人と関わる仕事10選！高収入な仕事やメリット・デメリットも解説
2024/7/25更新
はじめに
就活では自分の適職を見つけることが重要です。
人とコミュニケーションをとることが好きな人にとっては、人と関わる仕事に就くことで大きなやりがいを感じることができるでしょう。
この記事では、以下の疑問を持っている就活生を対象としています。
- 人と関わる仕事とはどんな仕事か
- 人と関わる仕事のメリットやデメリットは？
- 人と関わる主な仕事は？
人と関わる仕事の紹介の中では高収入な職種もあります。
人と関わる仕事についての理解を深めることができますので、ぜひ最後までご覧ください。
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人と関わる仕事とはどのような仕事か
人と関わる仕事は、接客業や営業職、サービス業など普段私たちになじみのある仕事です。
これらの仕事の特徴は、たくさんの人と直接会って話をすることです。
営業職やショップの店員は、自分の会社の商品やサービスの良さを伝えて、買ってもらえるように頑張ります。
顧客の望みをすばやく理解したり、商品のことをよく知っていたり、上手に説明できる能力が必要です。
ほかには介護の仕事やカウンセラーは、困っている人の手助けをする仕事です。
責任は重いですが、人に感謝されることも多くて、やりがいを感じられる仕事だといえるでしょう。
また、学校の先生のように人に何かを教えたり、支えたりする仕事もあります。
このように、人と関わる仕事はたくさんあります。
共通しているのは、コミュニケーション能力や相手の気持ちを考える力が大切だということです。
人と関わる仕事に向いている人の特徴
人と関わる仕事に向いている人の特徴として、まず大切なのは、いろいろなタイプの人と気軽に話せることが挙げられます。
人見知りせずに、初めて会った人とも自然に会話を楽しめる人が向いているといえます。
なぜなら、人と関わる仕事ではさまざまな背景を持つ人と接する機会が多いためです。
たとえば、お店の接客だと老若男女問わず幅広い顧客に対応しますよね。
営業の仕事でも、いろいろな境遇の顧客やさまざまな業種の会社の人とやり取りすることになります。
そして、相手の話をちゃんと聞ける能力も重要です。
顧客の望みを正確に把握するには、自分の意見ばかり伝えるのではなく、相手の言葉に耳を傾けることが大切だからです。
カウンセラーや介護の仕事などでは、特にこの能力が必要となるでしょう。
また、協調性が高い人も人と関わる仕事に向いているでしょう。
多くの職場では、周りの人たちと協力しながら仕事を進めていくため、チームで動くのが得意な人はそういう環境で活躍できます。
このように人と関わる仕事に向いているのは、コミュニケーションが上手で、相手の立場に立って考えられる人だといえるでしょう。
人と関わる仕事のメリット
人と関わる仕事には多くのメリットがあります。
ここでは代表的なものをご紹介します。
相手の反応を直接見られる
人と関わる仕事の大きなメリットは、相手の反応を直接見られる点です。
これは、仕事のやりがいを感じやすくする重要な要素だといえるでしょう。
顧客が喜んだり感謝の言葉をかけてくれたりすると、自分の仕事が相手にとって価値あるものだったと実感できます。
たとえば、接客で丁寧な対応をした結果、お客様から「ありがとう」と言われると嬉しいですよね。
また、営業職で提案した商品が顧客の問題解決に役立ち、喜んでもらえたときは大きな達成感を味わえるでしょう。
さらに、自分の頑張りが売り上げに直結したり、給与アップにつながったりすることも、モチベーション向上の要因となります。
成果が数字として見えやすい仕事だからこそ、努力が報われる実感を得やすいのです。
人の役に立っていることを直接感じることができることは、仕事のやりがいや楽しさにつながるものです。
コミュニケーション能力が向上する
人と関わる仕事をしていく中で自然とコミュニケーション能力が身につきます。
人との交流が増えることで、相手の意図を理解し、自分の考えを伝える機会も増え、話す力と聞く力が同時に上がっていくのです。
たとえば、接客の仕事では顧客の要望をしっかり把握して、適切に対応する必要がありますよね。
こういった経験を積み重ねると、相手の立場に立って考える力も身についていきます。
さらに言葉でのやりとりだけではなく、非言語コミュニケーションの能力も高まることも見逃せません。
表情や態度から相手の気持ちを読み取ったり、自分の感情をうまく表現したりする力が育っていきます。
このように、人と関わる仕事をすることはコミュニケーション能力を伸ばすチャンスになるでしょう。
これらのスキルは、仕事だけでなく日常生活でも役立ちます。
人脈をつくれる
人と関わる仕事の大きなメリットは、人脈をつくれることにあります。
日々の業務を通じて、さまざまな顧客や取引先との交流が生まれ、自然と人間関係が築かれていくからです。
たとえば営業職であれば、クライアントとの打ち合わせや商談を重ねるうちに、ビジネス以外の話題でも会話が弾むかもしれませんよね。
とはいえ、注意が必要なのは、単に人と接するだけでは十分ではないということです。
自分から積極的にコミュニケーションをとろうとする姿勢がなければ、思うような人脈はつくれないでしょう。
相手の話をよく聞き、自分の意見も伝える。
そんな双方向のやり取りを心がけることが大切であることを覚えておきましょう。
人と関わる仕事を通じて築いた人脈は、将来の転職や独立の際にも大きな力となります。
困ったときに相談できる相手がいる、新たなビジネスチャンスを紹介してもらえるなど、人脈の価値は計り知れないものです。
人と関わる仕事のデメリット
人と関わる仕事ならではのデメリットも少なくありません。
ここでは、人と関わる仕事で大変だと感じやすい点についてご紹介します。
疲れやすい
人と関わる仕事には、疲れやすいという側面があります。
顧客のさまざまな要望への対応が欠かせないため、精神的に疲れやすいのです。
相手の気持ちを察しながら適切な言葉を選ぶのは、思った以上に心身のエネルギーを使うものです。
特にサービス業やカスタマーサポートといった職種では、お客様との直接のやり取りが多く、ときには難しい要求や苦情にも冷静に対応しなければいけません。
また、人と関わる仕事の多くは責任が大きいもの。
医療や教育、経営などは、ほかの人の人生や組織の未来に大きく影響する立場にあります。
こういった重圧は、長い目で見ると深刻な疲れにつながることもあるでしょう。
対応が難しい人の相手をしなければならない
人と関わる仕事は対応が難しい相手との関わりを避けられないものです。
どんな職場やお店にも、扱いにくい人がいるもの。
たとえば、ちょっとしたことで怒り出すお客様や、無理な要求をしてくる上司、協調性のない同僚などがいるかもしれませんよね。
こういった人たちと向き合うのは精神的に大変で、仕事への熱意まで失いかねません。
特に接客の仕事では、お客様第一を心がけるあまり、理不尽な要求にも笑顔で応じなければならないことがあります。
このような状況が続くと、自信を失ったり、燃え尽きてしまったりする危険性があるでしょう。
人と関わる主な仕事10選
ここでは人と関わる具体的な職種をご紹介します。
1.介護職員
介護職員の仕事は、利用者の生活を幅広くサポートすることが主な業務です。
高齢者の方や障がいのある方などの日常生活を支える大切な役割を担っています。
この仕事は、人の役に立ちたいという気持ちが強い方に向いているといえるでしょう。
具体的な仕事内容としては、身体介護で入浴のお手伝い、生活援助で掃除や洗濯のサポートなどを行います。
また、楽しいレクリエーションを考えて実施するのも大切な仕事の一つです。
利用者に楽しんでもらえるイベントを企画して、心も体も元気に過ごせるようにサポートしています。
ただ、介護の仕事内容は勤め先によって変わるため、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、デイサービスセンターなど、それぞれの場所やサービスの特徴に合わせて、求められる仕事が異なってきます。
介護職員の仕事は利用者の生活全般を支える大切な役割があり、人と接するのが好きで、相手の気持ちを考えられる人にとっては、とてもやりがいのある仕事だといえるでしょう。
平均年収は、令和4年の年収換算で約381万円となっています。
2.看護師
看護師は医師の診察や治療をサポートするのが主な仕事です。
患者やその家族に生活指導や服薬の説明をするため、コミュニケーション能力が必要となります。
ほかにはカルテの入力作業・点滴・入院患者のサポートなど、さまざまな役割を担います。
看護師になるには大学または3年以上の教育を受けて、看護師国家試験に合格しなければいけません。
平均年収は約508万円となっています。
3.心理カウンセラー
心理カウンセラーは悩みや不安を抱えた人の話を聞き、解決を手助けする仕事です。
カウンセリングでは、相手の話をじっくり聴くのが大切になります。
認知行動療法などを活用し、考え方や行動を少しずつ変えていくお手伝いもします。
現代社会では、ストレスを感じている人が多く、心理カウンセラーの需要は増えています。
病院で心の病気の治療を手伝ったり、学校でいじめや不登校の問題に取り組んだり活躍の場も多岐にわたるでしょう。
この仕事には心理学の知識はもちろん、人間性やコミュニケーション能力も大切です。
相手の立場に立って、適切なアドバイスができる力も必要となります。
収入は個人によって大きく異なり、300～560万円程度が平均的な年収となっています。
4.教師
教師は、子どもたちの成長を見守り、その成長をサポートしていく役割を担っています。
主な仕事は授業を通じて勉強を教えることですが、進路指導や部活動の指導、保護者との面談など、教育に関わるさまざまな仕事をこなしています。
教師の仕事は、教育内容を習得させることはもちろん、健やかな心身を育てることも大切な使命です。
ときには大変なこともありますが、生徒たちの成長を間近で見られる、とてもやりがいのある仕事だといえるでしょう。
収入として平均基本給月額は小・中学校教員が約38.5万円、高校教員が約40.4万円となっています。
5.営業職
営業職は、顧客に商品やサービスの魅力をアピールして購入してもらう仕事です。
商品を購入してもらうためには、顧客と丁寧にコミュニケーションをとったり、顧客が求めている情報を提供したりして信頼関係をつくる必要があります。
また、潜在的な顧客を増やすために人脈づくりも欠かせません。
さらに、契約を取りやすくするためのリサーチやアプローチ方法などを考えるのも重要な仕事です。
平均年収は約414万円となっています。
6.医師
医師の仕事は、主に診察と治療を行う臨床業務が中心です。
患者の病状を丁寧に聞き取り、正確に把握し回復に向けたサポートを行っていきます。
医師の役割は治療だけではなく、病気の予防について助言したり、リハビリテーションの指導を行ったりすることもあり、新しい治療法の開発に携わる医師もいます。
医師になるためには、医学部で6年間学んだのち、医師国家試験に合格する必要があるでしょう。
医師の仕事は人々の健康と命に直接関わるため、大きな責任を伴いますが、患者の命を助けられるやりがいのある職業です。
医師の平均年収は約1,428万円といわれています。
ただし、専門分野や勤務先によって大きく異なる点に注意が必要です。
7.弁護士
弁護士の仕事はとても幅広いことが特徴です。
なかでも、個人や企業の方から法律相談を受けて、アドバイスをする機会が多く、依頼者の話をよく聞いて、最適な解決方法を一緒に考えていく必要があります。
家族間の問題や仕事のトラブル、刑事事件の弁護など、弁護士の活躍する場面はさまざまです。
弁護士の大切な役目の一つに、難しい法律用語を分かりやすく説明することがあります。
法律は一般の人には理解するのが難しく感じられるものが多いので、簡単な言葉で伝える能力が求められるのです。
そして、依頼者との信頼関係を築く必要があるため、誠実な対応が求められます。
弁護士の収入は人によってかなり違いますが、だいたい年間1,000～1,500万円くらいが平均的なようです。
8.コンサルタント
コンサルタントの仕事は、企業や団体などのクライアントが抱える課題の解決をサポートすることが中心です。
まず、クライアントの現状や問題点を詳しく把握することからはじまり、必要なデータを収集・分析し、それに基づいて問題の根本原因を特定していきます。
その上で、最適な解決策を模索しクライアントに提案します。
ほかにはクライアントの行動を見守ったり、適切なフィードバックを行ったりすることも大切な仕事です。
この仕事は、クライアントの業績を大きく左右する可能性があるため、責任も重大です。
その分やりがいも大きく、成果が報酬に反映されやすい傾向にあります。
一般的なコンサルティング会社に勤務している場合、平均年収は500～800万円程度といわれています。
ただ、外資系のコンサルティング会社では、年収1,000万円以上の収入を得ている人も珍しくありません。
9.経営者
経営者とは、企業の最高責任者のことを指し、代表取締役や社長、CEOという呼称がついています。
経営者の主な仕事は、会社の経営戦略を立てて実行することです。
これには財務管理や人材管理、リスク管理など、経営に関わるあらゆる分野が含まれます。
仕事の範囲が非常に広いため、経営者にはたくさんの人と関わり、幅広い人脈を築く力が求められます。
社内外問わず、さまざまな立場の人とコミュニケーションをとる機会が多いです。
また、経営者に必要な能力としては、時代の流れを読む先見性や論理的な思考力が挙げられます。
これらのスキルを駆使して、会社を成長させていく役割を担っています。
経営者の平均年収は企業規模によって大きく異なりますが、全体の平均で4,676万円、1,000人以上の大企業では6,771万円、300〜999人の中堅企業で4,410万円、300人未満の中小企業では3,295万円となっています。
10.大学教授
大学教授の仕事は、研究と教育の両面で重要な役割を担い、専門分野の研究をしながら学生の指導を行う教育者です。
研究面では、自身の研究室を持ち、研究テーマの設定から専門知識の深化まで幅広く取り組み、その成果は論文にまとめられ、学会で発表します。
さらに、大学の組織運営に関与することもあります。
待遇面では、准教授の平均年収が約872万円、教授の平均年収が約1,100万円です。
まとめ
この記事では人と関わる仕事について詳しく解説しました。
他者とコミュニケーションをとることが好きな人にとって、人と関わる仕事はやりがいを持って働けるでしょう。
顧客の反応を直接見ることができるため、自分の仕事の重要性も認識しやすいです。
さまざまな人と関わるのが好きな人は、人と関わる仕事に就くことを検討してみるとよいでしょう。
