自分に合う業界の選び方とは?各業界の特徴や選び方の注意点も解説!
2024/8/14更新
はじめに
この記事は、就活の軸において重要な業界選びへ不安を持つ就活生に向けて、自分に合った業界の選び方について解説します。
業界といってもその種類は多く、あらゆる業界の可能性がある就活生だからこそ選び方で迷うでしょう。
本記事ではとくに以下の就活生を対象としています。
- それぞれの業界特徴を知りたい
- 業界選びを怠るとどんな影響があるか知りたい
- 自分に合う業界の選び方がわからない
- 納得のいく仕事選びをしたい
就活が本格的に始まる前にじっくりと業界を比較や検討をしたい就活生は、ぜひ最後まで本記事をご覧ください。
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自分に合う業界の選び方とは
この見出しでは、自分に合う業界の選び方を5つ紹介します。
それぞれの方法を以下で詳しく解説します。
性格や長所と合う業界を選ぶ
自分に合う業界の選び方の1つ目は、性格や長所と合う業界を選ぶ方法です。
就活の基本である自己分析を行い、自分が大切にしたい価値観や譲れないポイントをまずは認識しましょう。
例えば、求めている働き方やライフスタイルから考えてみるのも良いでしょう。
仕事を続けるうえで、しっかり休みも欲しいと考えるなら、土日休みやリモートワークが叶う業界から選ぶこともおすすめです。
自分が得意なことから選ぶ
自分に合う業界の選び方の2つ目は、自分の得意なことから選ぶ方法です。
長いキャリアのなかで、せっかくなら得意なとこで勝負して評価を得たいでしょう。
得意なこととは、自分が苦労せずに簡単にできることですが、ご自身ではなかなか認識できない場合があります。
その場合、学生時代の経験やアルバイトなどで、周囲の人から褒められたことを思い出してみるのがおすすめです。
例えば、初対面の人と話すことが得意なのであれば、サービス業などが向いているでしょう。
興味のある企業の共通点から選ぶ
自分に合う業界の選び方の2つ目は、興味のある企業の共通点から選ぶ方法です。
志望している企業が先に決まっている場合は、その企業の魅力に感じている部分を起点とし、他の業界でもその共通点がないか探してみましょう。
例えば、「人と人をつなぐ仕事」が共通点だとします。
その場合、扱う商材が有形であれば「商社」、扱う商材が無形であれば「人材」と想起できるでしょう。
最初から特定の業界を絞りすぎてしまうと、選択肢の幅が広げられなくなってしまいます。
そのため、1つに絞らずに3種類程度を選択肢として選んでおくことがおすすめです。
将来のキャリアプランから選ぶ
自分に合う業界の選び方の3つ目は、将来のキャリアプランから選ぶ方法です。
これから数年先を見据えて、仕事で達成したいことやありたい姿のゴールを設定することが重要です。
例えば、20代のうちにマネジメントをしたい、将来的に新規事業の立ち上げに携わりたいなど、叶えたいことを書き出しましょう。
3年・5・年10年後など短期的、中長期的な期間で区切るとより整理しやすいです。
現時点でゴール設定ができたら、そこから逆算して理想のキャリアプランが実現できそうな業界を選択しましょう。
企業説明会やOB訪問に参加して選ぶ
自分に合う業界の選び方の5つ目は、企業説明会やOB訪問に参加して選ぶ方法です。
インターネットの情報だけだと、業界や実際の仕事のイメージがしにくいため選びきれない可能性もあります。
説明会やOB訪問に参加することで、その業界の特徴やビジネスモデルへの理解が深まるほか、働く人の雰囲気がつかめるでしょう。
業界選びに後悔しないように自分の目で見て、その業界が合うのか見定めてください。
文系・理系の学生の業界選びの違い
この見出しでは、文系学生と理系学生での業界選びの違いについて紹介します。
文系:興味や関心を軸にする
文系学生は、自身の興味や関心を軸に業界を選ぶと良いでしょう。
文系学生の就職先は非常に幅広いため、大学での専攻や学部とは関連のない業界へ就職するケースも多いです。
多くの企業は、新卒の採用基準で重視しているポイントとして、大学時代に身に着けた専門性ではなく、ポテンシャルを重視しています。
人間性や、入社後に成長・活躍できそうかが見られるでしょう。
そのため、文系学生は興味や関心、自身の強みなどの軸から限定しすぎないで、幅広く業界を比較、検討してください。
理系:大学で学んだことを参考にする
理系学生は、大学で学んだ専門領域を活かせる業界を中心に選ぶと良いでしょう。
文系の学生とは異なり、理系学生は大学での専攻分野や研究内容が仕事に直結する場合が多いです。
選考でも、入社後に即戦力として活躍できる専門性やスキルが重視されます。
業界をある程度に絞ったら、「自分の専門性がどう活かせるか」を軸におき企業理解を深めましょう。
業界研究が必要な理由
就活生にとって業界研究が必要な理由は、ミスマッチを防ぐため、就活の効率を上げるため、面接対策のためです。
それぞれの理由を以下で詳しく解説します。
ミスマッチを防ぐため
入社後のミスマッチを防ぐためにも業界研究は必要です。
自身が思い描いていた業務と実際の業務との間にギャップが生じて入社後に後悔する可能性があるからです。
例えば、業界研究をきちんと行わずに、「就活生に人気だから」や「給与水準が高いから」などの理由で業界を選択してしまうと、ギャップが出てしまいます。
実業務におけるギャップがあった際、モチベーションを保つことが難しくなるでしょう。
具体的な仕事内容への理解を深めるために、まずは市場規模やビジネスモデルに着目して業界研究を行うのがおすすめです。
市場規模やビジネスモデルを正しく理解することは、その業界の将来性や働き方への理解にもつながります。
これらをまとめた情報をもとに、自分が求める働き方や自分の性格、強みがその業界と合致しているか判断しましょう。
就活の効率を上げるため
就活全体の効率を上げるためにも業界研究が必要です。
数多くの企業ごとのエントリーシートや面接対策をする必要があり、多種多様な業界へ応募する場合は、選考の準備が中途半端になる可能性があります。
受ける業界の方向性を一定決めておけば、一つの業界に対する理解も深まり、選考対策も効率よく行うことができるでしょう。
面接対策のため
面接対策の一環としても業界研究が必要です。
面接では志望度を確認するために、その企業に対する志望動機のほか「なぜこの業界を志望するのか」と理由を深堀される可能性があります。
ある程度受ける業界を絞ることで、志望度の高さや一貫性のある志望動機をアピールすることが可能です。
業界の種類と特徴
業界といっても、その数は非常に多く100近くもの業界があります。
この見出しでは、8つの業界に分類してそれぞれの特徴やビジネスモデルを紹介します。
メーカー
メーカーとは製品を生産する企業を指し、製造業とも呼ばれています。
メーカーは日本のGDP(国内総生産)の2割を占める業界です。
製造している製品の分野ごとに自動車メーカー、食品メーカー、アパレルメーカーなどに細かく分類されます。
メーカーに分類される詳細な業種は以下の通りです。
- 農林、水産
- 食品
- 建設、機械
- 鉄鋼、金属
- 石油、化学
- 日用品、化粧品
- 精密機器、医療機器
- 電子、OA機器
モノづくりが好きな人はメーカーに向いているでしょう。
モノづくりへのこだわりや情熱があれば、高いモチベーションを保って働くことが可能です。
メーカーでは、製品の企画や開発も重要な役割です。
市場のニーズを調査し分析するスキルや、顧客の目線に立ってニーズをくみ取るスキルも重宝されるでしょう。
商社
商社はサービスや商品を販売したい企業と、購入したい企業の取引を仲介する役割です。
「ラーメンからロケットまで」と言われるように、幅広い商材を扱うのが総合商社で、特定分野の商材を扱う専門商社に分類されます。
物流や貿易などのトレーディング事業と事業投資が主な商社の役割です。
商社に分類される業種は以下の通りです。
- 総合商社
- 専門商社
常に情報収集を行いビジネスチャンスを掴む必要があるので、新しいことに学ぼうとする姿勢や成長意欲の高い人は商社に向いているでしょう。
小売
小売業はメーカーが製造した製品を仕入れ消費者に届ける役割をしており、卸業とも言われています。
小売業の中でも、様々な種類の商品を扱うスーパーや、特定のジャンルに絞った専門店に分類されます。
小売業に分類される業種は以下の通りです。
- 百貨店
- スーパーマーケット
- コンビニ
- 家電量販店
- ドラッグストア
小売業だと、販売や接客の職種がイメージしやすいでしょう。
顧客とのかかわり合いも多いので、コミュニケーションスキルや、相手のニーズをくみ取ったうえでの提案力が重宝されます。
金融
金融は企業、団体、個人の間でお金を動かす役割があります。
具体的には預金や金融商品など金融に関わるサービスを販売し、貸出や投資などで集めたお金を運用しています。
金融に分類される業種は以下の通りです。
- 銀行
- 証券
- 生保・損保
- クレジット・信販・リース
金融業界では大きなお金を動かす役割があるので、業務への高い正確性や、顧客や取引先との信頼構築するスキルが求められます。
サービス
サービス業界はかたちのない商品を販売する役割があります。
企業や個人の要望に応える幅広いサービスを提供しており、業界全体で日本のGDP(国内総生産)の7割を占めています。
サービス業界に分類される業種は以下の通りです。
- 飲食
- ホテル・旅行・レジャー
- 不動産
- 航空・鉄道
- 医療・福祉
- 人材・教育
- コンサルティング・シンクタンク
企業や個人のニーズは多様化し変化し続けるため、サービス業界には臨機応変かつ素早く変化できる柔軟性がある人が重宝されるでしょう。
広告・出版・マスコミ
様々なメディアを通じて、人々へ情報を提供する役割があります。
テレビやラジオまたは新聞などのメディアを通じて得た広告費が業界の収入源となっています。
広告・出版・マスコミに分類される業種は以下の通りです。
- 放送・新聞
- 出版
- 音楽・映画
- 芸能
世の中のニーズやトレンドに敏感な人が向いているでしょう。
最新の情報にアンテナを張り、柔軟な発想力や企画力が重宝されます。
IT・web
IT業界は情報技術を活用しサービスを提供する役割を担っています。
最近ではAIや5Gなどの技術がとくに注目され、急成長を遂げている業界です。
IT・Web業界に分類される業種は以下の通りです。
- ソフトウェア・ハードウェア
- 情報処理
- 通信インフラ
- インターネット・Web
プログラミングなど一人でコツコツ行う作業がイメージされやすいですが、一つのプロジェクトをチームで行うことも多いです。
そのため、コミュニケーション能力や協調性がある人は向いているでしょう。
官公庁・公社・団体
官公庁・公社・団体は利益を求めずに、あらゆる国の運営を支援する役割があります。
官庁とは役所や警察、公社・団体は公立の学校や病院を指します。
官公庁・公社・団体での仕事は、利益を第一優先にしていないので、より大きなスケールの仕事ができる部分が魅力的です。
国や地域を良くしたいと利他的な思考を持つ人は向いているでしょう。
自分にあう仕事選びのコツ
自分に合う仕事選びのコツは、過去の経験から印象的なことを書き出す、他己分析をする、苦手なことを考えるの3つです。
それぞれ詳しく解説していきます。
過去の経験から印象的なことを書き出す
自分に合う仕事選びのコツ1つ目は、過去の経験から印象的なことを書き出すことです。
これまでの経験を振り返り印象に残っている出来事を書き出すことで、自分自身の価値観への理解が深まります。
得意不得意なこと、好き嫌い、努力したことや苦労したことを振り返ってみましょう。
出来事を整理するだけでなく、その時の感情や気持ちの変化も一緒に整理しておくことがおすすめです。
自分の大切にしている価値観を深く理解することで、長期的に活躍しやすい仕事が見つかりやすいでしょう。
他己分析をする
自分に合う仕事選びのコツの2つ目は、他己分析を行うことです。
自分ひとりで行うと視野が狭くなって上手くいかない場合は、家族や友達に依頼して他己分析をし、客観的に判断するのも良いでしょう。
自分では当たり前と思っていたことが強みになったり、まだ自覚していない得意なことや発見できる可能性があります。
就活において自己理解は非常に重要なステップです。
他己分析も活用して自己分析を深堀していけば、自信をもって強みをアピールできるようになります。
苦手なことを考える
自分に合う仕事選びのコツ3つ目は、苦手なことを考えることです。
本当に自分のやりたい仕事が見つけられないときは、逆の視点で苦手なことから考えてみるのも良いでしょう。
苦手意識の少ない仕事を選べば、ストレスや負担がかかりにくく、仕事へのモチベーションを保てる可能性が高いです。
例えば、細かい作業に苦手意識があるのにデータ入力や文書作成などの事務作業を選択したら日々の業務に対して苦痛を感じるでしょう。
やりたくない、苦手意識がある仕事をリストアップしておき、消去法で仕事を選ぶのも有効です。
業界選びの注意点
業界選びの注意点は、将来を見据える、少し時間を開けてみる、信頼できる情報か確かめるの3つあります。
それぞれ詳しく解説していきます。
将来を見据える
業界選びの際は、その業界の将来性を見据えて選択することが重要です。
いま現在は安定した業界だとしても、将来的に衰退する可能性が高く就職先がなくなってしまったら元も子もありません。
今後の市場規模の動向や業界課題を押さえて、これから伸びる業界なのか、長い目で見たときに働き続けられるかどうかに着目して選択するようにしましょう。
これから伸びる業界かの判断ポイントは以下の通りです。
- AIでの代替ができない業界
- 日常生活に根ざした業界
- 高齢者向けのビジネスを展開している業界
ITの急速な発展により、新たなサービスが生まれたり企業の海外進出も加速しています。
業界を取り巻く社会情勢を認識し、業界動向を把握しましょう。
少し時間を空けてみる
業界選びで納得感を得られないのであれば、一度時間を空けて再検討してみるとよいでしょう。
就活を本格的に始めてからも、自分の興味ややりたいことが変化することは当然です。
選んだ業界で方向性があっているか不安を覚えたら、新たに興味を持った業界へ方向転換することもおすすめします。
業界状況を踏まえたうえで自身の強みが活かせる選択肢として、業界の幅を広げてみるのも良いでしょう。
信頼できる情報かどうか
情報収集する際は、その情報やデータの信憑性に注意が必要です。
インターネットで検索する場合は数多くの情報がヒットしますが、信頼できる情報が得られる情報元なのか確認しましょう。
インターネットだけでなく、各種新聞や専門雑誌や書籍を活用すると信頼性と客観性を兼ねた情報取集を行えるのでおすすめです。
また、効率よく情報収集したい場合は、関連企業の説明会やセミナーへ参加するのも良いでしょう。
業界選びの疑問
業界は1つにするべきか?
業界は1つに絞る必要はありませんが、2〜3個に絞りましょう。
業界を絞りすぎると、エントリーできる企業の選択肢が狭まってしまう可能性があります。
また、内定が獲得できない場合に行き詰まる場合も想定できるので、リスク分散の意味でも関連する業界を3種類程度に絞ると良いでしょう。
人気のある業界は?
毎年、就活生に人気のある業界はIT、広告、食品メーカーです。
2026年卒業の学生に最も人気があったのは、IT・ソフトウェア業界で全体の3割を占めています。
新たな技術の発展により急激に成長している業界のため、就活生の注目度の高さもうかがえます。
見つからない場合は?
どうしても業界が選べないという場合は、就活のプロフェッショナルであるキャリアアドバイザーへ相談することをおすすめします。
業界や企業を熟知したキャリアアドバイザーに相談すれば、志向性や強みを踏まえたアドバイスをしてもらえるでしょう。
まとめ
就活を本格的に始める前に、自分に合う業界が見つけられるか不安になる就活生は多いです。
入社してからのミスマッチを防ぐためにも、業界研究を行いその業界の特徴や仕事内容への理解を深めましょう。
自分に合う業界の選び方は以下通りです。
- 性格や長所と合う業界を選ぶ
- 自分の得意なことから選ぶ
- 興味のある企業の共通点から選ぶ
- 将来のキャリアプランから選ぶ
- 企業説明会やOB訪問に参加して選ぶ
就活が進むにつれて、やりたいことや興味のあることは変化していくでしょう。
特定の業界に絞りすぎず、幅広い視野をもつことも大切です。