DICが行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/6/21更新
はじめに
本記事では、DICのインターンシップや、インターンシップの選考対策のポイントなどを解説していきます。
結論から言うと、DICのインターンシップには、実務型の長期インターンシップと座談会をメインに据えている1Dayのインターンシップがあります。
そして、希望する職種によって対応するインターンシップが異なったり、インターンシップによっては選考対策が必要であったりと、形式によって採用やプログラムが異なるのです。
また、DICでは夏季インターンシップ・冬季インターンシップの2シーズンに分かれています。
しかし、2025年度では冬季インターンシップが行われない予定など、年度によって開催されるインターンシップが変わる恐れがあるので、注意が必要です。
特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- DICのインターンシップに参加しようか悩んでいる
- DICのインターンシップに参加して選考フローを優位に進めたいけれど、インターンシップのプログラム内容が不明慮
そんな就活生に向けて有益な情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
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DIC株式会社の基本情報
出典元:DIC株式会社
社名 | DIC株式会社 |
本社所在地 | 〒103-8233 東京都中央区日本橋三丁目7番20号 ディーアイシービル |
主な事業内容 | 印刷インキや有機顔料、合成樹脂などの化学素材をベースに、企業向けの化学製品や加工品、ソリューションに至る広範な事業・製品を展開している。 |
支社・拠点 | 大阪支店 名古屋支店 東京工場 千葉工場 北陸工場 堺工場 鹿島工場 小牧工場 四日市工場 埼玉工場 館林工場 滋賀工場 総合研究所 |
DIC株式会社は、企業向けに印刷インキや有機顔料、合成樹脂、PPSコンパウンドなどの化学素材や化学製品、ソリューションを提供している大手化学企業です。
創業110年以上を誇る老舗企業であり、日本国内に多くの工場や事業所を保有していることに加え、海外62カ国に185社のグループ企業を有しています。
そのため、日本でも代表的な化学素材を扱う企業といえるでしょう。
その高い技術力や長年のノウハウから多くの商品を製造しており、取り扱っている商品群は約30万種にも及びます。
また、国内だけでなく多くの海外企業とも取引をしており、グローバルなビジネス展開を行っているだけでなく、印刷インキや有機顔料、PPSコンパウンドの分野では世界トップシェアを獲得しています。
このことからも、売り上げの過半数は海外企業との取引で得た収入になっているのです。
加えて、2021年にドイツのBASF社のColors & Effects顔料事業を買収するなど、近年グローバルな経営方針を展開しています。
公式ホームページでは、今後親興市場のある中南米や中東にも積極的にビジネス展開を行うことを示唆していることから、グローバルな舞台で化学製品を扱いたい就活生にぴったりといえるでしょう。
さらに、DICに勤めている人の平均年収は787万円であり、平均年収が646万円の化学業界の中ではかなり高い数値です。
高い収入で化学業界に勤めたいと考えている就活生にも、魅力的な企業といえるでしょう。
DICに必要とされる人材像
DICでは、「積極的にチャレンジする」人物像が求められていることが人事部のコメントから推測できます。
DICの社風からも、チャレンジと失敗を積み重ねて成長しやすい、労働システムや雰囲気が形成されていると推測できるでしょう。
チャレンジと失敗の先にあるイノベーションを掴める人材が求められているのです。
また、DICは「絶えざるイノベーションにより豊かな価値を創造し、顧客と社会の持続可能な発展に貢献する」という経営理念を掲げており、以下の行動指針を重要視しています。
- 進取:イノベーションを通して価値を創造するために、変化を恐れず受け入れ、自らも変化する心を持つ。固定観念にとらわれず、自由な発想や新しい視点で考え実行する。
- 誠実:倫理的で正直な態度を貫き、良識と責任感を持って課題に真摯に向き合い、末永くお客様、同僚など、会社と関わりを持つ全ての関係者からの信頼を得る。
- 勤勉:当事者意識と向上心を持ち、なすべきことに自ら進んでひたむきに努力を重ね、その責任を果たす。
- 協働:社員一人ひとりの個性や多様性を尊重し、グループ総力を結集し、社外関係者とも協力し、知恵を出し合いながらより良いものを生み出していく。
- 共生:コンプライアンスの意識を超えて「良き企業市民」としての社会的責任を果たし、持続可能な価値を持った製品・サービスの提供、ならびに社会貢献を推進する。
上記の行動指針は業務に取り組む上での基礎となる考え方なので、チャレンジ精神を表すエピソードを伝える際などに組み込んでみると、採用面接官に効果的なアピールができるでしょう。
DICのインターンに参加するメリット
事業内容を深く理解できる
DICにエントリーするためには、希望する職種を事前に決めておく必要があります。
自分にあった職種を選択するためにも、企業の事業内容を把握しておきましょう。
また、DICの事業はほとんどがBtoBの領域で展開されているため、日常生活で直接接する機会が少なく、公式ホームページの情報だけでは具体的なイメージを掴みにくいのが実情です。
しかし、インターンシップに参加すれば業務内容はもちろん、取り扱っている商品についても具体的に理解できるため、ぜひ積極的に利用することをおすすめします。
希望する職種に適したプログラムが組まれている
DICの募集職種には、「生産系職種」、「事務系職種」、「ITシステムエンジニア職」などがあります。
募集職種によって携わる業務内容は大きく変わってくるため、インターンシップのプログラム内容も募集職種ごとに変わっています。
例えば、技術系職種を志望する就活生に向けた技術系のサマーインターンシップでは、実際に勤務する可能性のある工場や研究所で、技術者の業務を体験できるでしょう。
インターンシップを通じて業務内容への理解を無駄なく深められるので、募集職種をある程度絞れる人は、活用してみる価値が十分にあります。
プログラムによっては選考を有利に進められる可能性が高い
技術系のサマーインターンシップなどの長期インターンシップでは、参加者限定で選考に関する情報が提供されることが明示されています。
この情報は、選考を有利に進める上で大いに役立つ可能性があります。
一方で、生産系職種向けの1Dayインターンシップには、選考に関する情報が提供される旨の記載がありません。
そのため、インターンシップに参加する際は、選考に関する情報が伝えられるかどうかを事前に確認することをおすすめします。
DICが行っているインターン内容
DICが2024年度に実施する予定の2つのインターンについて、概要を紹介します。
- 【技術系】サマーインターンシップ
- 【生産系】生産技術とプラントエンジの魅力を知るイベント
長期・短期インターンシップのそれぞれの概要を詳しくまとめましたので、インターンに酸化するか悩んでいる就活生はぜひ参考にしてみてください。
【技術系】サマーインターンシップ
2024年度に開催する予定の「【技術系】サマーインターンシップ」の概要は、以下の通りです。
開催時期 | 9月2日(月)~9月13日(金) |
開催時間 | 未定 |
場所 | 総合研究所(千葉県佐倉市) 千葉工場(千葉県市原市) 埼玉工場(埼玉県北足立郡) 東京工場(東京都板橋区) 鹿島工場(茨城県神栖市) 堺工場(大阪府高石市) |
人数 | 各テーマ1~2名程度 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | ・交通費支給あり ・宿泊費支給有り |
エントリーの締切は7月10日です。
参加するためには、エントリーシートの提出と適性検査の選考を突破する必要があるので、自己PRや志望理由を整理しましょう。
【生産系】生産技術とプラントエンジの魅力を知るイベント
2024年度に開催する予定の「【技術系】サマーインターンシップ」の概要は、以下の通りです。
開催時期 | 9月予定 |
開催時間 | 未定 |
場所 | WEB |
人数 | 30~50名未満 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | なし |
エントリーの締め切りは8月31日です。
インターンシップに参加する上で選考はありませんが、人数が多かった場合は抽選によって参加者が選ばれます。
DICのインターン選考対策
DICは募集職種によって適したインターンシップは異なるため、インターンシップを受ける前にある程度募集職種を絞っておきましょう。
長期インターンシップでは、エントリーシート選考と適性検査を行う傾向があるので、エントリーシート対策を入念に行っていなければ参加権を確実に手に入れることは難しいです。エントリーシートでは、「今回のインターンシップで知りたいこと、学びたいことを教えてください」など、比較的オーソドックスな質問をされることが予想されます。
自身の長所やインターンシップに行く目的を事前に整理しておくと、スムーズにエントリーシートを書くことができるでしょう。
加えて、2025年に行われる長期インターンシップでは、以下のように開催場所によって、扱う題材やテーマが異なりますので、自分が学びたいプログラムを選択する必要があります。
- 量子コンピュータによる量子化学計算手法の研究・開発
- エネルギー変換触媒の基礎研究
- 有用物質生産菌の評価
- フィルム材料の様々な特性に関する分析
- カラーフィルタ向け有機顔料の開発と特性評価
- 分光センシングによる樹脂物性解析
- 貴金属吸着材料における基礎検討
- 近赤外吸収ナノ粒子の高分散化設計開発と機能性評価
- 中空糸の収縮現象の把握検討
- モジュール内部の水流シミュレーション解析
- ラジカル重合系機能性ポリマーの合成と応用評価
- 粘/接着テープの設計と評価
- 水性インクジェットインクの設計評価
上記のインターンシッププログラムに加えて、東京工場(東京都板橋区)では「共押出多層フィルムのリサイクル適正向上検討」、鹿島工場(茨城県神栖市)では「天然材料を使用した化粧品用色材」、堺工場(大阪府高石市)では「水性樹脂の化学構造と諸物性発現機構の解明」のプログラムが行われる予定です。
気になる方は確認しておくと良いでしょう。
選考フローごとの選考対策
企業・事業内容の分析
DICのエントリーシートを書くにあたって、企業・事業内容の分析は必須です。
公式ホームページや採用ホームページに事業内容や職種についての説明が詳細に記載されていますので、事前に確認しておくと良いでしょう。
また、DICは「DIC Vision 2030基本方針」を掲げており、2030年の企業目標を詳細に設定しています。
「DIC Vision 2030基本方針」の内容をきちんと把握し、自身のキャリアプランに取り入れることは、インターンシップの権利を勝ち取るうえで有効な手段になります。
しっかり確認しておくと良いでしょう。
志望動機を明確に
志望動機を明確にしておくことも、DICのインターン選考において重要な要素です。
インターン選考で、「インターンシップを通じて何を学びたいか」を問われることが多い傾向があります。
志望動機をあらかじめ明確にしておくことで、自分にどんな情報が必要かはっきりさせることができるでしょう。
上記の質問の回問に悩んでしまう場合は、志望動機から考え直してみることをおすすめします。
DICのインターン選考の流れ
DICのインターン選考の流れは以下の通りです。
志望する職種やインターンシップのプログラムによって内容が異なる場合があるため、注意が必要です。
また、ここでは短期インターンシップ、長期インターンシップそれぞれの選考の流れをまとめます。
長期インターンシップの場合は選考がある可能性が高いので、事前の準備を入念に行っておきましょう。
長期インターンシップ
- エントリー(サイトにてアカウントの登録)
- エントリーシート選考
- 適性検査選考
- インターンシップ合否通知/li>
短期インターンシップ
- エントリー(サイトにてアカウントの登録)
- 抽選選考
- インターンシップ合否通知
さいごに
DICは、長期インターンシップ、短期インターンシップともに積極的に行っているため、エントリーできる機会は多いでしょう。
ただし、志望職種によって適したインターンシップが異なったり、エントリーシート・適性検査の対策が必要だったりなどします。
プログラムの内容によっては事前に準備を行わなければ、参加すること自体が難しくなってしまうでしょう。
インターンシップに参加することで得られるメリットは多いため、この記事の情報をもとに、ぜひDICのインターンシップに参加してみてください。