【企業分析】SBCメディカルグループの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2025年10月30日更新
はじめに
SBCメディカルグループは神奈川県横浜市に本社を置く美容医療業界・医療サービス業界に属する企業です。
湘南美容クリニックを中核として国内外に200院以上のクリニックネットワークを展開し、美容医療から一般医療まで幅広い医療機関への経営支援事業を提供しています。
今回はそんなSBCメディカルグループの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事ではSBCメディカルグループへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。 ぜひ最後までご覧ください。
- SBCメディカルグループの仕事内容が気になる
- SBCメディカルグループの就職難易度を知りたい
- SBCメディカルグループの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、美容医療・医療サービス以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
上京を志す地方学生ならジョーカツ！
あなたのキャリアを加速させるチャンス！
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ！
理想のキャリアを実現へと導く第一歩！
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、SBCメディカルグループの就職難易度は、標準的な難易度と考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
また、採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあります。
選考対策として、独特なものが企業指定の「自分史ワークシート」と「会社説明会の場で記述するエントリーシート」になります。 特に自分史ワークシートに関しては企業指定のフォーマットで行う点が特徴的であるので、事前準備を進めたうえで説明会に参加するようにしましょう。
また職種としては、受付カウンセラーや看護師、医師などがあり、業務内容としては主にクリニックでの接客やカウンセリング業務、医療行為に従事することになります。
取り扱う医療サービスは配属される部門によって異なりますが、美容医療の取り扱いがメインになります。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
SBCメディカルグループについて
会社概要
SBCメディカルグループは、美容医療・一般医療に関する経営支援事業を主な事業内容としている企業です。
SBCグループは、美容医療をはじめとする総合医療サービスの実現を目指し、顧客のニーズに合わせた医療サービスの提案を重視する「究極の三方良し（お客様良し・スタッフ良し・社会良し）」を経営理念としています。
医療機関の経営支援企業として、自社従業員によるフランチャイズ展開や経営コンサルティングを実施しており、顧客の生活を豊かにするための「質の高い医療サービス」を目指しています。
SBCメディカルグループのビジネスモデルは、美容医療専門クリニック運営事業に加え、国内外に展開するクリニックネットワークを通じた総合的な医療機関経営支援サービスの提供にあります。
これらの事業は、顧客の多様なニーズに応えるための多角化戦略の一環として展開されており、国内市場における競争力を高めています。
さらに、SBCメディカルグループは海外市場にも進出しており、特にアジア・北米に注力しています。 ベトナム・ホーチミンや米国カリフォルニア州でもクリニック運営を行い、グローバル市場での事業拡大を目指しています。
各事業別の売上規模
SBCメディカルグループの2023年度の総売上高は非公開ですが、クリニック数と顧客数は継続的な成長を見せています。
この売上は美容医療クリニック運営事業、医療機器・医療消耗品販売事業、フランチャイズ事業、および海外事業からの収益によって構成されています。
それぞれの事業分野での業績は以下の通りです。
| 事業部門 | 概要 |
|---|---|
| フランチャイズ事業 | 主力事業として湘南美容クリニックの展開 |
| 調達事業 | 医療機器・消耗品の販売 |
| レンタル事業 | 施設・設備の賃貸サービス |
| 海外事業 | ベトナム・米国でのクリニック運営 |
SBCメディカルグループの事業は美容医療クリニック運営事業、フランチャイズ事業、調達事業、レンタル事業、および海外事業からの収益によって構成されています。
各事業セグメントの解説
SBCメディカルグループの主な事業セグメントは以下の通りです。
| 事業部門 | 活動内容 |
|---|---|
| フランチャイズ事業 |
|
| 調達事業 |
|
| レンタル事業 |
|
| 海外事業 |
|
普段イメージする美容クリニックとしてのSBCメディカルグループとは違い、医療機関の経営支援や海外展開など幅広く事業を展開していました。
またフランチャイズ事業などのメイン事業セグメントは、SBCメディカルグループの多角的な事業戦略と市場への適応能力を示しており、美容医療から総合医療サービス、さらには海外市場への進出に至るまで、幅広い分野にわたる事業を展開しています。
以下参照ページを紹介するのでぜひ確認してみてください。
SBCメディカルグループで働いている社員は？
平均勤続年数は？
SBCメディカルグループの平均勤続年数は公開されていません。
美容医療業界の平均勤続年数と比較すると、業界全体として離職率がやや高い傾向にあることから、社員の出入りが多い職場といえるでしょう。
平均年収は？
SBCメディカルグループの従業員の平均年収は、402万円です（口コミサイト調査に基づく）。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、全国平均よりもやや低い水準となっています。
また、同じ「美容・医療サービス業」の上場企業平均年収と比較すると、業界内では標準的な水準でした。
平均残業時間は？
SBCメディカルグループの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり5.27時間でした。
美容・医療サービス業で働く従業員の平均残業時間と比較すると、業界内では平均よりも少ない残業時間といえます。
平均ボーナス額は？
SBCメディカルグループのボーナスに関する詳細な公開情報は限られています。
同社では年2回の賞与制度を採用していることは確認できますが、具体的な支給額については公開されていません。
美容医療業界の特性上、個人の業績や店舗の成績によって変動する可能性が高いため、詳細については面接や説明会で直接確認することをお勧めします。
どんな文化なの？
SBCメディカルグループは、その独自の社風「究極の三方良し（お客様良し・スタッフ良し・社会良し）」を掲げています。
美容医療・医療サービスの提供を主軸に据えつつも、クリニック運営から経営支援、本部でのサポート業務に至るまで、多岐にわたるキャリアパスを実現できます。
SBCメディカルグループは、個人の成長を会社の発展と捉え、自らの手で仕事を創造し、成長の機会を無限に広げることを奨励しています。
ここでは、自分自身が主役となり、限界なく成長を遂げることができる環境が整っているので、主体的に仕事を進めたい人には向いています。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい美容医療業界の中でのSBCメディカルグループの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、SBCメディカルグループはトップクラスの企業だということがわかります。
理由として以下の要因があると考えています。
- 多角的な事業戦略
- フランチャイズモデルによる事業拡大
- 国内外ネットワークの構築
多角的な事業戦略
SBCメディカルグループは美容医療に限定せず、一般医療、医療機器販売、経営コンサルティングなど多様なビジネスモデルを展開しています。
これにより、市場の変化に柔軟に対応し、売上の多角化を実現しています。
フランチャイズモデルによる事業拡大
SBCメディカルグループは積極的なフランチャイズ展開戦略を実施しています。
これにより、新しい地域への進出や既存事業の拡大を図り、売上の増加に寄与しています。
国内外ネットワークの構築
SBCメディカルグループは国内のクリニック展開とアジア・北米での海外展開の両方に注力しています。
特に海外展開の強化は、近年の美容医療需要の国際化に対応し、より広範な顧客基盤へアクセスする手段となっています。
以上の要素によりSBCメディカルグループは美容医療業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
| 会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
|---|---|---|---|---|
| SBCメディカルグループ | 非公開 | 402万円 | 55 | 究極の三方良し社風 |
| TCB東京中央美容外科 | 非公開 | 420万円 | 52 | プライベートも大切にする社風 |
| 東京美容外科 | 非公開 | 380万円 | 53 | 挑戦を歓迎する社風 |
| 品川美容外科 | 非公開 | 390万円 | 53 | チャレンジ志向の社風 |
SBCメディカルグループの新卒募集要項について
以下にSBCメディカルグループの新卒募集要項についてまとめました。
初任給が月給26万円と高水準である点や、福利厚生が充実している点は非常に嬉しい点です。
また賞与に関しても4分割制なのも他社と比較すると珍しいです。
研修制度も新人に対するオンボーディングは勿論のこと、年次毎や役職毎に設けられたカリキュラムがあり、かなり充実していると言えます。
転勤については、新卒に関していえばエリア確約採用を実施しているため、希望するエリアでの勤務が可能です。
ただ年次が上がるにつれて転勤の可能性はあるので、気になる方は面接や説明会などの際に確認をしましょう。
| 各項目 | 詳細 |
|---|---|
| 職種 | 受付カウンセラー、看護師、医師、コーポレート職（企画・財務・マーケティング・システム等） |
| 給与 （2026年4月入社 初任給実績） |
|
| 賞与 | 年2回支給 |
| 研修制度 | 新入社員研修、新入社員フォロー研修、リーダー候補者研修、管理職研修など |
| 福利厚生 | 各種保険完備、従業員持株会制度、産休育休制度、学業支援金制度、エリア確約採用、住宅補助、その他 |
求める人材
SBCメディカルグループでは求める人材として下記のものを公表しています。グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通になっている可能性が高いです。
- スピード
- こころざし
- 挑戦
- 主体性
- 敬意
スピード
様々な声に耳を傾け、ニーズにスピードをもって対応することで、長期にわたる信頼関係を築きます。
こころざし
こころざしを高くもち、意欲的な目標に向かって進み続けると同時に、周囲の想いを実現するための手助けをします。
挑戦
現状に満足せず、あらゆる業務における「質・コスト・時間」の改善と、組織・個人の成長にリスクを恐れず挑戦します。
主体性
主体性をもち、常に正しい行動かどうか考え、行動・結果に責任をもちます。
敬意
多様性を重視し、お互いに感謝と敬意の気持ちを忘れずに、働きがいのある職場環境をつくります。
以上の5つはSBCメディカルグループの採用メッセージの「究極の三方良し」につながっていきます。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
新卒採用のフロー
SBCメディカルグループの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
SBCメディカルグループ公式サイトの新卒エントリーボタンより必要事項を入力し登録を行います。
エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、Web上で入力し送信して終了です。
②会社説明会、自分史ワークシート・エントリーシート
SBCメディカルグループのイメージを具体的に理解するための会社説明会です。
選考参加を希望される方は自分史ワークシートに取り組み、SBCメディカルグループとミスマッチがないのかを深掘りをしていきます。
また、同じタイミングでエントリーシートを指定の用紙に手で記入します。
質問事項は
- ガクチカ
- 志望動機
- 強み・弱み
- SBCメディカルグループに興味を持ったところ
といったように、基本的なことを聞かれるようです。 会社説明会で書くことになりますので、参加する前に準備して臨んでください。
以下に参考になる記事を紹介します。 自分史の書き方については事前に準備しておくことをお勧めします。
③一次面接＋性格診断（SPI）
SBCメディカルグループでは一人ひとりを深く知るため、最初の面接から学生1：社員1で実施されます。
面接では自己紹介や志望理由、美容医療業界を選んだ理由などが聞かれますので、自分の答えを見つけておきましょう。
一次面接は30分程度オンラインで行われます。
和やかな雰囲気の中、キャリアプランやエントリーシートに記載した事項とその他についての回答が求められます。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- 会社説明会に参加してどう思ったか
- 他人に自分のことをどういわれるか
- 自分を何色に例えますか？
- 10年後何になりたいですか？
SPIやWebテスト対策については各種就活サイトで情報を確認することをお勧めします。
④複数回面接（2次面接）
SBCメディカルグループでは、新卒社員にとって「成長できる場になり得るのか」を最も重要視して面接を実施します。
個々に合わせて選考を行うため、回数はその方によって異なります。
最終面接は、学生1人と人事部長の面接官1人で40分程度オンラインで行われます。自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認がされます。
以下に口コミにあった質問事項を紹介します。
- 志望動機
- 他社の選考状況
- 志望度はどのくらいか
- クリニックにいったことはあるか。また各クリニックの改善点があれば提案
- クレーマーへの対処方法
- ガクチカ
- 入社後にどんな風に貢献できるか
- なぜこの業界、この会社なのか
最終になるにつれて質問が深掘りされたり、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなされていることが分かります。
自分が実際に現場で働いている姿を想定したり、実際にクリニックにいくなどしてイメージを付けられるようにしましょう。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。 面接対策については各種就活サイトで情報を確認することをお勧めします。
⑤内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
SBCメディカルグループの採用大学の実績を以下に掲載しますが、幅広い大学から採用されており、いわゆる学歴フィルターはないと考えます。
| ＜大学院＞ 東京大学、その他多数 ＜大学＞ 短大・専門学校・大学・大学院いずれの卒業見込み者も対象 全学部・全学科が対象 応募資格は「高等学校卒業以上」 |
上記の通り、SBCメディカルグループは多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、SBCメディカルグループの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがない
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
- 初任給や福利厚生は業界標準レベル
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
同社では新卒の初任給が月給26万円に設定されており、また充実した研修制度やエリア確約採用などの制度も整備されているため、働きやすい環境が用意されています。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください！
さいごに
SBCメディカルグループは、美容医療業界および医療サービス業界に属する企業で、美容医療の提供や医療機関の経営支援を主事業としており、顧客ニーズに合わせた「究極の三方良し」を目指しています。
SBCメディカルグループは美容医療業界の中でもレベルが高い企業なので、企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わってきます。
しかし学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。対策をしっかり行って選考に臨んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。
