【就活生必見】6月から就活を始めても大手企業への内定は難しい?まだ間に合う理由を解説
2024/7/24更新
はじめに
就活シーズンが本格化する3月を過ぎ、6月になってから就活を始めようと考えている学生もいるでしょう。
そんな中、「6月からでは遅すぎるのではないか」「大手企業への内定は無理なのではないか」と不安を感じる方は多いです。
この記事では、6月からの就活で大手企業への内定を目指す際の現状と対策について詳しく解説していきます。
本記事は、以下のような悩みを持つ就活生を対象としています。
- 6月から就活は遅い?
- 就活を6月からスタートして大手採用は無理?
- なんとか6月から就活を始めて大手に内定をもらう方法はない?
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大学生の就活スケジュール概要
大学生の就活スケジュールは、一般的に以下のような流れです。
ただし、企業や業界によって多少の違いがあることに注意してください。
- 3年生の3月頃:
就活が本格的にスタートします。この時期から企業説明会や合同企業セミナーが開催され始めます。多くの学生がこの時期からエントリーシートの作成や自己分析を始めるのです。 - 3年生の6月頃:
インターンシップへの参加が始まります。夏季休暇を利用して、多くの学生が様々な企業のインターンシップに参加します。 - 4年生の3月1日:
従来は、この日から企業の採用広報活動が解禁されていましたが、現在は各企業が独自のスケジュールで採用活動を行っています。 - 4年生の6月1日:
従来は、この日から企業の選考活動が解禁されていましたが、現在は各企業が独自のスケジュールで選考を行っています。多くの企業が、この時期から面接などの本格的な選考を開始するでしょう。 - 4年生の10月1日:
従来は、この日から内定式が行われていましたが、現在は各企業が独自のタイミングで内定を出しています。多くの学生がこの時期までに内定を獲得しています。 - 4年生の12月~3月:
まだ内定を獲得していない学生向けに、第二新卒採用や通年採用を行う企業もあります。
就活の早期化が進んでおり、3年生の秋頃からインターンシップや選考を開始する企業も増えているのが近年の傾向です。
また、通年採用を導入する企業も増加しており、従来の一括採用のスケジュールにとらわれない、柔軟な採用活動になってきました。
就活生は、こうした全体的なスケジュールを把握しつつ、志望する企業や業界の個別のスケジュールにも注意を払う必要があります。
インターンシップへの参加や早期からの情報収集、自己分析などの準備を怠らないことが重要です。
6月からの就活で大手企業への内定は無理?
結論から言えば、6月からの就活でも大手企業への内定は決して不可能ではありません。
ただし、早期化が進む現在の就活事情を考えると、厳しい面があることは否定できません。
大手企業側も採用に苦戦している
2024年3月卒業予定の大学生・大学院生の内々定獲得率は、2023年4月末時点で既に64.3%に達しており、前年の56.9%を上回っています。
さらに、4人に1人(25.8%)の学生がすでに内定を獲得し、就活を終了しているという調査結果もあります。
このような状況下で、多くの企業の人事担当者が、2024年卒学生の採用について「難しい」(47.3%)または「やや難しい」(34.2%)と回答しているのです。
合わせて8割以上の企業が採用に苦戦していることがわかるでしょう。
上記のデータは、多くの学生がすでに内定を獲得している可能性が高いことを示唆しています。
しかし、ここで諦めてしまうのは早計です。
実は、このような状況だからこそ、6月からの就活にもチャンスがあります。
多くの大手企業が採用に苦戦している現状を踏まえると、6月以降も継続して採用活動を行う企業が増えている可能性が高いからです。
ある調査結果は、20代の通年採用を「既に実施している」と回答した企業が半数(50.1%)、「検討している」と答えた企業が2割超(23.2%)と示しています。
6月以降に選考をスタートする大手企業もある
6月を過ぎても、一部の大手企業や金融系の企業は選考を開始するスケジュールを組んでいます。
じっくりと時間をかけて、優秀な人材を見極めようとしているからです。
したがって、6月からの就活であっても、的確に応募先企業へアプローチすることで内定獲得のチャンスを掴めるでしょう。
さらに、2025年卒以降の採用スケジュールについては、インターンシップからの選考直結が実現する可能性が高まっています。
条件を満たすインターンシップに参加した学生の情報を、採用選考時に利用できることが認められたためです。
このような変化を踏まえると、6月からの就活であっても、インターンシップへの参加を通じて大手企業への道は開かれるでしょう。
それでも、6月からの就活で大手企業への内定を目指すには、戦略的なアプローチが必要です。
自己分析と業界研究を徹底的に行い、自分の強みと志望業界・企業のニーズをしっかりと把握してください。
そのうえで、まだ採用を継続している企業や、6月以降に選考を開始する企業を中心に、効率的にエントリーしていくことが求められます。
通年採用している企業もある
通年採用を実施している企業にも注目しましょう。
これらの企業は、一括採用では出会えない候補者と出会えるチャンスや、留学生・既卒者の採用にも対応できることにメリットを感じています。
自分の強みや経験を活かせる企業を見つけ、積極的にアプローチすることで、内定獲得の可能性を高めることができるでしょう。
さらに、インターンシップへの参加も重要な戦略です。
特に、長期インターンシップや実践的なプログラムを提供している企業に参加すると良いでしょう。
業界や企業への理解を深めるとともに、自身のスキルや適性をアピールする機会を得ることができます。
2024年6月に選考をしている大手企業一覧
以下は、2024年6月以降に選考を行う大手企業の一覧です。
各社の公式ホームページへのリンクも併せて掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
業界 | 企業名 | 選考時期 | ホームページ |
商社 | 双日 | 6月本選考 | 双日公式ホームページ |
金融 | 損害保険ジャパン | 8月16日 | 損保ジャパン公式ホームページ |
IT | 富士通 | 5月21日 | 富士通公式ホームページ |
建設・不動産 | 三井不動産 | 4月9日 | 三井不動産公式ホームページ |
建設・不動産 | 三菱地所 | 6月以降 | 三菱地所公式ホームページ |
建設・不動産 | 住友不動産 | 6月以降 | 住友不動産公式ホームページ |
建設・不動産 | 東急不動産 | 6月以降 | 東急不動産公式ホームページ |
建設・不動産 | 野村不動産 | 6月以降 | 野村不動産公式ホームページ |
小売 | ファーストリテイリング | 6月以降 | ファーストリテイリング公式ホームページ |
小売 | ジンズホールディングス | 6月以降 | ジンズホールディングス公式ホームページ |
食品 | ネスレ日本 | 6月以降 | ネスレ日本公式ホームページ |
食品 | アサヒ飲料 | 6月以降 | アサヒ飲料公式ホームページ |
食品 | 味の素 | 6月以降 | 味の素公式ホームページ |
食品 | キュービー | 6月以降 | キューピー公式ホームページ |
食品 | カゴメ | 6月以降 | カゴメ公式ホームページ |
保険 | 三井住友海上保険 | 6月以降 | 三井住友海上公式ホームページ |
保険 | かんぽ生命 | 6月以降 | かんぽ生命公式ホームページ |
保険 | 住友生命 | 6月以降 | 住友生命公式ホームページ |
航空 | JAL | 6月以降 | JAL公式ホームページ |
銀行 | 日本銀行 | 6月以降 | 日本銀行公式ホームページ |
自動車 | トヨタ自動車 | 6月以降 | トヨタ自動車公式ホームページ |
自動車 | ホンダ | 6月以降 | ホンダ公式ホームページ |
電機 | パナソニック | 6月以降 | パナソニック公式ホームページ |
電機 | ソニー | 6月以降 | ソニー公式ホームページ |
通信 | NTTドコモ | 6月以降 | NTTドコモ公式ホームページ |
通信 | KDDI | 6月以降 | KDDI公式ホームページ |
化学 | 住友化学 | 6月以降 | 住友化学公式ホームページ |
化学 | 三菱ケミカル | 6月以降 | 三菱ケミカル公式ホームページ |
製薬 | 武田薬品工業 | 6月以降 | 武田薬品工業公式ホームページ |
製薬 | アステラス製薬 | 6月以降 | アステラス製薬公式ホームページ |
鉄鋼 | 新日鐵住金 | 6月以降 | 新日鐵住金公式ホームページ |
鉄鋼 | JFEスチール | 6月以降 | JFEスチール公式ホームページ |
エネルギー | 東京電力 | 6月以降 | 東京電力公式ホームページ |
エネルギー | 関西電力 | 6月以降 | 関西電力公式ホームページ |
物流 | 日本通運 | 6月以降 | 日本通運公式ホームページ |
物流 | ヤマト運輸 | 6月以降 | ヤマト運輸公式ホームページ |
コンサルティング | 野村総合研究所 | 6月以降 | 野村総合研究所公式ホームページ |
コンサルティング | アクセンチュア | 6月以降 | アクセンチュア公式ホームページ |
ここまで紹介した企業は、まだほんの一部にすぎません。
6月以降に選考をしている大手企業はたくさんあるのだと、おわかりいただけたでしょう。
上記の一覧表を参考に、あなたが希望する業界や企業を探してみてください。
6月から就活を始めても大手企業の内定を得るためにやるべきこと
就職活動の早期化が進む中、6月から就活を始めるのは遅いのではないかと不安に感じる学生がいます。
しかし、大手企業への内定獲得は決して不可能ではありません。
むしろ、この時期だからこそできる効果的な就活戦略があるのです。
ここでは、6月から就活を始めて大手企業に内定されるために、やるべきことについて詳しく解説していきます。
現在の就活事情を把握する
まず、現在の就活事情を理解することが重要です。
HR総研の調査によると、2024年卒の採用において、大企業の47%が2024年2月までに内定出しを開始しています。
これは、多くの大手企業が早期に採用活動を進めていることを示しています。
それと同時に、半数以上の企業がまだ内定を出していないことでもあるのです。
つまり、6月からでも十分にチャンスがあるといえます。
自己分析をする
徹底的な自己分析が必要です。
自己分析は、就活の基礎となる重要なステップです。
自分の強みや弱み、価値観、興味関心を明確にすることで、志望動機や面接での自己アピールの説得力が増します。
自己分析をするには、自分史を作成したり、マインドマップを活用したりすると効果的です。
これらの方法を通じて自分自身を客観的に見つめ直し、自分の特徴や長所を再発見できるでしょう。
業界・企業研究をする
自己分析と並行して、業界研究と企業研究も進めてください。
一口に大手企業といっても、業界や企業によって求める人材像や企業文化は大きく異なります。
自分の適性や価値観に合った企業を見つけることが、内定獲得への近道です。
企業のホームページや就活情報サイト、OB・OG訪問などを通じて、できるだけ多くの情報を収集しましょう。
特に、各企業の採用スケジュールや選考方法については細心の注意を払う必要があります。
インターンシップに参加する
6月からの就活では、インターンシップへの参加がとても重要です。
多くの大手企業が夏季や秋季にインターンシップを実施しています。
参加することで企業理解を深めるとともに、自身をアピールする絶好の機会となるでしょう。
インターンシップの情報は6月頃から公開されることが多いので、遅れを取らないよう早めにチェックし、エントリーしてください。
たとえ夏季のインターンシップに参加できなくても、秋から冬にかけて実施されるプログラムもあります。
諦めずに情報収集を続けることが大切です。
通年採用している企業にも注目する
近年増加している通年採用にも注目しましょう。
通年採用を導入している企業では、年間を通じて応募や選考が可能です。
例えば損害保険ジャパンでは、2024年4月1日時点で満29歳以下の方を対象に通年採用を行っています。
このような企業なら、6月からの就活でも十分に内定獲得のチャンスがあります。
通年採用企業のリストを作成し、それぞれの企業の選考スケジュールや応募要項を確認しておくことがおすすめです。
エントリーシートと面接対策
就活において重要なのが、エントリーシートの作成と面接対策です。
6月からの就活では、早期に就活を始めた人と比べて準備に十分な時間を割くことができません。
エントリーシートは自己分析や企業研究の結果を踏まえ、各企業の求める人材像に合わせて丁寧に作成しましょう。
面接対策としては、想定質問への回答を準備するだけでなく、オンライン面接にも対応できるようにしておきましょう。
カメラの前での話し方や表情、背景などにも気を配る必要があります。
他人と比べない
6月からの就活には課題もあります。
多くの学生がすでに内定を獲得している中で、焦りや不安を感じやすくなるでしょう。
しかし、重要なのは他人と比較せず、自分のペースを保つことです。
就活は長期戦です。
焦って準備不足のまま応募するよりも、じっくりと準備を整えてから臨むほうが、結果的に良い成果につながります。
大手だけでなく中小企業にも目を向ける
大手企業だけでなく、中堅・中小企業にも目を向けることも重要です。
実は、多くの優良な中堅・中小企業が6月以降も積極的に採用活動を行っています。
中小企業であっても、大手企業とは異なる魅力や成長機会があることも多いです。視野を広げることで、自分に最適な企業と出会える可能性が高まります。
人脈を広げる
就活においては人脈の獲得も重要です。
OB・OG訪問や就活イベントへの参加を通じて、業界や企業の生の情報を得られるとともに、人脈を広げることが可能です。
特に6月からの就活ではこうした取り組みを通じて、まだ採用を継続している企業の情報を得られる可能性があります。
健康管理をおろそかにしない
健康管理と心のケアも忘れてはいけません。
就活は、精神的にも肉体的にもストレスの多い活動です。
特に6月からの就活では、周りとの進捗の差に不安を感じやすくなります。
定期的に運動をしたり、趣味の時間を設けたりすることで、ストレス解消を図りましょう。
ときには友人や家族、大学のキャリアセンターなど、周囲のサポートを積極的に活用することも大切です。
6月からの就活で大手企業の内定を獲得するには、効率的かつ戦略的な行動が求められます。
自己分析と企業研究を徹底的に行い、インターンシップや通年採用を活用し、エントリーシートや面接の準備に十分な時間を割くことが重要です。
同時に、中堅・中小企業にも目を向け、ネットワーキングを活用しながら、自分のペースを保つことが成功への鍵です
就活は確かに厳しい戦いですが、6月からでも十分に勝算はあります。
むしろ、この時期だからこそできる準備や戦略があることを忘れないでください。自分を信じ、粘り強く活動を続けることで、必ず道は開けます。
大手企業への内定獲得を目指して、今日から一歩ずつ前進していきましょう。
まとめ
本記事では、6月からの就活で大手企業への内定は無理なのかどうかについて解説しました。
6月からの就活であっても決して焦らず、自分のペースを保つことが大切です。
確かに、6月は多くの学生がすでに内定を獲得している状況です。
だからこそ、自分の強みや志望を明確にし、じっくりと企業研究を行ってください。
堅実な姿勢で取り組めば、自分に合った企業を見つけられるでしょう。
結論として、6月からの就活でも、大手企業への内定を獲得することは可能です。
早期化が進む現在の就活事情を考えると、厳しい面があるのは事実です。
それでも、通年採用やインターンシップの活用、戦略的なアプローチを行うことで、十分にチャンスはあるでしょう。
自分の強みを活かし、粘り強く活動を続けることで、大手企業への内定獲得を目指してください。
就活はつらく長く感じるものですが、長い人生の道のりと比べればほんの一瞬です。
今のつらい時期を乗り越えれば、この先の人生は豊かで有意義なものになります。
自分らしさを失わず、最後まで諦めずに頑張ってください。