INPEXのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/6/25更新
はじめに
この記事では、石油・天然ガス開発会社の株式会社INPEXへの就職を目指しているものの、会社概要や事業内容についてよく分からず不安を感じている方へ向けて、INPEXの基本情報や特徴について詳しく解説しています。
INPEXの事業内容や強み、求める人材像などを明確かつ分かりやすく紹介しています。
INPEXに興味のある就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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INPEXの概要
出典元:INPEX
初めにINPEXとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
INPEXとは
INPEXは、1966年に設立された日本最大の石油・天然ガス開発会社です。
東京証券取引所プライム市場に上場しており、時価総額は約2兆円に上ります。
日本企業として初めてオペレーターを務める大型LNGプロジェクトを推進するなど、日本のエネルギー安定供給に大きく貢献しています。
INPEXの採用難易度
INPEXの就職難易度は非常に高いとされています。
「入社が難しい有名企業ランキング」でもINPEXは16位にランクインしており、ライバルのレベルの高さがうかがえます。
INPEXの高い採用難易度の要因としては、以下の2点が挙げられます。
- 採用倍率の高さ
INPEXの採用倍率は約14.3倍と非常に高くなっています。
これは、エネルギー業界のリーディングカンパニーであるINPEXの知名度や将来性の高さから、多くの学生が応募するためです。 - 採用人数の少なさ
INPEXの年間採用人数は約50名と、大手企業の中では比較的少ない人数となっています。そのため、ライバルが多い中で採用枠を勝ち取るのは容易ではありません。
上記の理由より、就職難易度は非常に高いといえるでしょう。
INPEXの採用大学
INPEXの採用大学の実績は以下の通りですが、難関大学以上の採用実績となっており、所謂学歴フィルターは存在していると考えられます。
<大学院> 愛知学院大学、青山学院大学、大阪大学、大阪市立大学、金沢大学、関西大学、九州大学、京都大学、熊本大学、静岡大学、首都大学東京、筑波大学、東京大学、東京工業大学、東北大学、北海道大学 <大学> 秋田大学、愛媛大学、岡山大学、金沢大学、関西大学、慶應義塾大学、高知大学、甲南大学、神戸大学、国際基督教大学、信州大学、上智大学、成蹊大学、成城大学、中央大学、筑波大学、津田塾大学、東京大学、東京家政大学、東京外国語大学、東京工業大学、名古屋大学、新潟大学、日本大学、日本女子大学、一橋大学、立教大学 |
INPEXの採用大学一覧を見ると、全国の幅広い大学から採用実績があることが分かります。
旧帝大や早慶上智などの難関大学だけでなく、地方国公立大学や私立大学の出身者も多数採用されています。
このことから、INPEXには学歴フィルターはないと考えられます。
ただし、採用倍率の高さを考えると、難関大学出身者が有利になる可能性は十分にあります。
INPEXが求める人材とは?
INPEXが求める人材像は以下の通りです。
- エネルギーの安定供給という使命に共感し、覚悟を持って物事に取り組める人材
- 常に高い倫理観を持ち、周囲の信頼を獲得しながら事業を推進できる人材
- 異なる文化・言語・価値観の多様性を受け入れ、尊重できる人材
- 現状に満足せず、目標に向かってより良いものを追求できる人材
- チームワークを大切にし、社内外の関係者と協働して力を発揮できる人材
- 安全確保や配慮を第一に考えられる人材
つまり、INPEXでは単に高い専門性だけでなく、リーダーシップ、多様性の尊重、チャレンジ精神、協調性など、総合的な人間力を重視していることがわかります。
INPEX各社の採用方向性の違いは?
株式会社INPEXは、エネルギー安定供給と2050年ネットゼロカーボン社会の実現という二つの社会的責任を果たすため、国内外で事業を展開する日本最大の総合エネルギー企業です。
INPEXグループの採用方針と求める人材像は以下の通りです。
INPEXは事業環境の大きな変革期にあり、事業目標達成に不可欠な多様な経験・スキルを持つ「即戦力」の確保が重要であると考えています。
そのため、新卒採用に加えてキャリア採用も積極的に実施しています。
INPEXは、高い倫理観と多様性の尊重、安全確保への意識を持った人材を求めており、長期的な視点に立ち挑戦を続ける働き方が求められる企業文化があります。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートは、応募者と企業のマッチングを見極める重要な書類です。
企業は、応募者の能力やスキルが自社の求めるものと合致しているかを確認します。
専門知識、語学力、ITスキル、問題解決能力など、その企業で必要とされる能力を応募者が持っているかどうかを、過去の経験や実績から判断しようとするのです。
また、応募者の性格や人物像も大切なポイントです。
企業は、応募者の性格が自社の文化や価値観とマッチしているかを見極めます。
コミュニケーション能力、協調性、リーダーシップ、柔軟性など、応募者がどのような性格の持ち主なのかを、エピソードや経験から読み取ろうとします。
加えて、応募者の能力や性格が、その企業の業務内容に適しているかも重要な判断材料です。
企業の目指す方向性や戦略に共感し、貢献できる人材かどうか、応募者自身のキャリアビジョンと企業の方向性が合致しているかも確認されます。
さらに、企業は応募者の仕事へのモチベーションや熱意も重視します。
なぜその企業で働きたいと思ったのか、その動機が明確に伝わるかどうか、仕事に対する情熱や熱意、企業の成長に貢献したいという意欲が感じられるかどうかも、企業がチェックするポイントです。
そして、志望動機の明確さと具体性も欠かせません。
なぜその企業を選んだのか、その理由が具体的に説明されているか。企業の特徴や強みを理解した上で志望しているのか。
他社ではなく、その企業でなければならない理由が明確に示されているかも、評価の対象となります。
最後に、エントリーシート全体の論理的な文章構成も重要です。
結論から始まり、理由や具体例を交えて論理的に説明されているか。
文章が簡潔で分かりやすく、読み手に伝わりやすいか。
誤字脱字や文法的な誤りがなく、読みやすい文章かどうかも、企業がチェックするポイントの一つです。
企業は、応募者の能力、性格、モチベーションなどを総合的に判断し、自社の求める人材像に合致しているかをエントリーシートから読み取ろうとしています。
応募者は自分の強みや特徴を論理的かつ具体的に伝え、企業とのマッチングをアピールすることが、エントリーシートを作成する上で最も重要なことだと言えるでしょう。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私がINPEXを志望する理由は2点あります。
理由:1点目は、エネルギー産業の発展に貢献したいという私の強い思いを、INPEXで実現できると考えるからです。
具体例:私は大学で資源工学を専攻し、エネルギー資源の安定供給の重要性を学びました。INPEXは日本を代表する石油・天然ガスの探鉱・開発・生産を行う企業であり、エネルギー資源の安定供給に大きく貢献しています。私は自身の専門知識を活かし、INPEXの一員としてエネルギー産業の発展に尽力したいと考えています。
結び:この思いを実現できると考え、INPEXを志望します。
理由:2点目は、グローバルな事業展開を行うINPEXで、国際的な視野を持ちながら成長したいと考えているからです。
具体例:現代のエネルギー産業は、世界規模での需要増加や技術革新、環境問題への対応など、グローバルな視点が不可欠です。INPEXは世界各国でプロジェクトを展開し、多様な文化背景を持つ人材が活躍しています。このような環境で働くことで、国際的な視野を持ちながら自身の能力を高めていくことができると確信しています。
結び:そのため、グローバルに成長できる環境があるという点からINPEXを志望しています。
INPEXの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
INPEXは「エネルギーと社会を結ぶ。」をミッションに掲げています。エネルギーの安定供給を通じて社会に貢献することを目指しており、以下を企業理念(サステナビリティ原則)としています。
- クリーンで安定的・効率的なエネルギー供給
- 気候変動対応と脱炭素社会への貢献
- 安全・健康・環境への配慮
- 法令遵守と倫理的事業運営
- 公正な企業情報開示
- 多様性の尊重と従業員の活躍推進
- 事業地域への貢献
INPEXは単にエネルギー供給だけでなく、サステナビリティを重視した経営を行っていることがわかります。
グローバルに事業を展開するINPEXでは、多様な価値観を持つ人材が活躍できる環境が整っています。
自らの専門性を発揮しつつ、リーダーシップを発揮してプロジェクトを推進できる人材が求められています。
つまり、エネルギー業界でグローバルに活躍したいという高い志を持ち、サステナビリティへの貢献意欲の高い方にとって、INPEXは最適な就職先だと言えるでしょう。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートは、就職活動において非常に重要な役割を果たしています。
企業は、エントリーシートを通じて応募者の論理的思考力を評価しようとしています。
文章の内容ももちろん重要ですが、企業が最も注目しているのは、文章の構造や論理展開に問題がないかどうかです。
応募者は、エントリーシートを作成する際、自分の考えを論理的に展開し、分かりやすい文章構造で表現することが求められます。
企業に提出する前に、必ず論理展開や文章構造の見直しを行うことが大切です。
自分の文章を客観的に見直し、第三者にも理解しやすい形に整えることが、エントリーシート対策の鍵となります。
また、エントリーシートの設問は、企業が応募者のさまざまな能力や資質を評価するために設計されています。
設問の種類によって、企業が重視するポイントが異なります。
志望動機系の設問では、応募者の熱意と情報収集能力が評価されます。
過去の経験系の設問では、コミュニケーション能力やリーダーシップなどの一般的な資質が見られます。
未来目標系の設問では、応募者の大局観、未来志向、社会貢献性が重視されます。価値観系の設問では、応募者の個性やコンサルタント適性が評価の対象となります。
その他、長所や研究内容に関する設問もあります。
応募者は、各設問で企業が何を見ようとしているのかを理解し、その点を意識してエントリーシートを作成することが重要です。
自分の強みや経験を、設問の趣旨に合わせて効果的にアピールすることが、エントリーシート対策の上で欠かせません。
エントリーシートは、応募者と企業をつなぐ重要な架け橋です。
応募者は、論理的な文章構成と各設問の趣旨を踏まえた内容で、自分の魅力を最大限にアピールすることが求められます。
これらの点を意識してエントリーシートを作成することで、応募者は企業からの評価を高め、選考通過の可能性を高めることができるでしょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
INPEXの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
自己PR
・自己PR
【記載例】
私の強みは、専門知識と国際経験を活かしてチームをまとめ、目標達成に向けて全力で取り組む点です。
まず、私は大学で資源工学を専攻し、エネルギー資源開発に関する専門知識を習得しました。さらに、留学経験を通じて語学力とグローバルな視野を身につけました。
研究室のプロジェクトでは、これらの強みを活かしてリーダーを務め、メンバーの意見を引き出しながら課題解決に導きました。多様な背景を持つメンバーの力を結集し、プロジェクトを成功に導いた経験から、チームワークの重要性を学びました。
INPEXでは、専門知識と国際経験を活かし、チームの一員として事業の発展に貢献したいと考えています。
また、私は困難な状況でも粘り強く目標に向かって取り組む強い意志を持っています。
大学1年時には、英語力の不足から留学試験に失敗しましたが、諦めずに勉強を続け、2年後に合格を勝ち取りました。この経験から、努力を継続することの大切さを学び、困難な状況でも決して諦めない粘り強さを身につけました。
INPEXの事業は長期的な視点が必要であり、強い意志と粘り強さが求められます。私はこの強みを活かし、難しい課題にも全力で取り組んでいきたいと思います。
- 専門知識と国際経験という2つの強みを具体的に示し、それらがINPEXでどのように活かせるかを明確に述べている。
- プロジェクトでのリーダー経験を通じて、チームワークの重要性を学んだことを具体例で示し、INPEXでもチームの一員として貢献したい意欲を表現している。
- 留学試験の失敗と再挑戦の経験から、粘り強さと努力の大切さを学んだことを伝え、INPEXの事業に必要な資質を持っていることをアピールしている。
- 各パートで結論、理由、具体例、結びの構成を用いて論理的に自己PRを展開し、読み手に分かりやすく強みを伝えている。
ガクチカ
・学生時代頑張ったことを教えてください
【記載例】
私が学生時代に最も力を入れたことは、資源工学の研究と国際交流活動の2点です。
資源工学の研究では、エネルギー資源の効率的な開発と環境負荷の低減をテーマに取り組みました。
特に、新しい採掘技術の開発に関する研究では、指導教員と共に現場の課題を探り、解決策を考案しました。実験や数値シミュレーションを重ね、従来比で10%の効率改善を達成した成果は、学会でも高く評価されました。この研究を通じて、専門知識を実践に活かす力を身につけました。
INPEXでは、この研究経験を活かし、エネルギー資源の持続可能な開発に貢献したいと考えています。
国際交流活動では、留学生との交流イベントの企画・運営に尽力しました。
多様な文化背景を持つ留学生との協働を通じて、コミュニケーション能力とリーダーシップを磨きました。イベントの成功のために、メンバーの意見を丁寧に聞き、それぞれの強みを活かす役割分担を行いました。時には意見の対立もありましたが、粘り強く対話を重ね、チームの団結を導きました。
INPEXのグローバルな事業環境では、多様なバックグラウンドを持つ人々と協力することが不可欠です。私はこの経験を活かし、チームの一員として活躍したいと思います。
- 資源工学の研究と国際交流活動という2つの経験を挙げ、それぞれが専門性とグローバル人材としての資質につながることを明確に述べている。
- 研究では具体的な成果(10%の効率改善)を示し、その過程で専門知識を実践に活かす力を身につけたことを伝えている。
- 国際交流活動では、多様な背景を持つメンバーをまとめるリーダーシップと、粘り強く対話を重ねるコミュニケーション能力を発揮したことを具体例で示している。
- それぞれの経験から得た力を、INPEXでどのように活かしたいかを明確に述べ、同社で活躍する意欲を表現している。
まとめ
この記事では、INPEXの会社概要やエントリーシート(エントリーシート)の書き方について解説しました。
INPEXは日本を代表するエネルギー企業であり、グローバルに事業を展開しています。
エネルギー安全保障と気候変動対応という社会課題の解決に向けて、サステナビリティ経営を実践しています。
このようなINPEXの価値観に共感でき、グローバルに活躍したいという高い志を持つ方にとって、INPEXは最適な就職先だと言えるでしょう。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、INPEXの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。