インターンの休憩はこう過ごす!見られるポイントや注意点を解説
2024/5/28更新
はじめに
短期・長期にかかわらず、インターンには従業員同様、「休憩時間」が設けられているのが一般的です。
短期インターンが採用に有利になる例があったり、長期インターン生にしか新卒採用の道が用意されていない例があったりと、インターンは就職活動においてとても大事な位置づけと捉えられています。
そのようなことから、インターンの中の「休憩時間の過ごし方」について悩む就活生も多いのではないでしょうか。
今回は、インターンの休憩に疑問を持つ以下のような就活生に向けて詳しく解説しています。
- インターンの休憩中に守るべきマナーは?
- インターンの休憩の過ごし方で評価が変わるって本当?
詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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この記事の結論
インターンの休憩中は、単なる休憩と捉えずにさまざまな視点でアンテナを張って行動することをおすすめします。
休憩時間を有効に使うことによって、社員への印象アップにつながったり、ホームページ上ではわからない情報を手に入れられたりと多くのメリットが得られるからです。
この記事を読むことで、どのように休憩時間を使えば有利に就活を進められるのかを理解し、実際のインターンに活かしていきましょう。
次の章からは各内容や、そのほか就活に役立つ情報も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
インターン期間中の昼食事情
「インターンの休憩中に食べる昼食は持っていくべきか」と悩むこともあるかもしれませんが、基本的にはインターンを開催する企業から指定があるはずなので安心してください。
具体的には、下記のように指定される場合があります。
- 持参
- 支給(社員食堂の利用など)
それぞれの場合について詳しく見ていきましょう。
持参
昼食を持参する旨の指示があった場合は、当然ですが企業から何も支給されない前提で臨みましょう。
お弁当を作って持っていくか、コンビニなどで購入して持っていくかは自由ですが、「休憩中に買いに行く」のは避けたほうがよいでしょう。
なぜなら、企業の建物に入館するために社員の許可証や認証が必要な場合があり、休憩時間になったからといってインターン生が館外に気軽に出られる体制ではない可能性があるからです。
こういった仕組みは大企業に特に多いため、留意しておきましょう。
支給
企業がインターンの開催に際して昼食代も予算組みしている場合、昼食が支給されることもあります。
インターネット上の情報によると、ケータリングのお弁当や、社員食堂で好きなものを頼めるといった事例もあるようです。
休憩時間は、ほかのインターン生や社員の方との貴重な交流時間でもあるため、「持参」と指示されない限りは何も持って行かなくてもよいでしょう。
昼食を誘われた際には、誤って持参していたとしても「持参した」とは言わず、積極的に同席しましょう。
インターンの休憩時間における基本的なマナー
インターンの実施内容は企業によって決められており、タイムテーブルどおりに進行するのが普通ですが、休憩時間中の過ごし方は明確に定められていません。
ビジネスマナーと同じように、休憩中にもある程度はマナーを気にかける必要があるため、ここで確認しておきましょう。
- 時間を守る
- 飲食マナーに気を配る
それぞれ解説していきます。
時間を守る
インターンの休憩時間は、きちんと時間を守ることが大切です。
時間をオーバーすると、業務に対する姿勢が悪いと評価されるおそれがある上に、ほかの人の業務に支障をきたす可能性もあるので要注意です。
たとえば休憩時間が60分の場合、 55分前後で席に戻って仕事の準備を始められるようにするくらいの用心深さが必要になります。
なお、インターンは社会人としてのマナーを確認される場でもあるため、「インターンだから大目に見てもらえる」と考えず、 時間は厳守しましょう。
時間を守れないと、社会人としての資質を疑われてしまいます。
スマホのアラームを休憩終了の5分前に設定しておくと、「うっかり時間が過ぎてしまった」というようなことを防げるのでおすすめです。
飲食マナーに気を配る
お昼休憩の際には、会社のデスクを使って昼食をとる機会があるかもしれません。
ここでいう「飲食マナー」とは、お箸の持ち方などといった作法のことではなく、企業の一員として同僚に迷惑をかけないためのマナーを指しています。
外食や会社の社員食堂など、食事専用のスペースで食べるならあまり気にする必要はありませんが、執務室内で持参したものを食べる際にはマナーに気を配りましょう。
具体的には、以下のようなことに気を配ると良いでしょう。
- においが強いものを食べない・飲まない
- 食後は必ず清掃する
たとえば、執務室内にお湯のポットがあるからといって、においのきついインスタントラーメンを買ってきて食べるのはやめましょう。
休憩時間が終了してからもにおいが残っていると、ほかの人の集中力を阻害してしまうかもしれません。
「におい」も職場環境の一環なので、社員の職場環境を良好に保つためにも上記の点には気を付けてください。
インターンの休憩時間に避けるべき行動と注意点
前のセクションでは最低限守るべき「マナー」について説明しました。以下で紹介する内容とマナーを併せて覚えておくことで、社員からの印象をアップさせましょう。
- スマートフォンの使いすぎ
- 睡眠は控える
- 何もせずに過ごす
スマートフォンの使いすぎ
インターンの休憩中に、スマホをずっと見ているのはあまり好ましくありません。
スマホを使うこと自体に問題はありません。しかし、以下のようなことがあると、かなりのマイナスイメージがついてしまいます。
- 時間を忘れてゲームに夢中し、業務再開時間を過ぎてしまった
- 話しかけられてもスマホに身体が向いている
また、休憩中にSNSアカウントでインターンに関するネガティブな情報を投稿するのは控えましょう。
後ろを通った社員に見られてしまう可能性があるほか、何らかの方法でインターン先の企業からアカウントを特定されると評価が下がってしまううえ、「何でもSNSに投稿してしまう情報リテラシーの低い就活生」と認識されることにつながるかもしれません。
休憩時間中にずっとスマホを見るのはやめて、社員やほかのインターン生と会話したり、外を散歩したりしてリフレッシュしましょう。
睡眠は控える
インターンの休憩時間中は眠くなるかもしれませんが、インターン中に寝るのは避けたほうが良いでしょう。
仮眠をとること自体は悪いことではありませんが、突っ伏してしまうと周りから話しかけづらくなってしまい、印象が良くありません。
もし眠気が強い場合は、ずっと座っているのではなく少し歩いたり、軽くストレッチをしたり、誰かと話したりするのがおすすめです。
何もせずに過ごす
インターンの休憩中に何もせず、ただダラダラと時間が過ぎるのを待つのは控えましょう。
特に1dayインターンや短期インターンのように限られた機関で行われるインターンでは、休憩時間を有効活用しない手はありません。
休憩時間を有効活用する方法については、次のセクションで詳しく解説します。
インターンの休憩時間を有効活用する方法
インターンの休憩時間は、リラックスする時間でありつつ、就活の一環として有効活用できる場でもあります。
ここでは、有効な休憩の活用方法について以下の3つをご紹介します。
- 社員やほかのインターン生との交流を図る
- 自己アピールの機会を作る
- 企業研究を行う
それぞれ詳しく見ていきましょう。
社員や他のインターン生との交流を図る
インターンの休憩時間は、社員やほかのインターン生と交流できる絶好の機会です。
積極的にコミュニケーションをとることで、インターンの経験をより有意義なものにできるでしょう。
社員の方とお話をする機会があれば、何気ない話題から業務の話に発展させたり、経験談が聞けたりして、企業の雰囲気を知るきっかけになるかもしれません。
また、同じ就活生であるほかのインターン生とも積極的に交流を持つことで、情報交換や悩みの共有ができます。
その業界特有の話を詳しく聞くことができれば、その企業に限らず他社での就職活動にも役立つため、コミュニケーションは積極的にとるようにしましょう。
自己アピールの機会を作る
インターンの休憩時間に社員の方と話をする際に、「実は私にはこんな強みがあります」ということがアピールできれば、印象に残って選考に有利になるかもしれません。
自然な形で上手に自己アピールすることで、社員からの評価を高められるよう努力しましょう。
企業研究を行う
休憩時間に限らず、インターン中は企業研究のもととなるネタがあふれています。
働いている社員の方々の雰囲気や年齢、オフィスの環境、働き方など、実際に企業の中にいる人でないと分からないことがたくさんあります。
インターンの業務や課題を行っている時間は、その内容に集中していてほかのことに気が回らないかもしれません。
そのため、休憩時間を有効活用して企業研究を進めることをおすすめします。
たとえば、社員の方と雑談する際に業務について深掘りして聞くのもいいですし、少し社内を歩いて探索することで、掲示されている情報などから企業特有の新たな発見があるかもしれません。
実際に企業に赴いてインターンを受ける際は、その企業の特徴をより深掘りできるようなネタを休憩時間中に探せるよう努力しましょう。
企業が休憩中のインターン生に期待すること
ここまでは、インターンを受ける学生が休憩時間中に気にかけたほうがいいことを「就活生目線」でお伝えしてきました。
ここでは、「社員目線」でインターン生に期待する休憩時間の過ごし方をご紹介します。
具体的に、将来一緒に働くかもしれない仲間を選定する目線で以下の3つを重視していると考えられます。
- 積極的なコミュニケーション
- オンオフのメリハリ
- 時間管理能力
それぞれ説明していきます。
積極的なコミュニケーション
コミュニケーション能力は、もはやすべての職業で必須のスキルといっても過言ではないでしょう。
インターンの休憩時間に、インターン生がほかの就活生や社員とどのようにコミュニケーションをとっているかを見れば、入社後に一緒に仕事をすることになった際のやりやすさも何となくイメージがつきます。
業務の中には、さまざまな部署と連携や調整を行いながら進めていくものも多数あるため、コミュニケーションを活発にとっている就活生は評価が高くなることが考えられます。
また、コミュニケーション能力の資質を知れるという側面以外にも、社員に質問するなど「積極的にインターンに参加し、企業に興味を持っている」ということをアピールできれば、良い印象を持たれるでしょう。
オンオフのメリハリ
インターンの休憩時間と業務時間とのオンオフをしっかりつけられる就活生は、良い印象を持たれるでしょう。
休憩時間が終わったら速やかに「仕事モード」に切り替えて、与えられた業務や課題に集中します。
逆に、休憩時間になったら「リフレッシュモード」にスッパリと切り替えられることも能力のうちです。
休憩時間に入ったのに、仕事のキリが悪いからとダラダラ続けるのは本人にとっても周りにとっても良くありません。
そのため、しっかりメリハリをつけてオンオフを切り替えることが上手な学生は、社員に良い印象を与えられます。
時間管理能力
インターンの休憩時間には、時間管理能力を試されていることも覚えておきましょう。
時間管理は社会人にとって必須スキルのひとつであり、時間管理能力が高い社員は生産効率が高いため会社から重宝されます。
インターンの休憩時間が60分間と決められている場合、その時間内で効率的に休憩をとり、次のスケジュールが開始する時間には必ず着席して課題や業務に取り掛かれる状態でなければいけません。
このように言語化すると当たり前のように思えるかもしれませんが、適切な時間管理は仕事の優先順位を付ける力にもつながるため、基本でありながらとても大事なことでもあります。
開始時間になっても席に戻らない、休憩中の雑談をそのまま続けるといった行為は時間管理能力のなさを露呈するだけでなく、「オンオフの切り替えが上手にできない就活生」という印象も与えてしまうので控えましょう。
休憩時間と業務時間のメリハリの付け方
インターンでは、休憩時間と業務時間、つまりオンオフのメリハリを付けることが大切です。
特にリモートワークが取り入れられている業態では、会議室の移動や外出などで何かと切り替えができていたのとは異なり、メリハリのつけ方が難しくなります。
オンオフのメリハリをつけるため、休憩中には以下のような行動を心がけましょう。
- 執務室で座りっぱなしにならない
- 休憩中に仕事はしない
- 廊下や屋外を歩く
- ストレッチなどをして身体をほぐす
特に、デスクに座ったまま休憩をとるのではなく、休憩室や屋外の空間に移動することは気分を変えるうえで重要です。
長期インターンの場合の休憩が終わって業務に戻る際は、To Do リストを作成して頭の整理をするのがおすすめです。
これから行うべき業務を箇条書きにすることで、脳がやることを認識して自然と「仕事モード」に切り替わります。
短期インターンにおいては、休憩時間の終了と同時にタイムテーブルを確認するところから始めるといいでしょう。
インターンの休憩時間と就職活動との関連性
休憩時間だからゆっくりする、という考え方は間違っていませんし、実際にリフレッシュすることはとても大切です。
ただし、インターンの休憩の過ごし方によってほかの就活生と差がついてしまう事態を避けるためにも、インターンの休憩時間が就活にどう役立つのかについては把握しておきましょう。
- 企業研究などの情報収集に役立つ
- 社員への印象付けに役立つ
- コミュニケーション能力のアピールに役立つ
それぞれ詳しく解説します。
企業研究などの情報収集に役立つ
当然、社員に対して直接質問することが最も効果的ではありますが、休憩中の何気ない会話や社員がとっている行動からも、企業にかかわるさまざまな情報を得ることができます。
就活の際に「自分が何をやりたいか」を軸とするよりも、「どんな環境で、どんな条件で、どんな人と関わりながら仕事をしたいか」という「環境面」や「条件面」を軸とする就活生も多いでしょう。
マイナビの調査によると、企業選択のポイントとして、2002年卒には「やりたい仕事ができる」が46.1%、「安定している」が18.2%であったのに対して、2025年卒には「やりたい仕事ができる」が28.6%、「安定している」が49.9%となっており、ほぼ逆転と言ってもいい結果となりました。
このデータを見ると、実際に行われている業務の内容よりも、インターンに行かないと知ることができない企業のワークライフバランスの実態などを重視する就活生がかなり増えていることがわかります。
インターンは、短期や長期にかかわらず、その企業の環境、人、文化を知る絶好のチャンスです。
企業のホームページを見ただけではわからない実際の雰囲気を知るまたとない機会となるため、休憩時間も無駄にしないよう有効活用していきましょう。
社員への印象付けに役立つ
インターンで業務や課題を行っているときは、何かしらの頭角を表さないと存在をアピールできません。
特に短期で行われるインターンでは、短期間で数十名の学生を数名の社員で対応することもあるため、よっぽどのことがないと印象には残せません。
休憩中には、業務や課題の枠を超えて社員とのコミュニケーションを図る機会が用意されていることもあります。
その際に就活生自身の個性や興味のあること、やってみたい業務などを具体的に織り交ぜながら会話ができれば、何も会話をしなかった就活生よりも明らかに印象に残りやすいでしょう。
コミュニケーション能力のアピールに役立つ
インターンの休憩中は、コミュニケーション能力を社員の方にアピールする絶好の機会となります。
周りの人に積極的に話しかけたり、社員とも臆さず自然に話をできるインターン生は「コミュニケーション能力が高い」と判断されるでしょう。
どのような職種に就職しても、組織に所属する限りは必ず誰かとコミュニケーションをとりながら仕事をすることになります。
つまり、コミュニケーション能力はどの業界でも汎用性の高いスキルとなるため、コミュニケーション能力に自信のない方はインターンの休憩も利用して鍛えていきましょう。
まとめ
今回は、インターンの休憩に関する昼食事情や有効活用する方法、就活との関わりについて詳しく解説しました。
休憩時間とはいっても、ここでほかの就活生との差がついてしまっては報われません。
休憩時間を有効に活用して、少しでも有利に就活を進められるよう、この記事を読んでシミュレーションしてからインターンに臨んでください。