【2024年最新】4工大の序列は、これで確定!?を徹底解説

【2024年最新】4工大の序列は、これで確定!?を徹底解説

2024/7/24更新

はじめに

就活生の皆さんは、「4工大」という大学グループをご存知でしょうか。

これは、芝浦工業大学、東京都市大学、東京電機大学そして工学院大学という東京都内に本部キャンパスをおいている理工系の4大学を指す言葉なのです。

GMARCHや日東駒専とは異なり、4大学の在校生や卒業生でない場合にはご存知ないかもしれませんね。

実は、「4工大」とは、GMARCH等のように大学受験予備校や大学受験生らによって、いわば便宜的に命名されたものではありません。

上記4つの理工系大学が相互連携し、学生がより学びやすく、さらには研究に従事しやすい環境を整備し、そこで学ぶ学生が一定のメリットを享受することができるようにしているのです。

今回はそんな4工大について、最新の序列を含め、4工大で学生生活・院生生活を送ることの魅力等をご紹介していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

対象
  • 4工大が誕生した歴史的経緯を知りたい
  • 4工大の最新の序列を知りたい
  • 4工大で学ぶことの魅力を詳しく知りたい

また、4工大の序列以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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4工大とは

4工大とは

4工大誕生の歴史的経緯

4工大とは、芝浦工業大学、東京都市大学、東京電機大学そして工学院大学という東京都内に本部キャンパスをおいている理工系の4大学を指す大学グループ名のことです。

GMARCHや日東駒専のように、近しい偏差値の大学をグループ化し、大学受験予備校や大学受験生らによって命名されたものではなく、上記4大学間の連携していることを意味する名称なのです。

4工大が誕生したのは、1996年1月のことです。

当時のグループは、芝浦工業大学、東京電機大学、東京都市大学(旧武蔵工業大学)の3大学でしたが、1998年3月に工学院大学がグループに加わり、現在の4大学となり、「4工大」になるに至りました。

次世代技術者の養成

1996年から1998年における日本経済は、バブル景気が終焉し、先行き不透明な時代に突入している状況にありました。

そうした中で、当時の大学受験生の進路希望にも変化が生じていたのです。

それは、将来への安定性を志向して、地名の高い総合大学の人気がさらに高まる一方、都会での就職難や地元志向を反映して、東京都内の私立大学よりも地方の国公立大学への進学希望が増加したのです。

こうした総合大学志向と地元志向という流れを受け、東京都内に本拠を置く理工系大学の連携を強める必要が生じたのです。

実際、これまでの日本経済の基盤を構築した有能な技術者を多く輩出してきたのは東京都内の理工系大学であるという自負があることに加え、今後の日本経済を見据えた場合、最先端の技術を学ぶことのできる東京都内に本拠を置く理工系大学が力を合わせ、たとえ、景気不安の先行き不透明な状態においても次代を担う技術者を養成し続ける必要があるという使命感を帯びるに至ったわけです。

こうした事情により、当時における東京都内の理工系大学受難ともいえる状況の中で「4工大」が誕生したのです。

 

4工大の取り組み

大学院の相互開放

4工大を構成する4つの大学が各々得意な分野を大学院間で融通し合うことを通じて、学生は豊富な科目の中から自身に関心のある分野ないし科目を履修することが可能になりました。

この措置により、学生は総合大学のカリキュラム数を優に超える科目の中から選択することができるため、4工大で学ぶ学生は幅広い分野の中から学びたい科目を履修していき、その結果、技術力を高めていくことができるようになりました。

大学院特別推薦入試制度

次に、学生が大学院進学を希望する場合、通常であれば、自らが席を置く大学の大学院に進学することを考えることでしょう。

ここで4工大は、それぞれの大学院の修士課程について無試験で進学できる措置を講じました。

それが「特別推薦入試制度」です。

もちろん、この措置は無制限というわけではなく、各大学1専攻につき1名とされています。

学生にとって、選択の幅が広いということは大きな魅力となります。

さらに、各大学で開講する学部や大学院修士課程の講義を履修することが可能になる「単位互換制度」も採用されており、他の大学の学生のレベル感を把握できるとともに、相互に刺激し合い、切磋琢磨することにより、学生の能力をさらに高めることにも繋がります。

4工大の紹介

芝浦工業大学

芝浦工業大学

出典元:芝浦工業大学公式サイト

芝浦工業大学は、文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援」に私立理工系大学で唯一採択されている大学です。

このため、学生は国際的観点からの理工系教育を受けることが期待できます。

「世界に学び、世界に貢献する人材」を育てるため、工学英語研修の実施や回外インターンシップをはじめとする海外留学プログラムの拡充をとおして、海外の大学や技術者と専門分野におけるコミュニケーションを深めることのできるグローバルエンジニアを育てるべく重点施策を講じています。

こうしたグローバルエンジニアの育成・要請による特性を活かしてアジアトップの理工系大学となることに意欲を示しています。

研究室数は250を超えると言われ、機械、生命、物質・化学、電気電子情報、数理科学、建設、デザイン等の専門研究を進めることができます。

「社会に学び、社会に貢献する技術者の育成」を掲げ、いおわば実学教育に電灯的に力を入れており、多くの技術者・研究者を世に送り、技術立国としての日本を支えてきたと評価されています。

卒業生の就職面についてみても、約7割の学生が大企業への就職を実現しており、就職への強みもあります。

東京都市大学

東京都市大学

出典元:東京都市大学公式サイト

東京都市大学は、1929年に創立された武蔵高等工科学校を前身とし、1949年に武蔵工業大学となり、2009年に東京都市大学に改称しました。

当初は、工学部のみの工科系単科大学としての運営がなされてきましたが、1997年に文理融合型の環境情報学部を導入し、その後は文系学部としての都市生活学部や人間科学部を開設し、総合大学に至りました。

建学の精神は「公正・自由・自治」です。

実学重視の教育方針を採用し、高度な専門性を獲得し、さらに国際水準を備えた幅広い分野において存分に活躍することのできる実践力を備えた人材を育成していくことを目指しています。

専門性と実践力を養成するため、独自の教育システムを構築しており、他大学や企業、さらには官公庁とも連携した研究活動も実施しており、特徴的です。

キャンパスは最新設備を備え、特に世田谷キャンパスは複合施設を備え、横浜キャンパスは環境ISO14001を取得しています。

加えてオーストラリアプログラムという独自の国際人養成プログラムを用意しており、全学部の学生を対象にしており、年間300名超の学生がオーストラリアで学んでいます。

また、学生に対するキャリアサポートを充実させる仕組みを用意し、修飾にも強い大学であることが知られています。

卒業生の就職についても、全国平均と比較して優位な実績を残しており、文部科学省による学生キャリア支援に対する補助金事業に採択されており、そこでは最高評価である「S評価」を得ており、特筆すべき実績であるといえます。

東京電機大学

東京電機大学

出典元:東京電機大学公式サイト

東京電機大学は、1907年に創立された電気学校を前身とし、1939年に東京電機高等工業学校として開校し、1949年に東京電機大学となるに至りました。

「実学尊重・技術は人なり」を建学精神とし、工学の専門的な教育と実学に活かす教育を特徴としています。

産学官連携プロジェクトを用意し、社会人向けの講座を開講することをはじめ、社会人学生の受け入れに積極的である他、企業との連携した研究を導入するなど学外との連携強化を実行しています。

東京電機大学は、いわゆるモノ作りのための実践的教育を続けている点で高い評価をうけています。

そこで、入学直後より実践的なモノ作りを体験することのできるカリキュラムが準備されています。

研究室数も240を超え、最新設備が施され、その研究対象は理学・工学・人間科学等の様々な分野・領域にも及んでいます。

さらに卒業生の就職率が高い点も特色の1つです。

卒業生に対する就職先企業からの万読度も非常に高く、真面目でコツコツ、真摯に問題解決に向けて取り組む姿勢が評価されています。

工学院大学

工学院大学

出典元:工学院大学公式サイト

工学院大学は、1887年に設立された国内で最も古い私立の工業実業学校である工手学校を前身とした工科系の総合大学です。

工学院大学の最大の特色は、全国トップレベルの実績を誇る研究成果採択数にあるといえます。

建築学部の人気が高いことで知られていますが、近年は他の学部の難易度・人気も上昇しているといわれています。

2020年4月に先進工学部において学部と大学院とを一体的にとらえる6年一貫教育「大学院接続型コース」を導入するに至りました。

これは、入学時に学科選択をするのではなく、将来の進路を見据えた履修モデルを選択するという仕組みです。

2年次より希望学科に籍を置き、その学科における専攻と関連する専攻(副専攻)を横断的に学び・研究することをつうじて、より広い視野で物事を捉える力を養成していきます。

加えて、将来を担う国際人材を要請するため、「ハイブリッド留学プログラム」を準備しています。

 

4工大の「序列」を考える

入試難易度

まず、最初に取り上げる序列は、各大学の入試難易度に着目した序列です。

もちろん、難易度とはいっても、学部・学科だけでなく、入試選抜方式の如何によって状況は異なります。

よって固定的・断定的なものではないことに留意ください。

大学名偏差値共通テスト得点率
芝浦工業大学50.0~57.572%~80%
東京都市大学45.~57.565%~80%
東京電機大学47.5~55.052%~75%
工学院大学45.0~57.559%~70%

 

4工大の中で最も高偏差値であるのが芝浦工業大学の工学部(57.5~55.0)と建築学部(57.5~52.5)、東京都市大学の理工学部(57.5)、工学院大学の工学部(57.5)です。

これらの大学・学部は、4工大よりも上位の難易度にあるGMARCHと同程度の偏差値となっている点で特徴的であるといえます。

これに対し、最も偏差値が低いのは、東京都市大学の環境学部(45.0~47.5)となっています。

一般的には、芝浦工業大学についてはGMARCH(理系)と同等の難易度であるとの評価がなされ、東京都市大学、東京電機大学および工学院大学は、日東駒専と同等の難易度であるとの評価されることが多いといえますが、いずれも理系志望の学生から人気の高い大学です。

次に、共通テストの得点率、すなわち合格ボーダーラインについても見ておきましょう。

最も得点率の高いのが芝浦工業大学の建築学部(78%~80%)であり、これに続くのが東京都市大学の情報工学部(73%~80%)になります。

これに対し、得点率の最も低いのが東京電機大学の工学部(52%~71%)です。

この結果から明らかになることは、偏差値が高く、かつ、共通テストの得点率も高いのが芝浦工業大学の建築学部であるということです。

就職実績

大学名学部名就職率
芝浦工業大学全体99.4%
工学部99.3%
システム理工学部99.6%
デザイン工学部100%
建築学部98.9%
東京都市大学全体97.8%
理工学部95.6%
建築都市デザイン学部100%
情報工学部98.2%
環境学部95.7%
メディア情報学部99.3%
都市生活学部99.3%
人間科学部100%
東京電機大学全体99%
工学部99.2%
未来科学部98.4%
理工学部99.2%
システムデザイン工学部98.9%
工学部第2部98.0%
工学院大学全体95.7%
先進工学部92.1%
工学部94.5%
建築学部97.7%
情報学部97.1%

 

次に2023年度の就職率をもとにした検討を行います。

4工大が基本的に実学重視の姿勢を貫く以上、卒業生の進路としての就職状況は各大学の落ち付けを判断するにあたって、極めて重要な要素であると言えるでしょう。

4工大が公式サイトで公表している就職実績をもとに比較しています。

就職率(全体)が最も高いのは芝浦工業大学(99.4%)であり、これに東京電機大学(99%)、東京都市大学(97.8%)さらに工学院大学(95.4%)が続いています。

上記の入試難易度の項目では、偏差値に関して東京電機大学は4工大内で上位に食い込むことができませんでしたが、就職率ではトップの芝浦工業大学と僅差の第2位を記録しました。

この点、入試の難易度が高い就職率に対しただちに直結するわけではないことを読み取ることができます。

また、芝浦工業大学については、上記の入試難易度を合わせると安定的でバランスのとれた大学であることがうかがわれます。

なお、芝浦工業大学と東京都市大学では、就職率100%の学部(芝浦工業大学デザイン工学部、東京都市大学建築都市デザイン学部、同大学人間科学部)が見られることも興味深いところです。

 

特許実績

大学名2024年出願公開件数/順位2024年特許取得件数/順位
芝浦工業大学4件/2738位2件/3955位
東京都市大学
東京電機大学7件/1702位7件/1551位
工学院大学2件/4786位5件/2002位

 

更に知的財産の観点から比較してみることにします。

理工系大学であり、実学重視の姿勢で研究に取り組んでいる以上、そこから生み出される知的財産、とりわけ特許数がどれくらいあるのかは、大学の位置づけを評価するうえで重要なデータであるといえるはずです。

この点では、東京電機大学が出願公開件数(7件/1702位)と特許取得件数(7件/1551 位)で4工大の中でトップに立っています。

東京電機大学は、2023年においても出願公開件数は11件(1976位)ですし、特許取得件数も10件(1851位)であるため、2024年においては出願公開件数と特許取得件数の双方で前年を上回る順位に位置づけています。

東京電機大学は、学内に研究推進社会連携センターを持ち、発明の認定から特許出願までの一連の手続きを効率的に進めることができるよう、サポート体制を構築していることも強みであるといえます。

東京電機大学の最大の特徴は特許であると説明できますね。

芝浦工業大学も出願公開件数は4件(2738位)、特許取得件数は2件(3955位)であり、2024年においてはトップを東京電機大学に譲ったものの、やはりここでもバランスの取れた安定ぶりをみてとることができます。

なお、芝浦工業大学の場合、2023年では出願公開件数は7件(2865位)であり、2024年は順位を押し上げています。

2023年の特許取得件数は17件を記録しており、やはり底力があることを感じさせる結果になっています。

また、工学院大学は出願公開件数については2件(4788位)ではあるものの、特許取得件数は5件(2002位)であり、件数自体は東京電機大学に次ぐ成果となっています。

これに対し、東京都市大学は現時点においては特許について具体的な結果を残すまでには至っていませんが、今後の成果を期待したいところです。

 

まとめ

4工大の序列は、これで確定!?の記事まとめ

この記事では、4工大が発足した歴史的経緯をはじめ、各大学の特徴を紹介してきました。

各大学は、各々独自の特徴を備えており、一口に理工系の大学といっても、個々の専門的な技術研究にとどまるものではなく、実学に向けた研究であることを忘れてはなりません。

加えて、グローバルな視点にも目を向けており、英語による講義や国際プログラムの導入にも力を入れているところは共通しています。

こうした取り組みは、現在でもすでに求められているだけでなく、今後、更なる開発進展を要するグローバルエンジニアの多数輩出を視野に入れていることの証左であるといえるでしょう。

各大学に共通のスタンスである、実学重視の姿勢は、企業各社から高い信頼が寄せられ、それが高い就職率となって現れていることが理解できます。

特に、特許に代表される知的財産分野に関しては各大学の特色があらわれているといえます。

そして、単なる就職率だけでなく、就職先である各企業からの4工大およびその卒業生に対する評価が高いことは、最大の特色であり、何事にも代えがたい魅力であろうと思われます。

卒業生もこうした評価と伝統を繋いでいくことが自身の任務の1つであると自覚し、真摯に業務に取り組み、コツコツと日々精進を続けてきていることが理解できます。

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