サッカー関連の就職先10選!どのような職業があるのか紹介!
2024/6/25更新
はじめに
サッカーが大好きで、サッカーを楽しむだけでなく仕事にしたいと考えている就活生は多いのではないでしょうか?
本記事では以下のような就活生を対象に、サッカーに関する職業について紹介します。
- サッカーに関わることができる仕事にどのような職業があるか知りたい。
- サッカーに関わる仕事を目指すときに必要な資格があるのか知りたい。
- どのような就職先があり、どのような選考対策をすればいいのか知りたい。
その他の業界については以下の記事でまとめているので、ぜひご覧ください。
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サッカーってどんなスポーツ?
サッカーとは、1チーム11人づつが敵味方となり、1つのボールを主に足を使って移動させ、相手のゴールを目指す競技です。
試合終了のホイッスルまでに1回でも多く相手ゴールにボールを運んだチームが勝ちとなります。
サッカーは現在、210を超える国と地域で愛されており、競技人口は309万人にものぼるといわれており、4年に一度開催されるFIFAワールドカップのテレビ視聴者数は通算310億人を超えるなど、世界で最も人気のあるスポーツのひとつとして知られています。
サッカーに関わる仕事にはどんな種類がある?
サッカーに関する仕事について、大きく分けると以下の5つに分類されます。
種類 | 内容 | 主な就職先など |
プロスポーツ関係 (Jリーグ) |
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スポーツ指導関係 |
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スポーツ医療関係 |
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スポーツ用品関係 | スポーツ用品の開発・生産・販売など | 各スポーツメーカー |
スポーツメディア関係 | スポーツニュースなどを専門で取り扱う記者、ライター、カメラマンなど | 各報道機関など |
さらに細かい仕事については、のちほど解説しますのでぜひご覧ください。
サッカーに関する仕事はどんな人に向いている?
下記のような人物が、サッカーを仕事にすることに向いていると思われます。
- サッカー経験、スポーツ経験がある人
- 選手をサポートすることが好きな人
- 人とコミュニケーションをとることが好きな人
なにより大切なのは、サッカー経験がありスポーツやサッカーに興味があることでしょう。
これは、選手の気持ちがわかることでさまざまなアドバイスやケアが可能になるからです。
サッカーに関する職業に就こうとしたとき、多くの人は選手をサポートする側にまわります。
選手とコミュニケーションをとり、献身的に選手をサポートできる人物が重宝されるでしょう。
サッカー関連の就職先10選!
ここからは、サッカーに関する仕事について紹介します。
サッカーに関する仕事といっても、働き方は多岐にわたるので、それぞれの仕事の特徴や内容、主な就職先、必要な資格などについて理解しておきましょう。
① Jリーガー
プロのサッカー選手として、自らがプレーすることにより報酬を得ます。
サッカーではJリーグに所属している60クラブ(J1が20クラブ、J2が24クラブ、J3が16クラブ)のいずれかのクラブと契約し、競技を行うこととなるでしょう。
プレーをすること以外にも、グッズ販売収入やスポンサー収入を得ることもあります。
Jリーガーの主な就職先は?
Jリーガーの主な就職先としては、前述のとおりJリーグに所属している60クラブが挙げられます。
いずれにしても、入団するためには高いテクニックと体力が必要です。
Jリーガーなるための方法は?
Jリーガ―になるためには、高校サッカーで実績を残し各クラブからスカウトされるか、ユースなどのクラブの下部組織で実績を残す方法があります。
Jリーガーになる方法は複数あることから、どのような方法が自分にあっているかリサーチしてみましょう。
② Jリーグクラブのチームマネージャー
Jリーグクラブのマネージャーとして勤務します。
チームマネージャーの仕事は多岐にわたります。
トレーニング用品や備品の準備やメンテナンス、遠征スケジュールの調整、食事、バスの手配などさまざまです。
また、スパイクの管理を専門で行うスタッフを常駐させているクラブは少なくなっており、マネージャーがスパイクの管理を行うケースも多くあります。
Jリーグクラブのチームマネージャーの主な就職先は?
前述のとおり、Jリーグクラブで働くこととなります。
各クラブがさまざまな職種を募集しているので、興味のある方はぜひ挑戦してみましょう。
また、スポーツの専門学校など、クラブへの就職に強い学校で専門的に学ぶのも有効な手段です。
Jリーグクラブのチームマネージャーになるために必要な資格は?
Jリーグクラブのマネージャーを目指す上で必要な資格は特にありません。
Jリーグクラブに入り、選手のサポートがしたいという熱い思いがあれば大丈夫でしょう。
求められるスキルとして、監督やコーチの指示の意図をいち早く察知する力と、フットワークの軽さが求められるでしょう。
必須ではありませんが、C級指導者ライセンスなどを有しているとアピールする手段となるので興味のある方は取得を目指すのもいいかもしれません。
③ サッカートレーナー
サッカートレーナーは選手のコンディション調整や、ケガに対するリスク管理を行うのがメインの仕事です。
スポーツトレーナーといっても中身は細分化されており、トレーニングプログラムの作成およびトレーニング指導を行う「フィジカルトレーナー」や、選手のケガに対する処置やケガの予防を担当する「アスレティックトレーナー」などに分類されます。
選手に近い立場で精神面、身体面のサポートを行うサッカートレーナーはチーム内で重要な役割を果たしているといえるでしょう。
サッカートレーナーの主な就職先は?
主な就職先として、Jリーグのクラブや実業団、部活動に力をいれている大学や高校などが挙げられます。
また、スポーツジムやフィットネスクラブに就職し、所属先からクラブへと派遣されるなど働き方も多様化しているようです。
サッカートレーナーに必要な資格は?
サッカートレーナーになるために必要な資格は特にありません。
ですが、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を保有していれば、自分の実力をアピールできるでしょう。
ちなみに、アスレティックトレーナーの試験合格率は10%程度と取得難易度が高い資格となっています。
また、現在Jリーグで活躍しているサッカートレーナーは、はり師や鍼灸師の資格を持っている場合が多いようなので、資格を保有していると就職の際にアピールできるでしょう。
興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
④スポーツドクター
スポーツドクターは、アスリートの健康管理やケガの治療をサポートする仕事が中心です。
また、ドーピング検査やスポーツ医学の研究・教育、協議会の医事運営なども重要な仕事です。
スポーツドクターは、医学的立場からスポーツを支える役割をもちます。
スポーツドクターの主な就職先は?
クリニックや病院で勤務し、怪我をした選手の治療やリハビリを行います。
また、チームドクターとしてチームと契約し、専属的にアスリートの治療やリハビリを担当することもあります。
自身のクリニックを経営しつつチームドクターを務めるケースもあるので、働き方は多様化しているといえるでしょう。
スポーツドクターに必要な資格は?
スポーツドクターになるためには、医師免許が必要です。
医師免許を取得するには医学部に進学し、国家試験への合格が求められます。
一朝一夕で目指せるものではないので、それ相応の覚悟が必要です。
⑤柔道整復師
柔道整復師は、挫傷、脱臼、骨折、ねんざ、など、負傷した選手に対し、回復をサポートしたり、ケアしたりすることがメインの業務です。
また、ケガ予防に関するトレーニング・ストレッチ指導を行い選手の早期復帰、再発防止に向け選手をサポートします。
柔道整復師の主な就職先は?
柔道整復師の主な就職先として、プロのクラブチームや整形外科の勤務が挙げられます。
また、整骨院、接骨院などを開業することも可能です。
開業後に、プロチームや学校などと契約を結ぶことも可能なので、働き方の選択肢は多いでしょう。
柔道整復師に必要な資格は?
柔道整復師になるには、柔道整復師国家試験に合格する必要があります。
柔道整復師国家試験は、国が認可している専門学校を卒業することにより受験資格を得ることができる試験で、2023年度に実施された試験の合格率は66.4%でした。
比較的合格率は高めの試験ですので、興味のある方はどのような学校を卒業する必要があるのかリサーチしてみましょう。
⑥スポーツメーカー
スポーツメーカーでは、自社の製品を使用してもらったり、取り扱ってもらったりするために営業活動を行う営業職や、ウェアやスパイクなどの開発を行う開発職が存在します。
商品を選手に認知してもらうことが重要ですので、イベントでの宣伝活動、スポーツ選手やプロチームなどと直接契約し、商品をPRします。
プロ選手やJリーグのチームと契約できた際の経済効果は大きいので、非常にやりがいのある仕事といえるでしょう。
スポーツメーカーの主な就職先は?
国内のスポーツメーカーが主な就職先として挙げられます。
国内のスポーツメーカーを例に挙げると、「ミズノ株式会社」「株式会社アシックス」などが挙げられるでしょう。
スポーツメーカーのように、世間から広く認知されている企業は選考が高倍率となるケースが多いため、選考に臨む前に十分に対策を講じましょう。
スポーツメーカーで働くために必要な資格?
必須となる資格は特にありません。
学生時代にスポーツ経験があったり、サッカーに対する思い入れがあったりするのであれば、採用担当者に熱意を伝えましょう。
開発職を志望する場合は、学生時代の研究分野とどのようにマッチするかを整理し、論理的に志望動機を述べるようにしてください。
⑦協会・リーグ職員
日本国内にサッカーに関係する団体・協会は複数存在しており、リーグを運営する組織で働くことで密接にサッカーと関わることができます。
試合、リーグの運営はさることながら、日本サッカーの強化活動、普及活動、審判派遣など幅広い業務を担当します。
また、リーグを運営するためのスポンサーを募ることも大きな仕事となっており、日本サッカーの発展に向け、なくてはならない重要な職業といえるでしょう。
協会・リーグ職員の主な就職先は?
日本国内に存在するサッカー関連の協会や団体に就職します。
例えば、日本サッカー協会(JFA)、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)、日本フットボールリーグ(JFL)、日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)などが挙げられます。
それぞれの協会や団体に役割がありますので、自分がどのような分野でサッカーに携わりたいかを明確にし、就職先を選択しましょう。
協会・リーグ職員になるために必要な資格は?
協会・リーグ職員になるために必要な資格は特にありません。
サッカーに対する情熱を採用担当者に伝えましょう。
ただし、新卒で常時募集しているわけではなく、中途採用を含めて不定期で募集をかけていることが多いようです。
新卒で就職のタイミングが合わない場合は、ひとまずほかのサッカー関連の仕事や、スポーツ業界の営業や広報などでキャリア形成したのち、セカンドキャリアとして就職するのもいいかもしれません。
⑧スポーツアナリスト
スポーツアナリストの仕事は、選手のプレイや身体的なコンディション、監督の判断、戦術、気候、試合会場の状態など、さまざまなデータを収集・分析して、選手及びチームを勝利に導くことです。
近年のスポーツ界では、データを活用して作戦を立てることは常識で、サッカーでいえば、対戦相手の試合を視察し、戦術、フォーメーション、選手のクセ、咄嗟の場面で反射的に行うプレーなどを細かく分析し、言語化、数値化します。
分析結果をチームの首脳陣や選手と共有化し、チームを勝利に導きます。
このように、どうすれば高確率で作戦が成功するかを数字を基に分析することがアナリストの仕事です。
スポーツアナリストの主な就職先は?
スポーツアナリストとして、プロのクラブチームに所属する場合やデータ分析を専門にしている会社に就職するという選択肢があるでしょう。
スポーツアナリストに必要な資格は?
必要となる資格は特にありません。
現在はアマチュアチームでもアナリストが在籍していたり、データ分析の専門家がいるチームも増えています。
アナリストやデータ分析の経験がある方は、アマチュア時代の経験をアピールしてみましょう。
⑨スポーツメディア関連
メディア関連の職業に就いてサッカーと関わる方法もあります。
例えば、スポーツライター・スポーツカメラマンなどが挙げられるでしょう。
スポーツライターはスポーツ専門誌やスポーツ新聞、ウェブメディアなどに掲載する記事を執筆することが業務です。
一方、スポーツカメラマンは新聞、雑誌、テレビ放送などに使用する写真や映像を撮影するのが主な業務です。
読者が読みやすい文章をつくる執筆スキルや、勝負どころや予測できない一瞬を逃さず撮影する集中力と高い技術力が求められます。
スポーツメディアの主な就職先は?
スポーツメディアの主な就職先として新聞社や出版社が挙げられます。
また、フリーランスで活躍している方も多くいるのが特徴で、副業からでも始めやすいといえるでしょう。
就職を目指しているのであれば、ひとまず空いている時間を活用して挑戦してみるのはいかがでしょうか。
スポーツメディアに就職するために必要な資格は?
スポーツメディアに就職するために必要な資格は特にありませんが、サッカー経験やサッカーに関する知識があるほうがよいでしょう。
経験や知識があれば、試合の流れや勝負どころを予測できます。
読者に伝わりやすい文章を作れたり、シャッターチャンスをつかめる可能性が高いからです。
⑩レフェリー
レフェリーはいわゆる審判のことで、サッカーの試合でジャッジを務めたりします。
レフェリーはルールに基づいて正確なジャッジを行い、スムーズな試合進行を行うことが大きな役割です。
レフェリーの笛ひとつで試合の流れが大きく変わり、勝敗に影響するなど責任は重大です。
スポーツ関係の審判の主な就職先は?
主な就職先としてはJリーグでのレフェリーが挙げられます。
しかし、Jリーグのレフェリーで審判を専業としている「プロフェッショナルレフェリー」は2024年現在、主審14名、副審5名となっており、それ以外の多くのレフェリーはほかに仕事を持っているのが現状です。
このことから、プロフェッショナルレフェリーは非常に狭き門ということがわかります。
レフェリーになるために必要な資格は?
レフェリーになるには都道府県が主催している講習会に参加し、4級審判員の資格を取得するところからはじまります。
日本サッカー協会が主催している試合で主審を担当するには、3級・2級とステップアップし、1級審判員の資格を取得しなければなりません。
競技規則試験や体力テストなど、難関試験を突破すると資格を取得できます。
さいごに
この記事では、スポーツ業界、特にサッカーに関する仕事に興味がある方に対し、サッカーに関わる仕事を紹介しました。
サッカーに関する仕事の種類は多岐にわたります。
自らプレーする仕事、サポートする仕事、サッカーの魅力を伝える仕事などさまざまです。
ご自身の経験やキャリアプランから、どのような仕事に就きたいのかを考えてみましょう。
この記事が、サッカーに関する職業への内定に一歩近づくための参考になることを願っています。