東海大学の学生が選ぶ就職先No.1は?就活の実態と傾向を徹底解説

2025年8月25日更新

はじめに

東海大学に在籍する学生の多くは、「卒業後のキャリア」に対して早い段階から意識を高め、就職活動においても自身の強みや将来像に合った企業を慎重に選んでいます。幅広い学部・学科と全国に広がるキャンパスを背景に、志望先はさまざまですが、共通しているのは挑戦意欲と明確なキャリアビジョンです。 

たとえば近年の実績では、ANA(全日本空輸)、日本航空、三菱電機、トヨタ自動車、国家公務員など、国内外で活躍できる企業や組織に多くの学生が内定しています。これらに共通するのは、安定した雇用基盤、高度な専門性を活かせるフィールド、そしてグローバルに広がる活躍の場です。特に「行動力」「協調性」「変化に柔軟に対応できる力」を求める企業は、東海大学の学生の特性とマッチしやすい傾向があります。

本記事では、東海大学の学生の主な就職先や業界別の傾向、学部・学科による進路の特徴、さらに卒業後のキャリアパスまでを詳しく紹介します。これから就職活動を迎える在学生や受験生、その保護者にとって、実践的で役立つ進路選択のヒントとなる内容をお届けします。

東海大学の学生の就職先ランキングTOP5

東海大学の卒業生が選ぶ人気企業には、国内外で活躍する大手企業や安定性の高い老舗企業が並びます。  

たとえば、2024年度のデータでは、ANAエアライン関連企業には学部・大学院卒あわせて45名が内定し、過去最高を記録。東海旅客鉄道(JR東海)には12名、トヨタ自動車には14名の内定実績がありました。  

これらの企業は、高い給与水準や幅広いキャリア形成の機会、安定した職場環境を提供する点で東海大学の学生からの支持を集めています。直近のランキングから、特に選ばれている企業5社を紹介します。 

第5位:株式会社ノジマ 

株式会社ノジマ

出典 : 株式会社ノジマ

ノジマは神奈川県を拠点に全国へ展開する家電量販店で、販売だけでなくデジタル家電の提案・設定サポートなども行う総合サービス企業です。東海大学の幅広い学部から、営業・接客・企画職として多くの卒業生が活躍しています。 

主な特長

  • 全国展開と地域密着の両立
     関東圏を中心に全国で約200店舗を展開しつつ、各地域に合わせた店舗運営を実施。地域顧客とのつながりを大切にするスタイルが特徴です。
  • 販売からサポートまで一貫対応
     商品の販売に加え、設置や設定サポート、修理受付まで対応。顧客満足度を高めるトータルサービスを提供しています。
  • 若手から活躍できる社内制度
     入社後すぐに売場づくりや提案業務を任されることも多く、20代から責任あるポジションを経験できます。

社風・働き方

  • 提案型接客を重視する文化
     売上だけでなく、顧客の課題を解決する提案力を評価。商品知識や接客スキルを伸ばす研修制度も充実しています。
  • メリハリのある働き方
     休日やシフトの管理がしっかりしており、オン・オフを切り替えやすい環境です。プライベートも充実できる働き方ができます。
こんな人におすすめ
  • 接客や販売に興味がある
  • 地域と関わる仕事がしたい
  • 若いうちから責任ある役割を担いたい
  • 顧客満足を追求する仕事がしたい
  • 安定した企業でキャリアを積みたい

第4位:ANAエアポートサービス株式会社

ANAエアポートサービス株式会社

出典:ANAエアポートサービス株式会社

ANAエアポートサービス株式会社(略称:ANAAS)は、ANAグループの100%出資会社として、羽田空港における旅客受付・手荷物取り扱い・運航支援など航空地上業務全般を担う専業企業です。東海大学観光学部や国際系学科との相性も高く、地上職やオペレーションに関心のある卒業生が進んでいます。 

主な特長

  • 高度な空港運営ノウハウを保有
     羽田空港を中心に、旅客サービスから貨物・運航支援まで幅広く担い、国内最大級のハンドリング実績を持つ企業です。
  • 教育・研修制度が充実
     新入社員研修から階層別研修、語学・ビジネス研修などさまざまな制度が整備され、着実なスキルアップが可能です。
  • 若手にも裁量ある業務機会
     早期から現場で責任ある仕事を担える制度があり、グランドハンドリングや運航サポートの実践経験を積めます。

社風・働き方

  • 安全・チームワーク志向の職場文化
     航空業界において重要とされる「安全」を最優先に、社員同士の緊密な連携を重視。多様な部署が協力し合い、一丸となってフライトを支える風土が根付いています。
  • 社員の成長と働きやすさを両立する環境
     シフト制勤務ながら、有給休暇の計画的取得や連続休暇制度が整い、プライベートとの両立が可能。資格取得や語学力向上を支援する制度、OJTと座学を組み合わせた研修も充実しており、長期的なキャリア形成をサポートします。
こんな人におすすめ
  • 空港や旅行業界に強い関心がある
  • 接客・オペレーションと両方の視点を経験したい
  • 安全意識を持ってチームで働ける人
  • 多様な業務を通じて成長したい人
  • 英語や語学力を活かしながら働きたい

第3位:スズキ株式会社

スズキ株式会社

出典:スズキ株式会社

スズキ株式会社は、二輪車・四輪車・船外機などの製造・販売を行う、日本を代表する総合輸送機器メーカーです。静岡県浜松市に本社を構え、海外でも高いシェアを持つ小型車や軽自動車の分野で世界的に知られています。東海大学工学部や情報理工学部の卒業生を中心に、技術職・開発職・営業職など幅広い職種で活躍しています。 

主な特長

  • 世界的ブランド力と技術力
     軽自動車や小型二輪車など、省エネ性能や耐久性に優れた製品を多数開発。アジア・欧州をはじめ世界各国で高い評価を得ています。
  • 幅広い事業領域での活躍機会
     二輪車・四輪車・船外機といった多様な製品群に関わるチャンスがあり、エンジニアから営業、管理部門まで多様なキャリアパスを選択できます
  • 海外展開の強さ
     海外生産・販売拠点を多数持ち、グローバルな業務経験や海外赴任のチャンスも豊富です。

社風・働き方

  • 挑戦と改善を大切にする文化
     「小さなクルマ、大きな未来」という企業理念のもと、社員一人ひとりが改善提案を行う風土があり、若手でも新しい挑戦が歓迎されます。
  • 働きやすさと安定性の両立
     大手メーカーならではの安定した事業基盤に加え、残業時間管理や休日制度が整備され、ワークライフバランスを保ちやすい環境です。福利厚生面も充実しています。
こんな人におすすめ
  • 自動車や二輪車の開発・製造に興味がある
  • グローバルな舞台で活躍したい
  • 技術力を武器にしたキャリアを築きたい
  • 安定した大手メーカーで長期的に働きたい
  • 改善提案や新しい挑戦に前向きな人

第2位:東海旅客鉄道株式会社

東海旅客鉄道株式会社

出典:東海旅客鉄道株式会社

東海旅客鉄道株式会社(JR東海)は、東海道新幹線と在来線の運営を中心に、安全で快適な鉄道サービスを提供する日本有数の鉄道会社です。東海大学の理工系・文系学部の両方から、運行管理・設備保全・営業・事務職など幅広い職種で卒業生が活躍しています。 

主な特長

  • 日本の大動脈・東海道新幹線を運行
     年間延べ1億人以上が利用する東海道新幹線の運行を担い、安全・正確・快適な輸送サービスを提供しています。
  • 多彩な事業フィールド
     鉄道運行のほか、車両製造・保守、土木・建築、ITシステム開発、駅ビルやホテル運営など、多方面で活躍できます。
  • 未来志向の技術開発
     リニア中央新幹線の開発や省エネ・高速化技術など、革新的なプロジェクトに携われる機会があります。

社風・働き方

  • 安全・安心を最優先する文化
     鉄道事業の根幹である安全を守るため、全社員が細部まで気を配り、部門間の連携を密にする風土が根付いています。
  • 長期的に働ける安定基盤
     福利厚生制度や住宅手当、育児・介護支援制度などが整い、キャリアの節目でも安心して働き続けられる環境です。
こんな人におすすめ
  • 鉄道やインフラ事業に関心がある
  • 社会的影響力の大きい仕事がしたい
  • 安全性・正確性を追求できる人
  • 長期的に安定して働きたい
  • 技術革新や大型プロジェクトに関わりたい

第1位:神奈川県(地方公務員)

神奈川県公式サイト

出典 : 神奈川県公式サイト

神奈川県職員は、県民の生活を支える公共サービスを提供し、福祉・教育・産業振興・環境保全など幅広い分野で地域社会に貢献します。東海大学の多様な学部から、公務員試験を経て県庁や出先機関で活躍する卒業生が多数います。

主な特長

  • 県民の暮らしに直結する行政サービス
     教育、福祉、環境保全、防災、地域経済活性化など、多様な施策を通じて県民生活の質を向上させます。
  • 多彩な職種と配属先
     行政職のほか、土木・建築・農業・福祉などの専門職も多数。県庁や地域振興局など、多様な現場で働くチャンスがあります。
  • 安定とやりがいを両立
     長期的な雇用安定性と充実した福利厚生に加え、「地域社会への貢献」という大きなやりがいがあります。

社風・働き方

  • 住民目線で課題解決に取り組む文化
     地域や住民の声を丁寧に聞き、協力しながら解決策を導き出す風土が根付いています。
  • 柔軟な働き方を支える制度
     育児・介護休暇や時短勤務、在宅勤務制度など、ライフステージに合わせて働きやすい仕組みが整っています。
こんな人におすすめ
  • 地域社会に直接貢献したい
  • 公共性の高い仕事に興味がある
  • 安定した環境で長く働きたい
  • 幅広い分野に関わる仕事がしたい
  • 人と社会の役に立つことにやりがいを感じる

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東海大生に人気の企業を見てきましたが、「自分にはどんな働き方が向いているのだろう?」と悩む方も多いはず。自分に合った就職先を見つけるには、まず自分自身を深く知ることが重要です。

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文系と理系での進路傾向の違い

東海大学は幅広い学部を有し、文系・理系ともに多彩なキャリアパスが展開されています。特に「文学部」「政治経済学部」「観光学部」などの文系学部と、「工学部」「情報理工学部」「海洋学部」などの理系学部では、進路や就職先に明確な違いが見られます。それぞれの専門性と社会ニーズに即した進路傾向が特徴です。

文系 : 地域・社会に根ざす実践的なキャリア志向

東海大学の文系学部では、「社会に貢献する現場志向」が強く、ビジネスや行政の第一線で活躍する卒業生が多くいます。

進路傾向
  • 地方銀行や保険会社、自治体、観光関連企業など、地域密着型の業種に高い関心があり、実際の就職先としても多く選ばれています。 
  • サービス業や販売職、企画営業職では、実践的なコミュニケーション力やホスピタリティが評価されています。 
  • 「人と接する力」「現場感覚」「地域貢献」をキーワードに、自らの関心と実践力を社会に活かす進路選択が目立ちます。

「人と接する力」「現場感覚」「地域貢献」をキーワードに、自らの関心と実践力を社会に活かす進路選択が目立ちます。

理系 : 専門技術を社会実装する実務型キャリア

理系学部では、ものづくりや情報、環境などの分野で「技術を現場で活かす」ことを重視した進路が主流です。

進路傾向
  • 工学部・建築学科では、建設会社やインフラ系企業で設計・施工管理・技術職として活躍する卒業生が多くいます。
  • 情報理工学部出身者は、SIer・IT企業・メーカーのシステム開発やネットワーク運用など、IT分野での需要が高まっています。
  •  海洋学部では、海運・港湾・水産業・環境コンサルなどの専門性を活かした業種に進む傾向があります。  

専門知識を社会実装につなげ、課題解決や安全確保に貢献する実務志向が強く表れています。

志向の違いの背景にあるもの

文理で進路傾向が異なる背景には、それぞれの学びの特性と教育方針があります。

志向の違いの背景にあるもの
  •  文系学部では、現場を重視したフィールドワークや実務実習が重ねられ、地域・人・社会との接点を多く経験できる点が、実践的な志向形成に寄与しています。
  • 理系学部では、実験・設計・演習などで「手を動かす」教育を重視しており、知識の応用力や技術の精度を社会課題にどう反映するかに関心が高まります。

文系は「現場に入って人と向き合う」、理系は「専門性を社会で機能させる」。こうした価値観の違いが、それぞれのキャリア選択に影響を与えています。

学部別での進路傾向の違い

東海大学では、学生の進路は所属する学部によって明確に異なります。これは、各学部において扱う専門分野や研究テーマ、社会との関わり方がキャリア観に影響しているためです。以下に、主な学部ごとの進路傾向を詳しく紹介します。

工学部:製造業や情報通信業を中心に、幅広い分野で活躍

東海大学の工学部は、ものづくりやIT技術に関する専門知識を深く学ぶため、多くの学生が製造業や情報通信業に就職。航空宇宙、機械、電気電子など多岐にわたる学科があり、専門性を活かして大手企業や研究機関で活躍する卒業生が多く見られます。

進路傾向
  • 主な進路先:日立製作所、本田技研工業、東日本旅客鉄道、NTTデータ・フィナンシャルコア、ANAエアポートサービス など
  • 大学院進学:より高度な研究や開発を志す学生は、東海大学大学院工学研究科などに進学する例もあり
  • キャリア観の特徴:専門分野の知識と技術を活かし、社会のインフラや新しい価値を創造することに貢献したい志向が強い

政治経済学部:公務員や金融、サービス業界で社会課題解決に貢献

政治経済学部は、政治、経済、法律、経営など社会科学を総合的に学びます。公務員(地方自治体・警察)、金融・保険、サービス業など、社会の仕組みを支える多様な分野への就職が主流です。現代社会の課題解決に関心を持つ学生が多く、社会貢献を重視したキャリアを築く傾向があります。

進路傾向
  • 主な進路先:神奈川県庁、平塚市役所、警視庁、八十二銀行、日本生命保険、マイナビ など
  • 大学院進学:公共政策や経済学の専門性を高めるため、大学院に進学するケースも見られる
  • 価値観の傾向:「社会をより良くする」という視点を持ち、組織や地域のために働くことを目指すキャリア観が強い

文学部:教育・出版・サービス業など、幅広い分野で活躍

文学部では、歴史、文学、英語、コミュニケーションなど、人間と文化に関する幅広い学問を扱います。このため、教員や学芸員として教育分野に進む学生のほか、出版社、旅行・ホテル、サービス業、情報通信業など、多様な業界で活躍しています。論理的な思考力や表現力を活かした仕事に就く傾向が顕著です。

進路傾向
  • 主な進路先:神奈川県・千葉県(中学校・高等学校教員)、日本郵便、星野リゾート、ヨドバシカメラ、タウンニュース社 など
  • 大学院進学:教員免許の専修免許状取得や、専門分野の研究を深めるために大学院に進む学生もいる
  • キャリア観の傾向:培った教養やリベラルアーツを基盤に、人や社会と深く関わり、文化や知識を伝える仕事を目指す学生が多い

学部ごとの専門性や教育内容が、その後のキャリア選択に直結する構造になっているのが東海大学の進路の特徴です。そのため、学部選びの段階から、将来「どのような分野で、どのような仕事に就きたいか」を明確にしておくことが、理想のキャリア構築において重要です。

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OB/OGインタビュー|卒業生の体験談

実際に東海大学を卒業し、社会で活躍している先輩たちは、どのような動機で進路を選び、どんな学びや準備を経てキャリアを築いたのでしょうか。今回は、公務員と放送業界で活躍するOB/OGの体験談を通じて、大学生活と就職活動から得られるリアルなヒントをお届けします。

神奈川県庁へ就職したOGの体験談  

「地域に貢献したい」という思いから、公務員を志した先輩は、政治経済学部で学んだ行政法や財政学の知識を活かし、現在は神奈川県庁の職員として活躍しています。在学中に参加した地域ボランティア活動や、地方自治に関するゼミでの議論を通じて、地域の課題解決に貢献する仕事のやりがいを実感したそうです。「学生時代に学んだ知識だけでなく、自ら行動して地域の人々と関わった経験が、現在の業務におけるコミュニケーション能力や課題発見力に大きく役立っている」と語ります。

放送業界で活躍するOGの体験談  

文学部広報メディア学科で映像制作やジャーナリズムを学んだ先輩は、卒業後に大手放送局へ就職し、ディレクターとしてドキュメンタリー番組の制作に携わっています。大学で実践的に学んだ取材方法や編集技術、情報倫理に関する知識が、現在の仕事の基盤となっているそうです。「授業でグループ制作を通じてチームで1つのものを作り上げる達成感や、異なる意見を持つ仲間と議論する力が、制作現場でのコミュニケーションに活きている」と振り返ります。

東海大学のキャリアセンターではどんな支援が受けられる?

東海大学キャリアセンターでは、学生一人ひとりの個性と向き合い、充実した大学生活と将来のキャリア形成をサポートするため、多様な就職支援プログラムを提供しています。

個別相談・面接対策・書類添削

東海大学では、キャリアアドバイザーや専門カウンセラーが学生一人ひとりの希望に合わせて、個別キャリア相談や模擬面接、エントリーシート・履歴書の添削を行っています。自己分析や業界・企業研究、進路選択など、学生が抱えるさまざまな悩みに対して、対面やオンラインで丁寧なアドバイスが受けられるのが特徴です。 

模擬面接では、回答内容や話し方だけでなく、入退室のマナーや身だしなみまで細かく指導され、個々の課題を明確にできます。また、履歴書やエントリーシートは事前にメールで提出することで、より質の高い添削指導を受けられます。

学内合同企業説明会や各種セミナー

キャリアセンターでは、「学内合同企業説明会」をはじめ、「業界研究セミナー」「公務員ガイダンス」「筆記試験対策講座」「面接対策講座」など、多彩なセミナーを定期的に開催しています。これらの企画では、多くの企業の人事担当者や卒業生を招いた講演会、パネルディスカッションなどを通じて、実際の業務内容や職場の雰囲気、選考対策を直接学ぶ貴重な機会を提供しています。

インターンシップ・キャリア実習支援

キャリアセンターでは、早期から社会での経験を積むことを推奨しており、さまざまなインターンシッププログラムを案内しています。学生はキャリアセンター主催の「インターンシップ説明会」や「選考対策講座」に参加でき、企業や自治体と連携したプログラムへの応募を支援する体制が整っています。

資格取得・就職対策講座

国家資格や各種検定の取得、公務員試験合格を目指す学生のために、「公務員講座」「宅建士講座」「TOEIC対策講座」など、学内で受講できる課外講座を開講しています。これらの講座は、専門の講師による質の高い授業を安価で受講できるため、学生のスキルアップや就職活動に向けた具体的な準備を強力に後押しします。

入社後のキャリアパス

東海大学を卒業した後のキャリアは、専門分野での深い学びと多様な学問に触れた経験を土台に、幅広い業界へと広がっています。共通して見られるのは、「社会の課題を発見する視点」と「専門性を活かした働き方」を意識したキャリア形成です。

たとえば、大手製造業やIT企業に就職した卒業生は、早期から製品開発や技術革新に携わり、プロジェクトを通して専門技術やマネジメント能力を養っています。若手でも重要なポジションを任されることが多く、自らの技術で社会に貢献できる環境が整っています。

一方で、医療機関や教育・行政分野へ進んだ卒業生は、大学で培った専門知識や課題解決能力を活かし、人々の暮らしを支える働き方を実践。特に「健康」「教育」「社会福祉」といった分野に強みを持つ人材は、地域におけるサービス向上や社会インフラの整備に関わるケースも見られます。

また、起業やフリーランスといった独自のキャリアを選ぶ学生もおり、培った知識やスキルを活かして新しいビジネスに挑戦する卒業生の姿もあります。大学の学部横断的な学びや自由な研究環境が、こうした選択を後押ししています。

いずれの進路でも、「自分の得意なことを仕事でどう活かすか」「仕事を通じて社会にどのような価値を提供できるか」という視点が軸となり、働きながら成長していく「自律的なキャリア」が特徴です。

満足のいく就活を円滑に進めるための3箇条

東海大学の学生にとって、就職活動は「専門性を活かした働き方」や「社会貢献の形」を具体的にする大切なステップです。専門分野で培ってきた知識や探究心をどのように企業選びや自己PRに活かすかが、納得のいくキャリア形成のカギを握ります。ここでは、後悔のない進路選択を実現するための基本方針を、3つの観点から紹介します。

その1)視野を広く、多角的な情報収集を

就活を成功させる第一歩は、幅広く正確な情報を集めること。特に医療・福祉や公務員といった専門性の高い分野を志望する場合は、以下のような情報源を活用して企業理解を深めましょう。

情報源
  • 企業の公式HPや採用情報ページ、事業内容のパンフレット
  • 就職支援サイトやインターンシップでの体験談
  • OB・OG訪問やキャリアセンターでの相談
  • 大学の就職実績データや学内イベントの活用
  • 専門分野の業界紙や関連団体の発行する情報誌

自分の専攻や興味に合った分野に加え、少し視野を広げることで意外な「適職」出会えることもあります。早めの行動と広い視点が、納得度の高い選択へとつながります。

その2)“伝える力”を高めよう

エントリーシートや面接は、相手に「あなたらしさ」を伝えるための舞台です。東海大学の学生は、専門分野の実践的な学びや資格取得に向けた努力の経験を、どのように表現するかが差別化のポイントになります。

ES対策・面接対策
  • 自己分析で、経験の中にある自分らしさを掘り下げる
  • 過去のES・面接事例をもとに、業界ごとの傾向を把握する
  • 模擬面接を繰り返し、話し方や伝え方の練習を重ねる
  • 他者からのフィードバックを活用して改善を重ねる

印象的なエピソードや資格取得に向けた努力を交えて語ることで、単なる実績ではなく「あなたの人柄」や「仕事への熱意」が相手に伝わりやすくなります。

その3)キャリア支援を積極的に活用しよう

一人で就活を進めるのは不安や迷いも多いもの。大学のキャリア支援室や就職エージェントなど、専門的なサポートを活用することで、効率的かつ的確に進めることができます。

就活サポートの活用
  • キャリア相談で、自分の志向や強みを客観視する
  • ESや履歴書の添削を受けてブラッシュアップ
  • 模擬面接や企業別対策で選考への準備を整える
  • 専門分野に特化した求人や独自のサポート情報に出会える

「医療・福祉分野での就職を希望している」「幅広い業界で迷っている」など、悩みの内容に応じた個別対応が受けられるのが、支援機関を使う大きなメリットです。納得感のある就活を進めたい方は、まず一度相談してみるところから始めましょう。

まとめ|東海大学の学生の就職活動はここがポイント!

東海大学の学生が納得のいく進路を実現するためには、「建学の精神」に基づいた多様な学問で培った広い視野と実践的な知識を活かす就職活動がカギとなります。学部横断的な学びや専門分野での研究を通じて得た経験を、自分らしいキャリアにどう結びつけるかが重要です。

以下のポイントを意識することで、将来につながる確かな一歩を踏み出せるはずです。

ポイント
  • 専門性を活かす視点: 専門分野での研究や実習で得た知識・スキルを、自身の強みとして企業に伝える。
  • 自分らしさを深める自己分析: 授業やゼミ活動などで得た気づきから、自分の価値観や働き方を具体化。
  • 実践的な情報収集: 学内・学外のキャリアイベントやOB・OG訪問を積極的に活用し、リアルな業界理解を深める。
  • 広い視野と柔軟性: 専門分野に限らず、多岐にわたる業界にも視野を広げ、自身の可能性を探る柔軟な姿勢を大切に。

東海大学で培った「広い視野と専門性」を強みに、自分だけのキャリアをデザインしていきましょう。経験を自信に変えて、一歩ずつ着実に未来へ進んでください。

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