立命館アジア太平洋大学の学生が選ぶ就職先No.1は?就活の実態と傾向を徹底解説
2025年9月13日更新
はじめに
立命館アジア太平洋大学(APU)に在籍する学生の多くは「自由・平和・ヒューマニズム、国際相互理解、アジア太平洋の未来創造」という基本理念のもと就職活動を行っています。
世界中から集まった仲間との多文化協働学習を通じて、自らのキャリアでいかに世界に貢献できるかというグローバルな視点を持っているのが特徴です。
本記事では、立命館アジア太平洋大学生に人気の就職先ランキングをはじめ、学生一人ひとりのグローバルなキャリア形成を力強く後押しする大学の支援体制、そして満足のいく就職活動を成功させるための具体的なポイントを詳しく解説します。
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立命館アジア太平洋大生が選ぶ就職先ランキングTOP5
立命館アジア太平洋大学の卒業生が選ぶ就職先には、世界を舞台に活躍するグローバル企業や多様性を強みとする先進的な企業が名を連ねています。ここでは、近年の就職実績や学生からの人気度を基に、特に支持されている企業TOP5を具体的な特徴とともに紹介します。
第5位:星野リゾート
出典:星野リゾート
ユニークなコンセプトの宿泊施設を国内外で展開する星野リゾートは、観光業界の変革をリードする企業です。APUのサステイナビリティ観光学部との親和性も高く、多文化環境で培ったホスピタリティと経営の視点を活かせるフィールドとして多くの学生を惹きつけています。
主な特長
- 「日本の観光をヤバくする」というビジョン
既成概念にとらわれず地域の魅力を最大限に引き出す独自の運営スタイルで、観光産業全体の発展に貢献できるのが特徴です。
- 多様な個性を活かすフラットな組織文化
年齢や国籍に関わらず、誰もが自由に意見を言い合える社風です。APUの多文化環境で培ったチームビルディング能力を存分に発揮できます。
- マルチタスクで身につく経営視点
フロント、料飲、アクティビティなど複数の業務を経験することで幅広いスキルと経営に近い視点を若いうちから養えます。
社風・働き方
社員の主体性を尊重し、自ら考え行動することを奨励する文化です。チームで地域の魅力を発掘し、顧客に最高の旅を提案することに喜びを感じるクリエイティブな社員が多く活躍しています。
- 観光や旅行を通じて地域や世界を元気にしたい
- 多様な文化を持つチームで働くことにやりがいを感じる
- 若いうちから経営に近い視点で仕事がしたい
- マニュアル通りではない創造的な仕事がしたい
第4位:ファーストリテイリング(ユニクロ)
出典:ファーストリテイリング
「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」を理念に掲げるファーストリテイリングは、日本発のグローバル企業として世界中で事業を展開しています。APUの多様な学生が持つグローバルな視点と変化を恐れないチャレンジ精神を高く評価しており、多くの卒業生が世界中で活躍しています。
主な特長
- 世界中で活躍できるグローバルなキャリア
「グローバルワン」全員経営を掲げ、若いうちから海外で活躍するチャンスが豊富にあります。語学力と異文化理解力を存分に活かせます。
- 完全実力主義の評価制度
年齢、性別、国籍に関係なく、成果を出した人が評価され、重要なポジションを任されます。自身の力でキャリアを切り拓きたい学生にとって最適な環境です。
- 社会課題の解決への貢献
サステナビリティを経営の根幹に据え、服のリサイクルや難民支援などビジネスを通じて社会課題の解決に本気で取り組んでいます。
社風・働き方
常に現状に満足せず、より高い目標に向かって挑戦し続けるスピード感と成長意欲に溢れた社風です。チームで高い目標を達成し、世界中のお客様に本当に良い服を届けるという使命感を共有しています。
- 世界を舞台にスケールの大きな仕事がしたい
- 語学力や異文化理解力をビジネスで活かしたい
- 成果が正当に評価される環境で早く成長したい
- ビジネスを通じて社会をより良く変えていきたい
第3位:楽天グループ
出典:楽天グループ
楽天グループはeコマースから金融、モバイルまで70以上のサービスを展開する日本を代表するIT企業です。社内公用語を英語とし、世界中から多様な人材が集まる環境はAPUのキャンパスの延長線上にあるともいえ、学生にとって非常に親和性の高い就職先です。
主な特長
- ダイバーシティを推進する企業文化
100カ国・地域以上の国籍を持つ多様な社員が在籍しており、APUで培った多文化協働の経験をそのまま活かせます。
- イノベーションを生み出すスピード感
「スピード!!スピード!!スピード!!」を行動規範の1つに掲げ、常に新しいサービスや価値の創造に挑戦し続けています。変化の激しい環境で成長したい学生に最適です。
- グローバルな事業展開
日本で成功したビジネスモデルを世界に展開しており、海外で活躍するチャンスが豊富に用意されています。
社風・働き方
オープンでフラットなコミュニケーションが奨励されており、役職に関わらず自由に意見を言い合える文化です。チームで目標を達成し、成功を共に喜ぶ一体感があります。
- 多様な文化が共存するグローバルな環境で働きたい
- ITの力で人々の生活を便利に、豊かにしたい
- 変化を楽しみ、新しいことに挑戦し続けたい
- 若いうちから裁量のある仕事をしたい
第2位:アクセンチュア
出典:アクセンチュア
アクセンチュアは世界最大級の総合コンサルティングファームです。企業の経営戦略からIT導入、業務改善まで幅広い領域で顧客企業の変革を支援しています。APUで磨かれた論理的思考力、課題解決能力、多様な価値観を理解する力を高く評価されています。
主な特長
- 社会全体にインパクトを与える仕事
国内外のトップ企業や政府機関をクライアントとし、その成長や課題解決に深く関わることで社会全体に大きなインパクトを与えられます。
- 多様な専門性を持つプロフェッショナル集団
多様な国籍、文化、専門性を持つ社員がチームを組んでプロジェクトに取り組みます。APUのグループワークで培った経験が直接活かせる環境です。
- 圧倒的な成長環境
グローバルで体系化されたトレーニングプログラムと困難なプロジェクトに挑戦する経験を通じて、ビジネスパーソンとして圧倒的なスピードで成長できます。
社風・働き方
「Think straight, Talk straight」を体現する、オープンでロジカルなコミュニケーションを重視する文化です。知的好奇心が旺盛で、常に学び続ける意欲の高い社員が多く、互いに刺激し合いながら成長していく環境です。
- 知的好奇心が旺盛で難しい課題の解決に挑戦したい
- 多様な専門家とチームを組んで働きたい
- グローバルな環境で、圧倒的に成長したい
- 論理的思考力やコミュニケーション能力に自信がある
第1位:PwCコンサルティング合同会社
PwCコンサルティングは、世界4大コンサルティングファーム(BIG4)の一角を占め、APUの卒業生が毎年数多く就職する人気の高い就職先の1つです。グローバルなネットワークと経営戦略から実行支援まで一貫して手がける総合力が、世界を舞台に活躍したい学生から絶大な支持を集めています。
主な特長
- 世界151カ国に広がるグローバルネットワーク
世界中の専門家と連携し、最新の知見を活かしてグローバルな課題解決に貢献できます。海外で働くチャンスも豊富です。
- 多様なインダストリーと専門性
金融、製造、通信、公共など、あらゆる業界のコンサルティングを手掛けており、自身の興味や専門性に合わせてキャリア形成が可能です。
- 「信頼」を軸とした企業文化
社会問題や企業が抱える課題解決を使命としており、高い倫理観とプロフェッショナリズムが求められます。
社風・働き方
多様な個性を尊重し、チームで最高の価値を生み出すことを重視する協調的な文化です。若手のうちから責任ある仕事を任され、クライアントの経営層と直接対話する機会も多く、成長を実感しやすい環境です。
- 世界を舞台に、企業のトップ層と仕事がしたい
- 多様な業界の課題解決に挑戦したい
- プロフェッショナルとして専門性を高め、成長し続けたい
- 社会に信頼をもたらす、意義のある仕事がしたい
就活で成功したいなら、性格診断を受けてみよう
人気の企業ランキングを見て「自分にはどんな働き方が合っているのだろう?」と改めて考えた方も多いのではないでしょうか。
自分にぴったりの就職先を見付けるには、まず自分自身の強みや価値観、そして技術者としての適性を客観的に理解する必要があります。性格診断ツールを活用すれば、自分が大切にする働き方や、どのような環境で力を発揮できるタイプなのかを明らかにできます。自己分析を深め、後悔のない企業選びをするための一歩として、ぜひ活用してください。
学部別での進路傾向の違い
APUの進路傾向は、それぞれの学部での学びの焦点が卒業後のキャリアに色濃く反映されています。
アジア太平洋学部(APS):社会課題解決のプロフェッショナルへ
APSでは環境・開発、観光学、国際関係、文化・社会・メディアといった分野を学び、複雑な社会課題を多角的に分析する力を養います。その進路は、課題解決に直接貢献できる分野に広がっています。
- 主な進路先: 国際機関、NPO/NGO、国家・地方公務員、総合商社、メーカー(海外事業・CSR部門)、コンサルティングファーム
- キャリア観の特徴: 社会の動きや国際情勢に強い関心を持ち、世界をより良い場所にしたいという情熱を持つ学生が多いです。国際協力の現場で専門性を発揮したり企業の立場からサステナビリティを推進したりと、自らの学びを社会全体の価値創造につなげるキャリアを選択しています。
国際経営学部(APM):グローバルビジネスのリーダーへ
APMではマーケティング、会計、ファイナンス、人的資源管理といった経営学の専門分野を学び、グローバルなビジネス環境で価値を創造する力を身につけます。
- 主な進路先: コンサルティングファーム、外資系投資銀行、IT企業(GAFAMなど)、メーカー(経営企画・マーケティング)、監査法人
- キャリア観の特徴: 論理的思考力と分析力に基づき、ビジネスの課題を解決し、成果を出すことに強い意欲を持つ学生が多いです。コンサルタントとして企業の変革を支援したりグローバル企業のマーケターとして世界市場に挑戦したりと、ビジネスの最前線でリーダーシップを発揮することを目指しています。
OB/OGインタビュー|卒業生の体験談
実際に立命館アジア太平洋大学から有名企業に就職した先輩たちはどのような考えで企業を選び、どんな準備をして内定を勝ち取ったのでしょうか。今回は、アクセンチュアとベイカレントコンサルティングに就職したOB/OGの体験談を通じて、リアルな就活の現場と成功のヒントをお届けします。
アクセンチュアへ就職したOBからのアドバイス
「ES含めて軸が一貫した受け答えを意識した上で、ある程度の質問にはあらかじめ対応できるよう質問の予想を行っておくこと、当日は発声練習などをあらかじめすることで面接中にはきはきとしゃべれるようにすることです。」と話しています。
ベイカレントコンサルティングへ就職したOBからのアドバイス
「役員の方との面接のため緊張はしたが、今までの面接との一貫性を保ち、受け答えを詰まらずにした点。」と述べています。
立命館アジア太平洋大学のキャリア支援センターではどんな支援が受けられる?
APUのキャリア・オフィスは、学生のグローバルなキャリア実現を支援するためのサポートを提供しています。「卒業時の進路満足度100%」を目標に掲げ、学生一人ひとりの多様なキャリアプランに寄り添います。
キャリアカウンセリング
経験豊富なキャリア・カウンセラーが、日本語と英語の両方で個別相談に応じています。国内学生、国際学生問わず、一人ひとりの言語や文化背景に配慮しながら自己分析から面接対策まであらゆる相談に親身に対応してくれるのが特徴です。
資格取得をサポート
「On-Campus Recruiting」は、APUのキャリア支援の最大の強みです。国内外のリーディングカンパニーがAPUのキャンパスを訪れ、会社説明会から面接までを行います。学生は授業の合間に効率的に有力企業への選考に臨め、これが高い就職実績に直結しています。
インターンシップ情報の提供
世界160以上の国・地域に広がる1万8千人以上の卒業生ネットワークも学生にとって心強い味方です。キャリア・オフィスを通じて、興味のある業界や企業で働く卒業生にコンタクトを取り、リアルな情報を得たりキャリア相談に乗ってもらったりすることが可能です。
入社後のキャリアパス
APUの卒業生は、大学で培った「多文化協働力」と「課題解決能力」を武器に若いうちから「グローバルリーダー」や「多様な文化をつなぐブリッジ人材」としてのキャリアを築いていきます。
入社後すぐに海外赴任を経験したり多国籍なメンバーで構成されるプロジェクトのリーダーを任されたりと、多くの卒業生がAPUでの学びがそのまま活かせる環境で活躍しています。
専門性を深めるスペシャリスト、あるいは組織を率いるマネジメント、どちらの道においても常にグローバルな視点を持ち、変化を恐れずに新しい価値を創造していくのがAPU卒業生のキャリアパスの特徴です。
満足のいく就活を円滑に進めるための3箇条
納得のいく就職活動とは、単に有名企業から内定を得ることではなく自分自身の価値観や目標に合った企業と出会い、入社後もいきいきと働き続けられるキャリアをスタートさせることです。
そのためには、戦略的な準備と自分自身と深く向き合う姿勢が必要です。ここでは、立命館アジア太平洋大学生が就職活動を成功させ、後悔のない選択をするための基本的な心構えを3つのポイントに絞って解説します。
その1)視野を広く持った業界・企業研究を行う
多くの学生はテレビCMなどで馴染みのあるBtoC企業に目を向けがちですが、世の中には優れた技術やサービスを持つBtoB企業や地域で確固たる地位を築く中小優良企業が数多く存在します。
最初から業界や企業規模で選択肢を狭めるのではなく、視野を広く持って企業研究を行いましょう。キャリアセンターの資料や学内セミナーなどを活用し、自分の知らなかった世界に目を向けることで思わぬ優良企業との出会いや本当にやりたい仕事が見つかるかもしれません。
その2)OB/OG訪問やインターンシップで「生の情報」に触れる
企業のウェブサイトやパンフレットから得られる情報は重要ですが、それだけでは職場のリアルな雰囲気や働きがいまではわかりません。そこで積極的に活用したいのが、OB/OG訪問やインターンシップです。
実際にその企業で働いている先輩から聞く仕事のやりがいや大変さ、社風といった「生の情報」は企業選びのミスマッチを防ぐうえで有益です。実際に働く体験を通じてその仕事が自分に合っているかを肌で感じることが、納得のいく選択につながります。
その3)選考ごとに必ず振り返りを行い、次へ活かす
面接やグループディスカッションなどの選考が終わったらそれで終わりにするのではなく、必ず「振り返り」の時間を設けましょう。
「うまく答えられた質問は何か」「答えに詰まった質問は何か、なぜ詰まったのか」「他の学生の良かった点は何か」などを具体的に振り返ってください。
この振り返りを通じて自分の課題や改善点が明確になり、次の選考に向けた具体的な対策を立てられます。不採用だった場合も過度に落ち込むのではなく冷静に敗因を分析し、次への糧とする前向きな姿勢が最終的な成功を引き寄せます。
まとめ|立命館アジア太平洋大学生の就職活動はここがポイント!
立命館アジア太平洋大学の学生が納得のいくキャリアをつかむためには、APUという唯一無二の環境で培われた自らの強みを、自信を持ってアピールすることが不可欠です。
世界中から学生が集まるキャンパスで磨かれたあなたのグローバルな視点とコミュニケーション能力は、あらゆる企業が求めるものです。以下のポイントを意識することで後悔のない進路選択につながるでしょう。
- キャリア・オフィスを徹底的に活用する: On-Campus Recruitingを最大限に活用し、専門カウンセラーと共に戦略を練る。
- 「APUブランド」を自分の言葉で語る: 多文化協働の経験を、具体的なエピソードと企業の求める能力に結びつけて伝える。
- 世界中に広がる選択肢を持つ: 国内、外資、海外就職と、あらゆる可能性を視野に入れ、自身のキャリアをデザインする。
これらの視点を持ち、APUでの学びに誇りを持って自分らしいグローバルなキャリアの第一歩を踏み出してください。皆さんの挑戦を心から応援しています。