エントリーシートと面接で内容が違う理由について徹底解説
2024/6/22更新
はじめに
「同じ質問の場合、エントリーシートと面接の回答は、変更した方がいいのだろうか?」
「焦ってエントリーシートに書いてない内容を伝えてしまった」
上記のような悩みや経験がある就活生は多いでしょう。
今回は、エントリーシートと面接で異なる回答をした場合について解説します。
以下の就活生を対象にしていますので、参考にしてください。
- 効果的にエントリーシートと面接を通過したい
- エントリーシートと面接で違う回答をした際のフォロー方法を知りたい
本記事を読むことで、エントリーシートと面接について適切に理解できるでしょう。
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エントリーシートと面接で内容が違う場合の理由
エントリーシートと面接で内容が違う場合の理由を、3つ紹介します。
エントリーシートと面接で同じ質問でも、異なる回答をしても問題はありません。
しかし、なぜ違う回答をしたのか、自分なりの理由を明確にしておきましょう。
エントリーシートと面接では、緊張度合いに差が生まれます。
そのため、時間に余裕を持って回答できるエントリーシートと面接官と会話しながら回答する面接では、差が生まれて当然です。
エントリーシートと面接で内容が異なる理由を、以下の文章から参考にしてください。
就活生側の準備不足
理由の1つ目は、就活生側の準備不足です。
その場の思いつきでエントリーシートを回答した場合、面接で同じ質問をされても、以前の回答内容を忘れ、異なる回答をしてしまいます。
本来であれば、エントリーシートの記載前に、十分な自己分析と企業分析をしてから回答することが望ましいです。
しかし、就活生が準備を怠ることで、エントリーシートの回答と面接での回答にブレが生じてしまうのです。
思いつきは、ひらめきや直感とポジティブに変換できますが、就活では「準備をしていない」と判断されるリスクがあります。
上記の場合、エントリーシートの回答と面接時の回答に差が生まれる原因の1つに、就活生側の準備不足が挙げられるのです。
企業側に意図がある
理由の2つ目は、企業側に意図があるからです。
面接は、就活生と直接会って会話できる貴重な機会です。
企業側は限られた時間の中で採用判断を下すために、多くの情報を得ようとするでしょう。
その結果、面接でエントリーシートの質問内容と異なる質問を投げかけるのです。
エントリーシートの内容から外れた質問をすることで、対応力や柔軟性を確認したり、面接対策をどこまで行ったのかを判断したりします。
エントリーシートの質問内容から面接時に大きく離れた質問をされた場合は、企業側に何かしらの意図があることを理解しておきましょう。
話に説得力を持たせる場合
理由の3つ目は、話に説得力を持たせる場合です。
話に説得力が生まれることで、面接を効果的に進められます。
同じ質問をされた場合、エントリーシートに書いた内容を面接でも利用することは、問題ありません。
しっかりと面接準備を行い、一貫性があると判断されるでしょう。
一方で、就活生は、エントリーシートと面接で異なる回答をすることで話に説得力を持たせられます。
エントリーシートにAの内容を記載した場合、面接で補足する形でBの内容を伝えることで、話に奥行きが生まれるのです。
自分のアピールしたい点があれば、その根拠を複数個伝えることで話題に説得力が加わり、面接官に理解してもらいやすくなるでしょう。
エントリーシートと面接で内容が違う場合のメリット
エントリーシートと面接で内容が違う場合のメリットを3つ紹介します。
それぞれのメリットを理解しておくことで、効果的な面接になるでしょう。
エントリーシートの回答内容と、面接時の返答内容が異なっていても、問題はありません。
面接を終えてから「違う内容の回答をしてしまった」と落ち込む必要はないでしょう。
むしろ好印象を与えている可能性があるのです。
面接には無難な対応や、多くの就活生が取る行動がありますが、それが必ずしも正解とは限りません。
面接官の価値観や採用方針によって異なるからです。
エントリーシートと面接で異なる内容を用意するメリットについては、以下を読んで参考にしてください。
面接官との会話に沿って話せる
メリットの1つ目は、面接官との会話に沿って話せることです。
面接では、会話の流れや会場の雰囲気が重要です。
エントリーシートに書いた内容を丸暗記して話の流れに沿わない形で伝えると、面接官に悪い印象を与えてしまう可能性があります。
面接では面接官との会話を重視し、会話のリズムや空気感を大切にしましょう。
エントリーシートの回答内容を伝えようと意識しすぎて、面接官の質問内容から逸れたものにならないように注意してください。
エントリーシートと面接は別物として捉え、面接では面接官との会話に合わせながら自分の強みやアピールをしましょう。
エントリーシート以外の魅力を伝えられる
メリットの2つ目は、エントリーシート以外の魅力を伝えられることです。
面接は、面接官と直接話せる貴重な時間です。
エントリーシートに記載していない自分の魅力を面接官に伝えることで、効果的に面接を進められるでしょう。
エントリーシートに回答した内容を改めて面接官に伝えれば、話題に一貫性があると受け取られます。
しかし、エントリーシートの回答と違う内容をあえて説明することで、新しい一面をアピールできるのです。
自分の話に説得力を持たせるために、具体的な数値やエピソードを盛り込むと良いでしょう。
エントリーシートにない返答をすることで、別角度から自身の魅力を伝えられます。
他の就活生と差別化できる
メリットの3つ目は、他の就活生と差別化できることです。
就活においては、競争相手がいることを意識しなければなりません。
自己分析や企業分析することは重要です。
しかし、他の就活生と同じことをしていてはその他大勢に埋もれてしまう可能性があります。
そこで、自分なりの工夫をしてください。
エントリーシートと面接の回答内容を同じにすることは、容易です。
ですが、それだけでは印象が弱くなってしまいます。
面接で会って話すことでしか得られないメリットを、面接官に提供しましょう。
エントリーシートと違う回答をすることで、自分の魅力をより具体的に伝えられ、面接官の印象に残りやすくなります。
上記を参考に、他の就活生と差別化してください。
エントリーシートと面接で内容が違う場合のデメリット
エントリーシートと面接で内容が違う場合のデメリットを3つ紹介します。
デメリットをあらかじめ理解しておくことで、思うような効果が得られなかった場合のリスク管理と心理的準備が可能です。
また、デメリットの把握はメリットとの比較材料になります。
デメリットを知って比較した上で、メリットが大きいと判断できれば活用しましょう。
面接官に志望度が伝わらない
デメリットの1つ目は、面接官に志望度が伝わらないことです。
エントリーシートと面接で違う内容を伝えてしまうと、面接官は「本当に自社が第一志望なのだろうか」と疑問を持つ可能性があります。
面接は、どれだけ自分が入社したいと考えているのか、面接官にアピールする場です。
本当に入社する意思があるのか確認する質問が追加された場合は、しっかりフォローしましょう。
話に一貫性がないと判断される
デメリットの2つ目は、話に一貫性がないと判断されることです。
面接官は、就活生の話に一貫性があるかを注意深く観察しています。
例えば、就活生が「顧客の笑顔が見れる営業職を志望します」とエントリーシートに回答したと仮定しましょう。
しかし、面接時に「研究開発職で新しい製品作りに貢献したい」と伝えた場合、面接官はどちらが本音か判断できず、混乱してしまいます。
他にも、「自己PR」「志望動機」「自分の強み・弱み」などの回答で関連性が薄い場合、一貫性がないと判断されるリスクがあるのです。
一貫性がないと思われてしまうと、「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」「自社の価値観とは合わないのではないか」と受け取られてしまいます。
話題が深堀できない
デメリットの3つ目は、話題が深堀できないことです。
エントリーシートと面接の内容が違うと、面接官は最初から話を進めていく必要があります。
限られた時間の中で、効果的に人柄や価値観を探りたい面接官にとっては、時間のロスになってしまうのです。
面接官は、気になった点や詳しく説明が欲しい場合に、質問を深堀りします。
しかし、エントリーシートと内容が異なっていると、本当に知りたい情報に辿り着くために時間がかかり、追求が難しくなってしまうでしょう。
エントリーシートと面接で内容が違う場合の注意点
エントリーシートと面接で内容が違う場合の注意点を、3つ紹介します。
注意点を理解しておくことで、面接官に適切なアピールができるでしょう。
単純に自分の魅力をさまざまな角度から紹介するだけでは、かえって話題が複雑になり、理解が困難になります。
面接官にわかりやすく伝え、納得してもらえる面接にするためにも、以下の注意点を意識してください。
面接は「会話」であることを意識する
注意点の1つ目は、面接は会話であることを意識することです。
面接は会話を中心に進むため、その場の流れや雰囲気に沿って進める必要があります。
例えば、面接官が話している最中に、遮ってまで自分の意見を伝えるのは失礼です。
他にも、面接官が質問した内容から外れた回答をすることも避けましょう。
自分の中で勝手に解釈を変えてしまうと回答が的外れになってしまい、コミュニケーション能力がない就活生と判断されてしまいます。
会話の中で話題を発展させる手段として、エントリーシートと異なる回答をすることは問題ありません。
面接中は、面接官と会話のキャッチボールを意識しましょう。
面接官に内容が違う旨を最初に伝える
注意点の2つ目は、面接官に内容が違う旨を最初に伝えることです。
最初に伝えておけば、面接官も受け入れる姿勢を取ることができます。
突然エントリーシートの内容と異なる返答をすると、面接官は理解するのに時間がかかってしまうでしょう。
しかし、最初に内容が異なることを説明すれば、相手への配慮が伝わり、円滑な会話が可能です。
さらに、その理由も説明することで、面接官からの印象も良くなるでしょう。
例えば、「エントリーシートの段階ではAと考えていましたが、御社について深く勉強するうちにBと考えるようになりました」と事前に伝えることで、デメリットを軽減できます。
このように、面接官には最初に話す内容がエントリーシートと異なることを説明しておきましょう。
エントリーシートの軸から離れすぎない
注意点の3つ目は、エントリーシートの軸から離れすぎないことです。
エントリーシートから大きく外れた内容を面接官に伝えてしまうと、一貫性がないと判断される可能性があります。
ですので、就活軸を中心に話を展開させることを意識してください。
新しい軸を展開するのではなく、既に設定した就活軸を補強するために、エントリーシートの回答と異なる内容を面接で話すことは問題ありません。
ただし、自分の話が軸から離れすぎていないか注意しましょう。
面接官が見ているポイント
面接官が見ているポイントを3つ紹介します。
エントリーシートと面接で同じ内容を話すのは、二度手間ではないかと考える就活生もいるでしょう。
しかし、面接官は就活生を見極めるため、多くのポイントを観察しています。
面接官が見ているポイントを正しく理解しておくことで、面接対策が可能です。
自分がどういう人材に見られたいか、そのためにはどんな振る舞いが必要かを検討する材料になります。
志望動機
面接官が見ているポイントの1つ目は、志望動機です。
面接官は限られた時間の中で、就活生は入社後すぐに辞めないか、長期間に渡って活躍してくれる人材であるか見極めようとします。
そこで、エントリーシートと同じ質問を面接でもすることで、志望動機の確認と熱量を測ろうとしているのです。
志望動機は、採用を判断する上で大きな割合を占めます。
エントリーシートに書いた志望動機を、面接で論理的に話せるようにしておきましょう。
自社との相性
見ているポイントの2つ目は、自社との相性です。
自社との相性を確認することで、採用のミスマッチを軽減できます。
例えば、面接官が、「自社では失敗してもいいから、どんどん挑戦してほしい」と考えているとしましょう。
面接の中で、就活生が「失敗しないために丁寧に調査し、十分な準備をしたい」と発言したと想像してください。
どちらの考え方が正しいかではありません。
面接官は就活生のこの発言から、自社に合わないと判断する可能性があるということです。
採用活動にはお金と時間がかかり、入社後に早期離職されるとそのコストが回収できなくなります。
そのため、企業側は就活生と自社の相性に問題がないかを慎重にチェックしているのです。
就活生の人柄
面接官が見ているポイントの3つ目は、就活生の人柄です。
人柄採用が存在するほど、就活生の人間性は就活において重要視されます。
企業は、大勢の人が協力することで成り立つ組織です。
新しい人材の獲得は、既存社員との生産性に影響をおよぼすリスクがあります。
そこで、面接官は就活生の人柄が知りたいのです。
人柄を見るのは面接中だけとは限りません。
メールでのやり取り、来社時の振る舞い、他の就活生への配慮など、ポイントは多岐にわたります。
全部を意識して行動するには練習が必要です。
いきなり全部に対応はできないため、まずは面接は見られている場であることを意識しましょう。
面接で慌てないためのポイント
面接で慌てないためのポイントを3つ紹介します。
慌てないためのポイントを理解しておくことで、緊張する面接でも冷静に取り組めるでしょう。
冷静に取り組むことで、質問に適切に回答でき、面接官に熱意をアピールできます。
話したい内容をまとめる
ポイントの1つ目は、話したい内容をまとめることです。
事前にまとめておくことで、的確に自分の熱意を伝えられます。
エントリーシートは、時間に余裕があるため考えながら記入可能です。
文字数制限いっぱいに、自分の考えや経験談を詰め込めるでしょう。
しかし、面接は時間が限られています。
すべての時間が自己アピールに使えるとは限りません。
他の就活生の話に耳を傾ける時間もあるでしょう。
そうした場合、自分の魅力を伝えるチャンスは想定よりも少なくなる可能性があります。
そのため、あらかじめ自分が最も面接官に伝えたい内容を決めておきましょう。
何度も口に出して練習する
ポイントの2つ目は、何度も口に出して練習することです。
事前に練習しておくことで、緊張した場面でも咄嗟に言葉が出てくるでしょう。
逆を言えば、普段から口に出して練習しておかなければ、焦ったシーンで言葉は出てきません。
仮に出たとしても思いつきであり、今までの意見と矛盾した考えになる恐れがあります。
練習しておくことで、エントリーシートの内容と面接で一貫性のある回答が可能です。
もちろん、エントリーシートと面接で異なる内容を話すことは問題ではありません。
しかし、できる限り準備を行い、高いパフォーマンスを発揮できるように練習しておくことが大切です。
一人での練習が不安な方は、大学のキャリアセンターが主催する模擬面接に参加することをおすすめします。
面接のプロから直接アドバイスが受けられ、面接の雰囲気に慣れる機会になるでしょう。
予想外の質問があると想定しておく
ポイントの3つ目は、予想外の質問があると想定しておくことです。
想定外の質問が来る可能性を理解していれば、落ち着いて面接に臨めます。
確かに、面接でよく問われる頻出の質問は存在しますが、それだけだと決めつけると、突然の質問や深掘りされた質問に対応できないでしょう。
突然の質問に慌ててしまうこともありますが、その際は素直に気持ちを伝えてください。
もし考える時間が必要なら、「考える時間を少しください」と面接官に申告すると良いです。
面接に挑む際には、面接官からの想定外の質問を念頭に置いておきましょう。
まとめ
エントリーシートと面接で、話す内容が異なっても問題はありません。
エントリーシートにない話題は、自分の熱意や志望動機を面接官により効果的に伝える良い機会です。
しかし、就活の軸から大きく逸れた話をする場合は注意が必要です。
面接官はエントリーシートの内容を参考にしているため、あらかじめ内容が異なることを申告しましょう。
面接は会話のキャッチボールですので、面接官への配慮を忘れずに対応してください。
満足のいく就活を実現するために、本記事をぜひ参考にしてくださいね。