逆質問のネタがない人向け!高評価を得られる逆質問10選!
2021年12月8日更新
はじめに
就活生のみなさんの中で、最も重要視している項目のひとつに面接対策があると思います。
一口に面接対策と言っても、志望動機や自己PRなどさまざまありますが、今回は「逆質問」について解説します。
面接官から「最後に何か質問はありますか?」と聞かれる定番の質問ですね。
そもそも逆質問ってしないといけないの?と疑問に思う人いると思いますが、結論からいうと逆質問の対策はしておいた方が内定を勝ち取る可能性は高くなります。
逆質問をしっかりと対策しておけば、志望度の高さをうまくアピールできるからです。
「そんなこと言われても、何を質問していいか分からない」という人向けに、今回は面接官から高評価を得られる逆質問を10個厳選して紹介します。
また逆質問のNGパターンについても、解説していますので、あわせて確認してみてください。
「逆質問を制する者は、就活を制す」と言っても過言では無いくらい、重要な要素なので、ぜひ今回の記事を参考にしてください!
面接官が逆質問をする理由
そもそも面接官が逆質問をする理由は以下の3点について知りたいからです。
・自社への志望度
・事前準備力
・コミュニケーション能力
自社への志望度
逆質問をする一番の理由は、自分たちの会社に対して、どれほどの志望度があるのか、といったことを確認することです。
志望度が高ければ、それだけ関心が高いということなので、必然的に聞きたいことは出てくるはずです。
「特にありません」という回答だと、「この子はあまり自分たちの会社に関心が高くないんだな」と面接官は考えてしまいます。
事前準備力
どんな仕事においても、事前準備は欠かせません。
逆質問をするには、ある程度会社の企業理念や事業内容を把握しておく必要があり、事前準備が欠かせません。
逆質問ができないと、「この人は実際に仕事をしても、事前準備ができない人なのかな」と思われ、悪い印象を与えてしまう可能性があります。
コミュニケーション能力
仕事を進める上で、コミュニケーション能力は必須項目です。
きちんと分からないことは、先輩や上司に質問をしながら、進めていかないと、業務を円滑にまわすことはできません。
面接官は逆質問を通して、会話力や質問力などのコミュニケーション能力を確認しているのです。
逆質問はした方が良い
以上の理由から、逆質問を要求された場合は、しっかりと質問をしましょう。
「特にありません」と回答すると、志望度や熱意が低いと捉えられ、仮に内定を出したとしても、入ってこないのかなと思われてしまいます。
ただし、適当に質問をすれば良いというわけではありません。
逆質問の内容によっては、逆に面接官の印象を悪くしてしまうものもあります。
そこでつぎに面接官に好印象を与える逆質問について、紹介します。
就活面接で高評価を得られる逆質問10選
面接でどんな逆質問をすればよいかわからない人向けに、面接官に印象を与える逆質問を10パターン厳選しました。
迷ったらとりあえずこの10パターンを読んで、自分の志望している会社にあわせてアレンジしてみましょう。
また就活面接は選考状況によって、人事面接と役員面接の2種類に大別されます。
前半5つは人事面接用、後半5つは役員面接用に紹介していますので、状況に応じて使い分けてみてください。
<人事面接向け>
・御社ではどのような方がご活躍されていますか?
・今回の面接で私に足りなかった部分をご教示いただけないでしょうか?
・入社までに身に付けておくべきスキルや、勉強しておいた方が良いことはありますか?
・私は長所は〇〇ですが、これを御社で活かす機会はございますでしょうか?
・〇〇様は、どんな時に仕事のやりがいを感じますか?
<役員面接向け>
・私は御社の〇〇という事業に関心があります。この事業を始めるきっかけについてご教示いただけますか?
・10年後に描いている御社の経営ビジョンを教えてください。
・御社の弱みは〇〇であると認識していますが、今後どのような対策をしていく予定なのでしょうか?
・御社の企業理念は〇〇ですが、今後の事業展開にどのように反映していくのでしょうか?
・御社がここまで成長してきた要因はどのようにお考えでしょうか
ひとつずつ解説していきます。
まずは人事面接向けの質問ですが、基本的にやる気や意欲などの熱意をアピールするのがオススメです。
また自分の長所を絡めながら、逆質問をすることで、自己PRにも繋がるので、以下5つのパターンを参考にしてみてください。
御社ではどのような方がご活躍されていますか?
この質問をすることで、入社後に活躍したいというやる気を面接官にアピールすることができます。
また本当に自分に合っているかを確かめており、真剣に就活をしているんだなという印象を与えることができます。
ここで活躍している人が自分とあまりにもかけ離れた人物であれば、就活の方向性を変えるきっかけにもなり、自分と面接官にとってWin-Winの質問であると言えるので、オススメです。
今回の面接で私に足りなかった部分をご教示いただけないでしょうか?
面接の内容に対して、フィードバックを求める質問です。
どんな仕事でも、実際に業務をして、上司からフィードバックをもらい、またそれを業務に反映させ、改善していくというPDCAサイクルを回していくことが重要です。
この質問をすることで、常に改善をしていく意識が高く、入社後も常にPDCAを意識して成長してくイメージを面接官に植え付けることができます。
より成長意欲をアピールしたいときは、この質問を参考にしてください。
入社までに身に付けておくべきスキルや、勉強しておいた方が良いことはありますか?
この質問も、面接官に成長意欲の高さをアピールすることができます。
内定が決まった後も、だらだら遊ぶわけではなく、きちんとスキルアップのために勉強するんだなといった真面目な部分もアピールできます。
実際にもらったアドバイスを元に、入社前に勉強をしておけば、入社後に同期と差をつけることもできます。
私は長所は〇〇ですが、これを御社で活かす機会はございますでしょうか?
この質問では自分の長所をアピールしつつ、自信を持っている印象を与えることができます。
面接官としても、この人は入社したら、こんな部署や業務で活躍できそうだなというイメージを持ちやすくなるので、採用されやすくなります。
〇〇様は、どんな時に仕事のやりがいを感じますか?
実際に働いている人がどのようなモチベーションで働いているかを確認することで、入社後の働き方のイメージをより具体的にしようしているんだなということを印象を持ってくれます。
志望度が高いほど、より具体的にその会社について、知りたいと思うものなので、この質問をすることで、入社への熱意をアピールできます。
次の5つは役員面接向けです。
会社の社長や役員は、会社や業界全体に対してや、将来的なビジョンについてなど、経営者目線での質問が効果的です。
私は御社の〇〇という事業に関心があります。この事業を始めるきっかけについてご教示いただけますか?
ここでの事業はなるべく、その会社が一番注力しているものや、最近新規で始めた事業するのが良いです。
経営者としては、自社が注力している事業に共感してくれる人と働きたいと思うからです。
そのためにも、事業内容別の規模感や、その事業にどれだけ投資しているかなど、事前調査が重要になってきます。
中途半端な知識だと、会話が続かなくなる可能性があるので、この質問をする場合はしっかりと下調べをしておきましょう。
10年後に描いている御社の経営ビジョンを教えてください。
この質問をすることで、長期にわたって、この会社で働きたいということをアピールすることができます。
またこの人は目の前の業務だけをこなす短期的な視点だけでなく、会社の将来を見据えた長期的な視点を持っているんだなという、印象を与えることができ、採用率が高まると考えられます。
御社の弱みは〇〇であると認識していますが、今後どのような対策をしていく予定なのでしょうか?
この質問では、事前調査力の高さをアピールすることができます。
しかし、弱みの部分が的外れなことを言ってしまうと、逆に悪い印象を与えてしまう可能性があるので、この質問をする場合は、しっかりと弱みである根拠を明確にした上で臨みましょう。
御社の企業理念は〇〇ですが、今後の事業展開にどのように反映していくのでしょうか?
経営者にとって、企業理念とは最も意識している項目のひとつです。
その企業理念をきちんと理解していることをアピールするができれば、この人と一緒に働きたいと思われやすくなるので、オススメの質問です。
御社がここまで成長してきた要因はどのようにお考えでしょうか?
会社全体の強みを深堀りする質問で、関心の高さをアピールできます。
「私は御社の強みは〇〇だと思っています」などの前振りがあると、逆質問後の会話にはずみが出るようになり、なおよいと思いますので、志望企業の強みをしっかり調べた上で質問するようにしましょう。
こんな逆質問はよくないNGパターン3選
つぎに逆に面接官の印象を悪くしてしまう逆質問のNGパターンを3つ紹介します。
・調べればすぐに分かる質問
・給与や福利厚生など待遇面に関する質問
・「はい」か「いいえ」で終わる質問
調べればすぐに分かる質問
企業のホームページに書いてあるような、調べればすぐ分かるような質問はやめましょう。
例えば
・御社の主要な事業・サービスはなんでしょうか?
・御社の企業理念について教えてください
などです。
このような質問をすると、「事前調査力が不足している」とか「熱意がない」といった印象を持たれてしまいます。
給与や福利厚生など待遇面に関する質問
・残業代は出ますか?
・有休はきちんと取得できますか?
など、待遇面などの質問も、本当にやる気をもって働いてくれるのか不安にさせてしまうので、避けておいた方が無難です。
このような疑問については、口コミサイトや、OB訪問などのフラットな場で、情報収集をしておき、面接ではなるべく質問しないようにしましょう。
「はい」か「いいえ」で終わる質問
・海外転勤はありますか?
など、「はい」か「いいえ」で終わるような質問は、その後の会話が弾みにくく、コミュニケーション能力が低い印象を与えてしまう可能性があるので、避けておきましょう。
面接官の立場に立って、より会話が弾みやすくなるような質問を意識することで、コミュニケーション能力の高さをアピールできます。
面接官から逆質問がない時は不合格!?
これまで、逆質問の重要性を解説してきましたが、そもそも面接官から逆質問が無いこともあります。
面接官から逆質問を要求されなかったらと不合格になるといった噂もありますが、そんなことは無いと思います。
面接を通して、十分人物像が分かれば、逆質問の必要はないですし、好印象だからこそ、逆質問をするまでもないと考えている面接官もいます。
私が就活をしていたときも、逆質問が無くて、内定をいただいたケースは何度もありました。
逆質問がないことでショックを受けて、最後の挨拶で暗い対応をしてしまうのは、非常にもったいないです。
逆質問がないときは、面接で十分魅力をアピールできたとポジティブに捉えましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は就活面接で高評価を得られる質問を10パターン紹介しました。
<人事面接向け>
・御社ではどのような方がご活躍されていますか?
・今回の面接で私に足りなかった部分をご教示いただけないでしょうか?
・入社までに身に付けておくべきスキルや、勉強しておいた方が良いことはありますか?
・私は長所は〇〇ですが、これを御社で活かす機会はございますでしょうか?
・〇〇様は、どんな時に仕事のやりがいを感じますか?
<役員面接向け>
・私は御社の〇〇という事業に関心があります。この事業を始めるきっかけについてご教示いただけますか?
・10年後に描いている御社の経営ビジョンを教えてください。
・御社の弱みは〇〇であると認識していますが、今後どのような対策をしていく予定なのでしょうか?
・御社の企業理念は〇〇ですが、今後の事業展開にどのように反映していくのでしょうか?
・御社がここまで成長してきた要因はどのようにお考えでしょうか
逆質問に困ったら、とりあえずこの内容をベースに、いくつか逆質問を事前につくっておきましょう。
逆質問は自分の魅力をアピールできる最後のチャンスなので、有効活用しない手はありません。
しっかりと逆質問を用意して、第一志望の会社の内定を勝ち取りましょう!