面接で答えにくい質問をされても大丈夫!内定をもらえる質問の答え方を紹介

面接で答えにくい質問をされても大丈夫!内定をもらえる質問の答え方を紹介

2024/7/7更新

はじめに

就活面接の際に企業から答えにくい質問をされたときに、つい無言になってしまう就活生は少なくありません。

ですが無言になると面接官からの印象が悪くなりますので注意しましょう。

面接で答えにくい質問をされたときにもマイナスな印象を持たれないようにするためにはいくつかのポイントがあります。

対象
  • 答えにくい質問をされたときもスムーズに答えたい
  • 面接で嫌な質問をされても無言にならないようにしたい
  • 面接で答えにくい質問がどんな質問が知っておきたい

こんな方はぜひチェックしてみてください。

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就活面接で答えにくい質問をする理由は?

就活面接で答えにくい質問をする理由は?

企業が就活面接で答えにくい質問をするのにはいくつかの理由があります。

まずは、理由から見ていきましょう。

対応力を見るため

企業が答えにくい質問をあえてする理由の1つに、就活生の対応力を見るためという理由があります。

企業側が答えにくい質問をする際には、あえてその質問をしていることがほとんどです。

ビジネスにおいては返答に窮する場面が出てくることも多く、就活生側がどんな返答をするのか対応力を見るために答えにくい質問をしている企業もあります。

そのため無言になってしまうと「何かあったときに対応できない就活生」と判断されてしまい、ネガティブな印象を持たれる可能性があるでしょう。

企業で働く際に齟齬が生じないか確認するため

答えにくい質問の中には、企業側がどうしても就活生に聞いておきたい質問が含まれている場合があります。

例えば、持病がある、前科がある、前職があるがすぐに辞めている、大学を中退している、休職期間が長いなど、企業側で働く際に無視しづらい内容が履歴書やエントリーシートに含まれている場合、答えにくいことを重々承知の上で質問をする企業は多いでしょう。

これらの内容を事前に確認しておかないと、企業で働く際に何らかの齟齬やトラブルが生じる可能性があるため、事前に確認するために答えにくい質問をする可能性があります。

これらの質問は事前に答えを用意しやすい質問ですので、答えにくい質問はされる可能性が高いということを頭に入れておいた上で返答を用意しておきましょう。

面接で答えにくい質問の例

面接で答えにくい質問の例

面接で答えにくい質問は、事前に返答を準備しておくと、内定をもらいやすくなりますので安心です。

例えば面接で答えにくい質問例としてはこれらが挙げられます。

今までの人生で失敗したことや後悔したこと

質問の例
  • 学生時代に失敗した経験談を教えてください。
  • 他者からよく言われる、あなたの批判された例やフィードバックにはどんなことがありますか。
  • 今までの人生で最も失敗した、後悔した出来事は何ですか?
  • 今日の面接で後悔していることはありますか?

上記のように、今までの人生で失敗した経験談や後悔したことを聞くケースは少なくありません。

失敗したことはつい返答に困ってしまいがちですが、失敗について語ることは決してマイナスなことではないので安心してください。

大切なのは”失敗や後悔から何を学んだのか”ということです。

失敗から学んで何に生かしたのか、成長したことを合わせて伝えることで、失敗したことはネガティブな印象ではなく、失敗から成長できる人材と判断されます。

失敗経験を話すときには必ずセットで、何を学んだのか、どんな成長をしたのか答えましょう。

自己アピールに関する質問

自分のアピールポイントに関する質問で、返答に困る内容を聞かれる場合もあります。

質問の例
  • あなたをアピールするためのキャッチフレーズを一言で教えてください
  • 社会人になったら成し遂げたいことは何ですか
  • 漢字一文字であなたの人生を表したら何が当てはまりますか

このように、人生観や自身の将来について問うような質問もあれば、自分を○○で例えたら何ですかという質問は頻出質問です。

事前に回答を用意すれば返答に困ることはありませんので、面接準備の際に考えておくといいでしょう。

自分が○○になったら何をするか

「自分が○○になったらどんなことをしたいですか」というように、もしも就活生が○○になったら何をしたいかという質問をする企業もあります。

こちらは想像の範囲で答えなければいけない場合が多いため、ある程度アドリブ力が必要になるでしょう。

例えば以下のような○○になったらが聞かれることがありますので、参考にしてみてください。

質問の例
  • あなたがもしも経営者になったらどんな事業を行いますか
  • これから弊社の役員になった場合、どんなことをしたいですか
  • 自分が1千万円の負債を抱えた場合、どうやって返済をしますか

このように、比較的突拍子がない質問がされるケースがあります。

返答に困りやすい想像力が必要な質問が多いため、普段から論理的思考力を身に付けておくといいでしょう。

知識や計算力が必要な難易度の高いこと

面接によっては知識や計算力が必要な難易度の高い質問をされた結果、答えられない場合もあります。

例としてはこのような質問がありますので、参考にしてみてください。

質問の例
  • 東京ドームを水で一杯にするためには何リットルの液体が必要でしょうか
  • スカイツリーと同じ高さにするためには、1円玉を何枚重ねれば良いとお考えですか

上記のように、実際に試したことはないものの、ある程度事前に高さや大きさが分かっていれば計算式で求められる質問もあります。

ですがこちらの質問はあくまで、正解をぴったり当てることが目的ではありません。

企業側は「どんなプロセスで就活生が答えを導き出そうとするのか」という途中経過を重要視してこの質問をしています。

よほど突拍子もない的外れな返答でなければ、人柄をアピールできるため落ちついて考えるといいでしょう。

少し考える時間がほしい場合、そのまま無言で考え始めるのではなく、「少しだけ考えるお時間をいただきたいです」というように一言添えるのがポイントです。

答えを述べるときには必ずプロセスも分かるように回答することも忘れてはいけません。

例えば、「スカイツリーは高さ634メートルなので、1円玉を1枚○cmとすると…」というように、どのようにして高さの答えを出したのか提示するといいでしょう。

今までの仕事に関係した答えにくい質問

今までアルバイト経験がある方は、仕事に関係した答えにくい質問をされる場合もあります。

答えにくい質問例としてはこれらが挙げられるので参考にしてみてください。

質問の例
  • 働きやすかった上司と働きにくかった上司はどんな人物ですか
  • アルバイト経験の中で一番辛かったことは何ですか
  • これまで働いていた中で最大の成果を上げたと感じる内容や最大の失敗だったと感じる内容を教えてください

このように、今までの仕事に関係した質問をされる場合があります。

事前に答えを考えておけばスムーズに答えられますが、ネガティブすぎる内容を返答すると面接の印象に響く可能性があります。

ネガティブな内容を出さざるを得ない場合もあるかと思いますが、マイナスな発言だけで終わるのではなく、あくまで前向きな内容で追われるように答えを考えておきましょう。

ライフワークバランスを問う質問

就活生の優先順位や物事の判断基準を知るための、ライフワークバランスを問う質問を行う企業もあります。

例えば、このような質問が行われる場合がありますので事前に考えておくといいでしょう。

質問の例
  • 有休をどんなタイミングで取得したいですか
  • 休日出勤についてどのように考えますか。休日出勤は可能ですか
  • 仕事以外で人生において最も重要視していることは何ですか
  • 出張や転勤を行うことは可能か教えてください

これらの質問はつい返答に困ってしまいやすいですが、自分の考えをしっかりと伝えることで企業と自分の働き方に齟齬が生じにくいため、嘘をつく必要はありません。

特に休日出勤や出張、転勤が可能かどうかという点は、無理をして嘘をつくと就職をしてから後悔につながる可能性があります。

どうしてもいやという場合は断って構いませんので、自分の考えを丁寧に伝え、内定をもらえたあとに企業側と齟齬が出ないようにすり合せをするといいでしょう。

ビジネスでの考え方を確認

ビジネスにおける基本的な考え方を確認する質問をされる場合も多いため、ビジネスマナーやルールもある程度把握しておきましょう。

事前知識がないと返答に困りますから、面接対策時に勉強することが大切です。

質問の例
  • 新入社員としてエレベーターに乗った際に、あなたはどこに乗りますか
  • 接待の飲み会時に先方との会食セッティングをする場合、どんな店を選びますか?
  • プレゼンテーションでリーダーを任されたとき、一番大切にしたいことはなんでしょうか。
  • 仕事で悩みができたときには一番に誰に相談しますか
  • あなたが管理職になったときに、部下に対してどんなことに気を付けて接しますか

このように、ビジネスでの上座下座など基本的な回答を求められる場合もあれば、実際のビジネスシーンにおいてどのような考えをするかを求められる質問もあるため、事前にビジネス知識は学んでおきましょう。

面接で答えにくい質問をされたときの回答の仕方

面接で答えにくい質問をされたときの回答の仕方

面接で答えにくい質問をされたときには、回答の仕方にポイントがあります。

面接時に焦ることがないように、このようなメンタルで臨むといいでしょう。

ネガティブな印象で終わらないようにする

答えにくい質問の多くはネガティブな意見を述べなければいけない場合が多いですが、素直にマイナスな回答だけをしてはいけません。

ネガティブな印象で終わらないようにするために、最終的にはポジティブな印象を持たれるように工夫しましょう。

特に失敗例や後悔した例、苦手な上司の話などはスタートからすでにイナスな質問内容ですので、ついネガティブな話題で終わりやすいため充分注意が必要です。

深呼吸してから返答する

答えにくい質問をされたときにはつい慌てがちですので、回答するときには慌てずに深呼吸をして臨みましょう。

返答を考えるのに多少時間がいる場合は、無言の時間が長引くことがないように、「少しだけ考えさせてください」とワンクッション挟んだ上で考える時間をもらうことが大切です。

企業側はゆっくり考えることを責めることはありません。

企業は急いで回答を出せるかどうかを判断しているのではなく、考えた上でどんな答えを出すのか、どんな人柄なのかを知りたいと考えています。

できるだけ早く答えようと焦る気持ちはわかりますが、慌ててよくわからない返答をすることがないように、まずは落ち着くことが大切です。

事前に回答を考えると安心

答えにくい質問は、いろいろな企業の面接に用いられています。

ある程度質問の方向性がありますので、回答を用意しておくと安心です。

頻出する質問だけでも、もしも聞かれたときどんな回答をするか考えておくといいでしょう。

下記はあくまで一例ですので正解はありませんが、どのように答えを考えれば良いか悩んだときにはぜひ参考にしてみてください。

 

例:今までのアルバイト先で働きにくかった上司の特徴を教えてください。

回答:

以前のアルバイト先で働きにくいと感じた上司は、時間に厳しいタイプの上司です。

働き始めた最初のときから1分1秒やることを細かく指定されたため、仕事での自分のペースを掴みにくく、最初のうちは焦る気持ちの中で業務に臨んでいました。

ですがこの上司のおかげで、ビジネスにおいて非常に重要な時間にタイトであるべきな考え方を学べ、遅刻をすることもなくなり、業務に取り組む際にどのくらいの速度でどの程度の業務に臨めば間に合うのかなど、スケジュールを組む能力が身に付きました。

最初のうちは精神的に追い詰められることはあったものの、上司のおかげで学ぶことが多かったため感謝しています。

自身が社会人となったときには、他者を追い詰めることがないように配慮は充分したいと考えますが、時間を守ることの大切さに関しては忘れずに仕事に臨みたいと思います。

 

例:有休をどんなタイミングで取得したいと考えますか。

回答:

有休は、家族に何かあったときに利用したいと考えています。

私は現在60歳になる母親と2人暮らしをしており、家族と呼べる人間は母親だけです。

母は現在持病などもなく健康ではありますが、父が居ないこともあり、私が社会人となったときには少しずつ母に親孝行を行い、母を支えていきたいと考えています。

基本的には有給休暇を利用する際には緊急事態だと考えているため、ほとんど利用することはないかと思いますが、いざというときのために有休を残しておき、万が一の際には利用させていただきたいと考えています。

上記の回答例はあくまで一例ですが、ネガティブな印象で終わらず、自分の考え方や人柄をアピールできる内容でまとめているのが特徴です。

自身の日頃の生活や考え方に合わせて、回答の内容を考えるといいでしょう。

 

例:接待の飲み会時に先方との会食セッティングをする場合、どんな店を選びますか?

回答:

まずは先方の好みの食べ物やアレルギーの有無などをリサーチした上で店の候補をいくつか出し、上司と相談の上で決定したいと考えます。

店を選ぶ上で個室であること、先方が喫煙者の場合は喫煙スペースがあるかどうか、接待予算をはみ出していないかどうかなども逐一確認をした上で店を決めると共に、タクシーなど帰宅の方法も手配しやすいように事前に調べるように心掛けたいと思います。

内定をもらうために面接に臨むときの注意点

内定をもらうためには、面接に臨むときの注意点も事前に確認することが大切です。

内定率を高めるためにも、こんなポイントを押さえておいてください。

自己PRや志望動機も企業に合わせて用意

自己PRポイントや志望動機に関しても、企業分析と自己分析を丁寧に行った上で用意しておきましょう。

ほかの質問の回答を考えるのに気を取られて、基本的な部分を忘れてはいけません。

自分のアピールポイントは企業とマッチしているのか、志望動機は企業の求める人材とマッチしているかを確認した上で、面接に臨みましょう。

身だしなみを整えるのを忘れずに

面接に臨む際の最低限の身だしなみ、ビジネスマナーを守ることも忘れてはいけません。

髪型やヘアメイク、服のシワや靴の汚れがないかまで、事前に確認しておきましょう。

緊張しすぎて眠れず、顔の疲れやクマがあると印象が暗くなるため、前日はしっかり睡眠時間を取ることも忘れてはいけません。

お酒の飲み過ぎで顔がむくんでいたり、歯磨きを忘れて歯の間に何か詰まっていることがないように、面接前にはできれば鏡で自分の姿を細かくチェックしておきましょう。

話し方も大切なポイント

話すスピードや話し方、声量も面接時には重要なポイントです。

ハキハキと相手に伝わる声で話すことはもちろん、緊張で早口になることがないように、ゆっくりと話すように心がけるといいでしょう。

面接練習をする際に自分のことを動画で撮影しておくと、普段自分がどのように話しているのかを客観的に見られるのでおすすめです。

録音ではなく録画で自分の姿が確認できるように練習すると面接での印象をよりよくできるでしょう。

まとめ

面接で答えにくい質問をされたときにこそ、自分をアピールする絶好のチャンスです。

企業側によっては、答えにくい質問は人柄が判断できる重要な質問として、自己PRや志望動機よりも重要視している場合もあるでしょう。

あくまで企業によっても異なりますが、面接での重要な判断材料の1つとしている企業が増えていますので、事前にいくつか回答を準備しておくと安心です。

企業の中には毎年決まった内容の答えにくい質問を出しているところもあります。

企業分析をする上で事前に頻出質問を確認しておくと、内定率を高めやすいのでおすすめです。

企業で働く大学のOBに事前に頻出質問を確認しておいたり、ほかにも面接練習を請け負っているプロに相談すると面接対策をしてもらえることがあります。

面接練習は時間をかければかけるほど練度が上がるため、時間が許す限り費やすようにしましょう。

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