
就活メールアドレスはGmailと大学アカウントの二択! 注意点や便利機能も解説
2022年11月15日更新
はじめに
「Gmailは就活で使わないほうがいいと聞いたのですが…」
「携帯会社のメールじゃダメなの?」
「メールアドレスで選考に影響が出るって本当?」
など、就職サイトの登録や企業側へ連絡するメールに何を使えばいいか迷いますよね。
結論からいうと、就活用のメールは「Gmail」と「大学アカウントメール」の二択です。
本記事ではその二択をおすすめする理由に加えて、良いメアドの作り方からNG例、就活で有能な便利機能まで解説していきます。
これさえ読んでおけば就活用のメールで悩むことはなくなりますし、メールを就活の武器にして戦えますので最後までジックリお読みください。
もくじ
1.就活用メールを選ぶ前に意識すること3つ
1-1.プライベートとは別のメールを準備する
プライベートと就活用のメールは別々にして下さい。
理由は、プライベートのメールの中に就活サイトや企業側のメールが混在すると見落とす可能性があるからです。
特に就活が本格化するとメールが一斉送信されてきて管理が煩雑になりますので、2元管理は避けましょう。
1-2.就活用メールは1本に統一する
ときどき会社別にメールを使い分けたり、就活サイト別にメールを複数管理する学生を見かけますが、情報が分散し管理が面倒になるのでやめましょう。
たとえば、いろいろなメールアドレスに面接日程や企業説明会などの日程連絡が入るとスケジュール管理がややこしくなりますよね。
なので、1つのメールに統一して一元管理したほうが漏れがなく、安心・安全な情報管理が可能になります。
もし、別々に管理したい場合はフォルダー機能を使用して1つのメール内に企業用、マイナビ用、リクナビ用といったフォルダー分けをして管理することをおすすめします。
Gmailのフォルダー分けは、こちらの記事を参考にしてください。
1-3.携帯電話会社のメールは除外する
docomo、softbank、auなどの携帯会社(キャリア)のメールは就活用としては向いていません。
下図のようにキャリアのメールは「Gmail」や「yahoo! mail」などのフリーメールに比べて、送信・受信の容量が圧倒的に少ないからです。
メール | 送信・受信の容量 |
Gmail | 25MB・50MB |
Yahoo! mail | 25MB・25MB |
大学アカウントメール | 5~10MB |
docomo | 10MB・10MB |
softbank | 2MB・2MB |
au | 2MB・2MB |
送受信の容量が不足していると、画像付きの履歴書や自己PRの動画などをメールに添付しても送れない可能性があります。
企業側とのやりとりを円滑に進めるためにも容量が大きいフリーメールをおすすめします。
なお、大学アカウントメールも容量は小さいですが、あとで説明するメリットもあるので
総合的に考えて検討する必要があります。
2.就活用メールはGmailと大学アカウントメールの二択
就活用メールは「Gmail」か「大学アカウントメール」のいずれかを使用して下さい。
ここからは、その理由を両者のメリット・デメリットを踏まえながら解説していきます。
特にこの記事がおすすめする就活最強ツールは「Gmail」です。
無料で使えるうえにメリットしかないからです。
それでは、その中身を見ていきましょう。
2-1.Gmailのメリット
「Gmailなどのフリーメールは就活では向いてないと聞いたんですけど…」
GmailやYahoo! mail等のフリーメールでまったく問題ありません。
以前は、プロバイダや大学アカウントのアドレスを使っていた学生が多かったのですが、現在は圧倒的にフリーメールを使っています。
また同じフリーメールを使うのであれば、機能面は大差ないですが容量が優位なGmailを選択したほうがいいでしょう。
【Gmailの作り方】 1.Googleアカウントの作成に必要事項を入力して【次のステップ】を押す 2.規約を読み【同意する】を押す |
それではGmailのメリットについて解説していきます。
2-1-1.送受信の容量・保存容量が大
先ほども説明しましたが、なんと言ってもキャリアメールに比べて送受信の容量や保存容量が圧倒的に大きく容量不足になることはないので、就活用としては有能で安心して使用できます。
2-1-2.スマホで確認できる
次に就活は説明会や面接などで会場移動が多いので、移動中にスマホでメール確認できることが必須です。
Gmailであれば、パソコンとスマホを同期できますので、スマホがつながる環境であれば、いつでもどこでもメールをチェックできます。
企業側からの大事なメールに対してもタイムリーに返信できますので嬉しいメリットですね。
2-1-3.Googleカレンダーと連携可能
GmailはGoogleカレンダーと連携できますので、企業側から届いた選考の日程などを簡単に入れ込めます。
また、パソコンからもカレンダーを確認できますので使い勝手がいいですね。
【GmailとGoogleカレンダーの同期方法】 1.Gmailとの同期は、Googleカレンダーの[設定]をクリック 2.[Gmailからの予定を自動的にカレンダーに追加する]にチェックを入れる |
2-1-4.セキュリティーに優れている
Gmailはセキュリティも強く、ログインにはIDとパスワードだけでなく、6桁の暗証番号を打ち込む、いわゆる二段階認証システムが採用されています。
仮に暗証番号を非設定にしていても、ログインした形跡があればGmailアドレス宛てに連絡が届くため安心です。
※乗っ取りや情報漏洩のリスクを抑えるために、フリーWi-Fi経由でのログインは注意しましょう。
2-1-5.検索機能に優れている
さらにGmailの利便性が高い点は、「検索機能」です。
たとえば、検索窓に「会社名」を打ち込むだけで、その会社から送られてきたメールを新しい日付順に一瞬で並べてくれます。
就活もピークになると情報量が膨大になります。過去の曖昧な記憶を遡ったり、頭の中身を整理できたりしますのでかなり有用です。
2-1-6.メールを整理しやすい
Gmailには、グループ分けやタグ付け機能があるため、受信メールを整理できます。
情報が多くなりすぎると「あの、メールどこにあったっけ?」と探すだけで手間と時間がかかりす。
そんな時にこれらの機能でピンポイントで探せますので効率的ですね。
2-2.大学アカウントメールのメリット
ここからは大学アカウントメールのメリット・デメリットを解説していきます。
まずはメリットから見ていきましょう。
2-2-1.在籍証明になる
大学アカウントメールの最大のメリットは「在籍証明になる」ことです。
@マーク以降に大学名が記載されるため、企業側から見てどこの大学の学生かをひと目で確認できます。
プライベートのメールアドレスよりも信頼性が高く、悪い印象を持たれることはありません。
2-2-2.新規作成の必要がない
本記事ではGmailの使用をおすすめしていますが、大学アカウントメールであれば、大学側が支給してくれますので新規に作る必要がありません。
また大学側が使い方を説明してくれますので、迷惑メール設定や受信フォルダー分けなど、いちいち自分で調べなくてもいいので楽ですよね。
2-2-3.悪印象を与える心配がない
自分でメールを作成する場合、メールアドレスを就活にそぐわない記号で設定してしまい企業側の心証を害する可能性があります。
大学アカウントだとメールアドレスを考えなくて済みますし、学生番号などで付与されていますので企業側に悪い印象を持たれる心配がありません。
2-3.大学アカウントメールのデメリット
次に大学アカウントメールにはデメリットが3つありますので、1つずつ解説します。
2-3-1.容量が小さい可能性がある
大学によって異なりますが、大学のメールの最大の弱点は「送受信の容量が小さい」ことです。
画像付きの資料など容量の大きいデータを送れないこともあるので、はじめる前に容量を確認しておいてください。
2-3-2.スマホで確認できないことも
大学アカウントのメアドに届いたメールをあなたのスマホやパソコン、タブレットで確認できるのかのチェックも必要です。
大学のパソコンからでしか見れない場合は、企業からの重要な連絡が入ってもタイムリーに確認できません。
仮にあなたのスマホやパソコン等から確認できる場合も、アカウントの同期設定に不備がないか動作確認を行っておきましょう。
2-3-3.卒業後は閉鎖される
大学入学時に支給されたメールアドレスは卒業後に使用できない難点もあります。
そのためメール内容を残しておきたい人は、フリーメール等に転送しておきましょう。
3.メールアドレスを作る際の注意点
企業側があなたのメアドを見て悪い印象を抱いたり、配慮のない記号配列で誤ってメールを送ってしまう可能性もあります。
ここからはメールアドレスを作る際の注意点をGmail編で解説します。
3-1.覚えやすい長さのメールアドレス
就活のメアドを決めるポイントは「アドレスの長さ」です。
アドレスの長さは、自分で覚えられる程度の長さがベストです。
アドレスが長いと自分でも覚えきれず、いちいちスマホを取り出して書き写すのは面倒くさいですし、間違えて書いてしまうリスクもあります。
一方で、企業側も記載されたメアドをパソコンに入力し直す際にあまりにも長いアドレスで打ち込む作業の手間を増やしたり、インプットミスにつながり重要なメールが届かない可能性も考えられます。
メールアドレスはあなたにも、企業側にも負担のない適度な長さにしましょう。
次にメールアドレスの「良い例」と「悪い例」を紹介していきます。
3-2.メールアドレスの良い例
Gmailのメールアドレスは、他の人が登録していなければ自由に作成できます。
ただ、自由だからといって好き勝手に作っていいものではなく、シンプルに自分の名前や大学名が入ったものをおすすめします。
たとえば、「内定大学の就活一郎さん」を例にすると、下記のメールアドレスが良い例の見本になります。
【就活用メールアドレスの良い例】 ・名+姓 → ichiro.shukatsu@gmail.com ・姓+名 → shukatsuichiro@gmail.com ・姓+名+誕生日 → shukatsuichiro0101@gmail.com ・名+姓+誕生日 → ichiro.shukatsu0101@gmail.com ・大学名+学籍番号 → naiteiuniv.39865@gmail.com ・大学名+姓 → naiteiuniv.syukatsu@gmail.com |
4.メールアドレスの悪い例
①卑猥な表現や非常識な言葉 ・卑猥な例:sexpunk@gmail.com ・非常識な例:houkamania@gmail.com ➁意味のない文字の羅列 ・hkdaoujdmslja@gmail.com ③プライベートや趣味 ・有名なタレント:keyakilove@gmail.com ・趣味:karaoke.everyday@gmail.com ・漫画やゲーム:favorite.dorakue@gmail.com ➃彼氏の名前など恋愛関係のワード ・彼氏の名前:hayatodaisuki@gmail.com ・恋愛系:kareshi.love@gmail.com ➄「ハイフン(ー)」や「アンダーバー(_)」などの記号や顔文字 ・ハイフン・アンダーバー:ichiro-shukatsu@gmail.com ・顔文字: goomo_omoroi@gmail.com ⑥電話番号や暗証番号 ・電話番号:09011111111@gmail.com ・暗証番号: 2822@gmail.com ➆メッセージ性の強いもの ・genpatu.sansei@gmail.com |
5.メールアドレス作成後にやっておきたいこと5つ
ここからはメアド作成後にやっておきたいことを5つ紹介します。
5-1.迷惑メール設定を確認する
Gmailは迷惑メールかどうかをシステム上で管理している関係で、企業側のメールが迷惑メールフォルダに入り込む可能性があります。
なので、Gmailの迷惑メールフォルダは随時確認する必要があります
仮に企業側のメールが迷惑メールに指定されていた場合は、そのメールを開き、
「迷惑メールではないことを報告」のボタンをタップすれば、以降その企業から送付されたメールは正しく受信されます。
5-2.スター(☆)機能で抜け漏れを防止する
就活中は企業からの連絡だけでなく、就活サイトからの説明会や就活情報など想像以上のメールが届きます。
複数の就活サイトに登録したり、大量の企業にエントリーしていると重要なメールを見落としてしまう原因になります。
見落としを防止するには、重要なメールに「スター(☆)」をつけておくと、あとからスターフォルダに入っている重要なメールだけを閲覧できるので安心です。
5-3.PCでも確認できるように設定する
企業によってはESや履歴書をデータ送付で指定する会社もあります。
ExcelやWordはスマホでは操作しにくく、誤ったデータを送付してしまうリスクもあります。
作成した資料を確実に送付するためにも、スマホとPC両方で確認できるように設定しておきましょう。
スマホでもPCでも送受信する方法は、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
5-4.署名のテンプレを自動設定しておく
メール本文の最後に署名を入れるのは社会人のマナーですが、自動設定しておくと取りこぼしがなくなります。
Gmailでも署名を編集できますので、以下の内容を参考に署名を登録しておきましょう。
【 署名例 】 ============================== 内定大学 経済学部 経済学科 就活 一郎 Tel:090-1111-1111 E-mail:ichiro.shukatsu@gmail.com ============================== |
5-5.差出人名を設定しておく
メールによっては、自分の名前を下記のとおり差出人欄に表示させることができます。
就活 一郎<ichiro.syuukatsu@gmail.com>
英数字で書かれたメアドよりも日本語で記載された氏名のほうが、人事もメールを管理しやすいので
設定しておくことをおすすめします。
Gmailの差出人名をPCで設定する場合は、こちらが参考になります。
おわりに:就活ではGmailか大学メアドを!
一方で、大学アカウントメールも在籍証明の証になりますので、送受信容量が安心できるレベルであれば選択する価値があります。
また、メールアドレスも良い例の見本に従って設定すれば、人事側の心証を損ねる心配はありません。
加えて、さまざまな機能を駆使すれば心強いあなたの就活の味方になりますので、ぜひ使いこなしていきましょう。
この記事があなたの就活のお役に立てば幸甚です。