みずほ銀行「Story of Banker」とは?選考フロー・優遇措置・ESの書き方まで解説
2026/06/23更新
みずほ銀行のインターンシップ「Story of Banker」は、法人営業職(リレーションシップマネージャー、以下RM)の仕事をドラマ形式のコンテンツで疑似体験できる、グループワーク中心の選考直結型プログラムです。三菱UFJ銀行・三井住友銀行と並ぶメガバンク就活において、このインターンが特別視されるのには明確な理由があります。選考を通過して参加すると、本選考の適性検査(Webテスト)が免除されるほか、優秀な参加者にはリクルーターによる個別フォロー面談や早期選考への案内が届くことがあります。つまり、Story of Bankerへの参加は、みずほ銀行の本選考を戦ううえで有利な位置取りを確保するための、戦略的な一手です。
銀行・法人金融の分野でキャリアを築きたいと考える就活生にとって、Story of Bankerは単なる業界研究の機会ではありません。ケースワークと議論を通じて、自分が実際に銀行員として企業の経営課題にどう向き合うかを試される実践的な場でもあります。とはいえ、参加するためにはESと玉手箱(Webテスト)の選考を通過しなければならず、事前準備なしに臨むのは得策ではありません。この記事では、Story of Bankerのプログラム概要から選考フロー・ES・玉手箱の対策法・参加後の優遇措置の全容・企業研究のポイントまで、就活ハンドブックに寄せられた実際に選考を受けた学生の声をもとに詳しく解説します。みずほ銀行の総合職を本気で目指す大学3・4年生、修士1・2年生の方に向けた記事です。
Story of Bankerの基本情報と他インターンとの違い
Story of Bankerは、みずほ銀行が独自制作したドラマコンテンツを中心に据えた体験型インターンシッププログラムです。参加者はドラマの主人公であるRMの視点に立ち、担当企業の成長課題に対して最適な金融ソリューションを選択・提案する思考プロセスを体験します。「銀行員の仕事とは何か」を頭の中だけで理解するのではなく、グループで実際に手を動かして議論することで、法人金融の面白さと難しさの両方を体感できる設計になっています。このプログラムが他のみずほのインターンと一線を画す最大の特徴は、「選考フローが設けられている」という点と「本選考への優遇措置が明確に存在する」という点にあります。
プログラムの内容と開催形式
Story of Bankerは1日完結型のWebセミナー形式で開催されます。みずほフィナンシャルグループが独自制作したドラマ映像を視聴しながら、主人公のRMが直面する法人企業の経営課題に対して、参加者がグループで解決策を議論・発表するというプロセスが中心です。個人での思考フェーズ→グループディスカッション→発表というサイクルが繰り返されるため、論理的思考力とチームでの協調性が同時に問われる構成になっています。
開催時期は例年、夏・秋・冬の複数期で複数日程が設定されており、就活生は希望する日程を選んで応募します。Webセミナー形式のため自宅からの参加が可能で、地方大学の学生にとっても参加しやすい設計です。
対象者と求められる学生像
Story of Bankerの主な対象は、みずほ銀行・みずほフィナンシャルグループの総合職(主にオープンコース)への就職を志望する大学3年生・修士1年生です。プログラムの内容が法人RM職に特化しているため、「企業の経営課題を金融の視点から解決したい」「融資・財務アドバイザリー・M&Aといった多様なソリューションを組み合わせた提案をしたい」というキャリアビジョンを持つ学生に特に向いています。
みずほ銀行が採用において重視する人材像は「変化の穂先であれ」というキャッチフレーズに象徴されており、「現状を疑い、新しい価値を生み出そうとする姿勢」「顧客の視点に立って課題を捉える力」「チームで成果を出す協調性」の3点が繰り返し強調されています。こうした要素をES・選考・グループワークの各場面で体現できる学生が評価される傾向があります。
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1day仕事体験や他コースとの違い
みずほ銀行のインターンシップには、Story of Banker以外にも個人営業を体験する「Experience 個人営業」や、不動産ソリューションを体験するプログラムなど、複数の選択肢が用意されています。その中でStory of Bankerが特に重要視される理由は、「参加に選考がある」ことと「参加後の本選考優遇が明確に設定されている」ことの2点に集約されます。
選考なしで参加できる説明会型・1day型のプログラムと比較したとき、Story of Bankerは参加難易度の高さと引き換えに、本選考での優遇という強力なリターンが設けられています。みずほ銀行の総合職内定を目指す就活生が、まず最初に狙うべきプログラムとして位置づけられるゆえんです。
Story of Bankerの選考フローと突破のポイント
Story of Bankerの選考は、ES(エントリーシート)提出と玉手箱(Webテスト)の2段階で行われます。他の多くのインターン選考と異なり、Web面接のステップが設けられていないため、書類審査とWebテストの出来が参加者選抜のすべてを決める構造です。ESと玉手箱は同時並行で進むことが多く、期間内に両方を完了させる必要があります。選考を通過するためには、「なぜStory of Bankerなのか」を説得力をもって書けるES力と、時間制限が厳しい玉手箱に対応できるWebテスト力の両方を同時に整備しておくことが求められます。
エントリーシートで問われる内容
Story of BankerのESで問われる主な設問は、「このプログラムへの志望動機(200字程度)」「学生時代に最も力を入れて取り組んだこと(ガクチカ)」「自己PR」の3点です。設問数は多くないものの、いずれも内容を凝縮して簡潔に書き切る力が求められます。
特に志望動機では、「このインターンで何を学びたいのか」「法人RMの仕事のどこに興味を持っているのか」を具体的に言語化することが鍵になります。就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、みずほ銀行の選考では「ONE MIZUHO戦略によるグループ一体の支援体制に魅力を感じた」「銀行員の思考プロセスを実際に疑似体験することで、自分がこの仕事に向いているかを確かめたい」といった軸が評価されやすい傾向があります。
Webテスト(玉手箱)の傾向と対策
Story of Bankerの選考で課されるWebテストは玉手箱(自宅受験型)です。出題分野は言語・計数・性格の3分野で、みずほフィナンシャルグループのグループ全社で共通して使用されています。一度受験するとグループ内の他社選考で再受験を求められないケースが多いため、初回の受験で十分な対策をして臨むことが肝要です。
玉手箱の特徴は、「問題の難易度そのものは標準的であるにもかかわらず、1問あたりの制限時間が極めて短い」点にあります。特に計数(四則逆算・図表の読み取り・表の空欄推測)は制限時間内に確実に処理する速度が問われます。言語は長文読解が中心で、素早く要点を把握する読解力が求められます。対策としては、市販の問題集で全問題形式に繰り返し習熟し、体感速度を上げておくことが基本です。
書類選考通過後のインターン当日の流れ
ES・玉手箱を通過するとインターン参加の案内が届きます。当日はWebセミナー形式で行われ、まずドラマ映像でRMが直面する企業課題の背景が提示されます。参加者はRMの立場に立って個人で課題を分析し、その後グループ内で議論を行い、解決策をまとめて発表します。
当日に向けた事前準備として特に効果的なのは以下の学習です。
- ONE MIZUHO戦略の概要(銀行・信託・証券それぞれの機能と、一体提供することの意義)
- 法人RM(リレーションシップマネージャー)の役割と主な業務フロー
- 法人企業の財務課題の基本的な読み方(営業利益率・自己資本比率・負債構造等)
- 融資・M&Aアドバイザリー・社債発行支援など主要な法人向け金融ソリューションの概要
Story of Banker参加で得られる本選考への優遇措置
Story of Bankerへの参加がもたらす最大のメリットは、本選考における明確な優遇措置です。単なる業界理解・企業理解の場ではなく、本選考を有利に進めるための戦略的な足がかりとして機能します。就活ハンドブックに寄せられたみずほ銀行の選考を受けた学生の声からは、インターン参加者と非参加者では本選考における経路が異なるケースが多く、早い段階から優遇ルートに乗ることがみずほ銀行の総合職内定に向けて重要な要素のひとつであることが読み取れます。
▶ みずほ銀行の選考について実際に受けた学生の声を詳しく読む
本選考の適性検査(玉手箱)が免除される
Story of Bankerのインターン参加者に対しては、みずほ銀行の本選考における適性検査(玉手箱)が免除される優遇措置が設けられています。本選考の初期段階でWebテストによって多くの就活生が足切りされる中、このステップを通過済みとして扱われることは、本選考全体のスケジュール管理において大きなアドバンテージです。
ES作成・グループディスカッション対策・面接準備により多くのリソースを集中させられるようになるため、他の金融機関との並行選考においても、みずほ銀行の選考を余裕を持って進められる状態を作れることが具体的な恩恵といえます。
早期選考ルートへの招待とリクルーター面談
Story of Bankerに参加した学生の中で評価が高かった場合、本選考における早期選考ルートへの招待や、リクルーターによる個別面談の案内が届くことがあります。リクルーター面談は一般的な選考ステップとは異なり、先輩社員と1対1で「キャリアビジョン」「志望動機の深掘り」「みずほ銀行への理解度」を確かめ合う形式です。
就活ハンドブックに寄せられた学生の声では、リクルーター面談でビジョンの解像度が問われる場面が多く、「みずほ銀行でどんな仕事をしたいか」を具体的に語れるかどうかが、その後の本選考ルーティングに影響するという傾向が確認できます。Story of Bankerを通じて法人RM業務を疑似体験した経験は、この場面で「自分がどんな仕事をしたいか」を語る際の実体験として機能します。
法人営業のリアルを体感することの学習価値
優遇措置という観点とは別に、Story of Bankerには「法人RM職の仕事のリアルを体感できる」という純粋な学習価値があります。ドラマ仕立てのコンテンツにより、担当企業の財務状況・成長戦略・課題を読み解きながら、融資・M&Aアドバイザリー・社債発行支援・グローバル展開サポートなど複数の金融ソリューションを組み合わせた提案を検討する思考プロセスが体感できます。
この体験は本選考での面接において直接的な武器になります。「なぜ法人営業職を志望するのか」「みずほ銀行でどのように顧客に貢献したいのか」を語る際に、実際に手を動かして考えた体験を根拠として語れるかどうかは、面接官の受ける印象を大きく変えるためです。
ESと志望動機の書き方|選考を突破するための実践ガイド
ESはみずほ銀行の選考担当者に自分を売り込む最初の機会であり、Story of Bankerの選考においても重要な評価ポイントです。みずほ銀行のESでは「論理的な構成」と「みずほ独自の文脈との接続」が求められます。特に200字程度という制約がある志望動機設問では、結論(何を学びたいのか)→理由(なぜそれが必要か)→根拠(自分の経験とのつながり)→展望(参加後に活かしたいこと)という構成で端的に書き切る技術が問われます。就活ハンドブックの学生の声から共通して見えてくるのは、「みずほらしさ」と「自分のキャリアビジョン」を接続できている志望動機が評価されているという傾向です。
みずほ銀行らしさを打ち出す志望動機の構成
みずほ銀行の選考で評価される志望動機に共通するのは、「なぜ金融業界なのか」だけでなく「なぜ三菱UFJ・三井住友ではなくみずほなのか」を具体的な言葉で語れているかどうかという点です。「金融の力で社会に貢献したい」という総論だけでは、どのメガバンクにも当てはまる内容になってしまい差別化になりません。
みずほ銀行の特徴として理解しておきたいのは以下の点です。
- ONE MIZUHO戦略:銀行・信託・証券を一体で提供することで、単独機能では実現できない総合的な支援を企業に提供できる。
- 地域密着性:47都道府県すべてに支店網を持つ唯一のメガバンクとして、地方の中堅企業・農業・地域産業の課題にも正面から向き合う姿勢がある。
- テクノロジー活用:みずほ銀行とみずほリサーチ&テクノロジーズが2026年4月に合併し(参考:みずほフィナンシャルグループ採用公式サイト)、デジタルと金融を組み合わせたサービス進化に積極的に取り組んでいる。
就活ハンドブックに寄せられた学生の声では、「ONE MIZUHO戦略によるグループ一体の支援体制に魅力を感じた」「金融のプロフェッショナルとして長期的に顧客の成長を支える存在になりたい」といった軸で志望動機を組み立てた例が確認できます。
ガクチカの組み立て方と評価されるポイント
ガクチカでみずほ銀行の選考を通過するためには、「課題→行動→結果→学び」というフレームを守りながら、「顧客志向」「論理的問題解決」「チームでの役割発揮」の3要素を自然に盛り込むことが効果的です。
アルバイト・部活・研究・ボランティアなどあらゆる経験が対象になりますが、エピソードのスケールよりも「その状況でどう考えてどう動いたか」という思考プロセスの具体性が評価されます。就活ハンドブックに寄せられた学生の声として、教育系アルバイトで生徒・保護者ごとの課題に寄り添い最適なアドバイスを提供した経験を軸に構成した例や、人口の少ない地方でのまちおこし活動を通じて2年弱の間に120名以上の地域関係者とのつながりを作り上げた経験を軸にした例が確認できます。みずほ銀行が掲げる「変化の穂先」というビジョンに沿って、「現状を変えようとした行動」「周囲を動かして成果を出した体験」を前面に出すことで、採用担当者に刺さるガクチカになります。
Story of Banker当日のグループワークで評価される行動
Story of Bankerのプログラム内のグループワークは選考の場ではなく体験の場ですが、参加者の議論への姿勢・貢献度は、その後の優遇措置の有無に影響することが多いと考えられます。
グループワークで評価されやすい行動パターンとして以下が挙げられます。
- ドラマコンテンツで示された企業課題の本質を正確に言語化し、議論の軸を作る
- 対立する意見が出た際に、双方の言いたいことを拾い上げて統合する視点を示す
- 時間を意識して「残り○分で結論をまとめましょう」と声をかけてペースを管理する
- 「銀行員だったらどう考えるか」という視点でリアルな問いを持ちながら参加する
- 発言量が少ないメンバーに対して積極的に話を振り、全員の意見を引き出す

監修者からのアドバイス
三好 達也(キャリアアドバイザー)
Story of Bankerで評価される学生に共通しているのは、グループワーク中に「どの金融ソリューションが正解か」という技術面の議論に終始するのではなく、まず「顧客はなぜその課題を抱えているのか、本当に解決したいことは何か」という問いを先に掘り下げようとする姿勢です。上記のガクチカ対策も踏まえたうえで、「自分のみずほへの志望動機」と「グループワークでの振る舞い」を一貫させられているかどうかが選考全体を通じた評価を左右します。この整合性に不安がある方は、本選考に進む前にキャリアアドバイザーとの個別セッションを活用して志望軸を整理することを勧めます。
みずほ銀行の企業研究を深める方法
みずほ銀行の選考では、企業理解の深さが他の就活生との差別化に直結します。特に「なぜみずほ銀行を選んだのか」という問いに対して、経営戦略・業界動向・競合比較を踏まえた具体的な回答ができるかどうかが、面接官の評価を分けます。表面的な企業研究で止まると「どのメガバンクでもよいのでは」という印象を与えてしまいます。企業研究の入口として、みずほフィナンシャルグループが公開している統合報告書は、グループ全体の経営方針・財務状況・戦略投資領域を把握するうえで最も信頼性の高い一次資料です(参考:みずほフィナンシャルグループ「統合報告書」)。
ONE MIZUHO戦略の理解が選考を左右する理由
ONE MIZUHO戦略とは、みずほ銀行・みずほ信託銀行・みずほ証券・みずほアセットマネジメントの4機能を縦割りにせず、一体で顧客に提供することで「単一機能では実現できない総合的な金融価値」を創出するというみずほフィナンシャルグループの経営方針です。この戦略の本質を理解することで、「なぜ他のメガバンクではなくみずほなのか」という問いに対して、競合他社との実質的な差異を示した回答が可能になります。
具体的な言語化の例として、「融資・信託・証券の3機能を一体で提案できることで、単一の金融機能では対応しきれない中堅企業のM&A・事業承継・グローバル展開を、ワンストップで支援できる点に強みがある。そのフィールドで法人RMとして顧客に寄り添いたい」という切り口は、ONE MIZUHOを実務レベルで理解していることを示す言葉になります。
統合報告書と公式IRを活用した情報収集
みずほフィナンシャルグループの統合報告書を読み込む際に注目すべき項目は以下です。
- デジタルバンキング領域への投資方針と具体的な取り組み内容
- アジア・北米を中心としたグローバル事業の拡大戦略
- サステナブルファイナンス(ESG債・グリーンローン・トランジションファイナンス)への取り組み
- みずほ銀行とみずほリサーチ&テクノロジーズの2026年4月合併によるシナジー計画
これらを読んだうえで、「自分が入社後に関わりたい業務領域」との接続点を言語化しておくと、面接での「みずほで実現したいこと」の回答に説得力が生まれます。有価証券報告書はみずほフィナンシャルグループのIRページから無料で閲覧でき、グループの財務状況・事業別収益・従業員数などを公式データとして確認できます。
▶ みずほ証券を志望した学生がES・面接でどう語ったかを読む
三菱UFJ・三井住友との比較で志望動機を磨く
3つのメガバンクそれぞれの特徴と戦略的な違いを理解することで、「なぜみずほか」の回答から「どのメガバンクでもよい」という印象を払拭できます。比較の際に注目すべき軸を整理すると以下のようになります。
| 比較軸 | みずほ銀行 | 三菱UFJ銀行 | 三井住友銀行 |
| 全国網羅性 | 47都道府県に支店 | 主要都市・拠点中心 | 主要都市・拠点中心 |
| グループ連携モデル | 銀信証一体(ONE MIZUHO戦略) | MUFGブランド体制 | SMBCグループ体制 |
| デジタル・IT戦略 | リサーチ&テクノロジーズとの合併による統合 | MUFG Digital戦略 | SMBCデジタルプラットフォーム |
| 人材育成方針 | 「変化の穂先」となる変革人材の育成 | グローバル人材育成 | 個の力を尊重する教育 |
自分のキャリアビジョンがこの比較軸のどこと最も接続するかを明確にしたうえで志望動機を組み立てることが、選考での差別化に直結します。
本選考に向けた具体的な選考対策
Story of Bankerへの参加で優遇措置を得たとしても、本選考は実力で突破しなければなりません。本選考ではES・グループディスカッション(GD)・複数回の面接という段階的な選考が行われます。Story of Bankerで得た体験・優遇をどう本選考に活かすかが、みずほ銀行の総合職内定へのカギを握ります。参加後は「自分は法人RMとして何を実現したいのか」というキャリアビジョンの解像度をさらに高め、面接でそれを具体的な言語で語れる状態を整えていくことが次のステップです。
グループディスカッション(GD)を突破する準備
みずほ銀行の本選考ではGDが課されるケースがあり、120分程度のケースディスカッションが行われることもあります。GDで評価されるのは「正解の結論を出すこと」よりも「議論のプロセスでどのように貢献したか」という点です。
評価されやすい行動として以下が挙げられます。
- 議論の冒頭で論点を整理し、議論の方向性をチームで共有する
- 対立する意見が出た際に、双方の主張を統合して新しい視点を提示する
- 発言量が少ないメンバーに配慮して発言機会を作る
- 残り時間を意識してペースを管理し、結論のまとめに貢献する
Story of Bankerのグループワーク体験はGD対策の実践練習としても機能します。当日の自分の行動を振り返り、改善点をメモしておくことで、本選考GDに活かせる学びが蓄積されます。
面接で問われる質問と答え方
みずほ銀行の本選考面接は1次・2次・最終の複数段階で実施されます。面接官は若手社員から人事・役員へと段階的に変わり、問われる内容も「自己紹介・ガクチカ」から「キャリアビジョン」「業界理解」「みずほを選ぶ理由」へと深まっていきます。
特に最終面接に近づくにつれ、「みずほ銀行の10年後をどう見るか」「デジタル化が進む中で銀行員に求められる価値は何だと思うか」という踏み込んだ質問が来るケースがあります。こうした問いに自分の言葉で答えるためには、統合報告書の読み込みとOB・OG訪問を組み合わせた「現場感のある企業研究」が有効です。Story of Bankerで体験した「RMとして顧客課題にどう向き合うか」という視点は、これらの質問に答える際の実体験として活きてきます。
採用コースと配属のイメージを持っておく
みずほ銀行の新卒採用はみずほフィナンシャルグループとして5社合同で行われており、主な採用コースは以下のとおりです(参考:みずほフィナンシャルグループ「募集コース・募集要項」)。
- オープンコース:配属エリア・業務を会社が決定。法人営業・個人営業・本部機能など幅広い業務を経験するジェネラリスト型のコース。
- グローバルマーケッツコース:外国為替・金利・デリバティブ等の市場部門に特化したキャリア特定型。
- アセットマネジメントコース:資産運用業務専任のキャリア特定型。
- リサーチ&コンサルティングコース:調査・コンサルティング業務に特化したキャリア特定型。
Story of Bankerはオープンコース志望者をメインターゲットとしていますが、グループの金融機能全体を俯瞰する内容はどのコース志望者にとっても参考になります。入社後のキャリアパスとして、みずほフィナンシャルグループには178社の子会社・グループ企業があり、グループ内での異動・転籍を通じて多様なキャリアを形成できる環境が整っています。
みずほ銀行の選考を経験した学生の声と傾向
就活ハンドブックには、実際にみずほ銀行・みずほ証券の選考を受けた学生が寄せた選考体験や志望動機・ESの回答例が蓄積されています。これらの学生の声を参照することで、採用担当者がどのような言葉に反応するのか、どのようなキャリアビジョンが評価されやすいのかを具体的なイメージで掴むことができます。
みずほ銀行の選考を受けた学生の声から読み取れる傾向
就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、みずほ銀行の選考全体を通じて共通して問われるのは「みずほ銀行でしかできないことへの解像度」です。「金融業界に入りたい」「銀行で働きたい」という総論ではなく、ONE MIZUHO戦略・地域密着性・テクノロジー融合といったみずほ固有の強みと、自分のキャリアビジョンが具体的に交差するポイントを言語化できているかどうかが評価を分けます。
また、面接やリクルーター面談では「失敗した経験」「壁にぶつかったときの対処法」が問われることが多く、困難を乗り越えるプロセスで発揮した思考力・行動力への関心が高い傾向があります。ガクチカを選ぶ際には「順調に成功した話」より「課題があり、それをどう乗り越えたか」を軸にしたエピソードの方が深い議論につながりやすいことを覚えておくとよいでしょう。
みずほ証券の選考から見えるみずほグループの共通評価軸
みずほ証券の選考を受けた学生の声からも、みずほフィナンシャルグループ全体に共通する評価軸が読み取れます。就活ハンドブックに寄せられた声では、「日本の課題とグローバル投資銀行部門での実現したいこと」という設問に対して、日本企業の海外展開支援・資本市場活用という文脈でキャリアビジョンを語った例が確認できます。
みずほ銀行・みずほ証券のいずれを志望する場合も、「金融の力を使って何を実現したいのか」という出発点を明確にし、そこからみずほを選ぶ理由へと論理的に接続できる構成が評価される傾向があります。これはStory of BankerのESでも面接でも同様です。
まとめ
みずほ銀行「Story of Banker」は、法人RM業務をドラマ仕立てのコンテンツを通じて疑似体験できるグループワーク型インターンシップです。参加には書類選考(ES・玉手箱)の通過が必要ですが、Web面接ステップがないため、ESと玉手箱の対策に集中できる点が特徴です。参加後には本選考における玉手箱の免除、早期選考への招待、リクルーター面談の案内という優遇措置が設けられており、みずほ銀行の総合職内定を目指す就活生にとって「まず最初に通過を目指すべき関門」として位置づけられます。
選考を突破するためには、「ONE MIZUHO戦略の理解を踏まえた志望動機の言語化」と「玉手箱の事前対策」の2点が特に求められます。ESでは「なぜ三菱UFJ・三井住友ではなくみずほなのか」を具体的に説明できるレベルの企業研究が求められ、ガクチカでは経験のスケールよりも思考プロセスの具体性が評価される傾向があります。
就活ハンドブックには、実際にみずほ銀行の選考を経験した学生の志望動機・ES回答例・選考プロセスの声が蓄積されています。これらを参考にしながら、自分ならではの言葉でみずほ銀行を選ぶ理由を組み立てていきましょう。早期から企業研究・ES・Webテスト対策を並行して進め、Story of Bankerの参加を本選考への入口として戦略的に活用することが、みずほ銀行の総合職内定への近道です。
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この記事の監修者三好 勝利(キャリアアドバイザー)
新卒で小学校教員となり、学級担任や学年主任などを務め、1000人以上の生徒の指導に携わる。その後、大手教育企業でのコンサルティング営業を経て、現在は株式会社ナイモノのキャリアアドバイザーとして250名以上の学生の就職支援に従事。未経験IT、総合職、人材など幅広い業界への支援実績を持つ。面接対策や自己PRの指導に定評があり、面接官の経験を生かした的確なアドバイスが強み。学生一人一人に寄り添い、ラフな雰囲気で親身に相談に乗ることを心がけている。





