JETROが行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/6/27更新
はじめに
本記事では、独立行政法人JETROのインターンシップや、選考対策のポイントなどを詳細に解説していきます。
結論としては、インターンシップに参加することで早期選考に挑戦する機会が与えられるため、本選考同様に力を入れて対策すべきです。
早期選考がなかったとしても、本選考で優遇される可能性があるため、この機会に自分の魅力を十分にアピールすることを意識して臨みましょう。
JETROのインターンシップに参加する就活生はレベルが高いため、確実にインターンに参加したい就活生は対策が必須です。
この記事は、特に以下のような就活生に向けて書かれています。
- JETROの選考に参加したいけれど、何から始めたらいいか分からない
- JETROの選考対策を知りたい
これらの疑問を持つ就活生の皆さんは、ぜひ最後までご覧ください!
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JETROの基本情報
出典元:ジェトロ東京
社名 | 独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ) |
本社所在地 | 東京都港区赤坂1丁目12-32アーク森ビル |
主な事業内容 | 日本の経済発展を支え、国内外の貿易と投資を促進する機関 |
主要取引先 | 日本・海外の法人 |
日本貿易振興機構(JETRO)は、日本の経済発展にとって欠かせない独立行政法人です。
国内外のビジネス環境を向上させるため、貿易や投資の活性化、開発途上国の支援に尽力しています。
世界70ヶ所以上に展開する海外事務所と、東京や大阪に本部を持つ国内50箇所の拠点を駆使して多岐に渡るサービスを提供しています。
これには、農林水産物や食品の輸出支援、中小企業の海外進出支援、対日投資促進などが含まれます。
JETROは、国内企業の海外市場進出を支援するために、展示会参加の支援や市場情報の提供、デジタル化とイノベーションを促進するための最新トレンドの活用をサポートしている会社です。
一方で、日本市場に関心を持つ外国企業に対しても、投資環境の情報提供やビジネスサポートを通じて、スムーズな進出を促進しています。
人材育成にも注力しており、新入職員にとって、国内外の事務所での実務経験を積むことで、国際ビジネスに必要なスキルを習得する機会が豊富です。
JETROでのキャリアは、国内外のビジネスシーンで直接影響を及ぼす機会が多いため、国際舞台で活躍したい方にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
JETROに必要とされる人材像
JETROのビジョンは、「つながりの力で実現する豊かで平和な世界」、ミッションとして「人、企業、国とともに、未踏のフィールドにビジネスの礎を創りあげる」です。
また、バリューとして「志と情熱、現場重視、顧客志向、先進性、知の追求、相互理解」を重視しています。
求める人物像としては、以下のような項目が挙げられるでしょう。
- 日本の政府関係機関で働く者として、志高く持ち、お客様に最善最適のサービス・情報を提供できる人材。
- 外部志向を持ち、組織内外と連携し、展開力のある人材。
- 自身の強みを創り上げその分野におけるプロを目指す人材。
- 常識にとらわれず、一歩先の視点を持ち、柔軟に対応できる人材。
独立行政法人JETROが将来の組織を築いていくために求める人物像を予測することは、非常に重要だといえます。
なぜなら、最終面接で対面する面接官は役員や理事であり、彼らは組織の将来を決定する立場にあるからです。
そうした方々に自己をアピールする際に効果的なのは、JETROの進むべき方向に寄与できるというイメージを伝えることです。
終盤の面接では、その学生と共に組織の未来に貢献できるかどうかが重要であり、「この学生は組織が良い方向へ進むために貢献してくれるか」という視点で判断される可能性があります。
組織が求める人物像は、事業計画や中期目標、組織が描く未来像などを公式ウェブサイトなどで確認することが参考になるでしょう。
JETROのインターンに参加するメリット
本選考で優遇される・早期選考に挑戦できる
JETROのインターンシップに参加することには、早期選考ルートに乗ることができるという大きなメリットがあります。
つまりインターンシップ終了後、参加者は通常の選考プロセスより、一足早く次のステップに進めるのです。
具体的には、小論文試験の後すぐに人事面接へと進むことができます。
この面接を通過すれば、最終決定を下す役員面接へと直接案内されるでしょう。
このように、インターンシップ参加者には早期選考ルートが用意されており、選考プロセスを通じて効率的に進むことが可能です。
他にも早期選考を受ける条件はありますが、インターンシップを経験していることは、他の就活生と比べて明らかなアドバンテージとなります。
JETROでのキャリアを目指す学生にとって、このインターンシップは非常に価値のあるステップとなるでしょう。
業務内容や職場環境を詳細に知ることができる
JETROのインターンシップでは、実際の業務時間(9時から17時)を通じて具体的な業務内容を体験できます。
インターン参加者は社員と直接協働しながら、JETROの日常業務を深く理解する貴重な機会が持てるのです。
特に先輩社員からの丁寧な指導は、職場での実践的なスキルや知識の習得に大きく役立つでしょう。
また、インターンシップ中はJETRO本社で働く若手とベテランのバランスや、海外勤務から帰国した中堅社員とも交流でき、国際的なキャリアパスについて具体的なイメージを持つことができます。
実際に多様な背景を持つ人材と共に働くことで、国際ビジネスの現場感覚を身につけることができるでしょう。
さらに、JETROの取り組みとして、海外の優秀な人材を日本で支援するプロジェクトに携わることもあるため、グローバルな視点からの仕事の進め方を学ぶことが可能です。
このような経験は、将来的に国際舞台で活躍するための大きなステップとなります。
インターンシップを通じてJETROの職場環境や文化を肌で感じ、意欲がさらに高まるでしょう。
JETROが行っているインターン内容
JETROで過去に実施されたインターンについて、概要を説明します。
- 長期インターンシップ
詳しく見ていきましょう。
長期インターンシップ
開催時期 | 夏から秋にかけて(3ヶ月) |
開催時間 | 09:00~17:00(週に2~3日) |
場所 | 東京本社 |
人数 | 20人程度 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | なし |
JETROのインターンシップは、3ヶ月以上の長期インターンです。
募集は大学のキャリアセンターを経由して行われ、特に早稲田大学や東京外国語大学からの参加者が多い傾向にあります。
インターンシップの内容
参加者はJETROの部署に配属され、実際の業務経験を積むことができるでしょう。
口コミサイトによれば、具体的には次のような経験ができます。
- 「Japan Street」プロジェクトの運営・改善
海外に向けた日本の産品リストの管理、新規特集ページの作成や既存ページの改善提案。 - 海外バイヤーと地方中小企業の商談同席
地方企業が製品を海外に展開するための商談に同席し、チェックリストを用いたデータ分析と成約率向上の戦略を考案。 - 部署全体への発表
収集したデータと改善案をもとに、商談戦略の提案を部署全体に発表。 - YouTubeチャンネル「世界は今」の戦略提案
チャンネルの年齢層拡大のための新たなアプローチの提案。 - 展示会での活動
展示会に参加し、Japan Streetへの企業登録を呼びかける。 - 実際の業務体験
週2〜3回のインターンシップを通じて国際ビジネスの現場で直接的な業務経験を積む。
また、業務では高い英語力が求められるため、高い水準の「読む・書く・聞く・話す」といった4つの技能を身に付ける必要があります。
このように、JETROの長期インターンシップは参加する際に求められるスキルがかなり高く、中途半端な気持ちで臨むと残念な結果になってしまうでしょう。
しかし、このインターンシップをやり遂げることができれば、JETROでの就職に有利になるだけでなく、他の企業の選考を受ける際にも強力な自己PRとして経験を活かせるはずです。
JETROのインターン選考対策
概要
JETROのインターンシップでは、参加者は実際の部署に配属され、具体的な業務経験を積むことができます。
インターンシップに参加すれば早期選考ルートに進めるため、本選考さながらの準備をしたうえで選考に臨みましょう。
また、インターンシップ中は高い水準の英語力など高度なスキルを求められるため、学生生活で着実に努力をしておく必要があります。
そのうえで業界理解や企業分析をしっかりと行い、インターンシップへの選考にチャレンジすると良いでしょう。
選考フローごとの選考対策
JETROのインターンシップ選考に臨むうえで役立つ選考対策を解説します。
自己分析
自己分析は、JETROのインターンシップ選考においても極めて重要なプロセスです。
JETROの多岐にわたる国内外の事業活動を考慮し、自身の能力や関心が組織の目標にどのように寄与できるかを理解して効果的にアピールするためには、自己分析が不可欠です。
自己分析のステップ
- 目標の設定
まず、JETROが国内外で展開するプロジェクトと自分のキャリア目標とを照らし合わせます。 - 経験の整理
学生時代に行った国際関連の活動、例えば学内の国際交流プロジェクトや留学経験、語学力の活用などを振り返りましょう。 - 価値観の掘り下げ
自己の価値観がJETROの使命、特に国際貿易の促進や国際協力にどう関連するかを自問自答してください。 - 強みと弱みの分析
自分の強みをどのようにJETROの活動に活かせるか、また、向上が必要なスキルは何かを明確にします。 - 将来への展望
JETROでのインターンシップを経てどのように成長したいかを考え、具体的な将来像を描きましょう。 - フィードバックをもらう
信頼できる教員や先輩からフィードバックを受け、自己分析の深化を図ります。
- 具体的かつ詳細な事例を使う
自己PR時には、JETROの業務に直接関連する具体的な学生時代の経験やプロジェクトを用いると効果的です。 - バランスの取れた分析
自分の長所だけでなく、改善が必要な領域にも目を向け、客観的な自己評価を心がけると良いでしょう。 - キャリアプランとの整合性
JETROでのインターンシップがどのように自分のキャリアプランに組み込まれるかを考慮し、その理由を明確にしてください。
自己分析を通じてJETROのインターンシップ選考で自分を差別化し、将来の国際ビジネスキャリアのための強固な基盤を構築できるでしょう。
業界研究
JETRO(日本貿易振興機構)のインターンシップ選考に臨むにあたり、業界研究も非常に重要です。
独立行政法人としてのJETROの特性と役割を理解することは、選考過程での自己PRや面接対策に直結するでしょう。
以下に、効果的な業界研究の進め方を紹介します。
- 業界の全体像を把握する
JETROは、国際貿易と投資の促進を主な目的とする独立行政法人です。
この業界の全体像を把握することで、JETROの国内外の事業活動や市場に対する影響力を理解できるでしょう。
具体的には、国際ビジネスの流れや主要な市場の動向、貿易の法規制などが関連します。 - 業界ごとの特徴を詳細に学ぶ
国際貿易や投資促進におけるBtoBサービスの特性を深く理解してください。
JETROがどのように日本企業の海外展開を支援しているか、どのようなサービスを提供しているかを詳しく研究しましょう。
この知識は、面接時にJETROの業務への理解度を示すのに役立ちます。 - 成長性と安定性を評価する
JETROの業務が国内外のどのような経済動向に左右されるかを理解し、業界の成長性や安定性を評価しましょう。
特に、新興市場や開発途上国での活動がどのように進行しているか、これらが今後の国際経済にどう影響を与えるか研究することが重要です。
業界研究の手段として次のようなものが挙げられます。
- 就職情報サイトの活用
JETROの概要や最新のプロジェクト、セミナー情報などを、マイナビやリクナビといった就職情報サイトで確認します。 - 新聞・ニュースの閲覧
経済新聞やオンラインニュースを通じて、貿易や国際投資に関連する最新の情報を得ることで、業界の現状と動向を追いましょう。 - 書籍・業界地図の研究
「業界地図」や「就職四季報」を用いて、業界の詳細な分析やデータを得ることでJETROの立ち位置や業界内での競争状況を把握してください。
これらのステップにより、JETROの業務と業界内での役割を深く理解し、インターンシップ選考に臨む際に十分な情報を持って自己PRや面接に臨めるでしょう。
エントリーシート
JETROのインターンシップ選考におけるエントリーシートは、自己紹介や志望動機、自己PRなど、多くの重要な項目を含んでいます。
ここでは、効果的にこれらの項目を記入するためのポイントを紹介します。
各項目を自己PR・志望動機につなげる
エントリーシートの各項目は、単に情報を並べるだけでなく、自己PRや志望動機へと繋げるための材料として利用することが大切です。
例えば趣味や特技を挙げる際には、どのようにしてJETROの業務に役立つかを考え、具体的な事例を交えて記述しましょう。
具体的事例を用いる
説得力を持たせるために、具体的な実績やエピソードを盛り込みます。
たとえば、「サークルでのリーダーシップ経験があります」と記述するのではなく、「サークルの会長として、20人のメンバーをまとめ、年間イベントを成功に導いた具体的な経験があります」と記述することで、具体性と説得力が増すでしょう。
内容の一貫性を保つ
エントリーシートの記入では、内容の矛盾がないように注意しましょう。
例えば、自己PRで「チームでの協力を重視する」と記述した場合、希望部署の理由にもチームワークを活かせる環境であることを強調すると、一貫性が保たれます。
面接で深堀りされても良い内容を記入
記入する内容は、面接官が詳しく質問してもしっかりと答えられるものにしましょう。
自分が伝えたいポイントを明確にし、面接官に深く掘り下げてもらえるように配慮することが重要です。
自己中心の表現を避ける
エントリーシートでは、自分の成長だけを強調するのではなく、JETROにどのように貢献できるかを前面に出しましょう。
「JETROの国際的なプロジェクトに貢献できると信じています」のように、組織への貢献を意識した表現を心がけると良いです。
具体性のある自己PRを作成する
自己PRでは抽象的な表現を避け、具体的な数字や成果を示すことで信頼性を高めます。
たとえば、「アルバイトリーダーとして売上を前年比120%に伸ばした」などの具体的な数字を使うと有効です。
これらのポイントを踏まえたエントリーシートの記入は、JETROのインターンシップ選考において、あなたの能力と適合性を効果的にアピールする手段となるでしょう。
JETROのインターン選考の流れ
JETROのインターンシップ選考は以下の通りです。
- エントリーシートを提出
- 個人面接
- 選考発表
エントリーシートはマイページから提出するのではなく、用紙をダウンロードしてメールで提出する形式です。
過去のエントリーシートの設問は次の通りです。
- ゼミでの専攻科目・研究課題・得意な科目等(最大 50 字)
- サークル・クラブ・部活動・その他社会活動等(最大 50 字)
- 趣味・特技等(最大 50 字)
- JETRO のインターンシップへの応募理由 (最大 200 字)
- 大学や課外活動で特に力を入れたこと (最大 300 字)
- 自己 PR (最大 200 字)
- 第 1 希望部署の希望理由 (最大 200 字)
- 第 2 希望部署の希望理由 (最大 200 字)
エントリーシートが通過したら、次は個別面接での選考があるでしょう。
学生1名に対して面接官は人事部と志望部署の担当者2名で、やや真面目な雰囲気で行われるでしょう。
面接では、初めにインターンシップの業務紹介が行われた後、次のような質問をされます。
- 第一志望部署の志望理由
- 学生時代に力を入れたこと
- 最近の気になる経済問題
組織理解、人柄、時事問題などをまんべんなく聞かれるため、十分に準備をしてから面接に臨みましょう。
さいごに
近年の傾向として、早い時期から就職活動を積極的に行う学生が増えており、早期選考にチャレンジできる機会としてインターンシップの重要性は特に高まっています。
企業側としても優秀な学生を競合に他社に奪われたくないため、インターンシップの中で学生の適性を把握しようと努めています。
インターンシップは本来、企業理解や業界理解の場としての役割を担っていましたが、もはやインターンシップが選考の一部として組み込まれているのが現状です。
お試し感覚でインターンシップに挑むことは必ずしも悪いことではないですが、特に大企業への就職を目指している就活生は、本選考さながらの準備と心構えで参加しましょう。
ぜひこの記事を参考にしてJETROのインターンシップに挑戦してみてください!