【例文あり】将来性を用いた印象に残る志望動機を作成する方法を解説!

【例文あり】将来性を用いた印象に残る志望動機を作成する方法を解説!

2024年8月27日更新

はじめに

志望動機を作成する際に、「企業の将来性」をどう志望動機に盛り込むかを迷っている就活生も多いのではないでしょうか。

志望動機は、企業に自分自身をアピールする上で重要な項目の一つであり、その項目に企業の将来性を盛り込むことは、企業へのアピール力を高めるためにも効果的です。

しかし、企業の将来性を盛り込む際には、注意しなければならない点も多々あります。

本記事では以下のような就活生を対象にしています。

対象
  • 志望動機に将来性を入れた方がいいのかわからない
  • 将来性を盛り込んだ魅力的な志望動機の作り方を知りたい
  • 志望動機に将来性を加える際の注意点はあるのか気になる

そこで本記事では、志望動機に「将来性」を入れるメリットやデメリット、具体的な入れ方について例文を交えて解説しています。

企業の将来性を重視し、志望動機に効果的に盛り込みたい就活生は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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志望動機に「将来性」を用いるメリット

志望動機に「将来性」を含めることで、大きなメリットがあります。

ここでは、志望動機に「将来性」を含めるべき理由と注意すべきポイントについて紹介します。

1.志望動機に「将来性」を含めるべき理由

志望動機に将来性を含めることは、非常に有効な手段であるといえるでしょう。

将来性を含めることで、企業に対して自分の関心や企業理解の深さをアピールできます。 

企業側は日頃から物事を考え、ビジョンを作り出し、実践できる人材を求めています。

将来性をしっかり考えた上でそれを志望動機に盛り込むことで、「この人は長期的に企業に貢献できる可能性がある」といった好印象を与えることができるでしょう。

 

さらに企業への本気度や長期的なコミットメントを示せる点もメリットです。

企業の将来性に共感し、自分自身のキャリアビジョンと結びつけることでよりアピールできます。

企業は、自社のビジョンに共鳴し、長期的に活躍してくれる人材を求めています。

そのため、将来性を志望動機に盛り込む際には、自分自身が企業の未来の成長に対して、どのような形で貢献していくのかや共に成長していきたい意欲を示すことができるといいでしょう。

2.注意すべきポイント

しかし、ただ将来性を強調すればよいというわけではありません。 

適切な使い方ができていない場合、逆にマイナスの印象を与える可能性もあります。

将来性という言葉は、魅力的な響きを持つ一方で、この言葉は就活生が多く使う言葉であるため、他の学生と差別化して自分自身の本気度を伝えるためにも、内容の裏付けをする必要があります。

そのため、志望動機に将来性を盛り込む際には、必ず具体的な根拠とともに採用担当者が納得できるような説得力のある表現や内容を記載することを心がけましょう。

志望動機に「将来性」を用いるデメリット

志望動機に将来性を用いることのデメリットもいくつかあります。

ここでは、志望動機に将来性を用いるデメリットについて3つ紹介します。

1.不用意な使用は本気度が低いと捉えられる

将来性という言葉は使い方次第で大きな武器になる反面、慎重に扱わなければ逆効果を招くリスクも伴います。

特に漠然と「将来性がある」と述べても、面接の際に根拠やその意味について質問される可能性が高いでしょう。

面接で具体的な根拠や考えが乏しい場合、面接官からのイメージも悪化し、選考を通過することは困難となるでしょう。 

志望動機に「将来性」を盛り込む場合は、面接でもしっかりと根拠を持って回答ができるように準備しておく必要があるでしょう。 

2.オリジナリティを欠くと逆効果に

将来性というフレーズは、響きが良いという理由から多くの就活生が使用しています。

そのため、オリジナリティを欠くと、周りの就活生と差別化できず、印象を残すことが難しくなるでしょう。

その結果、選考の際にも、採用担当者に「熱意が感じられない」「テンプレート的な志望動機」と捉えられる可能性もあります。

そのため、オリジナリティを持たせた具体的なエピソードや内容を盛り込み、志望企業への本気度をしっかりと伝えるようにしましょう。

3.企業への依存を感じさせる

将来性の使い方によっては、企業への依存を感じさせる表現になってしまう場合があるため注意が必要です。

よくありがちなのが「将来性がある企業で自分も成長したい」といった文言です。

このような表現は、自分自身で切り開いて成長するのではなく、企業任せにしているように受け取られるため、他力本願であると判断される可能性があるでしょう。

企業は、就活生には主体性を求めており、自分自身の力で成長することで、企業に貢献してもらうことを望んでいます。

そのため、「将来性」を志望動機に取り入れる際には、自分自身が企業にどのように貢献できるかを具体的に示し、主体性を強調することが重要です。

志望動機に「将来性」を用いる際の3つのポイント

志望動機に将来性を取り入れる際には、いくつかのポイントがあります。

ここでは、将来性を志望動機に盛り込む際のポイントを例文を用いて3つ解説します。

まず初めに例文を比較してみてください。

①貴社は現在〇業界におけるシェアが高く、業界内で第一線で活躍されているところに将来性があると考えております。
また、貴社の開発した新商品は時代に合っていて、私もこのような商品を生み出してみたいと考えております。
これまでの経験を活かし貴社に貢献したく志望いたしました。

②貴社の商品開発力に将来性を感じて志望いたしました。
貴社は現在〇業界においてシェアが〇%であり、業界内で第〇位の実績を誇っておられます。
さらに貴社が開発した新商品は、現代社会を取り巻くコロナウイルスの状況から鑑みると、今後も高い収益性が見込まれます。
また、貴社は人々に寄りそい社会的ニーズに応えた商品を生み出すことができる創造性と開発力を持ちあわせており、今後の将来性が感じられました。
私は大学で〇を専攻しており、〇の経験もございますので貴社の商品開発や新規事業立ち上げにも貢献できると考えております。
いずれは自身が主導となって新商品や新サービスを生み出し、自らの手で新しい文化を作るというビジョンを体現したいと考えております。

もし皆さんが面接官だとしたら、2つの文章を読んでどちらの学生に魅力を感じるでしょうか。

おそらく②が多いのではないかと思います。

それでは、②に盛り込まれている3つのポイントについて詳しく紹介していきます。

1.現状と将来の展望を反映させる

まず1つ目のポイントが、現状と将来の展望を反映させることです。

将来性を盛り込むうえで非常に重要なのは、企業の現状だけでなく今後の動向も加える点です。

先ほどの例文で確認してみましょう。

貴社は現在〇業界におけるシェアが高く、業界内で第一線で活躍されている…

貴社は現在〇業界においてシェアが〇%であり、業界内で第〇位の実績を誇っておられます。さらに貴社が開発した新商品は現代社会を取り巻くコロナウイルスの状況から鑑みると今後も高い収益性が見込まれます。

①は現状の実績しか述べていません。

一方②では、現状だけでなく、将来性についても触れています。

将来性について触れることで、そこで自分自身がどのように関わっていくことで活躍できるかを触れやすくなるため、うまく盛り込めるといいでしょう。

そのためにも現状だけでは企業の将来を判断できないので、企業の今後の動向までしっかりと企業の分析もしておきましょう。

企業や業界の分析を行ったうえでその企業が今後どうなるのかを伝えることができれば、文章に説得力を持たせることができるでしょう。

2.明確な根拠を示す

2つ目のポイントは、明確な根拠を示すことです。

例えば、必ず将来性に期待できる根拠が必要になります。

面接の場でも根拠や自分自身の深い考え方の部分まで深掘りされることが多いです。

その時に、明確な根拠を持った回答ができるように準備しておく必要もあります。

そのため、具体的な情報も加えて、明確な根拠を強化しましょう。

先ほどと同じように例文の①と②を比べてみます。

① 

貴社は現在〇業界におけるシェアが高く、業界内で第一線で活躍されているところに将来性があると考えております。

貴社は現在〇業界においてシェアが〇%であり、業界内で第〇位の実績を誇っておられます。さらに貴社が開発した新商品は現代社会を取り巻くコロナウイルスの状況から鑑みると今後も高い収益性が見込まれます。また、貴社は人々に寄りそい社会的ニーズに応えた商品を生み出すことができる創造性と開発力を持ちあわせており、今後の将来性が感じられました。

②は、①と比較して明確な根拠を述べています。

数値やデータを用いることで、より説得力を高めることができるため、数値やデータを用いつつ、論理的に根拠を述べるようにしましょう。

このようなアプローチによって、企業についてしっかりと企業分析を行っていることを暗に示し、企業への熱意を伝えることもできます。

3.自分の経験を絡めた将来の具体的なビジョンを提示

3つ目のポイントが、自分の経験を絡めた具体的なビジョンの提示をしているかです。

このポイントが、志望動機においては重要といえるでしょう。

例えば、先ほどの例文でも②では、具体的な将来のビジョンを明示しているため、自分自身がどのような形で活躍してもらえるかをイメージしやすいでしょう。

また、貴社の開発した新商品は時代に合っていて、私もこのような商品を生み出してみたいと考えております。これまでの経験を活かし貴社に貢献したく志望いたしました。

私は大学で〇を専攻しており、〇の経験もございますので貴社の商品開発や新規事業立ち上げにも貢献できると考えております。いずれは自身が主導となって新商品や新サービスを生み出し、自らの手で新しい文化を作るというビジョンを体現したいと考えております。

①は入社後に自分がやりたいビジョンが書かれていないのが欠点です。

企業は採用の際、企業の成長を促してくれる可能性を秘めている人材を求めています。

しかし、具体的なビジョンが記載されていない場合、ただ業界のシェアが高いからという理由だけで志望しているようにも捉えられてしまいます。

そのため、企業の将来性に加えて、企業に就職した後にやりたい具体的なビジョンが書かれていれば、能力や経験などの自身のポテンシャルの売り込みにもなり、何よりこの企業で働きたいという意欲が評価されます。

ここで注意しておきたい点が、必ず自分のスキルや経験を絡めた具体的なビジョンを提示することです。

採用担当者に、企業で活躍してもらえそうであると思ってもらうためにも、具体的な将来ビジョンを提示して、企業に対する自分の本気度やキャリアプランをしっかりとアピールするようにしましょう。

「将来性」を入れた志望動機の例文【ポイントごとに解説】

ここまで志望動機に将来性を入れ込むポイントについて紹介してきました。

ここでは、将来性を盛り込んだ志望動機の例文を紹介します。

また、ポイントごとに解説しているので、志望動機を作成する際の参考にしてみてください。

1.例 : 保険会社

①私はお客様一人ひとりに安心を提供したいと考え貴社を志望いたしました。

②コロナウイルスの蔓延により、景気が後退している中、失業や病気などの不安により保険業界の需要は日々高まっていると考えております。そんな保険業界の中で貴社はシェア率〇%で業界内第〇位の実績を誇っております。

③また、貴社は損害保険に強みがあり、包括的なサポート商品も多く、今後も幅広いサポート体制の整った商品を提供できるところに将来性を感じました。

④私は学生時代に学生団体に入っており、自分の提案で様々な人に影響を与えることができる喜びとやりがいを知りました。貴社に入社した暁には、学生時代の経験を活かし、プロの営業マンとしてお客様一人一人のリスクを考え、それに応じた保険を提案することで信頼を獲得していきたいと考えております。

⑤また、ゆくゆくは企業の持つ課題やお客様のニーズを正確に把握、提案することで、企業の支えになりたいと考えております。

2.解説

①まず志望理由を端的に述べます。
最初に自分の価値観や目指す方向性を示すことで、企業への関心や自分自身の目標が企業のビジョンと一致していることを示す重要な部分です。

②社会情勢や業界の動向を踏まえて世の中の流れから業界の将来性を予測し、企業の現状や強みを具体的数値から明記します。
ここでは、企業についてしっかりと企業分析を行い、将来性を理解していることを示せるといいでしょう。

③企業の強みについて言及することで、今後の将来性があることを示します。
企業のビジョンや方針に対して、企業理解を深めていることをアピールできるといいでしょう。

④自身の経験から企業を志望するに至った経緯を説明し、入社後に取り組みたい内容を記載します。
自分自身の経験やスキルが、企業のニーズとマッチしていることを具体的に述べることができるといいでしょう。
過去の経験などの具体例を用いることで、より説得力を持たせることができます。

⑤最後に将来のビジョンを明確にすることで熱意や採用することのメリットをアピールします。
企業への長期的なキャリアプランに対して自分自身がどのように活躍するかや貢献意欲を強調して最後をしめるといいでしょう。

将来性は具体的な根拠や明確なビジョンがあって初めて志望動機として成立するものなので、あまり志望度の高くない企業には使用しない方がよいでしょう。

将来性を志望動機に書くうえで最も大事となるのは書く前の準備段階です。

自己分析や企業分析をしっかりと行い、企業の将来性や自分が貢献できることを見つけることが、将来性を含めた志望動機を作成する上で最も重要です。

しかしその準備を怠ってしまうと、結局何を書きたいかが決まらず、内容の薄いありきたりな志望動機になってしまうため、注意が必要です。

志望動機は企業が志望度の高さを確認するためのものであって知識をさらけ出すところではありません。

それを理解した上で将来性を使うことができれば、自分の企業に対する熱意や意欲を効果的に伝えることができるでしょう。

まとめ

ここまで、志望動機に将来性を盛り込むメリットやデメリット、そして注意点について例文も交えて解説してきました。

企業の将来性を志望動機に取り入れることは、効果的にアピールできる有効な手段です。

しかし、安易に用いることや表現によっては逆効果になるリスクも伴います。

多くの人が使う表現であることから、具体的な根拠やデータを元に、あなた自身が将来どのように企業に貢献できるかを志望動機に盛り込むようにしましょう。

 また、自分自身の経験やスキルと企業のビジョンをリンクさせることも重要です。

企業の成長に対する理解と自分自身がその中で成長することでどのように企業に貢献できるかをしっかりと伝えて、採用への道を切り開いていってください。

 企業の将来性も活用して、あなたの熱意を的確に伝えることで、志望企業の内定獲得を勝ち取ってください。