結果になり、理系学生の方がコロナ禍の就活に対する不安が少ないことが分かりました。

4.コロナ禍での就活で押さえるべきポイント3選

コロナ禍の就活はこれまでのやり方とは大きく異なっています。

そんな環境下での就活を成功させるためにも、最低限押さえるべきポイントを以下3点にまとめました。

 

ぜひ参考にして、効率的にコロナ禍の就活を乗り切りましょう。

 

 

4-1.感染対策

最も基本的なことですが、コロナ禍の就活において感染対策が最も重要です。

 

もし仮に新型コロナウイルスに感染してしまった場合、最低でも1週間の隔離が必要となり、その間就活が制限されてしまいます。

 

面接が佳境な場面で就活がストップしてしまったら非常にもったいないので、手洗いうがいの徹底や人混みの回避など、基本的な感染対策を万全にするように心掛けましょう。

 

 

4-2.ネット環境整備

コロナ禍の就活はオンラインでの活動がメインとなるので、ネット環境を整備するようにしましょう。

 

カフェや大学など公共のWi-Fiがある場所でもできなくは無いですが、集中できる自宅でしっかりとオンライン環境を構築することをおすすめします。

 

また、面接の途中で途切れるようなリスクを極力下げるためにも、回線速度が速い光回線が好ましいでしょう。

 

 

4-3.企業研究

合同説明会やOB訪問などの機会が減っているため、従来の就活よりも情報収集の難易度が上がっています

そのため、口コミサイトやOB訪問のマッチングアプリなどをうまく活用し、情報の取捨選択をしていくように心掛けましょう。

 

また、業界選びも非常に重要です。コロナの影響を受けていない、または逆にコロナが追い風になっているような業界を選ぶ方がうまくいく可能性は高くなります。

 

リクルートワークスの調査によると、飲食・宿泊業、運輸業、サービス業などは、コロナ影響で採用数を減らした企業の割合が多く、逆に金融・保険業・医療・福祉・建設業は採用数を変更していない割合が多いことが分かっています。

後者の業界のように、コロナの影響をなるべく受けにくい業界をメインに就活を進めることもコロナ禍を乗り切るポイントのひとつといえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

今回はコロナ禍の就活を乗り切るための3つのポイントについて解説しました。

 

ここ数年で採用のオンライン化が進み、戸惑っている就活生も多いと思います。

今回紹介したポイントをうまく押さえれば、コロナ禍の就活も効率的に進めることができますので、ぜひ前向きにとらえ、第一志望企業の内定を掴み取りましょう!

 

最後までお読みいただいてありがとうございました。

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就活ハンドブック編集部

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