リモートワークがある会社に就職したらどうなる??メリット・デメリットを解説
2024年8月28日更新
はじめに
昨今の影響もあり、現在非常に注目されている「リモートワーク」という働き方。
リモートワークは、自宅やカフェなどの「自分の好きな場所で働ける」ことから非常に魅力的な印象を持つ人も多いでしょう。
一方で、リモートワークには、多くの課題や不安もあることについてきちんと理解している方は少ないのではないでしょうか。
新卒の新しいキャリアをスタートさせるタイミングで、リモートワークを選択することが適切であるかしっかりと検討してから決める必要があるでしょう。
本記事では次のような悩みを感じている方向けに、リモートワークという働き方の実態や、新卒でいきなりリモートワークになった場合のメリット・デメリットについて解説します。
- リモートワークって実際どうなんだろう
- 新卒でもリモートワークで働けるのか?
新卒でリモートワークのある会社に就職するべきなのか?
これから就職活動を始める学生にとって、今後のキャリア選択に役立ちますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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リモートワークのある企業に就職するメリット・デメリット
リモートワークは、近年ますます注目を集める働き方となっています。
その魅力的な側面が多く取り上げられるため、実際にリモートワークを始めると思わぬ課題に直面することも少なくありません。
ここでは、リモートワークで働くことの一般的なメリット・デメリットについて解説します。
リモートワークのメリット
リモートワークには、大きく次のようなメリットがあります。
通勤時間とストレスの削減
リモートワークの働き方は、通勤に費やす時間やストレスがなくなる点で大きなメリットがあるといえるでしょう。
特に最近、東京では人口の過密化が問題になっており、毎朝の満員電車は、体力的にも精神的にも非常にストレスがかかります。
リモートワークの働き方は、出社の必要がないため、通勤時間や交通費を削減することができ、心身の負担が軽減される点でも一石二鳥と言えるのではないでしょうか。
不要な人間関係でのストレスが減る
仕事における悩みで多くあるのが人間関係によるストレスです。
職場に出社して働く場合、日々多くの人と直接話す機会も多いため、人間関係に悩む場合も多いです。
しかしリモートワークでの働き方は、人間関係に悩まされることが減る働き方です。
仕事もチャットベースやオンラインでの打ち合わせといった形になるため、ストレスがかかる場面も少なくなります。
そのため、自分のペースで仕事に集中できる働き方を整えやすい環境であるといえるでしょう。
自分の好きな場所で集中して仕事ができる
リモートワークは、柔軟な働き方ができる点も魅力的です。
最近ではシステムエンジニアをはじめ、オンラインでできる職種が増えています。
仕事をする場所が地方や東京、海外でも、仕事の生産性に大差はなく、質も変わりません。
「東京の本社にいないとできない」
というような仕事のあり方は、少しずつ変わってきているのです。
自宅やカフェなど自分が最も集中できる場所を選んで仕事ができるだけでなく、勤務時間の自由度が高まる場合も多いため、ワークライフバランスの取りやすい働き方であるともいえるでしょう。
このように、リモートワークは非常に合理的な働き方といえます。
今後もリモートワークという働き方のニーズは増えていくでしょう。
リモートワークのデメリット
一見メリットばかりのように見えるリモートワークですが、もちろんデメリットも存在します。
リモートワークのデメリットとしては大きく2つ紹介します。
コミュニケーションが取りにくい
リモートワークの場合、オンライン上でのやり取りであることから、意思疎通が取りにくいというデメリットがあります。
オンラインであるということは、人と人との対面でのコミュニケーションがなくなってしまうことで、誤解が生じやすくなる側面もあり、チームでの連携も取りにくくなってしまうでしょう。
また、新卒で就職する場合は、わからないことがあった時に、すぐに先輩社員などに聞きにくいデメリットもあります。
これもコミュニケーションが取りにくいことから発生するデメリットです。
仕事とプライベートの境界が曖昧になる
また2点目のデメリットとして、仕事とプライベートの線引きが曖昧になることが挙げられます。
リモートワークの場合、大半は自宅で仕事をすることになります。そのため、仕事スペースとプライベートが混在する形になり、仕事と日常とのメリハリがつかなくなってしまうことがあります。
これにより、リラックスする時間が減り、結果として仕事の効率が下がる可能性もあります。
「大学受験の時に、自宅で勉強ができなかった」
という方は、同様に仕事でもリモートワークは難しいかもしれません。
リモートワークができる職種とは?
では一般的にリモートワークができる職種はどのようなものがあるでしょうか?
リモートワークができる職種は、現状限られています。
その多くは、特定のスキルや経験が必要とされます。
ここでは、リモートワークができる代表的な職種とそれぞれの仕事内容について紹介します。
ITエンジニア・プログラマ | WEBサービスなどの開発やプログラミングを使用して修正を行う職種 |
Webライター | メディアや企業などの記事コンテンツを執筆する職種 |
Webデザイナー | グラフィックデザインやUIやUXなどユーザーの使用感を向上させるためのデザインを担当する職業 |
マーケティング職 | お客様の購買を促すデジタルマーケティングや広告運用を行う職業 |
管理業務 | チームを持って目標達成に向けて数字の進捗管理やプロジェクトを管理する仕事 |
これらの職種に共通していることとしては、PC一つと自分のスキルで場所を選ばず仕事ができるということでしょう。
これらの職種は「どこでも」働けるという特性もありますが「いつでも」働ける共通点もあります。
リモートワークができない職種
一方で、対面でのコミュニケーションや現場での対応が求められる職種では、そもそもリモートワークはできません。
例えば、次のような職種が該当します。
営業職 | お客様との対面での商談や契約交渉を行う職種 |
製造業 | 工場や制作現場での物理的な作業を伴う職種 |
医療職 | 病院やクリニックでの対面診療が必要な医師や看護師などの業務 |
このように、リモートワークが可能かどうかは職種によって大きく異なります。
自分が目指す職種がリモートワークに適しているかどうかを事前に調べておくことが重要です。
新卒でリモートワークを始める場合の影響
新卒でリモートワークを始めることには、一般的なメリット・デメリットに加えて、新卒特有の影響もあるでしょう。
ここでは、新卒でリモートワーク勤務になった場合のメリット・デメリットを解説していきます。
新卒でリモートワークを始めるメリット
通勤時間を有効活用できる
メリットの1つ目は、通勤時間と通勤のストレスがなくなることでしょう。
そして、通勤にかかっていた時間を有効活用できる点が最大のメリットになります。
新卒などの場合はそれほど給料が高くないことも多いので、家賃も必然的に抑えなくてはなりません。
そのため、家賃の高い職場や駅から近い場所は候補から外れ、利便性の低い、駅や職場から離れた家賃の安い場所に住む場合も多いでしょう。
その結果、通勤時間が長くなるだけでなく、毎日長時間の満員電車にストレスもかかってしまうでしょう。
しかし、新卒からリモートワークをすることができれば、そのような通勤の問題をクリアすることができます。
また余った本来通勤に費やす時間で勉強し、スキルアップにつなげることもできるでしょう。
自由な環境を選べる
2つ目のメリットは、環境を自由に選べることで仕事に集中できる点です。
リモートワークができる職種の共通点として、周りの環境に左右されずに集中して作業を進めるということが挙げられます。
そのため、「自分の世界に入って仕事をこなしていきたい」という性格の方は、リモートワークの働き方は、自宅などで自由な環境で仕事ができることは、職場に行くよりも集中して作業を進めることにつながるでしょう。
仕事を行う場所も家だけではなくカフェなどを選ぶことで、気分転換になるため仕事の生産性も上がるでしょう。
新卒でリモートワークを始めるデメリット
ここからは、新卒でしもーとワークを始めるデメリットを紹介していきます。
デメリットを把握しておくことで自分にとって、リモートワークがマッチしているかも分かるでしょう。
先輩や同僚からのフォローが受けにくい
新卒でリモートワークで働くことには、デメリットもあります。
まず最大のデメリットとして、先ほどあげたリモートワークが可能な職種には、一定のスキルが必要となる点です。
希望の職種がある場合でも、相応のスキルを有していなければそもそも仕事を進めることは難しいでしょう。一般的に、企業に就職した場合は、会社に属しながら研修や先輩、仲間から仕事の仕方を教えてもらうことで、経験やスキルをつけていくことになります。
しかし、新卒でリモートワークで就職してしまうと対面でコミュニケーションをとる機会が減るため、先輩や仲間から教えてもらう機会も一気に減ってしまいます。
もちろん大学時代に実力についている場合や、自分で学ぶことができれば良いのですがそうでない場合も多いでしょう。
そのため、最大のデメリットとして自分の力をつけるのが難しい働き方である点が考えられるでしょう。
リモートへの適応まで時間がかかる
デメリットの2つ目として、前半部分で解説したように、リモートワークの働き方が合わない人も多いでしょう。
自宅で仕事に取り組む中で周りにある漫画や雑誌、インターネット環境に気が散ってしまい
「本来こなさなければならない仕事が終わらない」
というケースも多々あります。
もしくは、多くの人が周りの誘惑によって、仕事の生産性が低下してしまうことが考えられます。
リモートワークの働き方は、もちろん監視の目もありませんし、モチベーションの管理も自分自身でしなければなりません。
リモートワークの場合は、仕事量や仕事内容に対して、客観的に評価されます。
そのため、他の人と比較して仕事量が少ない場合や上司の想定している仕事の質に到達していない場合は、悪い評価をもらってしまう可能性も否めないでしょう。
関係性を築くことが難しい
デメリットの3つ目は、仕事における関係性を築くことが難しい点です。
リモートワークでは、対面でのコミュニケーションが減ってしまうため、仲間や同期、もしくは先輩との関係性が薄くなってしまい、気軽に相談できるような環境を作りにくいでしょう。
もちろんオンラインでの関わりはあるかもしれませんが、
直接的な関わりに比べれば機会は少なくなり、対面と比較した際に距離感を感じることも多いでしょう。
新卒でリモートワークのある職種に就職するために必要な準備
新卒でリモートワークで就職することのメリット、デメリットを理解した上で、それでもリモートワークで働きたい場合には、事前に準備をしておくことが重要です。
ここではリモートワークでの働き方を目指す学生が、学生時代にやっておくべきことについて紹介します。
手に職をつける
まず大切なことは手に職をつけることです。
リモートワークが可能は職種は、実際かなり限られているといっても過言ではありません。
具体的にはすでに解説しているITエンジニア・プログラマー/ライター/デザイナー/マーケター/管理業務が代表的です。
どの職種にも共通して、就職する前に事前に基礎知識が求められることが多いでしょう。
そのため、学生時代にしっかりとインターンをしてみることや、講座・資格を取るなどして、しっかりとスキルを自分のものにしておく必要があります。
実績を学生時代に出しておく
2つ目として、学生時代の間に実績を出しておくことも重要です。実際に就職する際には、実績がないと採用側も採用には踏み切れない場合が多くあります。
そのため、学生のうちからインターンシップなどを通して、仕事の実績や経験を積んでおくことが必要になるでしょう。
オンラインでの作業に慣れておく
最後に、オンラインでの作業に慣れておくことも大切です。
オンラインでのリモートワークでの働き方は、関係性が作りにくい点や自分自身のスキルアップが対面と比較すると難しい側面があるため、対面で働く場合とは異なる難しさがあります。
そのため、自分の性格や適性を考慮して、リモートワークで働く場合には自分が仕事に集中できる方法や仕事との向き合い方について事前に考えて、環境を整えておく必要があるでしょう。
さいごに
ここまで新卒でリモートワーク就職することに関して解説してきました。
結論としては「新卒でのリモートワーク就職は難しい側面もある」といえます。
まず職種が限定的であり、確かな基礎勉強と十分な実績が求められます。
相談がしにくく成績が出しにくいことも大きなデメリットです。
さらには生産性の観点から、昨今の対応は非常に一時的な措置であるともいえます。
リモートワークを検討する場合は、まずは他の企業で実務経験を積むことやスキルを身につけるといった長期的な視点を持って計画を練る必要があるでしょう。
希望職種の働き方や企業のスタンスを入念に調べた上で、選考に臨むことをおすすめします。
この記事を参考に、自分にとって最適な働き方を見つけ、充実した社会人生活を送ってください。