博士課程(ドクター)にいかない理由を解説!

博士課程(ドクター)にいかない理由を解説!

2024/06/21更新

はじめに

就活を成功させるためには業界研究をしなければなりません。

その中で就職ではなく、博士課程(ドクター)に進む道も選択肢としては考えられるでしょう。

しかし、博士課程に進む人は少ないため、博士課程に進んだときの将来の進路やキャリアについて知っておくことも必要です。

そこで、ここでは博士課程(ドクター)について就職先からメリット・デメリットまでご紹介します。

この記事は以下のような点を知りたい就活生を対象にしています。

対象
  • 博士課程に行くメリット・デメリット
  • 博士課程にはどのような就職先があるのか?
  • 博士課程ではなく、就活した方が良い理由

博士課程に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

また、就職活動の際の業界研究については、以下の記事で概観しているので、合わせてご覧ください。

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博士課程(ドクター)を取得するメリット

博士課程は、高い専門性を磨ける機会であることから多くのメリットがあります。

今回は、博士課程を取得するメリットを4つ紹介します。

研究職として活躍しやすい

博士課程に進学した際に、代表的な就職先ともいえる研究職として活躍しやすいメリットがあるでしょう。

博士課程では、論文作成や学会発表を行う機会が多いため、インパクトファクターの高い学術誌への掲載や学会での発表を行うことで、評価を高めることができます。

そして、博士課程の期間に行った研究での論文や学会発表は、将来的に研究職として活躍する際には、実績や経験として業務に直結する場合もあります。

他にも研究で培った論理的思考力を高く評価してもらえる場合が多いため、研究職としては大きな強みとなるでしょう。

その結果、将来の民間企業や研究機関の研究職としてのキャリアを積んでいきやすいメリットがあります。

また、研究室での研究を行うことで、特定の領域について深い専門知識を得た上で研究を進めていくため、高い専門性が評価されて、研究職としての採用が多い点も特徴的な点といえるでしょう。

アカデミアの道に進める

博士課程を取得するメリットとして、アカデミアの道がある点も大きなメリットとなるでしょう。

一般的に大学等のアカデミアで活躍したい人や教授を目指している人は、博士課程を取得してからアカデミアの道に進むのが一般的といえます。

そのため、アカデミアに興味がある場合は、博士課程を取得するのがいいでしょう。

教授職は、ポストが空いていなければ教授になることができない場合もあるため、タイミングが重要になる側面もありますが、他の大学のポストに入る場合や、別のアカデミアで経験を積むことも可能です。

そのため、アカデミアでの研究や教授として活躍することに興味がある人には博士課程はおすすめの進路といえるでしょう。

グローバルで活躍できる

博士課程を取得したときのメリットは、グローバルで活躍したい場合により発揮できるでしょう。

世界的には、博士課程を取得している人は、研究所や様々な機関でかなり評価される傾向にあります。

博士課程の社会的価値の高さを持つことから、一部の人では社会人として経験を積んだ後に、グローバル人材として活躍するために社会人ドクターとして仕事を行いながら研究を行う人もいるほどです。

しかし、社会人博士の場合は、普段の業務にプラスして、仕事が終わった後や休みの日に研究を行う形となるため、両立がかなり難しい側面もあるでしょう。

そのため、日本はもちろん世界でも活躍できる人材になりたい人は、博士課程に進学し、学位を取得してからグローバルに活躍する道が最適でしょう。

職場でのリーダーシップの機会が増える

博士課程を取得した際のメリットには、職場でのリーダーシップの機会が増える点にもあります。

博士課程を取得することで、高い専門性を得られるため、その専門性を活かしてプロジェクトでのリーダーシップを発揮しやすくなり、リーダーを任せられる機会も増えるでしょう。

研究でのプロジェクトリーダーや技術開発における責任者など、様々な重要な役割を任せられる可能性があるため、リーダーシップを発揮してプロジェクトを成功に導く必要があります。

このような機会に恵まれる点でも博士課程を取得した方が、キャリアアップがしやすい側面があるため、大きなメリットになるといえるでしょう。

博士課程(ドクター)を取得するデメリット

博士課程を取得する場合には、メリットばかりではなくデメリットも存在します。

学生期間が長くなることや専門性を磨くことによるデメリットが発生してくることがあるでしょう。

ここでは博士課程を取得する場合のデメリットを3つ紹介します。

学生期間が長くなってしまう

博士課程を取得するデメリットの1つ目は、学生期間が長くなってしまうことです。

博士課程は、一般的に学部に4年通った後に修士課程に2年、そして博士課程が3〜4年と合計10年近く大学に通うことになります。

そのため、学生期間が長くなり、社会人経験が少なくなってしまう点や就職のタイミングが遅くなってしまうデメリットがあるでしょう。

博士課程から新卒で入った場合に、学部4年で卒業している場合と比較すると、社会人経験が5〜6年変わってきます。

そのため、博士課程の研究を行っている期間や新卒として入った最初のタイミングでは、すでに社会人として活躍している人たちを見て、焦りや不安を感じることもあるでしょう。

そのため、やりたい方向性がすでに決まっていて、博士課程で頑張りたい強い想いがある人が、博士課程を選択するのがいいでしょう。

進路が狭まってしまう

博士課程を取得するデメリットの2つ目は、博士課程からの場合、進路が狭まってしまうことにあります。

博士課程を取得した場合、高い専門性を評価される一方で、進路の幅は狭まってしまう側面があるでしょう。

そのため、行きたい進路が明確になっている場合には、博士課程は大きな強みになりますが、なんとなく博士課程に進学した場合に、進路の選択肢は狭まってしまいます。

もし博士課程を修了した後に、別の分野に就職したいと思った場合にも、学部卒や修士卒が別分野に挑戦するのと比較すると、博士課程では社会人経験が少ないことから難易度がかなり上がってしまいます。

博士課程に進学する場合は、将来の方向性を明確にした上で進学するようにしましょう。

学生期間の経済的負担が増える

博士課程に進学した場合に、追加で学費がかかります。

また、博士課程の間は、研究等に忙しい場合が多いため、学生の頃のようなアルバイトをする時間が制限されてしまうだけでなく、就職した他の人たちと違い給料が発生するわけでもありません。

最近では、奨学金の制度が徐々に整いつつありますが、まだまだ不十分であるといえるでしょう。

そのため、将来の進路が定まっていて、博士課程でさらに専門性を磨いてから社会に出て活躍したい意思がある人におすすめです。

博士課程(ドクター)の就職先

博士課程(ドクター)の就職先

博士課程に進んだ場合には、高い専門性や論理的思考力などが評価されやすい一方で、就職先はかなり限定されるでしょう。

今回は博士課程の代表的な就職先を3つ紹介します。

アカデミア(大学・公的機関)

博士課程を目指している人がまず考える就職先の選択肢は、「アカデミア」でしょう。

アカデミアの進路には、大学の教授や教員、そして公的機関の研究職があります。

大学教授になるために、ポストドクターとして任期付きで働く選択肢もあるでしょう。

ポストドクターで研究員として成果を残すことで、その後大学での教授のポストが空けば助教・講師・准教授などの形で研究室に関わることができます。

必ずしも大学教員のポストは空くわけではない点が難点ではありますが、大学で教員や教授の形で残ることは博士課程の進路として人気の選択肢の一つでしょう。

また、公的機関に勤めることも選択肢になりえます。

公的機関の研究職や医療機関の研究員があげられます。

例えば、薬剤師などの職種でも博士課程を取得している場合、病院薬剤師や製薬企業の研究開発職として需要があるでしょう。

専門の資格を持っている場合でも、博士課程を取得することで活躍できる分野がさらに広がることは魅力の一つです。

アカデミアは、魅力的な将来の選択肢である一方で、ポストが決まっているため、募集があるかどうかが変わってきます。

そのため、アカデミアを目指す場合は、アカデミアの募集があるかどうかは注意して確認しておく必要があるでしょう。

民間企業の研究職

博士課程の進路としてもう一つの選択肢は、民間企業の研究職です。

民間企業の研究職は、研究開発職として製品や技術の開発、そして改良などの業務に取り組みます。

研究職といっても基礎研究から応用研究まで幅広い分野で研究職につけるため、選択肢としてはアカデミアより募集人数も多いといえるでしょう。

近年、民間企業でも研究職では、技術の高度化や特定の分野への専門性の特化をしている企業が多く、博士課程での研究経験や専門知識、そして論理的思考力が求められます。

そのため、博士課程で研究していた自分自身の経験を仕事に活かせる点では、魅力的な就職先の一つといえるでしょう。

博士課程を目指す人の中でも、実用的な研究を通じて製品を開発することで、社会に貢献していきたい人にはおすすめの進路です。

海外企業

博士課程の進路として、海外企業への就職も有力といえるでしょう。

海外企業では、博士課程の取得が高く評価される傾向があります。

グローバルで活躍する企業では、最先端の研究環境と国際的なネットワークを持つことから日本人に求められるものの一つとして専門知識や論理的思考力を求められることが多く、博士課程を取得した人を募集する企業も多々あります。

例えば、製造業では、外資企業を中心に博士課程修了者を研究職や開発職として採用しており、需要もかなり高まっています。

また、海外では博士の社会的評価が高いことによる質の高い研究環境や給与水準、そして多様な活躍の場があります。

海外で研究を行う場合には、日本とは異なる環境での研究となるため、日本では当たり前のことが通じないことも多々あり、そのような新しい環境の中でも結果を出す必要があります。

海外で活躍していきたい人や最先端の研究環境で仕事をしたい人には、海外企業の研究職や研究機関などに勤めるのも有力な候補の一つになるでしょう。

博士課程(ドクター)の進学を考える際のポイント

博士課程への進学を考えている場合のポイントについて2つ紹介します。

海外でのキャリア機会

博士課程の取得をすることで、海外でのキャリア機会はかなり広がるといえるでしょう。

海外では、多くの国で博士課程を持つ人材が高く評価されており、良いポジションでの募集も多数あるため、国際的な研究機関や教育機関に研究員として就職することもできるでしょう。

博士課程への進学を考える際には、日本国内での活躍だけでなく、国際的な視点に目を向け、海外での活躍の機会を探ることも重要です。

そして、国際的な研究ネットワークも、将来的にはかなり活きてくるでしょう。

国際学会や他大学・研究機関との共同研究によって、同じ分野で活動している様々な研究者とともに共同研究を行う場合や、議論を交わす、そして交流する機会があります。

そこでの交流がきっかけで、将来的には他大学や研究機関との新たな共同研究が動き出す場合や研究機関に就職するといった可能性もあり得ます。

高い評価を持つ博士課程だからこそ、自分自身の力でグローバルに自分のキャリアの幅を広げていくことができるため、グローバルな観点でキャリアを積むことを考えられるといいでしょう。

奨学金や助成金

博士課程の取得に際して、経済的な安定のためにも奨学金や助成金の力を借りることも大切です。

一般的に博士課程に進むと、就職した場合と比較して3年程度学生期間が長くなってしまいます。

その分、3年間の生活費や給料がもらえない期間があることから、経済的にも不安定になってしまう可能性も高くなってしまいます。

そこで、近年博士課程の取得の推進とサポートを目的とした奨学金や助成金が徐々に充実してきています。

その中には、返還の義務がない奨学金や助成金も多くあるため、博士課程の取得を頑張りたい学生にとっては、申請して損はない制度といえるでしょう。

博士課程で研究で忙しいことから、アルバイトも両立することはかなり難しいでしょう。

そのため、奨学金や助成金の力も借りて、博士課程の取得を目指すことがおすすめです。

博士課程(ドクター)をいかない理由

博士課程(ドクター)をいかない理由

博士課程に進むべきか就職すべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

ここでは博士課程に進まずに就職を選んだ方が良い理由について3つ紹介します。

早期からキャリアを積める

博士課程に進まずに就職することで、キャリアを早期から積むことができます。

一般的に修士課程を卒業した場合と博士課程を卒業した場合で3年、学部卒と博士課程では5年のキャリアの差ができます。

5年間の差はとても大きく、社会人5年目は社会人にも慣れてきて戦力として活躍しているタイミングで、博士課程は新卒として入社する形になります。

そのため、早期からキャリアを積んで活躍したい人は、博士課程を進まずに就職の道を選んだ方がいいでしょう。

実務経験を多く積むことで、早い段階でのキャリアアップのチャンスも増えるでしょう。

経済的安定

博士課程に進まずに就職した方が良い理由の2つ目は、経済的安定です。

就職すると毎月給料が発生するため、経済的に自立することができるだけでなく、経済的に安定もするでしょう。

一方で、博士課程は学生であるため、近年奨学金などの制度も充実してきてはいますが、まだまだ不十分な側面があり、経済的に不安定な状況になる可能性があるでしょう。

さらには周りは社会人になり、経済的に安定している一方で、自分はまだ学生で経済的に安定していない状況に対して不安を感じてしまう場合もあるため、経済的安定は就職した際の大きなメリットといえるでしょう。

専門性を高めることよりも将来的な自己投資やライフプランを考えて、より経済的な安定を目指したい場合には、博士課程には進まずに就職する道が最適といえます。

多岐にわたるキャリア

博士課程に進まずに就職した方が良い理由の3つ目は、多岐にわたるキャリアを歩める点です。

博士課程に進んだ場合には、専門性を磨くと同時に、キャリアの幅はかなり狭くなってしまう側面があります。

そのため、将来的に進む方向性が明確に定まっている場合には、博士課程に進み、キャリアを積むことが最適な選択肢といえるでしょう。

しかし、まだ将来的なキャリアについて明確に決まっていない場合や、今後働きながらキャリアを描いていきたい人には、就職がおすすめです。

博士課程には進まずに早期に就職することで、多様なキャリアの選択肢があるため、働きながら自分自身のキャリアプランについてすでに社会人として活躍している先輩社員や上司を見ながら考えることができ、多岐にわたるキャリアの選択肢の中から選択できるでしょう。

そのため、キャリアについて多くの選択肢を残しておきたい人には、博士課程には進まずに就職する道の方が最適な選択肢であるといえるでしょう。

まとめ

本記事では博士課程(ドクター)にいかない方が良い理由について解説しました。

博士課程に進むことも一つの選択肢ではありますが、就職活動を選ぶことで、より経済的安定を得られ、キャリアの幅も大きく広がるでしょう。

将来のキャリアを見据えて、自分にとっての最適な道を考えることは重要です。

実際の会社の説明会やインターンシップに参加することで、将来のキャリアも見えてくるでしょう。

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