就活における3月の忙しさの対応法解説
2024/7/23更新
はじめに
就職活動が最も忙しくなる時期として3月が挙げられることが多いです。
大学生の場合、大学の講義や活動などに加え、就職活動も始まるとなると毎日多忙を極めます。
そんな就職活動が忙しくなる3月を乗り切るために、この記事では対応法を徹底解説していきます。
なぜ3月になると就職活動が忙しくなるのか、就職活動を乗り切るための準備対策なども合わせてご紹介しますので、就職活動を成功で終わらせたい就活生の方はぜひ最後までお読みいただき、参考にしてください。
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就職活動は3月から本格化
就職活動は例年、3月から本格化が始まるとされており、各企業が企業説明会やOB・OG訪問を開始し始めます。
選考自体が始まるのは6月頃が多いですが、エントリーの申込は3月中で締め切る企業もあるため、3月には就職活動を始めていかなければ後々苦労するでしょう。
政府が主導している就職活動におけるルールでは、3月1日に説明会などの広報活動が始まり、6月1日以降に選考活動を開始します。
このことから見ても、3月から就職活動が始まってくると考えてください。
しかし、就活サイトの集計情報によると、2024年卒の就活生の8割近くは6月1日を迎える前に企業から内々定を貰っているとのことです。
つまり、就職活動も早期化していると考えられます。
政府の発表するルールを守る企業もありますが、強制力はないため多くの企業は独自のタイミングで採用活動をしているのが現状です。
3月の時点で選考活動を始めている企業も決して少なくはないため、3月が忙しくなるのも至極当然の結果と言えるでしょう。
就職活動が3月から忙しくなる理由
ここでは就職活動が3月から多忙化する理由を詳しく解説していきます。
忙しくなる理由を把握し、前もって準備する意識を高めていきましょう。
企業の多くが3月から選考活動を開始するため
冒頭でも説明した通り、企業の多くが3月から選考活動を開始します。
主に企業説明会や採用ページの公開、エントリーの受付など選考の前段階となる段取りからスタートします。
大学でも合同説明会が始まるなど、一気に就職活動が進み始め、街中でもスーツ姿の就活生を見かけるようになるでしょう。
ベンチャー企業や一部の企業は3月よりも前の時期に選考活動を始めることが多く、すべての企業が3月から選考活動を始めるわけではありません。
自分が就職したいと考えている企業の選考がいつから始まるのかは、予め確認しておくことが重要です。
学生側も3月から動き始めるため
3月になると多くの学生が就職活動を開始します。
大学でも就活課を活用する学生が増えたり、大学が実施する合同説明会に参加したりする学生が増え始めます。
そのような就職活動に本腰を入れ始める学生が増え始めると、自分も就職活動を開始しなければならない気持ちに駆られることが多いです。
周りが動いているから自分も動かなければならない、という雰囲気になり、結果として多くの学生が就職活動を3月から始めます。
もちろん学生によって開始時期は異なりますが、就活解禁日となる3月に動き始める学生が多くなるのは当然と言えるでしょう。
選考活動が4月以降に設定されることが多いため
企業の多くは4月〜6月以降に選考活動を始めることが多いです。
政府の採用ルールを守っている企業なら6月から選考が始まります。
その前に企業は説明会などの広報活動を終わらせておく必要があるため、解禁便の3月1日から活動が本格化し始めます。
広報活動から選考活動までの猶予期間は3ヵ月と考えると、余裕があるように感じるでしょう。
ですが、就職活動では1つの企業だけでなくいくつもの企業を調査し、選考を受けることが多いです。
就活サイトが調べた統計によると、就活生1人あたりがエントリーした企業数は2022年卒社で27.1社、売り手市場と言われた2024年卒者でも23.2社と20社を超えています。
このうちエントリーした時期は3月が80%以上を占めており、3月が最も忙しくなる理由の一因となっています。
実際に選考まで進む企業は15社前後で落ち着くデータも出ていますが、企業の精査も考えると入念な調査が必要となるでしょう。
結果、3月は企業説明会に参加してエントリー、企業研究、選考を受ける企業の選別など様々な活動が必要になり忙しくなるわけです。
就職活動が忙しくなる学生側の要因
3月に就職活動が忙しくなるのは、企業側の選考活動本格化だけが原因ではありません。
学生側にも何らかの原因があり、就職活動が忙しくなるケースが多いです。
就職活動が多忙化しやすい学生の特徴を見てみましょう。
大学の単位が多数残っている
大学生の本分は学業ということもあり、大学での授業を受けながら就職活動をする学生がほとんどとなります。
そんな中、大学で取得しなければならない単位が十分に取得できていない場合、大学の授業に追われて就職活動に充てられる時間が満足に取れないケースが出てきてしまいます。
せっかく内定を得ても、単位が足りずに留年することになっては元も子もないため、大学の単位は就職活動前に極力取り切ってしまうことが重要です。
大学3年が終了した時点で残り数単位くらいだと、就職活動に割けられる時間も多くなるでしょう。
そういう意味では、就職活動の準備は大学生活開始時点から始まっていると言っても過言ではありません。
計画性を持って単位を取得していき、就職活動に備えてください。
就職活動の準備が不足している
純粋に就職活動の準備が足りておらず、3月の本格化の時期に慌ただしくなる就活生が一定数います。
企業によっては選考活動が6月より前の時期から始まることもあり、選考対策を実施しながら企業説明会やエントリーなどをするケースもあります。
選考対策は一夜漬けでできるものではなく、入念な対策が必要で時間を要することが多いです。
大学の授業、企業説明会やOB・OG訪問に参加しながら選考対策も進めていくとあれば、多忙になるのも自然な流れと言えるでしょう。
3月になって慌ただしくならないように、3月を迎える前からある程度就職活動の準備を進めることをおすすめします。
どのように準備を進めるかは後程解説します。
アルバイトやサークルなどの外部活動が多い
大学の授業と就職活動以外に何か活動をしている学生は忙しくなりやすいです。
活動の一例では大学のゼミ、アルバイト、サークル活動などが挙げられます。
ゼミやサークル活動は4年生になると集大成ということもあり、一層力を入れる学生も多いです。
そのため毎日活動することもあり、中々就職活動に時間を割くことができない状況が続きがちになります。
アルバイトは生活費や学費のためにシフトを多く入れている学生もおり、調整が難しかったりします。
1日で活動できる時間は限られていますので、時間の使い方が重要になってくるでしょう。
就職活動を楽観視している
就職活動を楽観視して大した準備をしてこなかった学生が3月になって慌ただしく動き始めるケースが存在します。
周りが動き始めている中、なんとかなると考えて何もしていない場合に起こり得ます。
就職活動を深刻に考えすぎる必要はないですが、対策なしに内定を獲得できるほど甘くもないです。
楽観視はせず、就職活動に対していつでも始められる準備と心構えはしておくべきでしょう。
3月の忙しさを乗り切る対策法
ここでは就職活動によって忙しくなる3月を乗り切るための対策法を紹介していきます。
自分にできそうな対策法がないか確認し、心身を休めながらゆとりを持って就職活動ができるようにしていきましょう。
就職活動に注力できる環境を整える
就職活動に集中できる環境を作ることで、忙しくても就職活動を乗り越えられるようになります。
例えば家では就職活動に集中できるようにゲーム機を視界から遠ざける、ついSNSを見て時間を潰さないようにスマートフォンの使用を制限する、少しでも就職活動に時間を充てられるように通学手段を自転車からバス・電車にして通学中に就活本を読むなど自分なりに環境を構築してみてください。
どんな些細なことでも良いので環境を整えると、就職活動に対するやる気も向上していきます。
できることから少しずつ適した環境を形成していきましょう。
適度に休憩を取る
就職活動で忙しいからといってずっと活動し続けると疲れが溜まり、体調を崩してしまう他、集中力もなくなって活動に身が入らなくなります。
忙しい中でも適度に休息を入れ、リフレッシュして就職活動を続けていくことが3月を乗り切るコツです。
休息時に特に意識して欲しいのが、就職活動を一切考えないことです。
就職活動のことを考えると不安や焦りがよぎってしまい、思うようにリフレッシュができない可能性が生じます。
休息を取る時は就職活動のことは忘れて心身ともにリフレッシュしてください。
大学の単位やゼミなどをある程度終えておく
就職活動に注力できる環境を整えることの一環として、大学の単位を極力取得しておく・ゼミ活動に目処をつけておくなど対策をしておきましょう。
特に単位は大学卒業にも関わるものなので万が一取り切ることができなかった場合、大変なことになります。
大学の授業やゼミをある程度終わらせておけば、その分就職活動に専念できるため、1年のうちから計画を立てて大学生活を過ごしてください。
例として大学4年になる頃には、4年次でしか取得できない科目以外の単位はすべて取り終えているのが理想です。
必要最低限の単位だけ取れれば良いという状況にしておけば、精神面でもゆとりを持って就職活動に臨めます。
アルバイトは控え目にしておく
アルバイトをしている方は、忙しくなる間だけでもアルバイトのシフトを減らせないか検討しましょう。
生活費や学費などやむを得ない事情があり、どうしてもシフトを減らせない場合は仕方ないですが、就職活動はその後の一生を左右しかねません。
一時のアルバイトを優先し、就職活動がまともにできず就職に失敗することがあっては本末転倒です。
アルバイト以外にも当てはまりますが、物事に優先順位をつけて動いていきましょう。
就職活動に専念したいため、シフトを減らすよう社員に相談してみましょう。
あなたにとって大事なことですので、遠慮することなく臆せず伝えてください。
就職活動の準備対策
忙しくなる3月を少しでも楽に乗り切るために、就職活動の準備対策を事前に実施しておきましょう。
ここではすぐに始められる準備対策をいくつか紹介していきますので、参考にしてください。
就活サイトに登録しておく
就職活動を行うにあたって、就活サイトの活用は現在当たり前になってきています。
有名な就活サイトの利用率は80%を越えており、現代の就職活動において就活サイトは欠かせないツールと言えるでしょう。
就活生の多くは就職活動が始まると同時に就活サイトに登録しますが、登録時にプロフィール設定をしたり、興味のある企業についての情報を入れたり、企業に見せるための自己PR紹介文を記載したりと、入力情報が多いケースが結構な確率であります。
就活サイトの入力だけで何時間もかかる場合もある他、登録する就活サイトが数種類に及ぶ場合もあるでしょう。
就活サイトに登録してはじめて就職活動のスタート地点に立てるようなものなので、3月になってから就活サイトに登録するのは正直遅いです。
3月を迎える前に使いそうな就活サイトをすべて登録しておき、3月にスタートダッシュが決められるようにしておきましょう。
大学の就職課に出向き、相談体制を整えておく
就活サイト以外では大学の就職課(キャリアセンター)を活用する就活生も多いです。
就職課では学生の進路相談や企業の説明会の案内をはじめ、選考対策、企業の紹介、カウンセリングなど様々なサポートをしてくれます。
特にその大学にしか来ない企業からの求人が出ることもあり、内定に繋がるきっかけも生まれるかもしれません。
大学の就活課は大学に在籍している学生なら誰でも無料で利用できるため、ぜひとも活用したいところです。
しかし、3月になってから就活課に初めて訪れても、他の学生の相談で埋まっていて満足に利用できない可能性もあります。
そうならないためにも早めに就活課に顔を出しておき、相談やアドバイスを受けておきましょう。
また、大学によっては1年生の時期から就活相談を受け付けている就活課も存在しており、そういった大学ではインターンシップの紹介をしてもらったり、早めのキャリア形成相談を受け付けてもらうことが可能です。
就職活動を早めに見据えているのであれば、早いうちから就活課の利用を検討してみてください。
自己分析を始めておく
就職活動が始まるとともに選考対策も始める学生が増えてきます。
しかし、企業のエントリーや説明会に参加しながら選考対策まで進めていくのは負担が大きく、時間も取れないことが多くなりがちです。
そこで選考対策を前もって進めておくと、3月に余裕が生まれてくるでしょう。
企業の選考フローでは必ずと言っていいほどエントリーシートや面接があります。
そのエントリーシートや面接では自己PRや学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)などが聞かれることが多く、これらの質問に答えるためには自己分析が欠かせません。
自己分析は自分のこれまでの経験や出来事をただ振り返るだけではなく、何をどのように考え、経験の中でどのようなことをしたのか、どんな壁に直面してどのように乗り越えたのか、経験から学んだことはないか、経験から得たものを仕事にどう活かしていくのか、など細かく回答できるレベルまで掘り下げる必要があります。
自己分析を徹底して行おうとすれば、それ相応の時間がかかることが予想されるため、3月に開始するのだと遅いです。
性格検査を行い自分の性格や考え方を把握しておく、どんな体験をしてきたのか書き出すなど簡単なことからでも良いので3月に入るまでに少しずつ自己分析を始めておきましょう。
適性検査や面接対策を始めておく
自己分析と同様、他の選考対策も始めておくことをおすすめします。
選考ではSPIのような適性検査を設ける企業も増えてきており、適性検査で学力のある学生を絞ろうとしてきます。
SPIのような学力テストは中学校レベルまでの出題範囲が多いですが、解き方が分からなければ苦戦することも多いです。
また、問題数が多く制限時間が短いため、素早く問題を解く能力が求められます。
そのため対策なしに適性検査を受検すると、制限時間内に終わらず思うように得点を稼ぐことができない可能性が生じます。
問題を素早く解くためには問題に慣れておく必要があり、それ相応の対策が必要となるでしょう。
SPIやテストセンターなどは書店で販売されている参考書や問題集で対策が可能です。
しかし、3月の忙しい時期に問題集を解いている時間を作るのは難しい他、適性検査は反復練習によって問題を解くスピードを上げるのが有効なので早め早めに対策を始めることを推奨します。
面接対策も緊迫した雰囲気の中、自分のPRや質疑応答をしていくため緊張で自分の力を発揮できないケースが多いです。
面接の練習を就活課でするなど対策を早めに取って慣らしていきましょう。
自分の志望する業界を探しておく
就職活動の対策の一環として業界研究も進めておくと、3月の就職活動がスムーズにいきやすいです。
自分が将来進みたい業界に目処がついていれば、どの業界や企業にエントリーするべきか迷わずに済みます。
3月になってあちこち業界や企業を見ていると、説明会だけで何十社と見ることもあり、膨大な時間と労力がかかることもあります。
視野を広げるために様々な業界・企業を見て周るのは決して悪いことではありませんが、ある程度進みたい企業を絞っていかなければ選考対策に間に合わない可能性も出てくるでしょう。
自分の進みたい業界や企業を予め絞っておき、3月に就職活動を始めたらその業界を中心に見て回ったりエントリーしたりすると円滑に就職活動が進むでしょう。
3月までにインターンシップに参加する、将来どのような仕事をしたいのか考えておくなど少しずつ行動を起こしていきましょう。
就職活動の変動に注意する
就職活動は時代とともに変化しつつあります。
昔と比べて採用活動自体が早まっており、就活生も早期対策が求められることが増えています。
現在は3月が解禁日のため3月が多忙化しやすいですが、今後は解禁日が変更され忙しくなる時期も変動する可能性があるでしょう。
そういった就職活動の変化にアンテナを張っておき、臨機応変に行動することが就職活動の成功に繋がります。
忙しくても焦らず計画性を持って行動しよう
3月になると就職活動が忙しくなり、どうしても焦りや不安が襲ってきます。
周りが選考状況が上手くいったり、内定が出たりする中、取り残されると気にしてしまうことも多くなるでしょう。
しかし、人によって就職活動の進捗は大きく変わります。
早期に内定が決まったから優秀というわけではなく、自分が納得して働ける企業に出会うことが大切です。
3月の時点で就職活動が忙しくて焦りが生まれても気にし過ぎず、自分のペースで就職活動を進めて納得のいく就職活動をしていきましょう。
まとめ
就職活動では企業の多くが広報活動を始める3月が最も忙しくなります。
同様に就活生側も就職活動に専念し始め、毎日企業説明会や選考対策に追われやすくなります。
3月の多忙時期を乗り切るために、この記事で挙げた対策法を1つでも良いので試してみてください。
早め早めの準備をすることで、3月の忙しい時期を乗り越えやすくなるでしょう。
また、3月を乗り切ったからといって就職活動が終わるわけではありません。
むしろこの後に選考を実施する企業が多いため、選考に向けた体力・気力を残しておく必要があります。
辛くなったら適度に休みを取って自分のペースで就職活動を進めていきましょう。