JICAに学歴フィルターはあるのか?選考フローや対策も解説

JICAに学歴フィルターはあるのか?選考フローや対策も解説

2024/8/28更新

はじめに

この記事ではJICAの学歴フィルターがあるのか調査し、就職難易度を確認していく他、JICAの選考フローと対策についても解説していきます。

人気の高い就職先で選考も一筋縄ではいかないため、選考内容を把握して対策を練っていく必要があるでしょう。

後半ではJICAに就職するためのアドバイスやJICAに関する質問などもピックアップして紹介してますので、ぜひ最後までお読みいただき参考にしてください。

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JICAとは?

JICAとは

出典:JICA – 国際協力機構

 

JICAは独立行政法人国際協力機構の略称であり、外務省が所管する政府開発援助(ODA)の1つです。

民間企業ではなく独立行政法人ですが、就職先として人気のある企業となっています。

日本政府が政府開発援助をする際に執行機関として活動しており、調査や研究、計画作成、人材派遣、事業の管理など様々な業務を担当しています。

開発援助で各国や各地域に貢献することから、社会への評価も高い独立法人と言えるでしょう。

国内だけでなく海外にも多数の拠点を置き、世界で活動を行っているのでグローバル化にも力を入れています。

今後も日本のみならず、海外でも社会貢献していくでしょう。

 

JICAの採用大学と学歴フィルターの有無

JICAの採用大学と学歴フィルターの有無

JICAの採用大学は国内の大学だけでなく、海外の大学も見受けられており、幅広い採用をしていることが分かります。

大学を見てみると最難関クラスの大学や国立大学が目立ちますが、標準クラスの大学も見受けられるので学歴フィルターが設定されているとは考えにくいです。

下記に採用大学を一部掲載します。

〈大学院〉
東京大学、大阪大学、慶應義塾大学、東京工業大学、立命館大学

〈大学〉
東京大学、京都大学、青山学院大学、早稲田大学、中央大学、亜細亜大学、琉球大学、信州大学、近畿大学、明治大学、明治学院大学、首都大学東京、岐阜大学、筑波大学

 

多種多様な人材を採用している点から採用実績校も国立や私立など多岐に渡ります。

標準クラスの大学からの採用実績もあるため、学歴フィルターはかかってないでしょう。

しかし、応募する学生のレベルは高いので内定者も自然と難関クラスの大学出身で固まりやすいです。

さらに海外の大学からも採用を積極的にしているため、競争率は非常に厳しいものとなります。

学歴フィルターはなくても、レベルの高い就活生に勝つには徹底した対策は必要不可欠です。

 

JICAの就職難易度

結論から申しますと、JICAの就職難易度は難しいと言えます。

学歴フィルターはかかってないとはいえ、国立大学や難関クラスからの採用が多く応募する学生のレベルが高いです。

その他、就活サイトの情報では採用倍率は約15倍あり、選考難易度は5段階中5.0と最も難しい評価を与えられています。

民間企業ではなく、行政法人ということもあって応募が集中するのも倍率を上げる原因の1つと言えるでしょう。

公式ページには文系理系は特に問わないこと、特別な知識や資格は必要ないことが書かれていますが、JICAで働くには最低限の英語力を持つことが推奨されています。

留学していた人や海外での活動経験がある人なども多数応募しますので、英語に自信がない場合は英語力を上げないと厳しい競争になるでしょう。

また、JICAは大学院からの採用も半数近くを占めており、大学院などで専門分野を学ぶことは有意義なことだと表明しています。

JICAの採用枠は2024年度で50人前後を予定しているので、大学と大学院で採用枠は25ずつと考えると、難易度が高いことが分かります。

このようにJICAは就職難易度が非常に高い企業ですので、選考対策は他企業よりも徹底してやらなければ内定を貰うのは難しいと考えてください。

 

JICAの選考フローと対策

ここではJICAの選考フローとそれぞれの対策を解説します。

JICAではエントリーシートによる書類選考、WEBテストによる学力選考、複数回の面接、さらに小論文まで設けられており、様々な選考フローを突破しないと内定が得られないようになっています。

1つ1つの選考フローと対策を把握して計画性を持って準備していきましょう。

エントリーシート

エントリーシートではゼミや大学で学んでいる研究テーマのことが高確率で聞かれます。

自分が大学で専攻している内容を説明できるレベルまでまとめておきましょう。

その他は自己PRや志望動機など頻出の質問がされるため、自己分析と企業研究で自分の強みや志望する理由を考えておいてください。

エントリーシートを作成する際はPREP法の活用がおすすめです。

PREP法は結論から書き始める方法で、相手に伝えるべきことを最優先で伝えるメリットがあります。

結論を記載した後は結論に至った理由、具体的なエピソードを記入し、最後にもう1度結論を書きます。

そうすることで文章を論理的思考力のもと分かりやすく伝えることが可能です。

JICAだけでなく、他の企業のエントリーシート選考でも有効な手法ですので書き方を練習して身に付けていきましょう。

WEBテスト

WEBテストはオンライン上で行うTG-WEBを採用しています。

言語・非言語・英語・性格の4部門で構成されており、言語は12問12分、非言語は9問18分、英語は10問15分、性格検査は種類によって35〜161問を10〜30分で回答します。

各科目の制限時間が短く、時間配分を意識しながら問題を解いていく必要があるため、対策の際は制限時間内に解く練習をしてみてください。

悩んでいる時間はタイムロスに繋がるので分からない問題は飛ばす決断もしましょう。

以下に各科目の出題範囲を紹介しますので参考にしてください。

科目名出題範囲
言語空欄補充、文字の並び替え、長文読解
非言語図形、推論、集合、暗号、場合の数
英語空欄補充、言い換え、長文読解

 

各出題範囲を把握し、苦手分野の問題を問題集などを使って繰り返し解いていきましょう。

言語と非言語には新型という新しい形式もあり、問題数や出題範囲に変化が出ます。

インターネット上の情報を見ると新型の出題はないようですが、急に新型の問題を出題する可能性も0ではないため、余裕があれば対策していくと良いでしょう。

小論文

小論文では25〜30分で1,000文字程度を記載します。

自宅でオンラインを使って受検し、テーマが出されるのでテーマに沿った内容で小論文を完成させるというものです。

テーマは3つ出され、その中から1つを選びます。

過去にはSDGs、開発、政治などJICAに関わるものから色、レンズなど無関係なテーマも出題されました。

小論文もエントリーシートと同様に、論理的思考力の持ち主であることが分かるように記載するのが重要です。

小論文の内容よりも文章が分かりやすく論理的に書けているかが評価基準となるため、文章構造を第一に考えて小論文を完成させると通過しやすいです。

1,000文字とそこまで長くない文章ですので、200文字ごとに起承転結を分ける、PREP法のように結論を先に書いて伝わりやすい文章にする、など構造を明確にする練習をしていきましょう。

1次面接

小論文と同じ選考フローで1次面接も実施されます。

人事の面接官1人と学生1人でオンライン上で面接が行われます。

エントリーシートで記載した内容を中心に質問や深掘りがされるため、エントリーシートの振り返りと自分のエピソードや経験などを再度掘り下げておくと安心です。

以下に1次面接で聞かれた質問を一部掲載します。

1次面接で聞かれたことのある質問一覧
  • 学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)
  • 志望動機
  • 留学経験はあるか
  • 留学をした理由について
  • JICAに興味を持ったきっかけはなにか

学生の中にはガクチカを話すだけで終わり、志望動機すら聞かれなかったケースもあるようです。

質問の中で気になったことがあれば、他の質問をせずに深掘りしてくるため、こちらも質問に答えられるように準備しておきましょう。

2次面接

2次面接もオンライン上で実施され、40〜50代の社員が担当することが多いようです。

エントリーシートや1次面接の深掘りをはじめ、様々な質問がされます。

気になった点は納得いくまで詰めてくるとのことで、人によっては圧迫感を感じてしまう可能性があります。

質問攻めにあっても自分の軸をぶらさずに回答すれば納得してくれるでしょう。

そのためにはこれまでにも強調したように自己分析が欠かせません。

なぜこのように思ったのか、なぜその行動をとったのか、というように「なぜ」という理由を自分でも掘り下げていきましょう。

また、以下に2次面接で聞かれたことのある質問を紹介します。

2次面接で聞かれたことのある質問一覧
  • ワクワクするのはどんな時か
  • 入構したらやりたいこと
  • やりたい業務はなにか
  • 興味のある地域はどこか
  • 将来のキャリアプランについて

最終面接

最終面接は会場で行われ、役員が3〜5人で面接を担当します。

自己紹介をはじめ、志望動機が聞かれますので今一度志望動機をまとめて熱意を伝えていきましょう。

ここまでの面接でも様々な質問に対して深掘りされているはずなので、過度に身構える必要はないです。

自信を持って回答していきましょう。

大事なのは「なぜJICAなのか」を納得レベルで企業側に伝えることです。

他社との差別化をする意味でも、業界・企業研究を徹底してください。

 

JICAの就職を狙うにあたって取り組みたいもの

JICAの就職を狙うにあたって取り組みたいもの

JICAへ就職するためには、前述した選考対策以外にも取り組みたいものがいくつかあります。

すぐにはできないものが多いですが、取り組んでおけば就職に有利になるもののため余裕があれば実践を検討してみてください。

英語力のスキルアップ

JICAは海外でも活動することが多いため、英語でコミュニケーションがとれることが求められます。

入社後に英語を学ぶ研修制度は整っていますが、入構後は1年以内にTOEIC800点を目指すよう要求されるので人によっては高い壁となるでしょう。

予め英語力を上げておき、英語ができることを伝えれば、選考でのアピール材料になります。

TOEICを受けて実績を積む、英会話を学ぶなど英語力を上げていくことでJICAに求められる人材を目指しましょう。

海外ボランティア

JICAの業務柄、海外でボランティアなど支援活動をした経験があると選考でアピールに使えます。

国内ボランティアはそこまで珍しくありませんが、海外にまで行って支援活動をするのは余程意欲がないとできないため、熱意や行動力が認められやすいです。

また、言語や文化の壁も克服して支援活動に取り組んだことがエピソードとしても強い印象を残します。

就職活動中に海外ボランティアは難しいですが、大学1、2年のうちにJICAへの就職を考えているのであれば、ぜひ検討してみてください。

インターンシップ

JICAではインターンシップを提供しており、1〜3ヵ月の期間で参加することが可能です。

インターンではJICA本部や国内の機関をはじめ、海外のJICA事務所でインターン活動をすることもあります。

インターンをを受けたことで志望度の高さを証明できますし、選考での話題作りにもなるでしょう。

インターンを受けたことによる本選考への優遇などは特にないようですが、JICAの実際の業務を体験できたり、社員と関わりを持ち選考の相談に乗ってもらったり様々な恩恵を得ることに繋がります。

インターンにも選考が設けられており、希望すれば誰でも参加できるわけではありません。

エントリーシートと面接を突破しなければならないので対策は必要です。

しかし、インターン選考を受けることで本選考の練習を兼ねることができるため、場慣れする意味でもインターンへの参加は検討していきましょう。

JICAの求める人材像

JICAの求める人材像を把握することで、選考の場で自分がJICAにとって必要な人材であることをアピール可能です。

JICAが求める人材像は下記の通りです。

JICAが求める人材像

総合マネジメント力のある人材

発展途上国を支援するために専門家やコンサルタントからアドバイスを得たり、関係者と議論を交わしながらプロジェクトを進めていける人材を求めています。

コミュニケーション能力のある人材

発展途上国や国内の人々と一緒にプロジェクトを進めるためにコミュニケーションの取れる人材が必要とされます。また、英語でのコミュニケーションが取れる人材も求めています。

問題発見・課題分析力のある人材

対象地域が抱える課題を把握し、常識に捉われず解決策を導き出せる人材が求められます。問題解決能力だけでなく、発想力と解決策を実践するチャレンジ精神も必要とされています。

忍耐力・実現力

起こり得る状況に備え、困難な状況に置かれても周囲を巻き込んで粘り強く取り組み、目標に向かって邁進する人材を求めています。

 

求める人材像は多数ありますが、どれか1つでも当てはまるものがあればアピールしていきましょう。

自分の過去の体験を振り返り、マネジメント力、コミュニケーション能力、問題発見能力、分析力、忍耐力、実現力が発揮されたエピソードがないか探してみてください。

JICAの求める人材像に自分が当てはまることを上手くアピールできれば、JICA側もその学生を必要としてくれるでしょう。

他の学生との差をつけるためにも、求める人材像に沿ったアピール方法を試してみましょう。

JICAへの就職を目指すなら早めの対策を

ここまで紹介した英語力、海外ボランティア、インターンシップはどれも就職活動が始まってから取り組めるものではありません。

そのためJICAの就職を目指すのであれば、就職活動を始めるよりも前の段階で取り組んでください。

大学1年生時から少しずつ英語の勉強を始め、2年生時にインターンシップを受け、3年になって就職活動を開始するなど、就職活動から逆算して計画性を持って対策を始めてみましょう。

 

JICAに関するよくある質問

JICAに関するよくある質問

最後にJICAに関するよくある質問を3点紹介します。

JICAへの就職が気になる就活生向けの質問を厳選してご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

JICAの新卒の年収は?

JICAの新卒の年収は公表はされていませんが、320万円ほどだと推測します。

大卒の初任給が月に235,087円で賞与分も合わせると、300万円前後で推移すると考えます。

新卒だと平均年収は低いと感じますが、JICA全体の平均年収は836万円とかなりの高水準です。

日本の平均年収が約460万円なので全国平均より多く貰えます。

入社当初こそ低くても、次第に年収は増えていくので社員のモチベーションも高く、人気のある企業と言えるでしょう。

海外経験は必須か?

海外経験は必須ではありません。

採用ページのF&Qでも学生時代の海外留学や、海外ボランティアの経験は問わないことが記載されています。

海外経験は必須ではないものの、国際支援活動への意欲は伝えられるため経験できるのなら経験しておくのも良いでしょう。

採用職種は何になるのか?

JICAの採用職種は総合職になります。

仕事内容は本部や国内の事務所などで途上国の支援や開発に関する戦略を練ったり、支援プロジェクトの形成、実施、課題の調査など様々な業務に従事します。

文系・理系は関係なく採用しており、大学の専攻も特に必須なものはないようです。

F&Qでは理系でも論理的思考力や分析力を業務に活かすことが可能と書かれており、文理関係ない採用を強調しています。

文系・理系に左右されず、自分が大学で学んできた研究成果や知識をアピールしていきましょう。

 

まとめ

JICAは独立行政法人として国内だけでなく海外でも事業活動をしている企業となっており、開発途上国の活動支援を精力的に行っています。

国内に15の拠点、海外に約90の拠点を持ち、世界を舞台に仕事をするため視野が広がりやすいです。

海外赴任も多く、英語力や海外の人々と共にプロジェクトを実行するコミュニケーション能力は必要となりますが、年収も高く日本では得られない経験を得ることもできるでしょう。

行政法人という珍しい就職先故に競合が少なく、就活生からの応募も集中しやすいため、倍率も上がりやすくなります。

また、応募する学生のレベルも高く、選考フローも対策することが多いので就職難易度も高いです。

本気でJICAへの就職を目指すならば、インターンシップの参加など大学1、2年生の頃から少しずつ対策を始めていくことをおすすめします。

全国から幅広い採用をしているため、学歴フィルターはないと考えられます。

しかし、難関大学の学生の応募が多く、採用の比率も難関大学や大学院が多くなりがちなのも事実です。

JICAから内定を得るためには徹底した選考対策が必要不可欠と言えるでしょう。

ここで解説した対策方法も参考にして、JICAから内定を勝ち取ってください。

対策次第でチャンスはあるので諦めず選考に臨んでいきましょう。

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