【保存版】履歴書の住所の正しい書き方|省略・マンション名・ふりがなまで徹底解説!
2025/9/17更新

この記事の監修者
奥田恵(キャリアアドバイザー)
新卒から営業職で活躍し、全国1位の成績を収めた。その後、さらなる成長と挑戦を求めて現在はナイモノのキャリアアドバイザーに転身。年間で500人以上の学生の就職支援に携わり、人材・不動産・営業など幅広い業界への支援実績を持つ。一人一人の学生に真摯に向き合い、早期の内定獲得と充実した就職活動の提供に尽力している。
新卒から営業職で活躍し、全国1位の成績を収めた。その後、さらなる成長と挑戦を求めて現在はナイモノのキャリアアドバイザーに転身。年間で500人以上の学生の就職支援に携わり、人材・不動産・営業など幅広い業界への支援実績を持つ。一人一人の学生に真摯に向き合い、早期の内定獲得と充実した就職活動の提供に尽力している。
はじめに
「履歴書の住所欄って、どう書けば正解?」
就職活動や転職活動で必ず提出する履歴書の中でも、特に悩みやすいのが住所の書き方です。郵便番号は必須?マンション名は省略してもいい?数字は漢数字?アラビア数字?といった疑問を持つ方は多いでしょう。
実は、住所の書き方一つで“ビジネスマナー”や“丁寧さ”が伝わり、採用担当者の印象を左右します。
この記事では、履歴書の住所欄の正しい書き方を、【例文・NG例・ケース別対応】を交えてわかりやすく解説します。手書き・パソコン作成の違いや、現住所と連絡先が異なる場合の書き方も網羅。迷わず正しく書きたい方はぜひ参考にしてください。
- 正しい履歴書の書き方を知りたい
- 採用担当者にマイナス印象を与えたくない
- 郵便番号や都道府県名、省略の可否などの細かい記述ルールを知りたい
履歴書の住所、なぜ重要?
履歴書の住所欄は「ただの連絡先」と軽視されがちですが、採用担当者はここから多くの情報を読み取っています。なぜ住所欄が重要なのか、詳しく見ていきましょう。
採用担当者は「丁寧さ」と「常識」を見ている
住所欄は、社会人としての基本マナーや丁寧さを測るひとつの判断材料です。
例えば「東京都渋谷区神宮前1-2-3」や「○○Mansion 101」といった略記は、「雑」「いい加減」といった印象を与える可能性があります。
一方、都道府県から部屋番号まで正式に丁寧に書かれた住所は、「細かいところまで気を配れる人物」と好印象を与えられます。
書き方ひとつで印象が大きく変わる
- 郵便番号がない
- 「1丁目」を数字で書いている
- マンション名が省略されている
こうした小さなミスは、採用担当者に「社会人マナーがない」と判断されるリスクがあります。
逆に、細部までしっかりと書かれた履歴書は、「安心して任せられる」と信頼感を生むでしょう。
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特に、住所や連絡先の書き方は見落としがちなチェックポイント。
都道府県から丁寧に書く、略さず正式名称で記載するなど、意外と評価に影響する要素です。
通過ポイント付き解説を見ながら、基本の精度を高めて選考で一歩リードしましょう!
履歴書の住所|基本の書き方5つのルール
ここからは履歴書住所欄で守るべき基本ルールを5つ紹介します。誰でもできる簡単なポイントなので、必ず押さえましょう。
1. 郵便番号は省略せず記入
履歴書に住所を記載する際、まず最初に記入するのが郵便番号です。郵便番号は必ず7桁で書きます。手書きでも丁寧に書くのがマナーです。「〒」は任意ですが、つけるとより丁寧な印象に。
例:〒150-0001
郵便番号は、国内での郵便物の配達を正確に行うための重要な情報であり、アラビア数字(算用数字)で記入することが基本的なルールです。
算用数字を使用することで、郵便局のシステムが郵便番号を正確に読み取れ、配達のミスを防げます。
これは、郵便番号の数字が見やすく、誤解を招かないための工夫です。
特に履歴書の郵便番号欄は、限られたスペースに記入するため、数字の間隔が均等になるように注意を払いましょう。
また、郵便番号を記入する際には、住所との連携も考慮し、郵便番号が指し示す地域が正確に記載されていることを確認することが重要です。
2. 都道府県からマンション名まで正式名称で書く
住所は省略せず、都道府県・市区町村・番地・建物名・部屋番号まで全て正式名称で記載します。
例:✕「都」 → 〇「東京都」
✕「1-2-3」 → 〇「一丁目二番三号」
正式な文書なので、省略はNGです。
3. 番地・丁目は「漢数字」で記載(手書きの場合)
手書き履歴書では、数字を漢数字で書くのが基本です。
「1丁目2番3号」ではなく「一丁目二番三号」と書きましょう。
パソコン作成の場合はアラビア数字でも問題ありません。
また、住所にハイフンを使用することは一般的ですが、履歴書などの正式な書類に記載する場合には、ハイフンを使わずに「丁目・番地・号」といった形式で記入することをおすすめします。
たとえば、「1-2-3」と記載するのではなく、「1丁目2番3号」と書くことで、より正式で丁寧な印象を与えられます。
この形式は、特にビジネスシーンやフォーマルな文書で使用されることが多いです。
ハイフンではなく、正確に「丁目・番地・号」で表記することで、相手が住所を理解しやすくなるとともに、履歴書全体がよりプロフェッショナルに見える効果もあります。
特に採用担当者にとっては、こうした細かい部分が就活生の丁寧さや正確さを判断する材料となることが少なくありません。
履歴書というフォーマルな文書では、こうした形式に従うことで、細部にまで配慮が行き届いた人物であることをアピールできます。
4. マンション・アパート名も省略せず記入
建物名・部屋番号は省略厳禁です。アルファベット表記よりも日本語表記のほうが読みやすく、丁寧な印象を与えます。
例:「サンライズ青山101号室」
5. ふりがなは原則不要だが、欄があれば記入
住所欄にふりがな欄がある場合は、町名まで正確にふりがなを振りましょう。
例:とうきょうと しぶやく じんぐうまえ いっちょうめ にばん さんごう
特に難読漢字や地名の読み方が複数存在する場合、ふりがなを付けることで相手に対しての配慮を示せます。
ふりがなを添えることで、採用担当者や郵便局のスタッフが住所を正確に理解できるようになり、郵便物が誤って配達されるリスクを減らせます。
ふりがなは、履歴書の指定された場所に丁寧に書くことが大切です。
また、建物名にもふりがなを付けることで、より一層、相手への配慮が伝わり、信頼感を高められます。
履歴書は自分をアピールするための重要な書類であり、細部にまで注意を払うことで、他の就活生との差をつけられます。
特に、履歴書を読む人が多忙である場合、ふりがなを付けることで、その人の負担を軽減し、好印象を与えられるでしょう。
書き方に迷うパターン別の例文集
履歴書を書く時、「どう書けばいい?」と迷うケースがよくあります。ここでは代表的なパターンごとに具体例を紹介します。
番地や丁目を含む住所の記載例
番地や丁目が含まれる場合は、略記せずに正式な表記で丁寧に記載することが重要です。以下に具体的な記載例を紹介します。
〒160-0023 東京都新宿区西新宿二丁目八番一号
※「新宿2-8-1」などの略記は避けましょう。
マンション・アパートに住んでいる場合
建物名や部屋番号の記載を省略すると、重要な連絡が届かない恐れもあります。以下のように、正式名称で記載するのが基本です。
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前三丁目一番五号 サンシャイン渋谷301号室
※マンション名、部屋番号の省略はNG。
現住所と連絡先が異なる場合
現住所と実際に連絡が取れる場所が異なるケースでは、履歴書の「現住所」と「連絡先」欄を使い分ける必要があります。下記のように記載しましょう。
| 現住所 | 連絡先 |
| 東京都渋谷区神宮前~(一人暮らし) | 千葉県船橋市~(実家) |
※同じ場合は「同上」と記入可能です。
住所が長い場合は2行で
住所が長く、一行に収めるのが難しい場合は、無理に一行に収めようとせず、適切な場所で2行に分けて記入することが大切です。
この際、行の途中で切る位置には特に注意が必要で、市区町村名や町名、丁目、番地といった住所の意味が連続する部分で改行すると、住所が非常に読みやすくなります。
例えば、「東京都渋谷区○○町1丁目2番3号」のような住所は、町名や丁目で改行することで、整然とした見た目になります。
無理に一行に収めようとすると、文字が詰まってしまい、読み手にとって非常に読みにくい印象を与えてしまいかねません。
また、文字が小さくなることで、誤解を招く恐れもあります。
2行に分けて書く際は、上段に都道府県名から町名までを、下段に丁目・番地・号および建物名、部屋番号を記載するなど、読みやすいレイアウトを心がけると良いでしょう。
こうした配慮をすることで、履歴書全体がすっきりとし、見やすさが格段に向上します。
住所の表札と異なる場合は
住所の表札と履歴書に記載する住所が異なる場合、例えば、家族と同居しているが表札には世帯主の名前しか記載されていないケースなどでも、履歴書には正式な住所を記載しましょう。
郵便物が正確に届くようにするために、表札に名前が記載されていない場合でも、履歴書には自分の名前を明記し、住所を正確に記載することが重要です。
この場合、採用担当者が混乱しないように、補足情報として「○○様方」などと記載することも一つの方法です。
たとえば、「東京都○○区○○町1丁目2番3号 山田様方 佐藤太郎」といった形で記載すると、住所が正確であることを強調できます。
また、表札と異なる名前での郵便物が届く場合は、郵便局にその旨を伝えておくと、郵便物が誤って配達されるリスクを減らせます。
履歴書における住所の記載は、採用担当者に対する自分の信頼性を示すものであり、細部にまで気を配ることが重要です。
住民票の住所と現住所が異なる場合は
住民票に記載されている住所と、現在住んでいる住所が異なる場合、履歴書には通常、現住所を記載します。
これは、採用担当者が連絡を取る際に、最新の情報を基にして行動できるようにするためです。
ただし、住民票の住所も重要な情報であるため、履歴書の余白や備考欄に住民票の住所を記載しておくことがおすすめです。
例えば、「住民票住所:○○市○○町1丁目2番3号」といった形で補足的に記載しておくと、採用担当者に対して正確な情報を提供できます。
また、転居が頻繁な場合や、仮住まいである場合などは、現住所の有効期限や連絡可能な期間を併せて記載しておくと、相手にとって親切な対応となるでしょう。
このように、履歴書における住所の記載は、正確であることはもちろん、就活生としての誠実さや信頼性を示す要素でもあります。
現住所と住民票の住所が異なる場合は、そのことを明確に伝えることで、相手に不安を与えないようにしましょう
緊急連絡先の記載方法は
履歴書には、応募者本人の住所とは別に緊急連絡先を記載する欄が設けられている場合があります。
緊急連絡先として記載するのは、通常は親や兄弟、配偶者など、応募者に近しい人物の連絡先です。
この際、緊急連絡先の住所は、正確かつ略さずに記載し、連絡が確実に取れるようにしておくことが重要となります。
また、緊急連絡先の名前と住所が応募者のものと異なる場合は、その旨を明確にするために、関係性(例:父、母、配偶者など)を記載することもおすすめです。
例えば、「東京都○○区○○町1丁目2番3号 佐藤一郎(父)」のように書くことで、採用担当者が緊急時に速やかに対応できるようになります。
また、緊急連絡先の住所や電話番号が古い情報である場合は、必ず最新の情報に更新しておきましょう。
履歴書における緊急連絡先の記載は、採用プロセスの中で万が一の事態に備えるためのものであり、正確かつ信頼性の高い情報を提供することが求められます。
海外在住や帰国子女の場合
海外に在住している、あるいは帰国子女である場合、英語表記での住所記載が求められることもあります。必要に応じて日本国内の連絡先も記載すると安心です。
例:
123 Main Street, Minato-ku, Tokyo 106-0032, JAPAN
書類の内容だけでなく、準備過程を効率化して精度を高めることも重要です。たとえば面接練習の振り返りに役立つ Nottaを活用すれば、自己PRの録音・文字起こしが簡単に行え、文章表現の改善や自己分析にもつながります。履歴書と併せて利用することで、より完成度の高い就活対策が可能になります。
引越しで住所が変わる場合の書き方
履歴書を提出する時期に「引越しを予定している、あるいは引越しが確定していない。」そんな状況でも、履歴書には正確な情報を記載する必要があります。
「今の住所を書くべき?」「新しい住所を書いてもいいの?」といった疑問を持つ方も多いはずです。
ここでは、「引越し先が決まっている場合」と「引越し先が未定の場合」に分けて、正しい記載方法と注意点を解説します。
引越し先が決まっている場合
すでに引越し先が決定している場合は、「現住所」と「連絡先」を併記することで、情報のズレを回避できます。
応募企業からの郵送物や連絡が、旧住所に届いてしまうのを防ぐためにも、連絡先欄には「確実に連絡が取れる住所・電話番号」を記載しましょう。
- 「現住所」欄には、現在の住所を記入
- 「連絡先」欄には、引越し先の住所を記入
- 電話番号やメールアドレスも新旧で異なる場合は、連絡の取れる方を記載
- 可能であれば、「◯月◯日より転居予定」と補足しておくと親切
記載例
【現住所】
〒123-4567
東京都中野区中野一丁目二番三号 メゾン中野203号室
【連絡先】
〒234-5678
神奈川県横浜市西区みなとみらい四丁目五番六号 パークタワー横浜802号室
※9月1日より転居予定
引越し先が未定の場合
引越しは決まっているものの、転居先の詳細がまだ確定していない場合は、現時点での住所を「現住所」として記載し、連絡先に確実に郵送物が届く場所(例:実家)を記載するのがベストです。
採用担当者に混乱を与えないよう、「現在転居準備中」「連絡先は実家」などと明記しておくと、より丁寧な印象になります。
- 「現住所」は現時点で住んでいる場所を記載
- 「連絡先」は、実家など連絡が取れる住所を記載
- 備考欄に「転居予定であること」を補足しておくと親切
記載例
【現住所】
〒135-0042
東京都江東区木場三丁目二番一号 グリーンハウス302号室
【連絡先】
〒987-6543
宮城県仙台市泉区南中山五丁目一番十号(実家)
※現在引越し準備中につき、連絡先は実家に設定しています。
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企業に提出する封筒は、基本的に縦書きがマナー。
宛名や自分の住所・氏名の位置にもルールがあります。
第一印象で減点されないためにも、形式面まで丁寧に仕上げましょう!
縦書き?横書き?封筒の住所の正しい書き方
履歴書や職務経歴書を送付する際、封筒に記載する宛先住所にもビジネスマナーが求められます。
「縦書き・横書きのどちらが正しいの?」「数字は漢数字?それともアラビア数字?」など、迷いやすいポイントがいくつかあります。
このセクションでは、封筒の書き方に関する基本ルールと注意点を、縦書き・横書きの両方に分けて詳しく解説します。封筒ひとつで第一印象が決まることもあるため、細部まで丁寧に仕上げましょう。
縦書き封筒の基本ルール
ビジネスシーンでは、縦書きの封筒が一般的とされています。特に履歴書などの重要書類を送る場合は、縦書きのほうがフォーマルな印象を与えます。
- 郵便番号:縦に算用数字(アラビア数字)で記載(例:〒123-4567)
- 住所:都道府県から丁寧に漢字・漢数字で記入(例:東京都港区芝五丁目)
- 宛名:企業名・部署名・担当者名を縦に書き、最後に「御中」または「様」
- 自分の住所・名前は封筒の裏面左下に縦書きで記載
「0(ゼロ)」は「〇(丸)」で表記
縦書きの封筒で数字を漢数字に変換する場合、「0(ゼロ)」は「〇(まる)」を使用するのが慣例です。
たとえば、部屋番号「101号室」の場合は「一〇一号室」と表記します。
これは、縦書きでアラビア数字をそのまま使用すると見栄えが悪くなるため、読みやすさと美しさを重視した表現です。
「百」や「十」は使わない
縦書きでの住所表記では、「百」や「十」などの漢数字は基本的に使いません。
たとえば、「110号室」を「百十号室」と書くのは一般的ではなく、以下のように表記します。
例:一一〇号室
これは、数字を1文字ずつ漢数字にすることで、視認性と読みやすさが向上するためです。
特に郵便物の配送ミスを防ぐ目的でも、この書き方が推奨されます。
「一」「二」「三」が続くときは間隔を空ける
縦書きでは、「一」「二」「三」などの漢数字が連続する場合、読み間違いを防ぐために少し間隔をあけるのがマナーとされています。
例
- 三丁目三番三号 → 三丁目 三番 三号(間にスペースを入れる)
これは、「三三三」が並ぶことで視覚的に読みづらくなるのを防ぎ、郵送時の誤配などを避ける効果もあります。
郵便番号はアラビア数字で、横に配置
縦書き封筒でも、郵便番号はアラビア数字(算用数字)で書くのが一般的です。
「〒123-4567」のように、ハイフン(-)も含めて、1文字ずつ縦に並べて記載しましょう。
このとき、郵便番号欄がある封筒を使う場合は、その枠内に合わせて丁寧に書くことが大切です。
横書き封筒の書き方と注意点
最近では、パソコンで封筒を印刷する場合や、企業指定で横書きを求められることもあります。
横書きもマナーを守れば問題ありませんが、いくつかのルールに注意が必要です。
- 郵便番号:左上に「〒123-4567」と記載
- 宛先住所:都道府県から順に、略さず正式名称で書く(例:東京都品川区東五反田一丁目二番三号)
- 宛名:会社名・部署名の後に「御中」、個人宛なら「様」
- 差出人(自分):封筒の左下に住所・氏名を横書きで記載
横書きでも、漢数字(特に「丁目」「番」「号」)の部分はアラビア数字で記載可です。パソコン印刷では、すべてアラビア数字で統一しても問題ありません。
よくあるNG例とその理由
履歴書でありがちなミスは、無意識のうちに採用担当者にマイナス印象を与えてしまうことも。ここでは、よくあるNG例を具体的に挙げながら、正しい記載方法を比較解説します。
NG例と正しい書き方の比較
| NG例 | 正しい書き方 | 理由 |
| 東京都→都 | 東京都 | 略称はビジネスマナーとしてNG |
| 1-2-3 | 一丁目二番三号 | 略記は正式文書には不適切 |
| ○○Mansion 101 | ○○マンション101号室 | 和文表記の方が丁寧・正確 |
| 郵便番号を未記載 | 〒123-4567 | 郵送ミスを防ぐためにも必要 |
上の表からもわかるように、住所の書き方における些細な違いが、相手に与える印象や郵送時のトラブルの有無に大きく影響します。略称や省略は避け、正式な表記を心がけることが、良い印象を残すポイントです。郵便番号の記載漏れも郵送ミスにつながるため、必ず記入しましょう。
手書きとパソコン|履歴書の住所記載に違いはある?
履歴書の作成方法によって、記載時の注意点やマナーは異なります。手書きとパソコン作成の違いを理解して、適切に対応しましょう。
| 項目 | 手書き | パソコン作成 |
| 番地の表記 | 漢数字(例:一丁目二番三号) | アラビア数字(例:1丁目2番3号)も可 |
| 書き間違えた時 | 修正不可。新しい履歴書に書き直す必要あり | 修正後再印刷で対応可能 |
| ふりがな | 指定欄があれば記入 | 同様 |
住所の書き間違いに気づいたら?
万が一、住所を書き間違えてしまったら、どう対応すればよいでしょうか。作成方法ごとに解説します。
手書きの場合
修正ペンや修正テープはマナー違反とされているため、必ず新しい用紙に書き直します。二重線や訂正印もビジネス文書としては不適切です。書き直す際は、以下のポイントを確認してください。
- 黒のボールペン(油性・ゲル)で楷書を徹底し、全体の筆圧と字形を揃える
- 都道府県~号室まで省略なし、数字は表記ルールを統一(漢数字にするなら全箇所同じ運用)
- 郵便番号は7桁、枠からはみ出さないよう丁寧に記入
- 日付や氏名欄も再確認(住所修正だけで満足しない)
- 封筒宛名や同封書類の住所表記も同時に整合を取る(履歴書と職務経歴書で表記ゆれが起きやすい)
- 住所を音読→指差し確認で読み飛ばしを防ぐ
- 建物名・部屋番号まで入っているか
- ふりがな欄がある場合は都道府県~号室まで付けたか
- 汚れ・かすれ・消し跡がないか
パソコンの場合
該当箇所を修正し、再印刷で対応できますが、データ修正の際の体裁崩れや表記ゆれに注意が必要です。次の手順で進めると確実です。
- 元データのバックアップを作成(修正履歴を残さない)
- 住所の半角・全角/ハイフン有無/数字の種別を本文全体で統一
- フォント・サイズ・字間の統一(住所だけ太字や別フォントになっていないか)
- 郵便番号7桁・都道府県からの正式名称・建物名/号室の有無を再点検
- PDFに書き出してプレビュー(改行位置・禁則・はみ出しを確認)
- 高品質設定で再印刷し、インクかすれ・用紙汚れがないか最終確認
企業へデータ提出が必要な場合は、修正後ファイルに差し替え、ファイル名も
履歴書_氏名_yyyymmdd.pdfのように日付入りで管理すると誤送付を防げます。既に提出済みで重大な誤記があった場合は、簡潔なお詫びと差し替え希望の連絡を入れ、最新版を添付すると丁寧です。
【テンプレートあり】住所の記入例(そのまま使える)
実際に履歴書を書く際に参考にできる、具体的な住所記入例を紹介します。コピーして使っても問題ありません。
標準的な住所例(手書き)
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前一丁目二番三号
サンライズ神宮前101号室
現住所・連絡先が異なる場合の例
【現住所】
〒123-4567
東京都世田谷区桜新町四丁目五番六号 パークハイツ303号室
【連絡先】
〒987-6543
宮城県仙台市青葉区本町三丁目一番九号
以下に、見出し2「住所の書き方に関するよくある質問」および見出し3の各質問に対する本文を丁寧に構成しました。見出しも必要に応じて明確化しています。
住所の書き方に関するよくある質問
履歴書の住所欄を記入する際、些細な点でも「これで正しいのかな?」と不安になる方は多いものです。
このセクションでは、就職・転職活動中によくある疑問に対して、履歴書マナーの観点からわかりやすく回答します。
「見栄えが良くなるコツ」から「フリガナの範囲」まで、よくある質問を4つピックアップしました。
Q.正しい住所はどこで確認できますか?
A.履歴書に書く住所は、日本郵便の「郵便番号検索」や自治体の住民票情報を元に確認するのが最も正確です。
郵便物が正しく届くように、丁目・番地・号、建物名や部屋番号まで正確に記載する必要があります。特に住所の一部を略したり、建物名を省略したりするのはNGです。
おすすめの確認方法
- 【日本郵便の公式サイト】:郵便番号と対応住所を照会できる
- 【Googleマップ】:表札や建物情報を確認しながら住所の表記をチェック
- 【公共料金の請求書】:契約住所がそのまま載っていることが多い
Q.住所を見やすく書くコツはありますか?
A.履歴書の住所欄は限られているため、見やすく丁寧に書くことが第一です。読みやすさと正確さを両立させるには、以下のポイントに注意しましょう。
見やすくするためのコツ
- 丁寧な楷書(パソコンなら読みやすいフォント)で書く
- 「丁目・番・号」は略さず記入(例:1-2-3 → 一丁目二番三号)
- 建物名は1文字分空けて書くと見やすくなる
- 「○○ハイツ」などカタカナが入る場合は特に丁寧に
余白のバランスも意識すると、整った印象を与えられます。
Q.住所が長い場合はどうしたらいいですか?
A.都心部やマンション名が長い住所では、履歴書の住所欄に収まりきらないケースもあります。
その場合は、以下の方法で対応しましょう
長い住所を無理なく収める方法
- 住所を2行に分ける(改行する場合は建物名の前がベスト)
- 改行しても住所が分かりやすいように、要素ごとに区切る(例:「○丁目○番○号」で一行、「建物名+部屋番号」で次の行)
- パソコン作成の場合はフォントサイズを調整(ただし8pt以下は避ける)
無理に小さく詰め込むより、丁寧に改行した方が見やすく、印象も良くなります。
住所のフリガナはどこまで書けばいいですか?
履歴書に「住所のフリガナ欄」がある場合、都道府県から建物名・部屋番号まで、すべてカタカナで書くのが基本です。
特に企業側が履歴書をデータ入力する場合、フリガナが正確かつ完全に記載されていると、事務処理の手間を減らせます。
記入例:
東京都新宿区西新宿二丁目八番一号 新宿セントラルタワー20階
→ トウキョウトシンジュククニシシンジュクニチョウメハチバンイチゴウ シンジュクセントラルタワーニジュッカイ
建物名が英語・ローマ字のときは、フリガナ欄では無理にカタカナにせず、空欄でもOKですが、可能な範囲で表記しておくと丁寧です。
このように、住所欄は細かな部分にこそ気を配ることで、応募書類全体の完成度が大きく変わります。
「見落としがちな疑問」を丁寧に解消することで、あなたの履歴書はより信頼感のあるものになるでしょう。
まとめ
履歴書の住所欄は、社会人としてのマナーや丁寧さを示す重要なポイントです。正しい書き方を押さえることで、採用担当者に安心感や信頼感を与えることができます。ここで、今回の記事で押さえておきたい大切なポイントを整理します。
- 履歴書の住所は正式かつ丁寧に記載することが社会人としての基本
- 手書きでは漢数字、パソコンではアラビア数字も可
- 郵便番号、建物名、部屋番号まで省略せず記入するのが鉄則
- よくあるNG例や例文を参考に、誰にでも伝わる正確な住所を書こう
正しい住所の書き方を身につけることで、履歴書全体のクオリティアップにつながります。細かい部分まで気を配れる人だと評価されるよう、一つひとつ丁寧に仕上げていきましょう。
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