就活でリーダー経験を強みとして伝えよう!話し方・書き方を例文と併せて紹介
2024/6/21更新
はじめに
「あなたのリーダーシップを発揮した経験を教えてください」
就活において、リーダーシップを発揮した経験いわゆる「リーダー経験」は、面接で頻繁に聞かれる質問事項として認識している方も多いでしょう。
頻繁に聞かれる質問だからこそ、他の学生と内容が被ったり、自分の強みを効果的に伝えられなかったりと、話し方や書き方に不安を感じることが多いのも事実です。
企業はリーダー経験を問うことで、就活生のポテンシャルを把握し、自社のビジネスに適応できるかどうかを見極めようとしています。
リーダー経験をより効果的に伝えるためには、具体的なエピソードを交えて適切な順序で内容を整理することが肝要です。
リーダー経験を元に自分の強みを最大限に企業にアピールして、内定獲得を目指しましょう。
この記事では、就活でリーダー経験を問われた際の話し方・書き方について詳しく解説しています。
リーダー経験はあるものの、どのように自分をアピールすればいいのかわからないという以下の就活生を対象に、企業がリーダー経験を問う意図や6種類のリーダーシップについても紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
- リーダー経験はあるが就活での活用方法がわからない
- リーダー経験を用いた効果的な自己PR方法を知りたい
- リーダーシップの種類について把握したい
- 就活でリーダー経験を活用する際の話し方・書き方について理解したい
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、就活においてリーダーシップを発揮した経験いわゆる「リーダー経験」は、自分の強みとして十分活かすことが可能です。
リーダー経験を問われた際はもちろん、学生時代力を入れて取り組んだこといわゆる「ガクチカ」や自分の強みについて問われた際にも、リーダー経験は活用できるでしょう。
企業は就活生にリーダー経験を聞くことで、就活生のポテンシャルを理解して自社のビジョンや社風に適しているかを確認しています。
リーダー経験を企業に伝える際は、適切な順序での話し方・書き方で自分の強みをより魅力的に伝え、他の学生と差別化することが肝要です。
また、リーダーシップには6つの種類が存在します。
企業がリーダー経験を問う意図や、リーダーシップの種類を理解し、自分のリーダー経験がどの種類に属するかを考えることで、自分の強みを客観的に理解できるでしょう。
そして、その理解をもとにリーダー経験を効果的に伝える方法を考えることが重要です。
これにより、面接やエントリーシートでリーダー経験を効果的にアピールでき、企業とのコミュニケーションを円滑に進めることができます。
次の章からは、各内容を詳しく解説していますのでぜひ最後までご覧ください。
就活でリーダー経験は活用できる?企業が聞く意図とは?
就活において、リーダー経験は面接で頻繁に聞かれます。
リーダー経験を活用することで、自分の強みをより効果的に企業にアピールできるだけでなく、企業は就活生の内面的な素質を知ることができるでしょう。
ここでは、リーダー経験を活用することでアピールできる強みの種類と、企業がリーダー経験を問う意図を解説します。
リーダーシップを発揮した経験は自分の強みとして就活に活かそう
リーダーシップを発揮した経験「リーダー経験」は、強みとしてさまざまな潜在能力をアピールできます。
エントリーシートや面接で問われた際はもちろん、学生時代力を入れて取り組んだこと「ガクチカ」や、自己PRでもリーダー経験は活用できるでしょう。
リーダー経験を就活で活用することでアピールできる強みを、3つに分けて紹介します。
協調性やコミュニケーション能力の高さをアピールできる
リーダー経験を企業に伝えることで、協調性やコミュニケーション能力の高さをアピールすることが可能です。
集団でリーダーシップを発揮するには、率いるさまざまな人々と適切なコミュニケーションを取る必要があります。
リーダーシップを持つためには、周囲と良好な関係を築く能力や協調性が欠かせません。
明るい人柄や協調性を持ち、周囲との円滑なコミュニケーションを図ることで、リーダーとしての信頼を得られるでしょう。
リーダー経験をアピールすることで、自らが協調性を持ち、適切なコミュニケーションを取れることを示すことができます。
社会に出て働く際には、仲間と協力し合いながら仕事を進めることが不可欠です。
企業は基本的に、協調性やコミュニケーション能力が高い人物を採用したいと考えていますので、リーダー経験を通じてこれらの強みをアピールして内定獲得を目指しましょう。
状況判断力や課題解決力をアピールできる
リーダー経験は、就活において状況判断力や課題解決力をアピールする強力な手段です。
部活動やサークル活動、アルバイトなど、さまざまな集団でリーダーを務めた経験は、自らが置かれた環境の課題や改善点を見つけ、解決に向けて主体的に行動した経験となります。集団の現状を客観的に判断し、課題解決に向けて周囲の人々を巻き込みながら積極的に行動する力は、企業での業務遂行において不可欠です。
企業での勤務においても、指示された業務だけでなく、自らが見つけた改善点を解決に向けて積極的に取り組む姿勢が求められるでしょう。
リーダー経験を活かして状況判断力や課題解決力を持ち、企業に貢献できる人物であることを明確に伝えることが重要です。
集団をまとめる力をアピールできる
リーダー経験を通じて集団をまとめる力もアピールできます。
リーダーシップを発揮するには、さまざまな人々の意見を受容し、一つの目標に向かってまとめていく力が必要です。
仕事でも数人がチームとなって協力し、全員が同じ方向を見て一つの仕事を進めていきます。
失敗やトラブルが発生しても、前を向いてチームをまとめていく力がある人は、企業に就職してもその力を存分に活かせるでしょう。
企業は、集団をまとめる力を持っている人物を採用したいと考えますから、リーダー経験を通じてこれらの強みをアピールできるよう面接対策を進めましょう。
企業が「リーダー経験」を質問する意図は学生の人柄や求める能力があるか判断するため
企業が就活生にリーダー経験を質問するのは、履歴書だけではわからない就活生の人柄や、企業が求める能力が備わっているかを確認したいからです。
履歴書の学歴は、実際の業務に直結するわけではありません。
エントリーシートや面接では、ガクチカやリーダー経験を通じて就活生の内面や人柄を窺い知り、入社後の活躍を想像することが企業の狙いです。
リーダー経験を通じて培った能力が、企業が求める人物像に適合していることを証明するために、自己分析と企業分析を徹底的に行い、エントリーシートや面接の準備を万全にしましょう。
リーダー経験を語る際には、自分の強みと企業のニーズが一致するようにアピールし、入社後にどのように貢献できるかを具体的に伝えることが重要です。
これにより、より良い印象を与えることができます。
企業が求めるリーダーシップには6種類がある!理解を深めよう
就活生の人柄や強みについて知るために、企業はリーダー経験をエントリーシートや面接の際に質問します。
企業が求めるリーダーシップには6つの種類が存在します。
6種類それぞれを理解することで、自分がリーダーシップを発揮した経験がどの種類に属するのかを客観的に把握でき、エントリーシートや面接時に役立つでしょう。
ここでは、リーダーシップの6つの種類について解説します。
①ビジョン型リーダーシップ
ビジョン型リーダーシップとは、メンバーの自主性を尊重しながら、ビジョンや目標など共通の夢を実現まで導くリーダーシップのことです。
6つの種類の中で最も前向きかつ理想的なリーダーシップであり、目標達成までの方法を押し付けない点が特徴です。
メンバー一人ひとりの自主性を尊重し、目標達成までサポートに徹するため、最も有効的なリーダーシップとされています。
②コーチ型リーダーシップ
コーチ型リーダーシップは、メンバー一人ひとりの目標や希望を組織全体の目標に結びつけることにより、チームを統率します。
メンバー一人ひとりの目標や希望を把握するために、メンバー個人とリーダーの対話が非常に重要な役割を果たすでしょう。
メンバーそれぞれの持つ個性や長所を把握し、目標達成に向けてサポートしていきます。
それがチーム全体のモチベーションを高く維持することにつながるのです。
③関係重視型リーダーシップ
関係重視型リーダーシップは、課題解決や目標達成よりも部下や後輩社員との関係性を重視し、より快適に働ける環境を作ることに特化したリーダーシップです。
部下や後輩社員の精神面でのニーズを第一に考え、メンバー全員が居心地良く働ける環境を作ることを重視します。
課題解決や目標達成よりも良好な人間関係の形成がメインとなり、メンバーの精神面や感情面を尊重することが特徴です。
④民主型リーダーシップ
民主型リーダーシップは、メンバー一人ひとりの意見を積極的に受け入れることにより、メンバーの参加意識を高めて成果につなげようとします。
民主型リーダーシップでは、結果ではなく結果に至るまでの過程が重視されるでしょう。
メンバー一人ひとりが意見や提案をしやすい環境下で積極的に参加することにより、チーム全体の参加意識やモチベーションが高まります。
⑤ペースセッター型リーダーシップ
ペースセッター型リーダーシップは、リーダー自身が組織のペースセッターとして手本を見せることで、メンバーのパフォーマンスを高めるリーダーシップです。
実際に手本とならなければならないため、リーダーには高いスキルが求められるでしょう。
その分メンバーからの信頼は厚く、組織全体のパフォーマンス向上にもつながりやすいです。
⑥強制型リーダーシップ
強制型リーダーシップとはその名の通り、リーダーが強い命令や指示を出して成果に導くリーダーシップです。
これまでに紹介した5種類のリーダーシップでは課題が解決できない時や、緊急事態で迅速な意思決定をしなければならない時に有効です。
短期的な目標達成に向いていますが、強制型リーダーシップを頻繁に使うと、メンバーの意欲や自己肯定感を低下させて離職率を高める原因になるでしょう。
仕事を進める上で「協調性」を重んじている企業が多いため、強制型リーダーシップのアピールはおすすめできません。
リーダー経験を問われた際は、自分がどのリーダーシップの種類に当てはまるのかを客観的に把握し、より効果的に自分の強みをアピールできるように準備しましょう。
就活でリーダー経験を活用して自分の強みをアピールするための話し方
就活において、自分の強みをリーダー経験を用いて伝える方法は、企業により効果的に自分をアピールできる方法の一つです。
ここでは、就活でリーダー経験を活用して自分の強みをアピールするための話し方・書き方について解説します。
①結論を簡潔に伝えよう
リーダー経験をエントリーシートや面接で伝える際は、結論から述べるように心がけましょう。
自分がどのようなリーダーシップを発揮したのか、どんな強みを持っているのかを最初に述べることで、聞き手が理解しやすい内容になります。
後に話す具体的なエピソードで結論を証明できるように、内容に一貫性を持たせることが肝要です。
②具体的なエピソードを明確に伝えよう
結論を述べた後は、結論を裏付ける具体的なエピソードを伝えましょう。
エピソードを明確に分かりやすく伝えるためには、下記の順序を守ることが大切です。
- 直面した課題や状況の詳細
- 課題を解決するために掲げた目標や取り組んだ課題
- 目標を達成するためにどう行動したか
- 行動した結果・得たこと
順序を守ってリーダーシップを発揮した経験を伝えることで、聞き手も具体的にイメージできます。
それだけでなく、企業に論理的に話す力がある人物として認識してもらえるでしょう。
③入社後にどのように強みを活かして貢献できるのか伝えよう
リーダー経験を用いて自分の強みをアピールする際は、最後に必ずリーダー経験から学んだこと・得たことを入社後どのように活かせるかを明確に伝えましょう。
企業はリーダーシップを発揮した経験を問うことで、就活生の潜在能力や人柄を確認するだけでなく、そこで学んだことを入社後どのように活かして貢献してくれるのかを知りたがっています。
リーダー経験で得たことが何かを客観的に理解し、強みをどんな風に活かせるのか面接対策の段階でしっかり考えておきましょう。
就活でリーダー経験を活用する際の書き方を例文と併せて紹介
就活でリーダー経験を質問された時や、リーダー経験を用いて自分の強みを伝える時、どのように書けばいいか悩んでいる就活生は多いでしょう。
話し方・書き方については、結論から述べて、具体的なエピソード・入社後の展望の順序で伝えることが肝要です。
ここでは、リーダー経験を活用する際の例文をリーダーシップの種類別に紹介します。
①ビジョン型リーダーシップ
私はメンバーの意思を尊重しながら、チームを一つの目標に向かってまとめることがリーダーシップだと考えています。
私は大学時代、野球部のキャプテンとしてチームを牽引していました。
私の大学の野球部では文武両道を掲げ、学業とのバランスを大切にしながら全国大会への出場を目指していました。
しかし、学業を優先したいがために野球部での活動を早退するメンバーや、アルバイトとの兼ね合いで不参加が多くなるメンバーなど、メンバー一人ひとりの目標にずれが生じる状況がありました。
そこで、私は全国大会に出場するために、まずは区大会優勝・県大会3位以内を部の目標として掲げ、目標を達成するために必要な練習内容や時間についてチーム全体で話し合う場を定期的に設けることにしました。
学業やアルバイトとの両立を図るために朝練を設けたり、休みの日専用の筋トレメニューを考案したりして、メンバーの意思を尊重しながら一つの目標に向けてチームをまとめました。
結果、野球部として区大会・県大会優勝という成績を残し、全国大会に出場することができました。
さまざまな人々の意見を尊重しながら、一つの目標に向けてチームをまとめるリーダーシップを、貴社の技術職に活かしていきたいと考えています。
最初に結論を述べて、結論を証明する具体的なエピソードと入社後の展望を話す順序で構成力が評価されるでしょう。
このリーダー経験の内容から想定される追加質問として、
- 一人ひとり異なる意見をまとめる際に、どのような点に注意したか。
- 区大会優勝のために実施した対策について、具体的に教えてください。
などが挙げられます。
リーダー経験を伝える内容だけを準備するのではなく、面接官から追加質問されることも想定し、内容に幅を持たせましょう。
②コーチ型リーダーシップ
私は大学時代に所属していたゼミで、プロジェクトリーダーとしてチームを統率した経験があります。
私が所属していたゼミでは、定期的にリーダーを決めて一つのプロジェクトを遂行する決まりがあり、SNSでヒットするような商品の開発プロジェクトの際にリーダーに任命されました。
SNSでヒットするという目的を元に、私はチーム一人ひとりの意見を集め、そこから共通する部分を見出して一つの商品としてとりまとめました。
ですが、商品完成までにさまざまな障害があり、当初予定していた完成時期よりも1ヶ月ほど伸びてしまいました。
完成時期が伸びたことによりチーム全体のモチベーションが低下しましたが、メンバー一人ひとりの意見を取り入れながら、商品が社会にもたらす貢献度などをまとめた商品PRポスターの作成も並行することで、モチベーションの維持につなげました。
結果として、開発した商品はSNSでヒットし、私はゼミ内で優秀なリーダーとして表彰していただきました。
これらの経験を元に、貴社でもメンバー一人ひとりの意見を尊重して目標を達成できるようなリーダーシップを発揮する人物になりたいと考えています。
直面した課題の詳細を述べ、その課題を解決するために取り組んだ内容や目標を達成するために、どのように行動したかを具体的に述べています。
追加の質問として、「メンバーのモチベーションを保つために、その他にどのようなことを行いましたか?」といった内容が想定されるでしょう。
③関係重視型リーダーシップ
私は大学時代に勤務していたアルバイト先で、リーダーシップを発揮した経験があります。
私はアルバイト先であるインテリアショップでアルバイトリーダーとして勤務に励んでいました。
インテリアショップでは毎月売上目標を掲げており、従業員一人ひとりが目標達成のために接客業務にあたっていました。
ですが、私がアルバイトリーダーに任命された頃は数ヶ月ほど目標の売上額に達することができず、従業員全体の士気が下がっている状態でした。
そこで私は、なぜ売上目標を達成できないのか・なぜ従業員の士気が下がっているのかを分析し、そこから課題を解決しようと考えました。
まず、アルバイトリーダーとして他スタッフとの個人面談を行い、勤務する上で不満に思っていることやお店の方針に関して改善した方がいいことなど一人ひとりの意見を聞き出しました。
すると、スタッフ全員の意見から「接客に一貫性を持たせた方がいい」という共通点が見えたのです。
私はスタッフ個人との面談終了後に、従業員全体に接客マナーと意識についてまとめた資料を配布し、それぞれが共通の意識で接客にあたってもらえるように呼びかけました。
接客業務の改善をしていく中で、新たな不満や意見が出たスタッフに関しては、アルバイトリーダーである私にまず相談してもらうような関係性作りにも徹し、結果的に接客業務の改善後2ヶ月でお店の売上目標を達成することができました。
この経験で得た、チーム一人ひとりの意見を聞いて共通点を見出し、組織のパフォーマンス向上に向けて積極的に行動する力を貴社でも発揮して貢献していきたいと考えています。
関係重視型の特徴である、チーム一人ひとりへの呼びかけや信頼関係の構築を行っていることがわかる内容です。
組織では集団での関係構築力やコミュニケーション能力を重視する傾向があるため、就活において有効な伝え方と言えます。
④民主型リーダーシップ
私は大学時代所属していたテニスサークルの活動で、副サークル長としてチームをサポートしていました。
テニスサークルでは、日々の練習や定期的な大会での活動の他に、サークル内の親睦を深める親睦会と題したデイキャンプやバーベーキュー、マリンアクティビティなどを定期的に開催していました。
普段の練習や定期的な大会のスケジュール調整はサークル長が行っていたため、親睦会は副サークル長である私が率先して幹事を務めてきました。
場所や日程はサークル長と調整してあらかじめ幾つかの候補を決め、メンバーの多数決で決めていました。
目的であるキャンプやバーベキューに必要な食料・消耗品の買い出しや交通手段も全て私が計画実行して、年に8回程度開催する親睦会はサークルメンバー全員が親睦を深められた満足できるイベントになりました。
事前に担当者と綿密なスケジュール調整を行ったり、イベント実施に向けて必要品の整理や交通手段の決定を行ったりする計画力・実行力は、貴社の営業職でも活かすことができると考えています。
チームのためにきめ細やかな配慮やサポートができる人物であることがわかります。
追加質問として、「親睦会を滞りなく実施するために気をつけていたポイントはありますか?」などが想定されます。
テニスの練習や大会の妨げにならないように気をつけていたことなどが聞かれる可能性があるため、事前に準備しておきましょう。
⑤ペースセッター型リーダーシップ
私は大学時代に所属していた陸上部で、部長としてリーダーシップを発揮した経験があります。
大学の陸上部では、先輩方が作り上げてきた「思いやり」の文化が根付いており、使用する用具や借りるグラウンドなどに対して、練習の前と後に必ず「よろしくお願いします」「ありがとうございました」と感謝を伝える儀式がありました。
しかし、部員一人ひとりの意識の違いから、気持ちのこもらない挨拶や挨拶すらしない部員も多く、帰属意識の低さが問題になっていました。
そこで部長である私がまずはお手本となるような挨拶や思いやりができる人間であるべきだと思い、日々の練習はもちろん、公共グラウンドを借りる際は一緒に使用する部員・他大学の陸上部員への挨拶を欠かさずに思いやりを持って行動していました。
その結果、部員一人ひとりが毎日の練習で欠かさずに、気持ちを込めて挨拶をできるようになり、練習態度を改善できたと監督からお褒めの言葉を頂くことができました。
この経験から、チームを変えるにはまず自分が積極的に変わって行動を示すことが大切だと気付きました。
この気付きを元に、貴社でも模範となるような行動をしてチームを牽引していきたいと考えています。
ペースセッター型の特徴である、リーダーが模範となってチームを導いたことが明確に伝わる内容です。
追加質問として「チームを変えるために自分が取り組んだことについて、その他にありますか?」といった内容が想定されるでしょう。
面接での深掘りに備えてリーダー経験の内容に含みを持たせると良いです。
まとめ
就活において、リーダー経験は自分の強みとして伝える際に効果的な内容になることがわかりました。
リーダー経験を伝える際は、結論・具体的なエピソード・入社後の展望の順に伝え、企業に自分の強みをより魅力的に伝えられるように心がけましょう。
企業はリーダー経験の内容だけでなく、リーダー経験を伝える際の話し方・書き方の構成力も判断ポイントとして見ています。
適した構成で、自分が発揮したリーダー経験を伝えて内定獲得を目指しましょう。