グループディスカッションは難しい!?概要と進め方のポイント

グループディスカッションは難しい!?概要と進め方のポイント

2020年10月24日更新

はじめに

就職活動で選考を受けていると、よく経験するのがグループディスカッション(GD)。

「なんとなく聞いたことはあるけど、実際にどのようなものなのかわからない」

という方も多いのではないでしょうか?

 

本記事では、グループディスカッションについて乗りきるコツを解説します。

 

1.グループディスカッションとは

グループディスカッションは、就職活動において一般的に採用されている選考方法の1つです。

 

提示されたテーマに対して複数名で30分〜1時間程度議論し、結論を導き出します。

場合によっては、その結論を発表するところまでが評価の対象となることもあります。

 

1度の選考会で複数の就活生を評価することができるため、

選考の序盤で多く登場する選考方法になります。

2.評価ポイント

グループディスカッションにおける評価ポイントは、大きく分けると2つあります。

それは「対人能力」と「個人能力」です。

それぞれについて解説します。

 

 

2-1.対人能力とは

 

「対人能力」を一言で表すと、

他人と関わった時にどのような態度をとるか

ということです。

具体的には、

・協調性

・リーダーシップ

・傾聴力

などが挙げられます。

 

なぜこの能力が重要かというと、組織の生産性向上において重要な役割を担うからです

企業という組織に所属する以上、自分1人だけで仕事をすることはあり得ません。

 

他人と上手に関わることができれば、1+1を3にも4にもできるのです。

 

この能力を見るために人事は、

 

・人の意見を聞くことができるか

・人の意見を頭ごなしに否定しないか

・自分の考えをはっきりと述べているか

・議論の方向性を示せるか(リーダーシップ)

 

などのポイントを見ています。

 

 

2-2.個人能力とは

 

個人能力とは一言で表すと、

知識×論理性≒知恵

のことです。

 

具体的には、論理性や知識量などが挙げられます。

 

個人能力は論理的に話をできたり、知識量が多かったり、つまり地頭力と言い換えてもいいでしょう。

個の力が高い人材が集まっている組織の方が、集団としての生産性は高まります。

 

この能力を見るために人事は、

 

・問題を構造化して捉えられているか

・論理的に話ができているか

・複数の解決策を提案できるか

  

などのポイントを見ています。

 

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3.グループディスカッションの進め方

グループディスカッションの主な進め方は以下の通りです。

 

①役割を決める

②時間配分を決める

③課題を定義付けする

④意見を出し合う

⑤議論の内容を整理する

 

これらのポイントについて簡単に解説します。

 

3-1.役割を決める

 

グループディスカッションでの役割は主に、司会」「タイムキーパー」「書記の3つが挙げられます。

個人が自由気ままに発言をしていると、議論がスムーズに進まない場合もあるので

役割を初めに決めると良いでしょう。

 

しかし、この役割は必ずしも決めなければいけないわけではありません。

 

役割に縛られず自由に発言することで、議論が活発になる場合もあります。

役割を決めない場合は、発言する人が偏っていないか、議論の方向性がズレていないかという点には注意しましょう。

 

 

3-2.時間配分を決める

 

グループディスカッションには制限時間が設けられており、

制限時間内に結論を導き出せるかという点も評価の対象になります。

 

限られた時間の中で結論を導き出すには、時間配分を行うことが非常に重要です。

 

その際に時間ぴったりで配分するのではなく、予備の時間を設けておくと、

万が一予定通りに議論が進まなかったときに安心です。

 

 

3-3.課題を定義付けする

 

「課題を定義する」とは、

出題された抽象的なテーマに関して、具体的に定義を定めて、

前提条件をグループ内で共有しおくことを意味します。

 

例えば、

「良い会社の条件とは?」

というテーマが与えられたと仮定します。

 

この時、良いとはどのような状態なのかをあらかじめ決めるのです。

 

個人によって価値観や考え方が異なります。

そのためこの定義付けをしておかないと、

議論の方向性がズレてしまう可能性があるので注意しましょう。

 

 

3-4.意見を出し合う

 

課題の定義づけができたら、どんどん意見を出し合いましょう。

より良い結論を導き出すためには、

できるだけ多くの意見を出し合うことが重要です。

 

初対面のメンバーの中で発言することに抵抗があったり、

緊張したりする人もいるかもしれません。

 

しかし多くのメンバーが同じ気持ちなので、臆することなく積極的に発言するようにしましょう。

 

 

3-5.議論の内容を整理する

 

一通り意見を出し終えたら、それぞれの意見をまとめる作業に入ります。

 

出題されたテーマに対して納得感のある結論を導けるか、という点はグループディスカッションにおいて重要になります。

 

そのためには出されたすべての意見を集約するのではなく、

取捨選択したり組み合わせたりすることが必要です。

 

制限時間を意識しつつも、急ぎすぎず、

最後までしっかりと議論を重ねたうえで結論を出しましょう。

 

4.グループディスカッション攻略のコツ

多くの企業で選考過程に採用されているグループディスカッションですが、

いくつか意識しておきたいポイントがあります。

 

ここでは3つのポイントについて解説します。

 

 

4-1.スタート前に自己紹介をする

 

グループディスカッションでは、

選考会場に到着してグループを振り分けられた後、

ディスカッションがスタートする前に多少の時間があることが多いです。

 

この時間を活用して、簡単な自己紹介などを行うようにします。

先程も書きましたが、メンバーの多くが初対面であり緊張しているでしょう。

 

アイスブレイクとして緊張をほぐすことが目的であり、

話す内容は自己紹介でなくてもかまいません。

 

これによって議論が活発になりやすくなるので、可能であれば行うことをオススメします。

 

 

4-2.だらだらと話をしない

 

自分の意見を話すときに、

だらだらと話さないことは非常に重要です。

 

面接の時にも共通して言えることですが、

以下のフレームワークを意識しましょう。

 

結論→理由→根拠・具体例→結論

 

「私は〇〇(結論)だと思います。その理由は〜〜〜だからです。例えば〜〜〜。なので〇〇(結論)だと思います。」

 

という話し方をすると相手にわかりやすくなります。

できるだけ簡潔に、わかりやすく伝えるという意識が重要です。

 

 

4-3.人の意見を否定しない

 

メンバーから出された意見を頭ごなしに否定することは、絶対にやってはいけません。

 

議論をしていると、自分とは異なる意見も多くあるでしょう。

その意見を真っ向から否定してしまうと、

他のメンバーが萎縮してしまい活発な議論ができなくなります。

 

また、

自分と異なる意見は受け入れられない、自己中心的な人

という印象を与えかねません。

 

否定するのではなく一度受け入れ、

内容を吟味したうえで議論するようにしましょう。

 

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最後に

いかがだったでしょうか?

グループディスカッションについて解説してきました。

 

グループディスカッションは初めのうちは緊張すると思いますが、

慣れてくると楽しいものです。

 

多くの企業で採用されている選考方法ですので、終わるたびに振り返りを行い、

グループディスカッションに慣れていきましょう。

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