新卒でリモートワークするとどうなる?実態とメリットデメリットを解説

新卒でリモートワークするとどうなる?実態とメリットデメリットを解説

2020年4月16日更新

はじめに

昨今の影響もあり、

現在非常に注目されている「リモートワーク」という働き方。

 

「自分の好きな場所で働ける」ことから

非常に魅力的な印象のあるリモートワークですが、

その実態についてきちんと理解している方は少ないのではないでしょうか?

 

「リモートワークって実際どうなんだろう」

「新卒でもリモートワークで働けるのか?」

 

本記事ではこのように感じている方向けに、

リモートワークという働き方の実態や、

新卒でいきなりリモートワークになった場合のメリット・デメリットについて解説します。

 

様々な働き方が容認されてきている今。

就活生の方も、そうでない方も、今後の働き方を考える上で

ぜひ参考にしてみてくださいね

1.リモートワークの実態:メリットとデメリット

それでは早速、

リモートワークの実態について見ていきましょう。

 

まずは、一般的に言われるメリット・デメリットについて解説します。

 

 

1-1.リモートワークのメリット

 

リモートワークには、

大きく次のようなメリットがあります。

 

通勤の時間を削減できる

・通勤のストレスを軽減できる

・不要な人間関係でのストレスが減る

・自分の好きな場所で集中して仕事ができる

 

特に最近、東京では人口の過密化が問題になっており、

毎朝の満員電車は、体力的にも精神的にも非常にストレスがかかります。

 

出社の必要がないため、

さらに通勤時間や交通費を削減することができ、

一石二鳥と言えるのではないでしょうか。

 

また、詳しくは後述しますが

最近ではエンジニアをはじめ、オンラインでできる職種が増えています。

 

仕事をする場所が地方でも東京でも、海外でも、

こなせる仕事の量に大差はなく、質も変わりません。

 

「東京の本社にいないと出来ない」

というような仕事のあり方は、少しずつ変わってきているのです。

 

このように、どこにいても仕事が可能であるという非常に合理的な働き方、リモートワーク。

 

今後もリモートワークという働き方のニーズは増えていくに違いありません。

 

 

 

1-2.リモートワークのデメリット

 

一見メリットばかりのように見えるリモートワークですが、

もちろんデメリットも存在します。

リモートワークのデメリットとしては大きく2つ、

 

・コミュニケーションが取りにくい

・メリハリがつかなくなることも

 

これらがあるとされます。

 

オンラインであるということは、

人と人との対面でのコミュニケーションがなくなってしまうこと。

直接会ったり、話したりすることが減る分、

寂しく感じてしまうこともあるでしょう。

 

また2点目のデメリットとして、

仕事とプライベートの線引きが曖昧になることが挙げられます。

 

リモートワークの場所として、コワーキングスペースなどを活用するというてもありますが、

多くの人は自宅で仕事をすることになります。

 

そのため、

仕事スペースとプライベートが混在する形になり、

仕事と日常とのメリハリがつかなくなってしまうことがあります。

 

「大学受験の時に、自宅で勉強ができなかった」

という方は、

同様に仕事でも難しくなってしまうかもしれません。

 

2.リモートワークができる職種とは?

 

では一般的にリモートワークが向いている職種とは

どのようなものがあるでしょうか?

 

下記に職種と大まかにやることを挙げてみました。

 

 

・ITエンジニア・プログラマー

(WEBサービスなどを新しく作ったり、修正したりする職種)

エンジニアは未経験でもなれる?需要はどのくらい?

これからエンジニアを目指す人に! 向いている人・オススメサービス3選

 

・ライター

(メディアなどの記事を執筆したりする職種)

 

・デザイナー

(目に見えるデザインやUIやUXなどユーザーの使いやすさを考えて、落とし込む仕事)

 

・マーケター

(お客様に買ってもらう仕組みを作る仕事、代表的なものは広告運用など)

マーケティング職に就職するには?就活生がやっておくべきこと

 

・管理業務

(チームを持って目標達成に向けて数字やモチベーションを管理する仕事)

 

となっています。

 

どれも共通していることとしては、

PC一つと自分のスキルでどこにいても仕事ができるということでしょう。

 

これらの職種は「どこでも」働けるという特性もありますが

「いつでも(何時でも)」働ける、という共通点もあります。

 

また、リモートワークで働きたいと考えているのであれば

自分がなりたい職種が、そもそもリモートワークが可能かどうかを

調べておく必要があります。

 

例えば、セールスなど対面での接客がどうしても必要な職種は、

そもそもリモートワークに向いているとは言えませんね。

 

3.新卒でリモートワークになったらどうなる?

ではここからは

新卒でリモートワーク勤務になった場合どうなるのか、

メリット・デメリットを解説していきます。

 

メリットは

通勤時間をスキルアップに充てられる

好きな環境を選べる

 

デメリットは

先輩や同僚からのフォローが受けにくい

リモートという形態に慣れるまで時間がかかる

仲間ができない

があります。

 

順に見ていきましょう。

 

3-1.メリット①通勤時間をスキルアップに充てられる

 

まず1つ言えることは、

通勤時間とそれにかかるストレスがなくなるということでしょう。

 

新卒などの場合はそれほど給料が高くないことも多いので、

家賃も必然的に抑えなくてはなりません。

 

となると、家賃の高い職場や駅から近い場所は候補から外れ、

利便性の低い、駅や職場から離れた家賃の安い場所に住むことがほとんどです。

 

そうなってしまうと通勤時間が長くなってしまうこともそうですし、

毎日長時間の満員電車に揺られなければならず、

ストレスもかかってしまうでしょう。

 

しかし、新卒からリモートワークをすることができれば、

そういった通勤の問題をクリアすることができますし、

余った時間で勉強することができれば

自分のスキルアップにもつながります。

 

 

 

 

3-2.メリット②好きな環境を選べる

 

2つ目のメリットとしては、集中できるということです。

リモートワークができる職種の共通点として、

自分で黙々と作業を進めるということが挙げられます。

 

なので、

「自分の世界に入って仕事をこなしていきたい」という性格の方は

リモートワークにより、自宅などで仕事を行うことで

職場に行くよりも集中して作業を進めることができます。

 

場所も家だけではなくカフェなどを選び、

気分転換に場所を変えることもできますね。

 

 

 

3-3.デメリット① 先輩や同僚からのフォローが受けにくい

 

まず最大のデメリットを解説していきます。

先ほどあげたリモートワークが可能な職種は、

一定のスキルが必要となります。

 

勤務したくても、相応のスキルを有していなければそもそも仕事になりません。

 

一般的に、企業に就職した場合は、

会社に属しながら研修や先輩、仲間から仕事の仕方を教えてもらい

力やスキルをつけていくことになります。

 

しかし、新卒でリモートワークで就職してしまうと

対面でコミュニケーションをとる機会が減るため、

先輩や仲間から教えてもらう機会も一気に減ってしまいます。

 

もちろん大学時代で実力があったり、自分で学ぶことができれば良いのですがそうでない場合も多いでしょう。

なので、最大のデメリットは自分の力がなかなか付きにくい働き方であるということです。

 

 

3-4.デメリット②リモートという形態に慣れるまで時間がかかる

 

前半部分で簡単に解説したように、

リモートワークという働き方は合わないという人も多いです。

 

自宅で何か仕事をしてみたり、作業をしてみたりすると

周りにある漫画や雑誌、インターネット環境に気が散ってしまい

「本来こなさなければならない仕事が終わらない」

というケースも多々あります。

 

もちろん監視の目もありませんし、

モチベーションの管理も自分自身でしなければなりません。

 

厳しいことを言うようですが、

もしそれで仕事量が減って、給料が減ってしまっても

それは全て自分の責任です。

 

 

3-5.デメリット③仲間ができない

 

対面でのコミュニケーションが減ってしまうため、

仲間や同期、もしくは先輩との関係性が薄くなってしまい、

気軽に相談できるような仲間ができないということもあります。

 

もちろんオンラインでの関わりはあるかもしれませんが、

直接的な関わりに比べれば機会は少なくなると言っていいでしょう。

4.新卒でリモートワーク就職するには?【学生時代にしておくべきこと】

新卒でリモートワークで就職することのメリット、デメリットを理解した上で、それでも

「私はリモートワークで働きたい」

という方は具体的にどうしたら良いのでしょうか?

 

本項では学生時代にしておくべきことについてまとめます。

  

 

4-1.手に職をつける

 

まず大切なことは手に職をつけることです。

リモートワークが可能は職種は、

実際かなり限られているといっても過言ではありません。

 

具体的にはすでに解説しているITエンジニア・プログラマー/ライター/デザイナー/マーケター/管理業務 となります。

 

未経験でエンジニアとして東京で就職するべき理由

 

どれも自分の頭で考えることはそうですが、

基礎基本を学んでおかないとできない職種です。

 

なので学生時代にしっかりとインターンをしてみることや、

講座を取ってみるなどして、

しっかりとスキルを自分のものにしておく必要があります。

 

資格があると就活が有利になるってホント?資格の活用方法まとめ

 

 

 

4-2.実績を学生時代に出しておく

 

また実際に就職する際には、

実績がないと採用側も採用には踏み切れません。

 

なので学生のうちから企業と仕事をすることをし、

仕事の実績や作品を持っておく必要があるでしょう。

 

もし仮に自分に何も実績がなければ、

新卒でリモートワークで就職することはほとんど無理だと考えたほうがいいです。

 

 

4-3.オンラインでの作業に慣れておく

 

最後に、オンラインでの作業に慣れておくことが大切です。

何度も解説しておりますが、

オンラインでの作業は対面にはない難しさがあります。

 

また在宅勤務も自分の適性を考えながらどうしたらいいのか、

どうやったら自分は集中できるのかということを考えて

環境を作っておく必要があります。

 

 

まとめ:新卒でリモートワークはなかなか難しい

ここまで新卒でリモートワークで就職することに関して解説してきました。

いかがだったでしょうか?

 

まとめと結論としては

新卒でのリモートワーク就職は難しい」ということです。

 

やはりリモートワーク ができる職種はかなり限られており、

それぞれが確かな基礎勉強と十分な実績が求められています。

 

新卒からリモートワークをしようと思うと、

そもそも仕事の仕方もわかりませんし、成績を出すこともできません。

 

また、昨今の影響でリモートワークになっている職種もありますが、

非常に一時的な措置であると言えます。

 

リモートを志望するのであれば、

やはり早いうちからスキルを身につけておくに越したことはありません。

 

 

どうしてもリモートワークをしたいというのであれば、

「将来はリモートワークをする」という長期視点で計画を練る必要があります。

 

まずは普通に、リモートでない勤務形態の企業に就職をし、

そこで実務経験を積んで実績を作ったり、スキルを身につけたりして

3〜5年くらいで独立する、というやり方もありかもしれません。

 

もしくは、大学時代にしっかりと仕事をこなしたり、実務経験を積んでおくことで、

就職して早いうちからリモートワークが可能になるかもしれません。

 

 

とはいえ、

何が起こるかわからないのが社会というもの。

 

将来どんな働き方になったとしても、

安定して生活を続けるために。

 

今回ご紹介したような職種以外にも、様々な職業がありますので

ぜひ色々と調べ、今のうちにスキルを身につけておきましょう。

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