【企業分析】株式会社デジタルハーツ・ビジュアルの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/7/23更新
はじめに
株式会社デジタルハーツ・ビジュアル(以下、デジタルハーツ・ビジュアル)は、組織の再編などによって、株式会社デジタルハーツホールディングスの傘下となり、現在は株式会社デジタルハーツ(以下、デジタルハーツ)として、総合デバッグ・テストサービスとセキュリティ事業を行っています。
デジタルハーツは、東京都新宿区に本社を構え、主となるゲームデバッグ事業では、約8,000名の登録テスターや8,000を超える検証機材を強みとし、国内外合わせて16拠点のテストセンターを持ち合わせています。
この記事では、デジタルハーツ・ビジュアル(デジタルハーツ)の企業研究を行うために必要な会社概要などの基礎知識や社風、働き方などを紹介します。
併せて、就職難易度や選考対策についても解説しているので、以下のような就活生はぜひ最後までご覧ください。
- デジタルハーツではどのような仕事をしているのか知りたい
- デジタルハーツの就職難易度を知りたい
- デジタルハーツの選考対策をするときのポイントを知りたい
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この記事の結論
この記事の結論ですが、デジタルハーツ・ビジュアル(デジタルハーツ)の就職難易度について参考となりそうな明確なデータは、ウェブサイト上にはありませんでした。
デジタルハーツでは、現在正社員の募集は行われておらず、就活生が活用する各種就職情報サイトへの情報の掲載もありません。
公式ウェブサイトによると、アルバイトや契約社員の募集は行われているようです。
しかし、採用大学群についての情報はなく「未経験者歓迎」という記載もあることから、大学やスキルに関するフィルターはないものと考えてよいでしょう。
情報が少ない中ではありますが、採用を勝ち取るにはしっかりと企業研究・企業分析を行うのは大切です。
デジタルハーツのことを理解した上で「デジタルハーツでどのような仕事がしたいのか」「デジタルハーツで自分のどのような強みが活かせるのか」を考えるようにしましょう。
企業分析を行うと同時に、自己分析を進めると自分の強みが把握でき、自己PRの際に役立ちます。
また、WEBサイト上で情報を集めることに加え、積極的に会社説明会に参加するなどして最新の情報を集めると参考になるでしょう。
デジタルハーツでは「ゲームテスター」「ローカライズテスター」「カスタマーサポート(日本語・外国語)」の3つの職種でアルバイトや契約社員の募集が行われていますが、どの職種においても「ゲームへの興味」が求められています。
ゲームのスキルが高いかどうかではなく、興味を持ち、仕事に取り組めるかという点が重視されているのです。
各種研修などのサポート体制は整えられているため、努力する姿勢と学びたいという強い意思があれば、スキルアップが叶う環境だと考えられるでしょう。
次の章からは、デジタルハーツの内定に向けた内容や、その他就活に役立つ情報を紹介します。
デジタルハーツ・ビジュアル(デジタルハーツ)について
出典元:株式会社デジタルハーツ
会社概要
デジタルハーツ・ビジュアル(デジタルハーツ)は、ゲームの不具合を検出し、報告する「ゲームデバッグ」事業を主として行っている企業です。
他には以下のような事業もゲーム業界に向けて行っています。
- カスタマーサポート翻訳
- LQAなどのローカライゼーションサービス
- マーケティング支援
ゲームデバッグでは、多くの登録テスターや検証機材を強みとし、国内12拠点、海外4拠点のテストセンターを持っています。
これらの強みを活かして、有名なシリーズもののゲームも含む多種多様なゲームタイトルの品質向上を支援しているのです。
現在では、国内トップのデバッグ委託業者としての確固たる地位を築いている企業だと言えるでしょう。
さらに、昨今では海外にコンテンツを展開する際に必要な「ローカラーゼーションサービス」にも注力しています。
ローカライゼーションサービスとは、ゲームテキストの翻訳や翻訳された内容の品質のチェックなどで、海外に目を向けた企業であることが分かるでしょう。
また、カスタマーサポートでは日本国内のサポートはもちろん、14言語以上の外国語に対応しており、外国人のユーザーに対するサポートも充実しています。
ゲーム業界は、従来のゲーム製作会社に加えIT企業などの異業種が参入する、クラウドゲーミングが拡大するなどの変革の時代を迎えています。
「様々な変化にも柔軟に対応し、ユーザーが安心してゲームを楽しめるようにするのが使命」との考えから、日々努力を続けています。
また、最高品質のものを提供するには、一人ひとりの社員が「“品質”に対しては妥協を許さず、とことんこだわることが大切」という文化が根付いた企業です。
全員が一丸となり、技術の向上と追求に努めています。
各事業別の売上規模
デジタルハーツの各事業別の売上規模について、ウェブサイト上には情報が見当たりませんでした。
各事業セグメントの解説
デジタルハーツの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
ゲームテスター |
|
ローカライズテスター |
|
カスタマーサポート(日本語・外国語) |
|
デジタルハーツは、ゲームデバッグを中心に、ゲームに関する様々な事業に取り組む企業です。
ゲームを楽しむ人が、快適にそして安全にゲームが楽しめることを大切に考え、バグの解決から実際にゲームをする際のカスタマーサポートまで幅広く行っています。
また、親会社であるデジタルハーツホールディングスは「デジタル社会の安心・安全を守ること」を目指しており、デジタルハーツの他にも多数の子会社を抱えています。
それらの子会社では、以下のような事業を行っています。
- マーケティング
- IPライセンシング
- ゲームの企画
- 日本最大級の総合ゲーム情報サイト「4Gamer.net」などのゲーム情報サイトの運営
- SESサービス
ゲームを作り出すところから、ユーザーが安心してゲームを楽しむところまでをそれぞれの子会社で分担し事業が行われているのです。
それぞれの事業内容やこだわりなどは以下のページで確認できます。
ぜひ確認しておいてください。
デジタルハーツ・ビジュアル(デジタルハーツ)で働いている社員は?
平均勤続年数は?
デジタルハーツの2023年9月時点における平均勤続年数は4.01年です。
また、この結果が「正社員」のものなのか「アルバイト」のものなのかは分かりませんでした。
ゲームデバッグの平均勤続年数は2〜3年という声もあるため、平均と同程度もしくは少々長い勤続年数と言えるでしょう。
平均年収は?
デジタルハーツの公式ウェブサイト上では平均年収について公開されていませんでした。
ゲームデバッグの平均年収は557.6万円とのデータがありますが、これは正社員の場合の平均年収です。
現在、デジタルハーツでは正社員の募集は行われていないことから、この年収よりは少ない金額になる可能性が高いでしょう。
平均残業時間は?
デジタルハーツの公式ウェブサイト上では、従業員の平均残業時間は公開されていませんでした。
バグが見つかった場合や締め切りが近い場合には残業時間が多くなる可能性があります。
しかし、近年では過度な残業を避ける動きも見られ、残業時間は雇用形態やプロジェクトによっても異なる可能性があるため企業の生の声を聞くのが確実でしょう。
平均ボーナス額は?
デジタルハーツの公式ウェブサイト上では、平均ボーナス額は公開されていませんでした。
ボーナスの有無は企業によって異なり、その金額も様々です。
採用情報の給与欄には、賞与の文字がなかったため、ボーナスは出ない可能性があります。
どんな文化なの?
デジタルハーツは、業界未経験のスタート率が95%と、特別なスキルを持ち合わせているかというよりも「ゲームが好き」な気持ちを大切にしている企業です。
初心者でも、研修やeラーニングシステムを通じて業務についての知識を学べる環境が整えられています。
初心者からでも働きやすい反面、アルバイトや契約社員といった働き方が多いため、正社員同様の責任や業務が求められる可能性もあるでしょう。
52.8%の人はデジタルハーツでの仕事以外に仕事をしており、副業についても認められています。
シフトについても、働く場所によって異なるため、自分のライフスタイルに合った働き方が見つけられるでしょう。
髪型や髪色、服装についても決まりはありません。
正社員ではないという部分も大きいかと思いますが、縛りが少なく、比較的自由な社風であることがうかがえるでしょう。
こうした背景から、ゲームに興味や関心がある人や安心で快適なゲームを届けたい人が向いていると言えます。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
ゲームデバッグ業界の中でのデジタルハーツの立ち位置をご紹介します。
売上高を競合他社と比較すると低い位置ですが、デジタルハーツでは未経験者からでもゲームデバッグに関する仕事を始められ、正社員雇用のチャンスも設けられています。
理由として、以下のような要因が考えられます。
未経験者95%
デジタルハーツはゲームデバッグ業界において、世界的にも名の知れたブランドでありながら、業界未経験からのスタート率が95%という企業です。初心者であっても、スキルアップできるサポート体制が充実しています。今持ち合わせているスキルよりも「ゲームが好き」「ゲームデバッグの仕事がしたい」という思いが大切にされているのがうかがえるでしょう。
圧倒的なシェア率
デジタルハーツは約8,000名の登録テスターや8,000を超える検証機材を強みとし、国内12拠点、海外4拠点のテストセンターを持ち合わせています。これらを利用しゲームデバッグ事業に尽力していますが、2022年度の「家庭用ゲーム売上ランキングTOP100における関与率」は84%と非常に高い数字を叩きだしています。
グローバルな環境
デジタルハーツは、日本のみならず海外にも目を向けた事業を展開しています。海外拠点が設立されているだけでなく、ローカライゼーションサービスでは現地の文化や習慣に精通した人材がサービスを提供しています。語学スキルや生育環境を活かしながらグローバルな環境で働くことが可能です。自分の強みを活かしながら、ゲーム業界に携わることができる企業だと考えられるでしょう。
これらの要素により、デジタルハーツはゲームデバッグに関する企業の中でも未経験者からでもゲームデバッグ事業に挑戦しやすく、業界で圧倒的な存在感を誇る企業だと言えるでしょう。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2023年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
株式会社デジタルハーツ | 160億円3,200万円 | 非公開 | 53 | 未経験者に優しい社風 |
ポールトゥウィン株式会社 | 400億円8,000万円 | 298万円~819万円(職種によって異なる) | 54 | 風通しの良い社風 |
株式会社クリーク・アンド・リバー社 | 441億2,100万円 | 457万円 | 54 | 新規のサービスやビジネスを自分で作り出せる社風 |
株式会社SHIFT | 202億円9,000億円 | 644万円 | 53 | 効率化を重視する社風 |
デジタルハーツの新卒募集要項について
以下に、デジタルハーツの新卒募集要項についてまとめました。
現在、デジタルハーツでは「正社員」の募集は行われていません。
公式ウェブサイトによると「アルバイト」もしくは「契約社員」の募集が行われているようです。
また全国に支店があるため、自分の希望する場所に応募できます。
業種や勤務地、雇用形態によって、給与や福利厚生、勤務時間など全てが異なるため、自分が希望する勤務地の情報を実際に以下のウェブサイトから確認するのをおすすめします。
求める人材
デジタルハーツが「求める人材像」として具体的に掲げている人材像はありません。しかし、企業理念や社風を鑑み、考えられる「デジタルハーツが求める人材像」は以下の通りです。
- 未経験でも、ゲームが好きで努力ができる人
- 学習意欲が高い人
- 協調性がある人
- グローバルな視点を持つ人
デジタルハーツで働く人たちは、業界未経験者がほとんどです。
今、特別なスキルを持ち合わせていなくても働くことができますが、ゲームが好きなことや高い学習意欲を持ち学び続ける姿勢が求められています。
また、ゲームデバッグは一人で行うのではなく、周囲と協力しながら行う作業も多いものです。
コミュニケーション能力や周囲とのチームワークも大切でしょう。
さらに、日本国内だけでなく海外にも目を向ける意識も持ち合わせているとよいでしょう。
エントリーシートや面接では「この就活生は企業の適している人材か」を見られます。
企業が求める人材像を念頭に置いて、選考に臨みましょう。
新卒採用のフロー
デジタルハーツの公式ウェブサイトには、詳細な選考フローの記載はありませんでした。
また、応募できるのは公式ウェブサイトの採用情報ページからのみです。
自分が希望する職種の応募画面から応募したのち、担当者からメールで連絡が入ります。
面接日程の予約方法は応募拠点によって異なるため、担当者からのメールで詳細を確認してください。
採用大学
デジタルハーツの採用大学の実績は公開されていませんでした。
しかし、未経験者歓迎と謳っていることからも、いわゆる学歴フィルターは存在しないと考えられるでしょう。
ただし、中には高い偏差値の大学からのライバルや特別なスキルを持ち合わせたライバルが存在すると考えられるため、油断は禁物です。
エントリーシートや面接の対策、自己分析を丁寧に行い、内定獲得を目指しましょう。
就職偏差値・難易度
ここまで解説してきた内容を踏まえて、デジタルハーツの就職偏差値・難易度をみてみましょう。
結論として、低〜中程度と考えられます。
その理由は以下の3つです。
- アルバイト、もしくは契約社員の募集のみ
- 未経験者歓迎で、学歴フィルターがない
- 全国に支店が多い
募集されているのがアルバイトや契約社員のみであるため「正社員として」ゲームデバッグ事業がしたいと考える就活生は、選ばない企業とも考えられます。
そのため、正社員の募集が行われているゲームデバッグ事業を行う企業と比較すると、採用難易度は高くないでしょう。
学歴フィルターは存在しませんが、アルバイトや契約社員といった雇用形態のみの募集、未経験者歓迎という社風のため、競争率が激しいとは考えにくいでしょう。
しかし、デジタルハーツでは「正社員登用300名以上」との記載もあり、年に2回正社員登用のチャンスがあります。
研修機会を有効活用し、努力を続けながらスキルアップしていけば、いずれ正社員としてゲームデバッグの第一線で活躍できるかもしれません。
「正社員の募集ではないから」「学歴フィルターがないから」と安心するのではなく、事前の準備を綿密に行い、他の就活生との差別化を図ることでより採用に近づくことができます。
まとめ
デジタルハーツ・ビジュアルは、組織の再編によってデジタルハーツホールディングスの傘下となり、ゲームデバッグ事業で高い実績を持つ企業「デジタルハーツ」となりました。
デジタルハーツでは、「ゲームが好き」「安心で快適なゲーム環境を提供したい」という気持ちを大切に、事業を展開しています。
また、95%が業界未経験者の企業であることから、未経験者が着実に知識を身につけられるサポート体制が整っています。
今現在ゲームデバッグに関する知識がなくても、入社後の研修やeラーニングシステムを有効活用すれば、十分スキルアップできると考えられるでしょう。
また、海外にも目を向け、事業を行っているため「語学スキルを活かしたい」「海外との繋がりを大切にしながら働きたい」という就活生にもおすすめです。
学歴フィルターはなく、未経験者歓迎の社風で、現在は「アルバイト」か「契約社員」の募集のみとなっています。
しかし、正社員登用のチャンスが年2回設けられているため、努力次第では将来的に「正社員」として働けるかもしれません。
また、全国に支社があり、それぞれ勤務体制や雇用形態が異なります。
自分の生活に合わせた場所で、自分に合った働き方ができるのはメリットと言えるでしょう。
髪型や髪色、服装についても規定がないため、自分の個性を大切にしながら働ける環境です。
正社員の募集がないことや学歴フィルターがないこと、未経験者歓迎の社風からも、競争率は高いとは考えにくいですが、中にはスキルを持った高学歴のライバルがいる可能性もあります。
デジタルハーツの内定を勝ち取りたい就活生は、企業分析や自己分析をしっかりと行い、対策を練っておくとよいでしょう。