「私服で構いません」は嘘?就活を効果的に進める服装を解説
2024/9/28更新
はじめに
「企業から私服OKの連絡は信じていいの?」
「なぜ企業は私服で構いませんと連絡するのか理由が知りたい」
「私服で参加する場合に適した服装が知りたい」
上記の悩みを抱える就活生は多いでしょう。
本記事では、企業が「私服で構いません」と就活生に連絡する意図に嘘がないことと、なぜ企業がそのような連絡をするのかについて解説しています。
- 就活の服装に迷っている就活生
- 就活に適した服装が知りたい
就活において服装は、面接官に好印象を与えるために重要な要素の1つです。
自分の志望する企業の選考を効果的に進めるために参考にしてください。
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企業が服装について言及する理由
企業が服装について言及する理由は、以下の3点です。
- 就活生の価値観を見るため
- 就活生の本音を引き出すため
- ビジネスマナーを確かめるため
企業が就活で私服をOKにすることには明確な理由があります。
なぜ企業が私服について事前に連絡するのかをあらかじめ理解し、企業の求める要素を満たすようにしましょう。
就活生の価値観を見るため
理由の1つ目は、就活生の価値観を見るためです。
企業は、履歴書や面接といった数少ない機会から就活生の価値観を推測する必要があります。
そのため、企業は私服をOKすることで効果的に就活生の価値観を見極められるでしょう。
さらにファッション業界やデザイン業界であれば、服装から流行を意識しているのか、ファッションの知識を持ち合わせているのかを確認しています。
私服にすることでしかわからない要素があるため、企業が面接や説明会において私服を許可していることを把握しておきましょう。
就活生の本音を引き出すため
理由の2つ目は、就活生の本音を引き出すためです。
企業が就活生の発言から本音を確かめるのは難しいでしょう。
そのため、私服でも構いませんと連絡し就活生の本音を確認しようとしています。
例えば、服装から企業に対する本気度を確かめたり、他社との優先度を判断したりです。
とくに面接では、自分が質問に対してなんと返事するかが大切と思うかもしれません。
しかし、身振り手振りや服装などから面接官は、就活生の本音を推察しています。
そのため、面接では自分の発言以外に服装も選考の対象であることを意識してください。
ビジネスマナーを確かめるため
理由の3つ目は、ビジネスマナーを確かめるためです。
企業は、ビジネスマナーを身につけている就活生か確かめるために、服装を自由にします。
服装が自由とは言え限度があり、好き勝手していいわけではありません。
就活生としてふさわしい服装を心がけましょう。
例えば、派手な色の服を着てくる、シワのあるシャツなどは避けてください。
ビジネスにおいて相手と対面する際は服装が大切です。
適当な服装で参加してしまうと相手に失礼に当たります。
就活生とはいえビジネスマナーを理解していることを服装からアピールしましょう。
服装が就活に与える影響
服装が就活に与える影響は大きいです。
面接に適した服装をすることで、好印象を面接官に与えられます。
また、メラビアンの法則から考えても服装は就活に影響を与えるでしょう。
メラビアンの法則とは、人の第一印象は6秒で決まるとされる法則です。
とくに、見た目の割合が大きく55%を占めていると言われます。
続いて仕草や声のトーンが38%、話す内容が7%です。
上記からもわかるように、面接官の第一印象は就活生の声や発言内容ではなく、服装などの身だしなみに大きく影響されると言えます。
さらに、面接では多くの就活生が初対面の人とコミュニケーションしなければなりません。
服装や身だしなみをおろそかにしてしまうと、自己PRや志望動機を一生懸命に伝えても、面接官に響かない可能性があります。
自分の発言内容に説得力を持たせ、面接官に好印象を抱かせるためにも服装には注意してください。
スーツ以外で就活に参加できる表現
スーツ以外で就活に参加できる表現は、以下の3つです。
- 自分らしい服装
- オフィスカジュアル
- 私服OK・私服で構いません
服装に関して迷った場合は上記のような発言や連絡がないか確かめてください。
もし、発見できない場合はスーツを着用して参加しましょう。
企業からの指示なしで私服での参加は、悪い印象を抱かせる可能性があるため注意してください。
自分らしい服装
表現の1つ目は、自分らしい服装です。
企業は、就活生の服装から価値観や美的センスを確かめたい意図があるため、私服でも問題ありません。
自分らしさを表現するために、スーツを着用しても問題はありませんが、なぜ私服ではなくスーツを選択したのか理由を説明できるようにしておきましょう。
とくに、ファッション業界やデザイン業界では、自分を自分で表現する意味で用いられます。
もし、自分らしい服装で迷った場合は、志望する企業の社風や業界の基準から選択しましょう。
従業員の価値観を尊重する社風であれば、より服装の自由度は増します。
また、業界ごとに推奨される服装は異なるため、自分の志望する業界での基準を確かめておきましょう。
インターンや企業説明会に参加しておけば、本番の面接時の参考になるため、予定が合う就活生は検討してください。
オフィスカジュアル
表現の2つ目は、オフィスカジュアルです。
企業は、オフィスカジュアルを指定することでリラックスした状態で面接に参加してほしい意図があります。
ただし、オフィスカジュアルは完全な私服ではないため注意してください。
男性であれば、襟付きのシャツを着たり、ジャケットを羽織ったりする必要があります。
女性は、白のシャツやブラウスに落ち着いた色のボトムスなどです。
スーツと比較して自由に決められる余地が多く、着用していて疲れにくいのがオフィスカジュアルになります。
オフィスカジュアルに迷った際は、企業のサイトに掲載されている従業員の写真や、ブログなどの様子を参考にしてください。
明確な正解があるわけではないため、完璧な服装よりも印象を悪くしないための服装を意識しましょう。
私服OK・私服で構いません
表現の3つ目は、私服OK・私服で構いませんです。
企業は、私服での参加を許可しているので素直に受け入れましょう。
スーツ以外での参加に不安を覚えるかもしれませんが、私服の参加で問題ありません。
どうしても心配であればオフィスカジュアルを選択しましょう。
ただし私服OKと表記されていても限界があります。
半袖シャツに半ズボンやジャージなどのラフすぎる服装は避けましょう。
ほかにも派手すぎる柄や色は注意が必要です。
私服が許可されていても、面接に参加する意識を忘れないようにしてください。
ビジネスマナーがない人と認定されると選考が不利になります。
また、他社面接の都合でどうしてもスーツで参加する場合は、事前に企業へ相談しておきましょう。
私服OKの表示を見落としていると判断されないためにも、あらかじめ連絡しておくのが無難です。
ただし、周りが私服やオフィスカジュアルの服装をしている中で自分だけスーツ姿になるため、緊張の原因になります。
少しでも心配や緊張する原因を取り除くために、時間に余裕を持ったスケジュールを組むことが望ましいでしょう。
私服で参加する場合の服装
私服で参加する場合の服装を男性と女性の2つに分けて解説します。
私服とは言え、面接に参加する意識は忘れてはいけません。
就活で印象を悪くしないためにも、下記の服装を参考にしてください。
男性
男性が私服で面接に参加する場合は、以下の表を参考にしてください。
ジャケット | 黒、紺、グレーなど落ち着いて色 |
トップス | 白Tシャツ、襟付きシャツ |
ボトムス | チノパン、スラックス ジャケットやトップスの色に合わせる |
シューズ | ローファーやビジネスシューズが無難 スニーカーもあり |
バッグ | A4サイズの書類が入る大きさ 自立式 服装次第ではリュックも可能 |
赤やオレンジなどの目立つ色は、私服OKとはいえ就活の場になじみません。
また服装は上下のバランスによって成り立つため、全身で着てみて違和感がないか確認してください。
さらに、服装はシワや汚れが大敵です。
前日までに洗濯やクリーニングに出して準備しておきましょう。
服装以外にも髪型やヒゲ、爪など意識する点は多岐にわたります。
普段あまり意識しない方は、当日にケアしてもうまくいかない可能性があるため、時間がある時から練習しておきましょう。
女性
女性が私服で面接に参加する場合は、以下の表を参考にしてください。
ジャケット | なくても問題なし あれば真面目な印象が生まれる |
トップス | 白やモノトーンの落ち着いた色 装飾品が少ない方が無難 |
ボトムス | スカートの場合は着席しても膝が隠れる長さ |
シューズ | 黒、紺など落ち着いた色 トップスやボトムスの色に合わせる |
バッグ | A4サイズの書類が入る大きさ 自立式 服装次第ではリュックも可能 |
女性は男性と比較すると選択肢となる服や色が多く迷うでしょう。
しかし、男性同様に派手な服装や色は面接にふさわしくないため注意してください。
一方で、自分にとって自信のある組み合わせにすることで、モチベーションやテンションが上がるためおすすめです。
服装選びに時間をかけすぎると当日遅刻する可能性もあるため、前日までに着ていく服装は決めておきましょう。
面接前に確認するべき服装のポイント
面接前に確認するべき服装のポイントは、以下の3点です。
- 色
- シワ
- アクセサリー
上記のポイントをおろそかにすると、指定された服装でも印象が悪くなる可能性があります。
あらかじめ確認するべきポイントを理解しておきましょう。
色
ポイントの1つ目は、色です。
色は第一印象に大きく影響します。
そのため、面接の場にふさわしい色か確認しましょう。
基本的には、私服OKの場合でも黒や紺、グレーなどの落ち着いた色が好まれます。
面接での服装は、社会人として通用するかどうかを判断される機会です。
正解の色ではなく相手を不快にさせない、場にふさわしい色選びにしてください。
色によって、それぞれ人に与える印象が異なります。
赤色は元気さ、青は清潔感などです。
しかし、面接や仕事はオシャレをする場ではありません。
社会人としてふさわしい格好が求められます。
自分の好きな色や、自分に合う色がそれぞれあるのは理解できますが、就活中は控えてください。
シワ
ポイントの2つ目は、シワです。
シワがあることで、一気にだらしなく見えるため注意しましょう。
もちろん、ジャケットやシャツなど1日動き回ればシワはできます。
しかし、面接は限られた時間かつ、自分をアピールするチャンスです。
自分の人生を左右するかもしれないと考えしっかり確認しましょう。
とくに背中は自分では確認しづらいため、注意してください。
さらに、膝裏は立ったり座ったりする動作がある度にシワになるため入念にチェックしましょう。
一泊二日で上京して面接を受ける方は、ホテルに戻り次第専用のハンガーに干したり、ズボンプレッサーを利用したりして丁寧にケアしてください。
ホテルは家と異なる環境のため、心配な方は事前にホテルに設備があるか確認しておきましょう。
シワ対策が面倒な方は、シワになりにくいシャツやボトムスを購入するのもおすすめです。
新しく購入するお金が必要になりますが、就活のストレスや確認する手間が省けるため検討してください。
アクセサリー
ポイントの3つ目は、アクセサリーです。
面接にアクセサリーは似合わないため外すようにしましょう。
ただし、結婚指輪や時計であれば問題ありません。
普段からオシャレとして着用している人は、誤って面接時に着用しないよう注意してください。
面接時につけてしまうと、ビジネスマナーの点で悪い印象になるでしょう。
さらに、指摘されて気が付くことで面接中に余計に緊張する可能性があります。
本来の自分であれば問題ない対応でも、緊張感のある面接では普段通りにいかないこともあるでしょう。
不要な緊張を生まないためにも、面接前にアクセサリーをつけていないか確認してください。
長い髪をまとめる場合のアクセサリーは、黒など髪色に近く目立ちにくい色のものを使用しましょう。
一方で、志望する業界によってはアクセサリーが問題ない場合があります。
ジュエリーやアパレル業界です。
小ぶりで主張が強すぎないものであれば身につけていても問題ありません。
もし、着用に迷った際は、あらかじめ就職エージェントに相談するのも手段の1つです。
面接のプロが適切なアドバイスをくれるでしょう。
よくある質問
就活をしていれば一度は考えたことがある質問をまとめました。
自分1人が悩んでいるわけではなく、多くの就活生が同じ箇所で疑問に感じています。
不安な状態を少しでも取り除き、自信を持って就活できるように参考にしてください。
私服OKでもスーツを着てもいいですか?
スーツを着用しての参加でも問題ありません。
スーツ自体が面接に合った服装のためです。
もし、私服を推奨している企業であれば事前に確認しておきましょう。
午前中に他社の面接に参加し、そのまま面接会場に来る場合など、やむをえない事情があれば、企業側も納得してくれるでしょう。
周りが私服である中、自分だけスーツを着ていると浮いた印象になります。
周りは気にしていなくても自分自身が気になることがあるでしょう。
集団面接で、スーツ着用で参加しても自分自身が緊張しないか事前に検討してください。
服装は高価な方が印象はよくなりますか?
高価な服装だから特別印象がよくなるとは考えにくいです。
印象をよくするのであれば、自分の体型にフィットしており、清潔感のある服装が適しています。
確かに高価な服装であれば、着心地がよく面接終了後も着る機会は多いでしょう。
しかし、面接での印象とはあまり関係しないため注意してください。
スーツであれば3万円前後で機能性とデザイン性を兼ね備えた商品が購入できます。
就活中は、交通費や飲食代などさまざまな用途でお金が必要です。
自分の貯金や今後の予定と相談してみてください。
服装に関して事前に企業に確認するのは問題ありませんか?
問題ありません。
ただし、営業時間に注意し、始業開始すぐや昼食の時間帯は避けましょう。
服装の確認は問題ありませんが、重要度の高い連絡とは言えません。
できる限り企業側の負担にならないようにしましょう。
時間に余裕があればメールでの連絡がおすすめです。
担当者の方が余裕のある時間に返信できるため、相手への配慮があると言えます。
また、企業によってはあらかじめ公式サイトで服装に関する質問に回答していることがあるため、まずは自分で調べてみましょう。
企業に電話で連絡する際は、あらかじめ聞きたいことをまとめてください。
聞き漏らしてしまうと再度連絡する必要があるためです。
私服OKの場合は髪型も自由ですか?
髪型は自由ではありません。
自分の好きな髪型にすると面接で不利になる場合があります。
私服OKとはいえ、ある程度適したものがあるのと同じで、髪型にも面接に適したものがあるため注意してください。
男性であればおでこを出す、髪は耳にかからないなどです。
女性は長い髪ならまとめる、お辞儀した時に崩れないようにするなどが挙げられます。
私服OKでも髪型も自由になるわけではないため注意してください。
さいごに
私服で構いませんに嘘の意味はありません。
面接にふさわしい格好があるものの、私服OKの企業であれば私服で参加可能です。
面接で私服OKをするには企業の意図があります。
就活生の価値観を見たり、本音を引き出したりする意味があるでしょう。
そのため素直に受け取ってください。
ほかには、似た表現で自分らしい服装やオフィスカジュアルが存在します。
私服OKと全く同じ意味ではありませんが、スーツでの参加と比較すると自由な服装です。
ただし、派手な色やアクセサリーは面接にふさわしくないため、着用は避けましょう。
もし、服装に関して1人で解決できない場合は、就活エージェントに相談してください。
就職のプロが的確なアドバイスをくれるでしょう。
自分が納得したうえで就活を終えるためにも参考にしてください。