【職種紹介】スポーツ好きな方におすすめの仕事12選!就職先の選定に役立つ情報を徹底解説!
2024/7/23更新
はじめに
「スポーツが好きだけれど、自分にはどんな仕事が合うんだろう」と悩んでいる人もいるでしょう。
そのような方のために、本記事では、スポーツ好きな方におすすめの仕事を紹介しながら、スポーツ業界の現状や必要な資格、よくある質問をお伝えしていきます。
この記事は、以下のような点を知りたい就活生が対象です。
- スポーツ好きな人におすすめの仕事は?
- スポーツ業界の将来性や年収は?
- スポーツ好きな人が就活を成功させるには?
スポーツ業界に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
また、スポーツ業界やそれ以外の業界についても、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
この記事の結論
「スポーツが好き」といっても、スポーツの何が好きなのかによって、適した仕事は異なります。
それぞれの仕事の特徴や必要な資格などを事前に把握し、自分に合った仕事や働き方を見つけましょう。
これからスポーツ好きの方におすすめの仕事や、スポーツ業界の特徴・就活する際のポイントについて具体的に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
スポーツに関わる仕事に向いている人の特徴
「スポーツが好き」という言葉に、具体的な競技名を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、向いている仕事を探す際には、以下のようなポイントを考えるのがおすすめです。
「スポーツを通して何をしている時が楽しかったのか?」
「何をするのが好きだったか?」
大切なのはサッカーや野球といった競技名よりも、「何をしているときが好きだったのか?」ということです。
これを考えると、本質的に好きなことと繋がる仕事のヒントになるでしょう。
ここでは、以下の4つに分けてご紹介していきます。
- スポーツを「する」ことが好きな人
- スポーツを「観戦する・分析する」ことが好きな人
- スポーツを通して「人を育てる」ことが好きな人
- スポーツをしている人を「サポートする」ことが好きな人
スポーツが好きな人におすすめの仕事12選
具体的にどんな仕事があるのか、項目ごとに分けてご紹介していきます。
1、スポーツを「する」ことが好きな人におすすめの仕事2選
プロスポーツ選手
プロスポーツ選手とは、特定のスポーツで企業とプロ契約を結び、収入を得ている人です。
スポーツによってプロスポーツ選手になる方法は異なるため、必ずしも企業とプロ契約を結ぶとは限りません。
取り組むスポーツによって競技人口や男女比が異なるため、難易度は変わりますが、総じて最も難易度が高い職業です。
幼少期からの努力だけではなく、勝負強さや才能も必要となるため、プロスポーツ選手になりたくてもなれない人は大勢いるでしょう。
また、プロスポーツ選手の年収はスポーツの種類や人気によって異なります。
1,000万円以下の人材から数億円規模まで、幅広い職種です。
そのため、就職のタイミングでプロスポーツ選手を目指すのは現実的ではありません。
しかし、スポーツ関係の仕事に就くことで、プロスポーツ選手と近い距離で業務を進めることはできるでしょう。
スポーツ用品店のスタッフ
スポーツ用品の販売を行なうのが、スポーツ用品店のスタッフです。
主に大量のスポーツ用品を扱う大型店と、個人で経営する小規模店の2種類あります。
また、ジャンルをまたいで用品を取り扱う総合店と、特定のスポーツに特化した専門店という違いもあります。
スポーツをすることが好きで、用品を取り扱ったり、おすすめしたりするのが好きな方にはおすすめです。
お店の数も多く、基本的には人を募集している店舗が多いので、就職する難易度は低いです。
スポーツ用品店スタッフの主な仕事は以下のような内容です。
- 商品を仕入れる
- 陳列など店舗の演出
- お客様への対応(性能や特徴、使用方法などの説明)
- 修理対応
2、スポーツを「観戦する・分析する」ことが好きな人におすすめの仕事2選
スポーツ雑誌の編集者・ライター
スポーツ雑誌に掲載する記事の企画や執筆・編集に携わるのが、編集者・ライターです。
編集者は雑誌の内容について企画立案を行い、企画が採用されたら記事制作に向けて取材のアポ取りを進めます。
取材に赴くカメラマンやライターなどを手配するのも、編集者の仕事です。
ライターは、取材対象の選手や団体の担当者にインタビューし、その後原稿にまとめる役割です。
魅力的な文章を書くことでスポーツに携わる人や業界を盛り上げていきます。
取材でのコミュニケーションスキルや分析力、執筆の際のライティング力などが必要です。
スポーツカメラマン
スポーツカメラマンとは、スポーツの試合やイベントで写真・動画の撮影を行う人です。
撮影した写真は、新聞・雑誌・Webメディアなどで使用されます。
スポーツカメラマンになるには、大学や専門学校でカメラの知識やスキルを身につけたり、実際に新聞社や出版社で働きながらスキルを磨いていきます。
撮影する内容は、各メディアに掲載する選手プレー中の写真や、インタビューの映像など多岐にわたるでしょう。
スポーツのプレー中は被写体となる選手は激しく動き回っているため、一瞬のシャッターチャンスや臨場感のある動きを逃してはいけません。
そのため、高度な技術や注意力、観察力が求められます。
スポーツカメラマンは、スポーツメディアに社員として勤務するケースだけでなく、技術や経験を積んでフリーランスとして活躍する人も多いです。
3、スポーツを通して「人を育てる」ことが好きな人におすすめの仕事3選
スポーツトレーナー
スポーツトレーナーは、主にプロの選手を対象に、プレーのパフォーマンス向上や健康増進などを目的としたトレーニングをサポートするのが仕事です。
主な仕事は以下の通りです。
- 各選手に合わせた指導をするためのヒアリング
- 練習時や試合時におけるトレーニングの計画や指導
- 怪我の予防のためのストレッチングの計画や指導
- 怪我をした際の応急処置
トレーニングの最中だけでなく、選手が最高な状態かつ安全な環境でプレーに集中できるよう、日々の健康管理にも気を配ります。
スポーツトレーナーは通常、プロチームや実業団などに所属してトレーニングに携わることになります。
しかし、経験と能力次第で、フリーランスとして個々のチームや選手と直に契約を結んで働くことも可能です。
スポーツコーチ
スポーツコーチは、スポーツ選手のパフォーマンス向上・チーム全体の底上げを目指す人です。
基礎的な体力作りからトレーニングの内容、試合に向けての戦術や戦略面まで幅広く指導を行います。
専門とするスポーツの知識や技術はもちろんですが、選手それぞれのモチベーションを高めたり、チーム全体の士気をあげたりもします。
メンタル的なサポートも必要です。
スポーツインストラクター
スポーツインストラクターは、主に民間のジムやスタジオにおいて、運動指導を行う仕事です。
体力の向上や筋力増強、ダイエットなどを目的に、設備やマシンの使い方、トレーニングメニューの作成などを行います。
また、特定のスポーツ種目について会員のパフォーマンスが向上するようトレーニングプログラムを作成し、指導していきます。
4、スポーツをしている人を「サポートする」ことが好きな人におすすめの仕事5選
スポーツチームスタッフ
スポーツチームスタッフは、主にスポーツチームの運営に関わりながら現場で活躍するのが仕事です。
スポーツチームスタッフの仕事内容は幅広く、下記のようなものがあります。
- メディアの対応
- イベントやグッズの企画・運営
- マネージメント
- 広報活動・資金調達
必須の資格はありませんが、専門学校や大学でスポーツビジネスなどを専攻していると有利になるでしょう。
スポーツドクター
スポーツドクターとは、主にアスリートの外傷治療や予防を行う仕事です。
怪我をした際の治療だけではなく、毎日の体調管理や食事管理、試合に向けてのコンディション調整も業務内容に含まれます。
場合によっては、協議会の医事運営・スポーツ医学の研究なども求められるでしょう。
医療に関する知識だけでなく、スポーツや身体の動きについても知識を求められるため、非常に難易度が高いです。
実際にスポーツドクターとして働くためには、「公認スポーツドクター」の取得が必要です。
公認スポーツドクターは、医師免許を取得してから4年経過しなければ挑戦できません。
さらに、日本スポーツ協会や加盟団体・準加盟団体からの推薦が必要になるため、大学卒業後すぐにスポーツドクターになることはできません。
このことから、長い道のりになるでしょう。
医学部に入学して医師免許を取得できれば、公認スポーツドクターになれます。
日本医師会認定スポーツ医や、日本整形外科学会認定スポーツ医などの資格も取得可能です。
スポーツドクターの平均年収は1,200万円と言われており、スポーツ関連の仕事の中でも特に高い年収です。
柔道整復師
柔道整復師とは、スポーツ選手に限らず、打撲・捻挫・脱臼・骨折をされた人に対して施術する仕事です。
柔道整復師は国家資格のため、信頼度が高く人気のある職種です。
柔道整復師になるには、3年以上の修学が求められる専門の養成機関に通う必要があります。
もしくは4年制大学に通い、解剖学や生理学や運動学などの基礎系科目に加え、柔道整復理論や柔道整復実技などの臨床形専門科目を履修します。
その後、国家試験を受験して合格できれば資格が得られるでしょう。
資格取得後は、病院や接骨院、整骨院などに勤務するほか、自分で接骨院や整骨院を開業することも可能です。
柔道整復師の資格を有しつつ、スポーツトレーナーとして働くケースも増えています。
スポーツ栄養士
スポーツ栄養士は、主にスポーツ選手の栄養・食事に対して自己管理ができるようにサポートを行います。
プロやアマチュアのスポーツ選手のほか、スポーツを習っている一般の方や子どもたち向けに、身体能力を高めるための栄養指導を行います。
体調を管理するのに役立つ栄養・食事に関する指導も行うこともあるでしょう。
スポーツ栄養士になるには、管理栄養士の資格を取得し、公認スポーツ使用士養成講習会を受講する必要があります。
メンタルトレーナー
メンタルトレーナーは、スポーツ選手をメンタルの面からサポートするのが仕事です。
スポーツ選手は、最高のパフォーマンスを発揮できるように自分自身でもメンタルのケアをしています。
しかし、試合前や普段の練習では、一人では乗り越えられない課題や壁も出てきます。
その際に、メンタルトレーナーがカウンセリングなどを通じて課題を解決し、緊張や不安をほぐしてメンタル面をサポートするのです。
メンタルトレーナーになるための国家資格は設けられていません。
しかし、人の心と向き合う仕事のため、実務としては心理学の専門知識やカウンセリングの技術が役立ちます。
また、大学や短大のメンタルトレーナーを養成するスポーツ心理学科で学んだり、民間のスクールや通信講座を受講したりする人もいます。
民間の資格としては、下記がおすすめです。
- 日本スポーツ心理学会が認定しているスポーツメンタルトレーニング指導士
- JTA(日本トレーニング協会)公認のスポーツメンタルトレーナー
スポーツ業界の現状や平均年収は?
スポーツ業界の現状
スポーツ市場は、健康志向の高まりやライフスタイルの変化などにより、近年拡大傾向にあります。
特に、リモートワークの普及による運動不足やストレス、今後さらに深刻になる高齢化社会への対応としても、求められる役割は大きくなっていくでしょう。
スポーツ庁でも「スポーツ市場規模5.5兆円を2025年までに15兆円に拡大することを目指します。」と掲げています。
このことから、業界全体を国が押し上げていこうとしていると言えるでしょう。
スポーツ業界の平均年収
プロスポーツ選手の平均年収は競技によって大きく変わるため、平均年収は分かりません。
しかし、参考として公表されているプロスポーツ選手の年俸例を紹介すると、プロ野球選手の平均年収は4,174万円です。
また、一般的な職種の平均年収を厚生労働省のデータからまとめてみました。
- スポーツトレーナー:418万円
- スポーツ用品販売員:355万円
- スポーツ用品店:556万円
- スポーツ用品製造・販売:663万円
- スポーツクラブ:710万円
民間給与実態統計調査のデータによると、全業界の平均年収は433.1万円なので、スポーツ業界の平均年収は比較的高いと言えます。
スポーツが好きな人に向いてる仕事に活かせる資格
NSCA-CSCS
NSCA-CSCSは、アメリカに本部を置く国際的なトレーニング・コーチングの教育団体である、NSCAが認定している資格です。
取得すると、ストレングス&コンディショニングスペシャリストとして認定されます。
スポーツ選手の怪我防止や、競技パフォーマンスの向上のため、安全で効果的なトレーニングプログラムを作成・指導できる資格です。
この資格があれば、知識とスキルを持っていることの証明になります。
日本スポーツ協会公認スポーツ指導者
日本スポーツ協会(JSPO)が認定するスポーツ指導者の資格の総称です。
公認スポーツ指導者資格には、下記の5つの分野があります。
- スポーツ指導者基礎資格
- 競技別指導者資格
- メディカル・コンディションング資格
- フィットネス資格
- マネジメント指導者資格
管理栄養士(スポーツ栄養士)
スポーツ栄養士を目指すなら必須の国家資格です。
管理栄養士になるには、まず栄養士あるいは管理栄養士養成過程がある大学や短大、専門学校で、所定の単位を取得しなければなりません。
そして「栄養士」の資格を取得します。
その後、国家試験に合格することで「管理栄養士」の資格が得られます。
スポーツが好きな人に向いてる仕事によくある疑問
女性でもスポーツ関連の仕事に就くことができる?
スポーツ業界全体としては、男性の競技人口の割合が高い競技が多く、監督やコーチなどの指導者も含めて、ほとんどが男性というケースが多いです。
しかし、近年では女性の採用に力を入れている企業が増えています。
スポーツメーカーでは、商品開発やデザインなどにおいて女性の感性やセンスが重宝されることもあるでしょう。
スポーツ医療の職種やスポーツインストラクター、スポーツメディアの記者・ライターなど、女性が活躍している職種は増えてきているのです。
ですから、「女性だから無理」という考えは持つ必要はありません。
スポーツ系の仕事では、資格は必須?
実際、資格がなくても就職できるスポーツ系の仕事はたくさんあります。
実力や業績さえ積めば、フリーランスとして活躍できる職種も多いです。
資格なしでも就ける仕事を以下にリストアップしたので、参考にしてみてください。
- スポーツチームスタッフ
- スポーツ関連施設の運営スタッフ
- スポーツメーカーの営業職
- スポーツ用品店スタッフ
- スポーツ専門ジャーナリスト
- スポーツメディアの記者や編集者、ライター
- スポーツカメラマン
スポーツ好きな人が就活を成功させるためには
専門学校・大学に入学する
スポーツ関連の仕事に就きたい場合には、スポーツ科のある専門学校・大学へ入学するのがおすすめです。
学ぶべき知識の範囲が非常に広いことから、学校に通うほうが効率的です。
国家資格の中には、専門学校・大学に通わなければ取得ができないものもあります。
スキル・資格を身につける
スキル・資格がなくても就職できる可能性はもちろんあります。
しかし、やはりスキルも経験もあるほうが採用してもらえる確率は高まるでしょう。
就活対策を入念に行う
どんな仕事・企業に就く上でも、エントリーシートや面接などに向けた対策・準備は必要です。
基本的に聞かれやすい「なぜこの職種なのか」「なぜこの業界なのか」「この会社で何をしていきたいのか」については、事前に用意をしておきましょう。
一般的な面接対策を紹介している記事もありますので、是非参考にしてみてください。
業界ごとによく聞かれる質問などもありますので、事前に調べて対策しておくと安心です。
まとめ
本記事では、スポーツ好きな人におすすめの仕事について解説しました。
スポーツに関する仕事について、以下の4つの軸に分けて、具体的な仕事を紹介しました。
- 「する」ことが好き
- 観戦・分析が好き
- 人を育てることが好き
- サポートすることが好き
スポーツ業界は平均年収が高く、今後も盛り上がっていく業界です。
そのため、就職の難易度も高まっていく可能性があります。
自分の好きなことやスキル・資格などを踏まえて、どの仕事・どの職場で働くのが最適なのかを選択していきましょう。