留学中に就活が重なったときはどうする?留学中の就活のコツを紹介!
2024/8/28更新
はじめに
「留学中に就活が重なっても大丈夫?」
「他の就活生と比べると不利になるの?」
など不安になる就活生もいるのではないでしょうか。
留学中に就職活動が重なることは、多くの学生にとって大きなチャレンジです。
しかし、この状況は決して不利ではありません。
留学経験を効果的に活用すれば、他の就活生との差別化を図り、企業にとって魅力的な候補者となるでしょう。
留学で得た異文化理解や語学力、適応力は、グローバルな視点を持つ企業にとって重要な資質です。
本記事は以下のような方を対象にしています
- 留学中に就活が重なることに不安を感じている学生
- 留学経験を就職活動で効果的に活かしたい人
- 留学中に就活を成功させるための具体的な方法を知りたい人
本記事では、留学中に就活が重なったときの対処法や、留学が不利にならない理由、そして留学中の就活を成功させるための具体的なコツを紹介します。
留学と就活を両立させ、どのようにして企業に自分の価値を最大限にアピールするかについて詳しく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
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留学と就活が重なる理由
日本の就活スケジュールと留学のタイミングが重なるため、多くの学生がこの課題に直面します。
まず、一般的な日本の就活スケジュールを表にまとめました。
時期 | 活動内容 |
3年生春〜夏 | 自己分析や業界・企業のリサーチ |
3年生夏 | サマーインターンシップ |
3年生10月 | 筆記試験や面接の準備 |
3年生秋〜冬 | 秋期インターンシップ |
3年生冬 | 早期選考(外資系や大手スタートアップ) |
3年生終わり〜4年生はじめ | 冬期インターンシップや会社見学、業界研究セミナー |
4年生3月 | 就活解禁(企業説明会や選考開始) |
4年生4月 | エントリーシートの提出 |
4年生4月後半〜6月 | 面接やWebテストなどの採用選考 |
4年生6月〜10月 | 内々定や正式な内定 |
日本の就職活動のスケジュールは、「関係省庁連絡会議」により定められています。
- 広報活動(採用説明会など)の開始
大学3年生の3月1日以降 - 採用選考の開始
大学4年生の6月1日以降
しかし、多くの企業はこのスケジュールより前に実質的な採用活動を開始しているのが実情です。
また、最近の就活では、優秀な学生を囲い込むために3年生のインターンシップに参加した学生に対して早期内定を出すケースが増えています。
これは、企業が他社に先んじて優秀な人材を確保するための戦略です。
このため、3年生の冬から春にかけて、早期内定を得る学生が増加しています。
例年、留学からの帰国時期は5月から6月となり企業の採用活動の最盛期と重なるのです。
留学と就活が重なる理由は、以上のような日本の就活スケジュールと企業の採用活動の実態にあります。
留学中の学生は就活を計画的に進める必要があり、帰国後すぐに選考に対応できるように準備を整えることが重要です。
留学中と就活が重なっても不利にならない理由
留学中に就活が重なることは一見すると不利に思えるかもしれませんが、実際にはそうではありません。
むしろ、留学経験を持つことは多くの企業にとって大きなプラス要素となります。
留学中に就活が重なっても不利にならない理由は次のとおりです。
- オンラインツールの発達で物理的な距離が問題にならない
- グローバルな視点を持つ人材が企業に求められている
- 留学中の経験が自己PRや志望動機で強みになる
オンラインツールの発達で物理的な距離が問題にならない
テクノロジーの進化により、オンラインでの企業研究やエントリー、さらにはWEB面接までが一般的になっています。
これにより、物理的な距離が問題にならず、世界中どこにいても就活ができるようになりました。
特にパンデミック以降、企業側もオンライン面接やリモートでの選考プロセスに対応しているため、留学中であっても日本国内にいる学生と同じ条件で就活ができます。
グローバルな視点を持つ人材が企業に求められている
多くの企業が国際的なビジネス展開を進める中で、グローバルな視点を持つ人材は非常に価値があります。
留学経験を持つことで、異文化理解や多様性への対応能力が身につき、これが企業にとって大きなアピールポイントとなるでしょう。
特に、グローバル企業や外資系企業では、異文化での経験を積んだ人材を積極的に採用する傾向があるため、留学中の就活が有利に働くことも多いのです。
留学中の経験が自己PRや志望動機で強みになる
留学中に得た経験やスキルは、自己PRや志望動機で強力な武器になります。
異文化での生活や学びを通じて得た適応力や問題解決能力は、就活の場でも高く評価されるでしょう。
また、語学力の向上や国際的な視野を身につけたエピソードを具体的に伝えることで、他の応募者との差別化になります。
企業にとって、こうした経験を持つ人材は非常に魅力的であり、選考の際に有利に働く可能性が高いです。
留学中の就活の進め方のコツ
留学中の就活のコツは次の6つです。
- 意識的に情報収集する
- オンラインツールを最大限に活用する
- 時間管理を徹底する
- 自己分析と志望動機を明確にする
- ネットワーキングを活用する
- インターンシップやボランティア活動を活用する
1.意識的に情報収集する
留学先では、日本の就職市場に関する最新情報をリアルタイムで入手することが難しくなるため、意識的に情報収集しなければいけません。
日本のニュースサイトや就活関連のウェブサイト、SNSを活用し、企業の動向や新しい就活イベントに関する情報を常にチェックしましょう。
就職エージェントや大学のキャリアセンターとも連絡を取り、必要なサポートやアドバイスを受けることが大切です。
2.オンラインツールを最大限に活用する
前述したとおり、最近は企業研究やエントリー、さらには面接までオンラインでできるようになりました。
ZoomやMicrosoft Teamsなどのビデオ会議ツールを活用し、企業との面接や説明会に参加しましょう。
また、オンラインのWebセミナー、就活イベントなども積極的に利用し、国内の学生と同じレベルで情報を得るよう心がけましょう。
3.時間管理を徹底する
留学中は学業や異文化での生活に加え、就活も進めなければならないため、時間管理が非常に重要です。
自分のスケジュールを見直し、効率的に時間を使えるように計画を立てましょう。
特に、面接の日時が日本時間で設定されることが多いため、時差を考慮したスケジュール管理が必要です。
例えば、Google CalendarやTrelloなどのツールを使って、予定をしっかり管理することをお勧めします。
4.自己分析と志望動機を明確にする
留学中に得た経験やスキルをしっかりと自己分析し、これを就活でどのようにアピールするかを考えることが重要です。
志望動機に留学経験をどのように活かせるかを明確にし、企業に対して説得力のあるストーリーを伝えましょう。
異文化での挑戦や適応力、語学力の向上など、具体的なエピソードを盛り込むと効果的です。
5.ネットワーキングを活用する
留学先でのネットワーキングも重要な要素です。
現地の日本人コミュニティや、同じ留学先にいる他の学生と情報交換をして、就活に役立つ人脈を築きましょう。
LinkedInなどのビジネスSNSを利用して、日本の企業や業界関係者とつながることも、就活を有利に進めるための有効な手段です。
これにより、帰国後の就活をスムーズに進めるためのサポートを得られます。
6.インターンシップやボランティア活動を活用する
留学中に現地のインターンシップやボランティア活動に参加することは、実践的なスキルを身につけるだけでなく、就活の際にアピールできる経験を得る絶好の機会です。
企業に対して実際の職務経験や社会貢献活動を示せるため、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
インターンシップやボランティア活動を通じて現地での人脈を広げ、就活に役立つ情報を得ることもできます。
留学中の就活の注意点
留学中の就活の注意点は以下のとおりです。
- 時差によるコミュニケーションのズレに注意する
- インターネット接続環境を確認する
- 書類提出のタイミングを忘れない
時差によるコミュニケーションのズレに注意する
留学先と日本の間に大きな時差がある場合、企業との連絡や面接のスケジュール調整が難しくなることがあります。
特に、企業からの連絡が日本時間で行われるため、企業と連絡を取り合う際には事前に時間差を考慮して対応することが重要です。
あらかじめ、企業の採用担当者に留学中であることを伝えておくことも必要でしょう。
面接や説明会が夜遅くや早朝に設定されることもあるため、体調管理にも気を配る必要があります。
インターネット接続環境を確認する
留学先によっては、インターネット接続が不安定であったり速度が遅かったりすることがあります。
インターネットの通信環境が悪い場合は、オンライン面接で対話が出来なくなったり、ウェブテストの受験が出来なくなるなどに問題が生じる可能性があります。
重要なオンライン面接や説明会の前には、必ずインターネット環境を確認し、万が一に備えて予備の通信手段を用意しておきましょう。
インターネットカフェや図書館など、安定した接続が期待できる場所を事前に探しておくのもよい方法です。
書類提出のタイミングを忘れない
留学中は日本と異なる生活リズムや学業のスケジュールに従うため、エントリーシートやその他の提出書類の締切をうっかり忘れてしまうことが考えられます。
日本の企業は締切を厳守するため、提出期限を逃すと選考対象外になります。
提出忘れを防ぐために、エントリーシートの締切日や提出書類の期限をしっかりと把握し、余裕を持って準備するよう心掛けましょう。
例えば、スマホのカレンダーのリマインダー機能を活用するのも有効な手段です。
留学経験を就活でアピールする方法
留学経験を効果的に就活でアピールするための方法は次の5つです。
- 具体的なエピソードを盛り込む
- 成果やスキルは数字で伝える
- 企業との関連性を明確にする
- 自己PRと志望動機に留学経験を結びつける
- 異文化理解と対応力を強調する
1.具体的なエピソードを盛り込む
留学中にどのような経験をし、何を学んだのかを具体的に述べることが重要です。
単に「異文化に触れた」「語学力が向上した」という表面的な表現ではなく、どのような状況で、どのような課題に直面し、それをどのように乗り越えたのかを具体的に伝えることで、説得力が増します。
例えば、異なる価値観を持つクラスメートとの共同作業で直面した困難をどう解決したのかや、留学中に参加した活動やボランティアで得た学びを自己PRや志望動機に盛り込むと効果的です。
2.成果やスキルは数字で伝える
留学中に身につけたスキルや達成した成果を、具体的な数字で示すことで採用担当者に伝わりやすくなります。
例えば、語学力を向上させた結果として「TOEICのスコアが留学前より150点上がった」と伝えると、努力の成果が一目でわかります。
仮に数値化できる成果がない場合も、具体的な結果や影響を示すことが大切です。
3.企業との関連性を明確にする
自分の留学経験が、志望する企業や業界にどのように貢献できるかを明確にすることが大切です。
例えば、グローバル展開を進める企業であれば、留学先で学んだマーケティング手法や国際的なビジネスの知識がどのように役立つかを具体的に述べましょう。
異文化での適応力や多様なバックグラウンドを持つチームでの協働経験を通じて、企業にどのような価値を提供できるかを示すことも有効です。
4.自己PRと志望動機に留学経験を結びつける
自己PRや志望動機に留学経験を自然に織り込むことで、自分のストーリーに一貫性を持たせられます。
例えば、「異文化での生活を通じて、視野を広げ、柔軟な思考を養いました。これを活かして、貴社のグローバルなプロジェクトに貢献したいと考えています」という形で、留学経験が志望する職務や企業にどのように関わるのかを明確に伝えましょう。
5.異文化理解と対応力を強調する
留学を通じて得た異文化理解や対応力は、どの企業においても評価されるポイントです。
例えば、留学中に直面した文化的な違いや価値観の衝突を乗り越えた経験を、具体的なエピソードとして述べましょう。
これにより、柔軟な対応力やコミュニケーション能力が身についていることを強調できます。
多様性を尊重する姿勢が企業にとってどのように貢献できるかをアピールすることも重要です。
留学経験をアピールした例文
留学経験をアピールした例文を紹介します。
ガクチカ
・学生時代に力を入れたことを教えてください。
【記載例】(498文字)
アメリカへの1年間の留学中に取り組んだ異文化交流プロジェクトです。このプロジェクトは、現地の大学で日本文化を紹介するイベントを企画・運営するものでした。私は、留学生の中で唯一の日本人として、日本の文化や伝統を現地の学生に正しく伝えるための責任を感じ、リーダーシップを発揮しました。
まず、現地の学生と協力して、企画内容を決める段階からスタートしました。文化的な違いから意見が分かれることもありましたが、互いの意見を尊重し、柔軟なアプローチで調整を図りました。特に、日本文化の魅力を視覚的に伝えるために、茶道や折り紙、書道などのワークショップを開催し、参加者全員が体験を通じて日本文化に触れられるよう工夫しました。
結果として、イベントには100人以上の学生が参加し、非常に高い評価を得ました。この経験を通じて、異文化理解やコミュニケーション能力が向上し、何よりも多様な価値観を持つ人々との協働の重要性を学びました。
この経験を貴社の多国籍チームや国際プロジェクトにおいて、異なる文化背景を持つメンバーとの協働に活かし、円滑なコミュニケーションと効率的なプロジェクト推進に貢献していきたいと考えています。
ポイント:
具体的なエピソードを通じて、留学中の異文化間でのコミュニケーションの困難を乗り越え、成功を収めた経験をアピールしています。
特に、イベントの企画・運営を通じて得た成果を具体的に述べることで、自身の行動力や協調性が評価されやすくなります。
この経験を通じて学んだことを、職場でどのように活かせるかを述べることで、面接官に対して、企業にとって有用な人材であることを印象付けられるでしょう。
志望動機
・なぜ当社を志望したか理由を教えてください。
【記載例】(379文字)
貴社を志望した理由は、グローバル市場における貴社の成長戦略に強く共感したからです。
私は大学時代にアメリカへの1年間の留学を通じて、異なる文化や価値観に触れ、広い視野で物事を考える力を養いました。特に、現地でのプロジェクト活動を通じて、グローバルビジネスにおけるコミュニケーションの重要性を実感しました。
貴社は、グローバルな視点を持ちながらも、地域ごとのニーズに柔軟に対応する企業として知られています。私は、留学を通じて得た異文化理解や語学力、そして多様な価値観を尊重する姿勢を活かし、貴社の国際事業の発展に貢献したいと考えています。
また、貴社のプロジェクトマネジメントの手法や、持続可能なビジネスモデルにも大きな魅力を感じています。
留学中に学んだ異文化対応力と、貴社のグローバル戦略を結びつけ、貴社が世界でさらに飛躍するための一助となることを目指しています。
ポイント:
留学経験を通じて得たグローバルな視野と、それを企業の成長戦略に結びつける点がポイントです。
企業の強みや特色を理解し、自身の経験やスキルがどのように企業の目標達成に役立つかを明確にしています。
単に「やりたいこと」ではなく、「どう貢献できるか」を重視する姿勢を示し、企業にとって必要な人材であることを伝えられるでしょう。
自己PR
・自己PRをお願いします。
【記載例】(442文字)
私は、異文化での適応力と柔軟なコミュニケーション能力を強みとしています。
大学3年生のときに、アメリカへの1年間の交換留学を経験しました。この期間中、私はまったく異なる文化や価値観に触れると同時に、自分自身の視野を大きく広げられました。
特に、留学中に行った現地の大学での共同プロジェクトでは、異なるバックグラウンドを持つ学生たちと協力し、成功を収めました。このプロジェクトでは、言語や文化の違いを超えてチームの結束を図り、それぞれの強みを最大限に活かすことが求められました。
私は、積極的にリーダーシップを取り、チームメンバーとの対話を通じて共通の目標に向けて調整をしました。この経験を通じて、異なる意見をまとめ上げる調整力や、柔軟な対応力が身につきました。
今後は、この異文化対応力とコミュニケーション能力を活かし、貴社のグローバルな事業展開に貢献したいと考えています。多様な価値観を尊重しながら、チームをまとめ、目標達成に向けて尽力する姿勢は、どのような環境でも役立つと確信しています。
ポイント:
自己PRでは、留学経験を通じて得た異文化対応力やコミュニケーション能力を強調しています。
自分のスキルを企業のグローバルな事業展開にどのように活かせるかを示すことで、自分の強みを最大限に発揮できる人材であることも伝えられるでしょう。
まとめ
本記事では、留学中に就職活動が重なった際の対処法や、留学が不利にならない理由、そして留学中の就活を成功させるための具体的なコツを紹介しました。
留学は、グローバルな視野や異文化理解、語学力など企業が求める資質を身につける貴重な機会です。
留学中に就活を進める際には情報収集を徹底し、オンラインツールを最大限に活用し、時間管理をしっかり行うことが成功の鍵となります。
企業が求める人材像に合わせて、自分の留学経験を具体的にアピールすることが大切です。
特に、異文化での適応力やコミュニケーション能力をどのように企業に貢献できるかを明確に示すことが、内定獲得につながりやすくなります。
留学経験を最大限に活かして、企業に自分の価値を伝えることで他の候補者との差別化を図りましょう。