就活返信メールはどこまで?メールにおいて必須のマナーを徹底解説

就活返信メールはどこまで?メールにおいて必須のマナーを徹底解説

2024/10/8更新

はじめに

就職活動中の皆さん、企業とのメールのやり取りに不安を感じていませんか?

就活では、企業とのコミュニケーションの多くがメールを通じて行われます。

適切なメールの書き方やマナーを身につけることは、就活成功の鍵となるでしょう。

そこで本記事では、つぎの内容について解説していきます。

記事の内容
  • 就活メールの返信はどこまで必要か
  • 注意すべきメールのマナーとは
  • 就活メール返信の失敗談と対処法
  • 状況別の返信メール例文

就活メールを成功させるための有用な情報が満載となっていますので、ぜひ、最後までご覧ください。

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就活メールの返信はどこまで?

就活メールの返信はどこまで?

就活においてメールでやりとりをする場合、どこまで返信すればいいか迷うことがよくあると思います。

ここではメール返信をどこまでするかの目安を2つ紹介します。

自分の返信で終わらせる

原則としてメールの会話は自分が送ったもので終わらせるようにしましょう。

その意識付けをしておけば、企業側からの質問を返しそびれることもなくなり、失礼にも値しなくなります。

自分からメールを送った場合はもちろん、企業から送られた場合もこちらからの送信で打ち切るようにしましょう。

ただし、企業側のメールで返信不要の記載があった場合は返信の必要はありません。

その場合に返信してしまうとメールをよく読んでいないと誤解されてしまうこともあるので、注意が必要です。

大事な用件が済むまで

2つ目は余計な内容のメールは送らないことです。

例えば日程の確認をメールで行っている場合、そのメールの目的はあくまで日程確認のためだけのメールになります。

そのため、日程に関連する質問ならまだしも、ただ自分の知りたい内容を聞く機会ではありません。

他の内容に関して質問がある場合は返信するのではなく、新しい件名のメールを作るなど、件名にある事柄以外の質問をするのは極力控えましょう。

注意すべきメールのマナーとは

メールは数少ない企業側とのやり取りの一つであり、自身の人柄や態度を表す貴重な手段とである言えるでしょう。

社会人としての常識が問われる機会でもあるため、メールの内容によっては企業側に好印象も悪印象も与えることになります。

ここでは就活を行ううえで心得ておきたいメールのマナーについて紹介します。

返信する時間帯は

まずメールだけに限った話ではありませんが、今後社会人として歩んでいく身として、メールをする時間のマナーは必ず知っておきたい事柄の1つです。

ここでは、就活メールの返信において理解しておきたい2つの注意点を解説します。

返信は原則当日中

企業からのメールに返信するまでの間の時間は早ければ早いほど良いでしょう。

企業としては早く連絡が取れた方がその後の動きもスムーズにいくので非常にありがたくなります。

また、中にはメールの返信を次の日あるいは数日後に行ってしまうような学生もいますので、仕事に対する熱意を表すうえでも対応は早めに行いましょう。

営業時間外の場合は翌日以降

返信のタイミングは原則当日中ですが、夜遅くにメールの着信に気づいてしまった場合などは例外となります。

もう1つ重要な原則は、企業の営業時間内に連絡をすることです。

そのため、夜にメールの着信に気づいたからといって、焦って返信してはいけません。

その場合は翌日午前中の営業時間内に返信し、返信が翌日になってしまった旨のお詫びもしておきましょう。

本文作成における注意点5選

本文作成には多く注意点がありますが、ここでは注意点を厳選して5つ紹介します。

件名は変更しない

まず1つ目の注意点としては、件名を変更しない点が挙げられます。

というのも、企業がメールの内容を理解しづらくなってしまうからです。

企業はたくさんの就活生と連絡を取っているので、1人1人との連絡内容を覚えているわけではありません。

そのため、件名が消されていると何についてのメールであったか分かりづらくなります。

企業から初めに送られたものであれば特に件名を誤って消してしまわないように注意しましょう。

引用部分は消さない

よくあるミスに引用の消去があります。

引用とはメールの本文の下に表示される前回のやり取りのことです。

今回のメールの邪魔になると思い消してしまう学生が多く見受けられますが、引用部分は消さないで残しておきましょう。

引用は前回のやり取りの履歴とも言えるので、メールの内容を確認する際に便利になります。

そのため、引用は消さないのが企業側への親切と言えるでしょう。

また返信する際、件名にはReの表記がつきますが、件名に対しての返信を表しているので、企業側にわかりやすいようこちらも消さないようにしましょう。

アドレスの表記に注意する

3つ目の注意点はアドレスの表記です。

細かいと思うかもしれませんが、社会人の礼儀としてアドレスは常識的なものにしましょう。

非常識なメールアドレスとはアニメのキャラクター名や有名人の名前など、それに近いものを連想させるものにあたります。

メールの相手が気づくかどうかはわかりませんが、ふざけた印象を持たれないためにもしっかりとしたアドレスにしておくのが無難と言えるでしょう。

正しい敬語表現を用いる

メールにおいて非常によくある間違いは敬語表現です。

学生の間は社会人と関わる機会がアルバイト等を除いてあまりないので、敬語に触れる機会が少なくなります。

そのため、面接の時に敬語で話せなくて困ってしまう学生が多くいますが、その影響はメールにも出てきます。

メールが試験の一環であるかどうかは断言できませんが、少なくともしっかりした敬語表現ができていない場合は良い印象を受けません。

特に尊敬語と謙譲語の使い分けや二重敬語に注意しましょう。

文の読みやすさを意識する

文の読みやすさにも気を遣いましょう。

単語の使い方や句読点の位置、特に注意するべきは文章の長さです。

メールの目的は情報の伝達にあるので、できるだけ短くシンプルな文章の方が読みやすく、意図も伝わりやすくなります。

普通に文章を書いても問題はありませんが、より読みやすくするために意味の切れ目で改行をするなどの工夫をするとより印象がよいでしょう。

添付ファイルに気をつける

添付ファイルの扱いは、あなたの細やかな注意力と指示遵守能力を示す重要なポイントです。

添付忘れは言うまでもなく、ファイル形式やサイズにも注意が必要です。

一般的に、PDFやWordファイルが使われますが、指定がある場合はそれに従いましょう。

ファイル名には、内容が分かりやすい名前を付けることも大切です。

例えば、「履歴書_山田太郎.pdf」のように、書類名と自分の名前を入れるとよいでしょう。

また、添付ファイルにはウイルスチェックを必ず行ってください。

セキュリティに配慮することで、企業に安心感を与えられます。

添付ファイルの適切な扱いは、あなたの細やかな配慮を示します。

確認を怠らず、正確な対応を心がけてくださいね。

就活メール返信の失敗談3つ

就活メールの返信では、ちょっとした不注意が大きな失敗につながることがあります。

ここでは、実際によくある失敗例を3つ紹介し、その対処法を解説します。

これらの失敗例を知ることで、同じ轍を踏まないよう気をつけましょう。

就活メール返信の失敗談
  • 返信が遅すぎた
  • 誤字脱字があった
  • 添付忘れをした

それでは、各失敗例について詳しく見ていきます。

返信が遅すぎた

返信の遅れは、あなたの熱意不足や責任感の欠如と判断されかねない重大な失敗です。

ある就活生は、企業からの面接日程調整のメールを見落とし、3日後に気づいて慌てて返信しました。

結果として、他の候補者が先に日程を押さえてしまい、希望の日に面接を受けられなくなりました。

このような事態を避けるためには、メールチェックを1日最低3回は行うよう習慣づけましょう。

朝、昼、夜と決まった時間にチェックすることで、見落としを防げます。

また、就活用のメールアドレスやメールボックスを作ったりすると、見過ごすことが減るでしょう。

誤字脱字があった

誤字脱字は、あなたの注意力不足や粗雑さを示すマイナスポイントとなります。

ある就活生は、慌てて送信したメールに「御社」を「貴社」と間違えて書いてしまいました。

「貴社」は目上の相手に使う言葉ではないため、不適切な表現となってしまったのです。

このような失敗を防ぐには、送信前に必ず読み返す時間を設けることが大切です。

特に、人称や敬語、日付、固有名詞などは入念にチェックしましょう。

また、文章作成後しばらく時間を置いてから再度確認すると、より客観的に誤りを見つけられます。

可能であれば、第三者に目を通してもらうのも効果的です。

誤字脱字のない文章は、あなたの細やかな注意力と真摯な態度を示します。

慎重なチェックを心がけ、信頼感のある文章を作成しましょう。

添付忘れをした

添付ファイルの忘れは、指示に従う能力の不足を印象づける重大なミスです。

ある就活生は、履歴書のデータ送付を求められたメールに対し、「添付しました」と書いたにも関わらず、実際には添付し忘れて送信してしまいました。

この失敗により、再送を求められ、迅速な対応ができなかったという印象を与えてしまいました。

このような事態を避けるためには、送信ボタンを押す前に必ず添付ファイルを確認しましょう。

多くのメールソフトには、「添付」という単語があるのに添付ファイルがない場合に警告する機能があります。

また、添付ファイルの名前は分かりやすいものにし、メール本文で添付ファイル名に言及するのも良いでしょう。

添付ファイルの確実な送付は、あなたの確認能力と仕事の正確さをアピールします。

慎重な確認を習慣づけ、ミスのない対応を心がけましょう。

就活返信メールの作り方

就活返信メールの作り方

メールの基本構成

メールの大まかな構成は件名、宛名、本文、署名の4つになります。

件名

件名は必ず書くようにしましょう。

本文から書きたくなるところですが、件名はメールにおいて非常に重要な要素です。

本文を読めばメールの内容は理解できますが、件名があれば何についてのメールかはっきりとわかります。

また、メールの受信トレイでは件名が表示されるので、該当のメールを探している場合は見つける手間が省けます。

件名の書き方ですが、それを読んだだけで何についてのメールか分かるような件名にしましょう。また、件名の後に大学名と名前も記載しておくと親切です。

「〇〇について 〇〇大学 氏名」といった形で短くシンプルに書くようにしましょう。

宛名

就活のメールにおいては宛名も重要となります。

どの企業の何課の誰に向けたメールなのかを正確に記載しましょう。

その際に企業の名称を省略して書くのは失礼にあたるので、「株式会社」を「(株)」のようにしないよう注意しましょう。

また、メールを担当する方の名前には必ず「様」などの敬称を使用し、担当者の名前がわからない場合は「採用担当者様」といったように記載しましょう。

本文

本文では、まず挨拶と自己紹介の文を記載しましょう。

挨拶は「お世話になっております」の文言で十分です。

自己紹介は「〇〇大学の〇〇と申します」程度の簡単な自己紹介にしましょう。

その後は、件名にある内容を記載し、最後に結びの一言を添えると全体的に構成のとれた分かりやすいメールになります。

本文の記載は、ここまでで紹介した敬語表現や読みやすさに注意して文章を作成しましょう。

署名

最後に忘れがちなのが、自分がどこの誰なのかにあたる署名の記載です。

内容がわかってもそれが誰からのメールなのかが分からなければ元も子もありません。

企業は多くの就活生とやり取りをしているので大学名、住所、氏名、メールアドレス、電話番号は特に記載を忘れないようにしましょう。

状況別の例文

ここでは、状況別に返信メールの実例を紹介します。

日程の説明に対する返信

1つ目は企業から日程の選択肢を与えられた場合に返信例文です。

文章を羅列するのではなく、改行を使用することで見やすさを意識しましょう。

【例文】

件名 Re:日程の調整について(〇〇大学〇〇)

 

(宛名)
株式会社〇〇
人事部〇〇様

 

(挨拶・自己紹介)

お世話になっております。

〇〇大学〇〇学部〇〇と申します。 

 

(内容)

この度はお忙しいところ面接の日程をご連絡いただき誠にありがとうございます。

面接の日程ですが、以下の日程でお伺いさせていただければ幸いです。 

〇月〇日(〇曜日)午〇 〇時〜〇時

 

(結び)

当日は何卒よろしくお願い申し上げます。

 

(署名)

〇〇大学〇〇学部
〇〇(氏名)
〇〇県〇〇市〇〇町123-456(建物名と部屋番号)
012-3456-7890
〇〇@gmail.com

日程の変更に関する返信

2つ目は、企業から指定された日程に行けない場合の返信例文です。

指定された日程に行けない理由を明確にし、自分の都合が良い日程を複数提示しましょう。

その際に企業に対するお詫びの気持ちの記載も忘れてはいけません。

【例文】

件名 Re:日程の調整について(〇〇大学〇〇)

 

〇〇株式会社
〇〇部〇〇様

 

お世話になっております。

〇〇大学〇〇と申します。

この度は面接日程を案内いただき、誠にありがとうございます。

面接日として指定いただいた〇月〇日(〇曜日)ですが、家庭の事情がございまして、貴社に伺うのが難しい状況となっております。

自分の勝手な都合で大変恐縮ではございますが、以下の日程で面接日を調節していただくことは可能でしょうか。

 

〇月〇日(〇曜日)〇時~〇時
〇月〇日(〇曜日)〇時~〇時
〇月〇日(〇曜日)〇時~〇時

 

お忙しいところ急な変更をお願いしてしまい恐れ入りますが、前向きにご検討いただければ幸いです。

上記日程で都合が合わない場合は、貴社のご都合のつく日をお聞かせいただきたく存じます。

何卒宜しくお願い申し上げます。

 

大学学部名
氏名
住所
電話番号
メールアドレス

企業からのお礼に対する返信

3つ目は、こちらが送った内容に対して企業側からお礼のメールが届いた際にさらに返信する場合です。

すでに言うことがない場合は、返信に関するお礼を述べるのがおすすめとなります。

内容に凝る必要はなく、丁寧に感謝の気持ちを伝えましょう。 

【例文】

件名 Re:面接の日程調節について(〇〇大学〇〇)

 

株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様

お世話になっております。

〇〇大学〇〇学部〇〇と申します。

大変お忙しい中であるにもかかわらず、丁寧にご対応いただき誠に感謝申し上げます。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

さいごに

この記事では、就活中に企業へメールを送る際の適切な方法やマナーについて詳しく解説しました。

就活中は、1人の社会人としてビジネスマナーを守ったメールのやり取りが求められます。

メールの返信タイミング、本文の作成方法、敬語の使用、添付ファイルの扱いなど、様々な注意点が紹介されています。

特に、返信は原則当日中に行うこと、誤字脱字に注意すること、添付ファイルの確認を怠らないことなどが強調されています。

また、状況別の返信例文も提供されており、実践的な指針となっています。

就活中は、本記事で紹介されたマナーや例文を参考に、適切なメールコミュニケーションを心がけることが重要です。

これらのスキルを身につけることは、就活だけでなく、将来の社会人生活でも大いに役立つでしょう。

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