就活で座談会は行くべき?参加するメリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/6/21更新
はじめに
本記事では、就活の座談会に参加すべきか、そのメリットや参加時の注意点などを詳しく解説しています。
結論から言うと、就活の座談会は積極的に参加すべきです。
企業説明会や選考とは異なり、社員の方と直接話せる貴重な機会であり、企業の雰囲気や仕事内容についてより深く理解できるからです。
また、就活仲間と情報交換をする場としても活用できるでしょう。
本記事は、特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- 就活になにから取り組めばいいか分からない
- 座談会に参加すべきか迷っている
- 座談会で何を質問すればいいか分からない
そんな就活生に向けて執筆しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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就活の座談会に関する基本情報
就活の座談会は、企業の社員と学生が少人数で気軽に話をする場です。
企業説明会よりもフランクな雰囲気で、疑問や不安を解消したり、より深い情報を得たりできるでしょう。
座談会には、説明会後、選考前、インターンシップ中などさまざまな種類があります。
座談会で質問する内容としては、仕事内容、キャリアパス、社風、選考などについて具体的に質問するのがおすすめです。
座談会参加で必要とされる人材像
座談会で求められる人材像は企業によって異なりますが、一般的には以下の3つの要素が重要視されます。
主体性と積極性
座談会は受け身で話を聞くだけでなく、積極的に質問したり、自分の意見を述べたりすることが求められます。
企業は自社の事業や仕事内容に興味を持ち、積極的に情報収集できる人材を歓迎するからです。
例えば座談会で社員の方に質問する際、「御社ではどのようなキャリアパスがありますか?」といった一般的な質問だけでなく、「御社で活躍されている方は、どのようなスキルや経験を積まれていますか?」といった具体的な質問をすると、主体性と積極性をアピールできるでしょう。
また、自分の意見を述べる際も「私は〇〇という点に魅力を感じました」といった感想だけでなく、「私は〇〇という経験があり、御社で〇〇という貢献をしたいと考えています」といったように、自分の強みや志望動機を具体的に伝えることが重要です。
コミュニケーション能力
座談会は、社員とのコミュニケーションを通して企業理解を深める場です。
そのため、円滑なコミュニケーション能力が求められます。
質問力、傾聴力、表現力などをバランス良く発揮することが重要です。
質問力とは、相手の話を理解し、適切な質問をする能力のことです。
座談会では社員の方に質問するだけでなく、他の参加者の質問も聞きましょう。
相手の話を注意深く聞き、疑問点や興味を持った点を整理し、適切なタイミングで質問すると、コミュニケーションを円滑に進められます。
傾聴力とは、相手の話を注意深く聞き、理解する能力です。
座談会では社員の方の話を聞くだけでなく、他の参加者の意見や感想を聞くことも求められています。
相手の話を最後まで聞き、共感したり質問したりすると、良好な人間関係を築けるでしょう。
表現力とは、自分の考えや意見を分かりやすく伝える能力です。
座談会では質問や意見を述べるだけでなく、自分の経験や強みをアピールしてください。
具体的なエピソードを交えながら分かりやすく伝えれば、相手に好印象を与えられます。
熱意と誠実さ
企業は、自社に対して熱意を持ち、真剣に就職を考えている学生を求めています。
座談会を通して企業への理解を深めるとともに、自分の熱意や誠実さを伝えることが大切です。
熱意は言葉だけでなく、態度や表情からも伝わります。
座談会では積極的に参加し、笑顔で話すと、企業への熱意をアピールできるでしょう。
また、事前に企業研究をおこない、質問内容を準備しておくことも重要です。
誠実さは、嘘をついたり、ごまかしたりしないことです。
座談会では正直に自分の考えや意見を伝えてください。
また、社員の方の話を尊重し、感謝の気持ちを伝えましょう。
座談会に参加するメリット
企業の雰囲気や社風を肌で感じられる
企業説明会やホームページからは、どうしても形式的な情報や綺麗な言葉で彩られた情報しか得られません。
しかし座談会では、社員の方の何気ない会話や表情、オフィス環境、服装などから、企業のリアルな雰囲気や社風まで感じ取ることができるのです。
例えば、社員同士で活発に意見交換をしている様子や、リラックスした雰囲気で仕事をしている様子を見れば、風通しの良い社風であることがわかるでしょう。
また、服装が比較的自由であれば、個性を尊重する社風であると考えられます。
このように、座談会では五感をフル活用して企業の雰囲気を体感し、自分に合った社風かどうかをより深く判断できるのです。
より深い情報を得られる
企業説明会や資料では時間や制約があるため、どうしても表面的な情報しか得られません。
しかし、座談会ではより具体的な仕事内容やキャリアパス、社内の雰囲気、働き方など、突っ込んだ質問ができるでしょう。
例えば、「入社1年目はどのような仕事をするのか」「キャリアアップのために必要なスキルは何か」「残業時間はどのくらいか」「有給休暇は取得しやすいのか」など、具体的な質問をすることで企業理解を深め、入社後のミスマッチを防げるはずです。
また、社員の方の経験談や失敗談を聞くと、よりリアルな仕事のイメージを持てます。
社員と直接交流できる
座談会では、社員と直接話すことで人柄や価値観に触れ、より深く企業を理解できるはずです。
社員の仕事に対する情熱や考え方、キャリアに対するビジョンなどを聞けば、その企業で働くイメージを具体的に持てるでしょう。
また、自分のことを知ってもらう機会にもなり、選考に有利に働く場合もあります。
例えば自分の強みや経験をアピールしたり、企業に対する質問をしたりすると、社員の方に好印象を与えられるでしょう。
他の就活生と情報交換できる
同じ企業に興味を持つ学生と交流すると、新たな視点や情報を得られます。
他の学生がどのような質問をしているのか、どのような点に興味を持っているのかを知ることで、自分自身の企業選びの視野を広げられるはずです。
また、就活仲間を作ると互いに励まし合ったり、情報交換をしたりもできるでしょう。
就活は孤独になりがちですが、座談会で知り合った仲間と交流すればモチベーションを維持し、共に乗り越えられるはずです。
企業への熱意をアピールできる
座談会は、企業に対して積極的にアプローチする絶好の機会です。
積極的に質問したり自分の考えを伝えたりすることで、企業に熱意をアピールできるでしょう。
企業は、自社に興味を持ち、積極的に行動する学生を求めています。
例えば、事前に企業研究を行って具体的な質問を準備したり、自分の強みや経験をアピールしたりすると、企業に対して熱意を示せるでしょう。
また、座談会後にお礼状を送るなど丁寧な対応をするのも重要です。
企業が行なっている座談会の内容
企業が過去に実施した座談会について、概要を紹介します。
- パネルディスカッション形式
- 部署別座談会
- テーマ別座談会
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
パネルディスカッション形式
入社1~3年目の若手社員が登壇し、自身の経験や仕事内容、キャリアパス、社内の雰囲気などについて語る形式です。
学生は近い将来の自分の姿をイメージしやすく、より具体的な質問ができるでしょう。
例えば、「入社してからどのような研修を受けましたか?」「1日の仕事の流れを教えてください」「仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?」「社内でのコミュニケーションはどのように行われていますか?」といった質問をすると、よりリアルな情報を収集可能です。
また、若手社員の生の声を聞くことで、企業のリアルな姿を垣間見ることができるでしょう。
企業説明会やホームページでは得られないような本音や苦労話、成功体験などを聞くと、企業の文化や価値観をより深く理解できるはずです。
若手社員との距離が近いため、気軽に質問や相談ができ、より親近感が持てます。
部署別座談会
興味のある部署の社員と直接話ができる形式です。
具体的な仕事内容や求められるスキル、キャリアパスなどについて、より深く掘り下げて質問できるでしょう。
例えば、「この部署ではどのようなプロジェクトがありますか?」「どのようなスキルが求められますか?」「キャリアアップのためにどのような努力をしていますか?」といった質問をすれば、より具体的な情報が収集可能です。
また、部署の雰囲気やチームメンバーとの関係性など、よりリアルな情報が収集可能です。
実際に働いている社員の方から話を聞けば、職場の雰囲気や人間関係、働き方などをより具体的にイメージできるでしょう。
さらに、部署の具体的な課題や目標などを知ると、自分がその部署でどのように貢献できるかを考えるきっかけにもなります。
テーマ別座談会
「女性活躍推進」「グローバルキャリア」「ワークライフバランス」など、特定のテーマに焦点を当てた座談会です。
テーマに関心のある学生が集まるため、より活発な意見交換が期待できるでしょう。
例えば、「女性が働きやすい環境づくりについて、どのような取り組みをしていますか?」「海外で働くチャンスはありますか?」「仕事とプライベートの両立について、どのようなサポートがありますか?」といった質問をすると、企業の取り組みや考え方について、より深く理解できるでしょう。
就活の座談会対策
概要
就活の座談会は内定に直結する可能性があるため、ある程度準備を進めておく必要があります。
通常の座談会には興味本位で参加する学生も多いですが、選考直結型の座談会では入念な対策をしてくる学生もいます。
企業理解や業界理解を入念に行った上で、当日に積極的に質問や意見交換をおこない、熱意をアピールしましょう。
就活の準備にかかる時間は人それぞれですが、余裕をもって自己分析や企業研究を進めてください。
また、座談会では、コミュニケーション能力や論理的思考力などが試されることがあります。
事前に想定される質問への回答を準備したり、模擬練習をしておいたりすると、自信を持って臨めるはずです。
座談会の事前準備
企業研究
企業のホームページやSNS、ニュース記事だけでなく、有価証券報告書やCSRレポート、業界紙なども参考にしましょう。
事業内容、製品・サービス、財務状況、経営戦略、競合他社との比較、業界の動向、今後の展望、企業理念、社風、社員インタビューなどを徹底的に調べ、理解を深めてください。
企業の公式情報だけでなく、OB/OG訪問やインターンシップ経験者の話を聞くのも有効です。
業界全体のトレンドや課題を把握するとより深い質問ができ、企業への関心の高さをアピールできるでしょう。
質問リストの作成
企業研究で得た情報をもとに、具体的な質問をある程度用意しましょう。
ただ質問を羅列するだけでなく、なぜその質問をするのか、その質問を通して何を知りたいのか、といった背景や意図を明確にするのが大切です。
仕事内容については、具体的な業務内容や1日のスケジュール、やりがい、苦労、成長できる点などを質問すると良いでしょう。
キャリアパスについては、入社後のキャリアステップ、求められるスキル、キャリアアップのための研修制度などの質問が有効です。
社風については、社内の雰囲気、どのような人が活躍しているか、どのような価値観を大切にしているかなどをおすすめします。
働き方については、残業時間、有給休暇の取得状況、テレワークの導入状況、ワークライフバランスの取り組みなどを質問すると良いでしょう。
服装・身だしなみ
清潔感のある服装で参加しましょう。
業界や企業の雰囲気に合わせて、スーツかオフィスカジュアルを選ぶのが一般的ですが、迷った場合はスーツが無難です。
スーツの場合、色は黒、紺、グレーなど落ち着いた色を選び、シャツは白が良いでしょう。
ネクタイは派手すぎないものを選び、靴は革靴を磨いておいてください。
オフィスカジュアルの場合、ジャケットは必須ではありませんが、清潔感のあるシャツやチノパンなどを着用しましょう。
髪型は清潔感のある短髪か、長い場合はしっかりとまとめておきます。
メイクはナチュラルメイクを心がけ、派手なアクセサリーは避けてください。
爪も短く切り、清潔にしておきます。
服装や身だしなみは、第一印象を大きく左右する要素です。
清潔感のある身だしなみで、相手に好印象を与えましょう。
メモの準備
A4サイズのノートと複数のペンを持参し、重要な情報をメモしましょう。
後で振り返る際に役立ちます。
また、質問したいことをメモしておくと、聞き逃しを防げます。
メモを取る際は要点を押さえ、箇条書きで簡潔にまとめましょう。
また、質問する際にはメモを見ながら質問することで、スムーズに質問できます。
積極的な姿勢
受け身にならず、積極的に質問や意見を述べましょう。
笑顔でハキハキと話すことで、好印象を与えられます。
他の参加者の意見にも耳を傾けて相槌を打ったり、質問を重ねたりすると、コミュニケーションを深められるでしょう。
質問する際は、自分の言葉で質問するように心がけてください。
質問に対して回答があった場合は、感謝の気持ちも伝えましょう。
意見を述べる際は、自分の考えを論理的に説明すると良いです。
また、他の参加者の意見と比較したり、関連付けたりすると議論を深められます。
感謝の気持ちを伝える
座談会終了後には、必ず参加した社員にお礼の言葉を伝えましょう。
その場で口頭で伝えるだけでなく、後日メールや手紙で感謝の気持ちを伝えるのも有効です。
お礼状には座談会で学んだことや感じたこと、今後の抱負などを具体的に書いてください。
また、社員の名前を間違えないように、名刺をもらっておくことをおすすめします。
オンライン座談会の場合
事前に通信環境(Wi-Fiの速度や安定性)やカメラ、マイクなどを確認し、問題があれば事前に対処しておきましょう。
顔が明るく写るように、カメラの照明の位置を調整してください。
マイクはミュート機能を適切に使い、雑音が入らないように注意しましょう。
背景はシンプルなものが好ましく、生活感が出ないようにしてください。
服装や身だしなみは、対面の場合と同様に清潔感を意識しましょう。
複数の座談会に参加
さまざまな業界、規模、タイプの企業の座談会に参加することで、企業の比較がしやすくなります。
また、場数を踏むことで緊張せずに話せるようになり、自分の強みや弱みを客観的に把握できるようになるでしょう。
座談会は企業研究の一環としてだけでなく、自己分析やコミュニケーション能力を向上させる場としても活用可能です。
積極的に参加し、多くの社員と交流することで、自分に合った企業を見つけられるはずです。
座談会参加の流れ
一般的な座談会参加の流れを解説します。
- 申し込み
企業の採用ページや就活サイトなどから座談会参加を申し込みます。
予約が必要な場合は早めに申し込みましょう。
人気の企業や日程はすぐに埋まってしまう場合があります。 - 参加
当日は余裕を持って会場に到着しましょう。
さいごに
就活の座談会は、企業の社員と少人数で気軽に話せる場であり、企業説明会や資料だけでは得られない深い情報を収集し、企業への理解を深める絶好のチャンスです。
座談会では社員の人柄や社風を直接感じ取れるだけでなく、具体的な仕事内容やキャリアパス、社内の雰囲気、働き方など、より詳細な情報を質問できます。
また、他の就活生との情報交換や、自身の熱意を企業にアピールする場としても活用できるでしょう。
参加にあたっては事前に企業研究を徹底し、具体的な質問リストを作成しておくことが重要です。
また、当日は積極的な姿勢で臨み、メモを取りながら、感謝の気持ちを忘れずにコミュニケーションをとりましょう。
オンライン座談会の場合には、通信環境やカメラ、マイクなどを事前に確認し、清潔感のある環境で参加することが大切です。
さまざまな企業の座談会に参加すると企業比較がしやすくなり、自分に合った企業を見つけられます。
ぜひ積極的に参加し、就活を成功させてください。