
どうなる就活解禁日!?スケジュールを徹底解説
2021年2月3日更新
はじめに
大学生活の中で最も重要な活動のひとつが、「就職活動」です。
例年、3月1日に就活ナビサイトを中心に説明会やプレエントリーが始まります。
いわゆる「就活解禁日」です。
就活に関するルールについては様々な議論がされています。
さらに昨年より世界的に流行している新型コロナウイルスの影響が、就職活動にもあらわれています。
そんな中で、「準備はいつから始めれば良いんだろう」と不安に思っている就活生の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、就活の解禁日と大まかなスケジュールについて解説していきます。
1.どうなる?就活解禁日
これまで、就活に関するルールについては議論が重ねられ何度も変更されてきました。
現行の、3/1に情報解禁・6/1に面接解禁というルールは経団連(日本経済団体連合会)が主導して策定されたものです。
しかし近年、主に外資系企業やベンチャー企業などでこの日程よりも前に、採用活動を行う企業が増加しています。
また、経団連加盟の企業でも早くから採用活動を行うなど、ルールの形骸化が問題視されてきました。
そのような現状を受け、就活に関する現行のルールを撤廃し、政府主導で新たなルールを策定していくことが発表されました。
これにより「就活のスケジュールはどうなるのだろう?」と不安に思った就活生も多いのではないでしょうか?
2021年現在、就活の日程に関して大きな変更点はありません。
政府と経団連を中心に議論され、2022年卒の就活スケジュールについても、2021年卒のものと変更はないことが決定しています。
しかし、新型コロナウイルスの影響もあり、採用活動に関して明確で内部部も多くあります。
そのため、しっかりと企業から発信される情報をつかんでいく事が重要です。
2.大まかなスケジュールを解説
ここからは、大まかな就活スケジュールとすべきことについて解説していきます。
スケジュールに関しては、上の図のようになる事が一般的です。
いくつかのポイントについて解説していきます。
※なお、上の図は従来のルールに基づいたスケジュールであり、今後変更になる可能性もあるのでご注意ください。
2-1.【大学2年生3月〜】自己分析と業界・企業研究
就活の解禁日は大学3年生の3/1となっているため、この日から就活が始まると思いがちですが、そうではありません。
早い人は1年生のうちから就活につながる活動(インターンなど)をしている人もいます。
多くの就活生は、2年生の3月から就活を始めることになります。
まずは、自己分析と業界研究・企業研究からは始めるようにしましょう。
サマーインターンに参加するにあたっても、この3つに関しては非常に重要なことになります。
自己分析を行うことにより、自分の強みや弱みが明らかになり、志望する業界や企業を絞る事ができます。
業界研究・企業研究を行うことで、各社の特徴を比較検討する事ができるようになります。
しかし、これらのことは一度やったら終わる、というものではありません。
就活中に考え方や志望する業界・企業が変化することも珍しくありません。
何度も見直して、常に最新の状態にアップデートしていくようにしましょう。
2-2.【大学3年生6月〜】サマーインターンに参加
例年であれば6月ごろから、多くの企業でサマーインターンの募集が始まります。
サマーインターンの期間は、企業によってバラバラです。1Dayのものもあれば、1ヶ月以上の長期のものもあります。
内容も企業によって異なっており、業界や企業についての説明や簡単なワークがメインのもの、実際の業務に触れるものなど様々です。
サマーインターンに参加するメリットは次のような事が挙げられます。
<サマーインターンのメリット>
・業界・企業への理解が深まる
・自分の適性について深く知る事ができる
・本選考に優先的に進める可能性がある
近年では、サマーインターンが本選考の準備段階となっているケースが珍しくありません。
サマーインターンに参加することで、本選考の案内を優先的に受ける事ができることもあれば、サマーインターンに参加しないと本選考に進む事ができない場合もあります。
夏休みを有効活用して、積極的にサマーインターンに参加するようにしましょう。
2-3.【大学3年生9月〜】筆記試験対策、OB・OG訪問
この時期はサマーインターンを経て、自分の志望や適性がより具体的にイメージできるようになってきます。
自己分析や業界研究・企業研究と並行して、OB・OG訪問を行うようにしましょう。
そうすることでより具体的に働くことのイメージが湧き、選考を受ける企業がイメージしやすくなります。
また、3/1が就活解禁日となりますが、直前に選考の対策をしても間に合いません。
特に筆記試験対策は、予想以上に時間がかかってしまうこともあります。
しっかりと計画を立てて取り組むようにしましょう。
2-4.【大学3年生1月〜】エントリーシート、面接対策
年が明けると、就職活動に向けて準備も仕上げの段階に入ります。
エントリーシートや面接など、実際の選考に向けて具体的な準備を進めましょう。
エントリーシートは、自分自身だけで書き上げようとすると、誤字・脱字などの基本的な部分や文章の構成などのミスに気付けない可能性があります。
必ず、大学の教授やキャリアセンター、友人にチェックしてもらうようにしましょう。
面接対策でも同様です。
友人とお互いに面接官役を交代しながら行うと良いでしょう。
第三者の視点を大事にして、自分の考えに固執しないという事が重要になります。
2-5.【大学3年生3月1日】就活情報解禁日
大学3年生の3/1になると、いよいよ採用情報が解禁され就職活動が本格化します。
ナビサイトなどでは一斉に、企業説明会の予約やプレエントリーがスタートします。
就活生から人気の高い企業では、早い段階で企業説明会の枠が埋まってしまいます。
自分が志望する企業に関しては、すぐにチェックするようにしましょう。
スタートダッシュを切るためにも、この日までにしっかりと準備を重ねる事が重要です。
自己分析や業界研究・企業研究などの基本的なことは徹底的に行うようにしましょう。
また、エントリーシートや面接などの本施行に関わる対策は、前もって取り組んでおくようにしましょう。
2-6.【大学4年生6月〜】選考開始〜内定
6月以降は選考が解禁となり、面接試験などが始まります。
面接試験が進んでくると、徐々に企業から内定が出始めます。
選考が始まると、スケジュールが埋まってしまい余裕がない状態が続くことも多くなります。
そのような中で選考の対策をしようとしても、なかなか時間を取る事ができません。
ですので、前もって対策しておく事が重要になるのです。
余裕がないとはいっても、面接試験を終えるたびに振り返りを行うことは大切です。
自分が答えにくかった質問をピックアップし、次は答えられるように対策をしていきます。
また、面接を通してこれまで気づかなかった考え方や、自分の強みが発見できることもあります。
それらの情報をもとに、自己分析の内容をアップデートしていきましょう。
3.スケジュールが異なることもある
ここまでは、ごく一般的な就活のスケジュールを解説してきました。
しかし、これよりも前倒しで選考が始まるケースも珍しくありません。
例えば、外資系企業やベンチャー企業などの企業があげられます。
これらの企業では、サマーインターンが終了した直後から選考を行なっていたりします。
そのような場合に、一般的なスケジュールのもとで準備をしていると対策が間に合わなくなってしまいます。
そうならないためにも、重要なことが早め早めに準備をするということです。
これは、皆さんに共通して言えることです。
「まだ時間があるから大丈夫」と思っていると、あっという間に本選考が始まってしまいます。
自己分析や業界研究・企業研究はすぐにできるものではありません。繰り返し行いながら、内容を深めていく必要があります。
筆記試験やES対策、面接対策に関しても同様で、計画的に取り組まなければ質の高いものにはなりません。
また、先ほども書いたように実際に選考が始まると対策に欠ける時間を取る事が難しくなってきます。
できる限り早めに準備を行い、自信を持って選考にのぞめるようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
就活の解禁日と大まかなスケジュールに関して解説してきました。
冒頭にも書いたように、就活に関するルールの変更に加えて、新型コロナウイルスの流行により従来のスケジュールが参考にならない可能性もあります。
しっかりと企業から発信される情報をキャッチアップして、選考のチャンスを逃さないようにしましょう。
また、繰り返しになりますが早めに準備をする事が非常に重要なポイントになります。
計画的に対策を進めるようにしましょう。