女性起業家 何をすれば成功する⁉を徹底解説
2024/8/21更新
はじめに
近年、女性の起業家が増加しています!
「好きなことを仕事にしたい」「強みを活かしてビジネスを始めたい」と考える女性が増えているというわけです。
もっとも、男性に比べるとまだ少ないことは事実です。
それでも、女性起業家が増加傾向にあるということは非常にうれしいことですよね。
起業で活躍する女性たちの情報を得て、「私も企業しよう!」という気持ちが起こりませんか。
自ら事業を立ち上げることによって、「育児と両立したい」「開業資金が少なくてもできる仕事をしたい」など、さまざまな希望が叶う仕事を見つけることも可能になります。
しかし、いざ起業しようとしても、一体どんな仕事を選んだら良いのか、迷ってしまう女性も多いでしょう。
そこで、この記事では、女性が起業する際に役立つおすすめの職種、業種の選び方、さらには企業の手順等について詳しく解説していきます。
- 女性が起業するには、どのような仕事を選べばよいのか知りたい
- 女性の成功率が高いのはどのような仕事なの?
- 起業する場合の注意点は?
この記事では、自ら起業してビジネス展開していくことを希望しつつも、どのような事業に取り組むことが成功への鍵となるのか不安を感じる女性を対象にして、実際に企業に、事業を成功に導くうえで有益となるを提供することを目的としています。
女性が起業するにあたって、どのような事業を取り扱うとビジネスとしての成功をおさめることにつながるのか、この機会に整理しておきたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
また、女性が起業する事業以外の業界全般については以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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企業の男女比
2022年度に起業した男女の割合等に関する調査結果が公表されています。
日本政策金融公庫の「2022年度新規開業実態調査」の調査報告によると、同年度に企業した事業家の男女比は、男性:75.5%、女性:24.5%という結果でした。
これを見る限り、男性による企業が大半ではありますが、女性による企業の割合は年々高まってきている状況にあることに注目する必要があります。
すなわち、さかのぼると、2002年では14%、2012年は15.7%という状況でした。
その背景にあるものは、女性の社会進出が進むとともに、従来の会社勤務という形態とは異なる、起業という新しい働き方が浸透しつつあることが考えられます。
このことからも分かるように、女性の企業は増加しているのであり、今後もその傾向は続くことが予想されます。
起業する女性の姿
最多は35歳~39歳層になります。
中小企業庁の調査によると、女性が起業を行った際の年齢層で最も多いのが35歳~39歳であり、これに次ぐのが30歳~34歳であり、さらにそれに次ぐのが65歳以上であるという結果が出たとのことです。
これは、女性の企業が特有の事象ではなく、男性が起業する場合も同様に30代で起業する傾向が高い結果が出ています。
この結果は、何を意味すると理解すればよいでしょうか。
女性も男性も30代に入ると、一般に大学等を卒業して社会人生活に入り、約10年を経過する時期になります。
社会人として企業等において様々な経験を積み、業務スキル等がある程度身についてきていることでしょう。
加えて、結婚や出産という大きなライフイベントを迎える人も少なくありません。
そうした中で30代に入った皆さんの中には、次のような気持ちが沸き起こることが多いのです。
- 自分は今のままで大丈夫だろうか
- もっと自分に合う別の仕事があるのではないか
自身の将来を真剣に考える最初の時期にあたるのです。
このため、このタイミングを捉えて、「起業」を決意する人が多いのです。
さらに、企業は30代という若い世代特有のものではないことにも注目すべきことであるといえます。
すなわち、60歳以上となって起業する人も増加傾向にあります。
長年会社勤務をし、定年を迎えて時間に余裕ができたということもありますし、老後の収入を得ることを目的として起業することもあるでしょう。
さらに、これまでは諸般の事情により会社勤務という、いわば安定性を採択せざるを得なかった中、定年等を迎え、長い間温め続けてきた企業の思いを実現するということもあり得ることです。
女性が起業する場合の事業の方向性
女性の起業も基本的な部分は男性による企業と変わるところはありません。
しかし、女性による企業の場合には、女性向きの職種を選ぶことでより成功しやすくなる場合があることには注目しておくとよいでしょう。
女性が起業するにあたって、その職種を女性に向いているものの中から選択することにより、女性としての特性を生かすことにつながるとともに、ユーザとなることが期待される女性からの共感を得やすくなるという利点があります。
これから起業準備をしようとしている女性に向けて、職種の選び方のポイントやおすすめの職種を紹介します。
職種探しの視点
総説
女性が起業するにあたって、成功しやすい職種を見つけるためには、次に紹介するポイントに重点を置いて探すと良いでしょう。
女性特有のきめ細やかさを強みとして活かすことは勿論ですが、金銭面や事業規模の起業しやすさにも注目していきましょう。
固定費の少なさ
女性が起業する場合に限った話ではなく、男性の場合も同様ですが、起業を成功させるためには、可能な限りコストを抑えることのできる職種を探したいところです。
特に、固定費は少なく抑えると良いです。
そして、当然のことではありますが、起業するには一定の資金が必要となります。
しかし、独立起業では資金準備・調達は自身で行わなければならず、費やした資金を回収できるか否か、確実な見込みというものまではないというのが実情でしょう。
事業が成功しなければ、追加の出費が余儀なくされ、やがて事業は行き詰まり、生活が苦しくなる危険に直面するおそれもないとは言えません。
そのため、起業にあたっては、少ない資金で事業を回すことのできる職種を選ぶことが失敗を回避するコツの1つです。
例えば、設備やその管理、業務に必要となる道具類、原材料の購入などに必要以上に多くの資金を要しないもの、自身がこれまでの経験等で身に着けた手腕、資格等を活かすことによって事業を行うことのできるものが良いでしょう。
また、特定の事務所を持たずに、現地等に出向いて働くことのできる職種も良いです。
自身の強みを生かす
女性起業家が自身の強みを生かして事業を行うことは、他者との差別化をしていく上で重要なポイントになります。
自分自身の趣味・スキル、アイデアや過去の経験など他の人には見られない強みを前面に出していくのです。
女性としての特性やこれまでの家庭生活で得た知識、スキルを活かす仕事も良いです。
こうした自身の強みを活かすことの最大の意義は、これまでやってきた経験や得意分野によって自信を持って事業を進めることができるため、ユーザに対してその強みをアピールできることは勿論、自身が好きで向いている事柄なので、継続しやすく、仮に事業上の困難に直面することが生じたとしても、これを乗り越えるための打開策を工夫することができる可能性が高くなるのです。
スモールビジネスから始めてみる
女性が無理なく起業する、そして起業した事業を継続していくためには、スモールビジネスから開始するという方法も重要なポイントの1つであると言えます。
事業の開始当初から大規模なビジネスを展開するということは、夢があることではありますが、現実的にどう思われるところでしょうか。
実現可能性というものも去ることながら、必要以上に風呂敷を広げることは資金面での課題が大きくなりますし、思うように事業が進まない場合のリスクも大きくなります。
最初から大規模な準備が必要なものではなく、自宅の一部を使って小さな規模からスタートすることができるのであれば、たとえ、失敗しても大きな損害を被ることを回避することができます。
このことは、ビジネスにおけるリスク管理の1つであります。
起業するといっても、その規模は職種や業種によって様々です。
自宅の自室やリビング等にあるテーブルの片隅で、ノートパソコン1台あれば完結する事業であれば開業資金も少なく済み、事業失敗によるリスクも小さくなる場合が多いでしょう。
スモールビジネスでスタートし、地道に成功を積み重ね、より大きなステージに移ることのできる段階に至ったと判断した場合に、より大きなビジネスに発展させるという方法も確実に成功に導くコツです。
ワークライフバランスを保つことができるか
特に会社務めの女性の場合、子どもが熱を出す等の体調不良になった場合、仕事を休まなければならないケースが多くあります。
それでも、会社勤務の場合には育児休業や有休制度を使うことができますが、自身が起業して事業を行う場合には、そういうわけにはいかなくなります。
顧客への対応が十分にできず、事業が計画どおりに進まないことがあり得ますし、状況次第ではありますが、そうした事態が(特に短期間に)積み重なると顧客や他のビジネスパートナーからの信頼を失うおそれに至るといえないこともありません。
家庭を持つ女性が起業する場合、自身の配偶者ないしパートナーの協力を得ることができるかどうか、起業するにあたっては十分に相談をしておくことが肝要です。
女性が起業する際のおススメ職種
女性が起業するにあたって、ビジネスの対象として何を選ぶと良いのでしょうか。
ここでは、女性が自らの知識や経験等を踏まえ、進出しやすい分野について、その特徴と留意点について解説していきます。
サロンの特徴
女性としての特性を存分に活かすことのできる職種の代表格とも言い得るのが美容サロンやリラクゼーションなどの、いわゆる「サロン系」です(エステサロン、ネイルサロン、脱毛、ヘッドスパ等)。メインユーザとして女性をターゲットとし、自身のことのように親身になってアプローチすることができることから、事業を成功に導きやすい領域であると言えるでしょう。特に、ユーザとなる女性の身体や肌の状態についてはもちろん、それと密接に関連のある女性の内面にまで寄り添うことが可能であり、男性にはできない高品質の事業を実現することにつながります。
留意点
サロン系のビジネスは、女性におススメではありますが、留意しておくべき事項があることも事実です。
まず第1は費用面です。
この系統は自宅の一室を利用したり、ユーザ宅等に出向くこと等により業務を行うことができますが、ある程度の器具や設備が必要な場合も少なくありません。
このため、初期コストは高額になる可能性があります。
加えて、専門領域を学ぶためには、指導機関に通い、一定の資格を取得する等の必要が生じることも無視できません。
さらに、ユーザの身体・肌等を取り扱うことから、方法を誤った場合には、ユーザとの間でトラブルが生じるリスクもあることに注意することが必要になります。
飲食店の特徴
インテリアに興味がある人、スイーツ等に関心がある人は、飲食業(専門料理、蕎麦・うどん、パスタ、ダイニングバー、移動販売等)を行うことも良いでしょう。
飲食業として実店舗を構えるには相当の初期費用を要します。
これを回避し、初期費用を少なく抑えることができる領域としては、移動販売を挙げることができます。
留意点
飲食料は、その名のとおり食事を扱う分野ですので、衛生面には十分に留意する必要があります。
一見、簡単に事業化できるように思われがちではありますが、継続するのは相当な実力と信頼性を要します。
ネットビジネスの特徴
ネットビジネスは、大規模な設備を持つことを必ずしも要せず、スモールビジネスからスタートしやすい領域です。
ノートパソコン1台で、自宅の一室やカフェなどでも事業を進めることができます。
いわば、元手を必要以上にかけずに事業を行いたい、スキマ時間を活用することによって仕事を続けることを可能にします。
実際に事業が軌道に乗れば、自身で手を動かさなくてもオートマチックに収入に繋がるビジネスに発展する可能性もあります。
また、自分の得意分野や趣味を生かして商売を始めてみる、すなわちクラウドソーシングサービスなどのプラットフォームを活用して仕事するという選択も十分にあり得ます。
教育・セミナーの特徴
体操や料理等、自身のスキル・資格・経験を活かし、そのための教室やセミナーを行うということも、事業として始めやすく、初期費用も工夫次第で抑えることが可能であるため、スモールビジネスで開始することのできる領域です。
女性のためのアドバイスや出産や育児の先輩としてのアイデア提供などを扱えば、女性としての特性を生かすことにつながるでしょう。
留意点
教育・セミナーの対象によっては、資格取得を要したり、知識を身に着けるため便専門の指導機関による指導を受ける必要があります。
また、教室を用意する必要がある場合、戸建てであれば、大きな問題はないのが通常ですが、集合住宅の場合には騒音に注意する必要がありますし、その集合住宅の規約への抵触可能性を事前に確認しておく必要があります。
教室等の確保に課題がある場合には、外部施設を利用することになりますが、カルチャーセンター等を利用することにより開口しない際には費用をかけずに済む場合があるので、この点も確認しておくと良いでしょう。
起業を成功に導くコツ
女性に限ったことではありませんが、起業する以上、ビジネスとして成功することはもちろん、その成功も一過性のもので終わることなく、継続させたいものです。
ここでは起業したビジネスを成功に導くコツを解説していきます。
総説
起業に成功するためには入念な準備が必要です。
開業して何十年と経過した経営者にも経営に失敗するリスクは常につきまといます。
初心者ならなおさらです。
自身の強みを活かせるもの
まず、最初に検討することは、自身が得意な分野ないし領域です。
他人が成功している事業があるとしても、自身が苦手なことや嫌いなことを事業化しようとしても決して長続きすることはないでしょう。
事業としてのクオリティも低下することが予想され、ユーザの信頼も得ることが難しくなり、事業としての成功は期待できないでしょう。
また、起業にあたり、自身の好きなこと、関心のあること、知識や経験・十分なスキルのある事項を手掛けるのであれば、業務に対する取り組み姿勢も積極的・意慾的なものになり、業務の品質も向上するはずです。
それが積み重なることによって顧客満足度も向上することにつながるでしょう。
自分が好きなことに取り組み、収入を得られるならば、自身の生き方が充実していくことになります。
継続的な研究・向上を続ける
ビジネスというものは、一度軌道に乗れば、後は安泰ということができるほど単純で甘いものでは決してありません。
そのビジネスを手掛けているのが自身だけでないことに留意しましょう。
ライバルがしのぎを削っているということがビジネスの実態です。
また、ユーザも「より高品質のビジネスを展開している企業はないか」「同じ業務品質であれば、より安価なところはないか」という視点で絶えず、サービス品質を批判的に検討しています。
こうしたことを乗り越えて、長く事業を続けていくためには、起業前は当然のことでありますが、起業後においても絶えず研究を続け、事業の品質をより高度なものに高めていかないといけないのです。
それが事業を長く続けるコツであるといえます。
厳しい視点が必要
起業にあたり、しっかりと事業計画を定める必要があります。
何の計画もなしにビジネスを始めることなどあってはならないことです。
特に、金融機関より事業に必要な資金を融資してもらう必要が生じた場合には、詳細な事業計画書を提出することが求められることを意識しておいてください。
事業計画書を作成する際には、「なぜ起業するのか、起業する必要があるのか」「どのような商品ないしサービスを取り扱うのか」「どの程度の開業資金を要するのか」「起業後、毎月の売上高や利益はどの程度となることが見込まれるのか」「経費はどの程度なのか」等を明確にしておきましょう。
事業開始後の経営管理においては、数字を意識し、厳しい視点で対応することが必須です。
いわゆるどんぶり勘定は避ける必要があります。
毎月の売上・利益・経費を具体的な数字でしっかり把握し、経営者の視点で経営管理をしていくことが求められます。
人脈作りも重要
自身の力のみでビジネスを乗り切っていくことができるほど、ビジネスは簡単なものではありません。
インターネットを通じた情報収集ないし知識・技能の習得も有用なことに疑いの余地はありませんが、リアルな研修・情報交換会等に参加する機会を得ることができるのであれば、これを積極的に活用し、人脈作りをすることも強くおススメします。
実現すれば、身近に先輩となる女性起業家と出会うことができる可能性があります。
そこでしか得ることのできない貴重な情報、先輩としての苦心談を聞くことができるかもしれません。
そうした内容は、起業を始めたばかりの起業家にとって非常に有益な情報といえるでしょう。
加えて、その先輩の信頼を得ることができたならば、ビジネス上の提携可能性も広がることが期待できます。
まとめ
この記事では、女性が起業するにあたって、どのような分野を手掛けることが成功につながるのかを中心に解説しました。
女性の社会進出は目覚ましく、極めて多方面で女性が活躍している状況にあります。
そして、会社等で勤務するだけでなく、社会人としての経験やスキル・資格を活かして、自ら起業していく女性は、今後も増え続けていくことでしょう。
この記事や参照ページにて紹介した記事の内容を上手に活用して、起業に取り組み、ぜひ成功を勝ち取ってください。