三井不動産が行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/05/27更新
はじめに
本記事では、三井不動産株式会社(以下、三井不動産)のインターンシップや、インターンシップ選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
結論からお伝えすると、三井不動産では春秋冬にインターンを実施しています。
インターンに参加することで採用に有利になることがある点で、三井不動産に就職したい就活生にとって本採用前の前哨戦といえるでしょう。
国内外からハイレベルな学生が参加するので、インターンとはいえ競争率は高く、選考対策は企業研究と自己分析を徹底する必要があります。
特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- 三井不動産が開くインターンシップの内容を知りたい
- 三井不動産のインターンは、採用で優遇されるか知りたい
- 三井不動産のインターンの選考対策を知りたい
そんな就活生に向けて執筆しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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三井不動産の基本情報
出典:三井不動産株式会社
社名 | 三井不動産株式会社 |
本社所在地 | 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 |
主な事業内容 |
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重点領域 | 新事業領域の創造、海外事業、大規模複合開発 |
三井不動産のアセットクラス(主な収益となる資産)
オフィス |
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商業施設 |
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物流施設 |
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住宅 |
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ホテル・リゾート |
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三井不動産は、日本で最大級の総合不動産会社です。
産業デベロッパーとしての三井グループの中核を担っています。
三井不動産は1941年設立と長い歴史の中で、総合不動産としての実績が豊富です。「東京ミッドタウン」のような超高層ビルをはじめ、「三井ショッピングパークららぽーと」「三井アウトレットパーク」といった商業施設を保有しています。
三井不動産の街づくりで重視されているのは、地球環境や地域との共生といえるでしょう。
東京・日本橋の開発コンセプトになっている「残しながら、蘇らせながら、創っていく」にも表れているように、「人が主役」であり「経年優化」の街づくりを目指しています。
海外のオフィス事業や複合開発にも力を入れており、グローバルカンパニーとして成長を続けています。
三井不動産は選考倍率90倍以上の超難関企業
三井不動産は選考倍率が90倍を超えているといわれており、就活生に人気の企業であるといえます。
不動産業界は給料が高い印象から就活生に人気の業界ですが、そのなかでも三井不動産はトップの競争率です。
三井不動産の2023年度採用実績は62名で、選考倍率を考えれば狭き門といえるでしょう。
三井不動産のインターンは参加人数が各コースで40名程度です。
インターンの参加者も東京大学、京都大学の他、早慶といった難関大学の学生であり、インターンの中でもハイレベルであることは間違いありません。
本採用試験ほどではありませんが、インターンの選考も激戦区であり、しっかりとした対策が必要といえます。
三井不動産のインターンシップ情報 |就活サイト【ONE CAREER】
初任給は31万円のホワイト企業
三井不動産の初任給は、三井不動産の募集要項によると大卒で31万円です。
賞与については公開されていませんが、年収にすると20代で500~600万円程度だといわれています。
三井不動産は「健康経営銘柄2023」に認定されており、社員の健康管理に優れた企業であると経済産業省に評価されました。
2024年には「健康経営優良法人2024(ホワイト500)」に、8年連続で認定されています。
働き方改革が進んでいるため、ワークワイフバランスとコミュニケーションが取りやすく、福利厚生もしっかりしている職場環境です。
産業デベロッパーのリーディングカンパニーとして社員の教育体制も整っており、挑戦しがいのある企業です。
三井不動産は日本でもトップクラスの年収と、働きやすい環境が用意されたホワイト企業といえるでしょう。
三井不動産に必要とされる人物像
三井不動産は未来の街づくりを進めていく人材として、以下の人物像を挙げています。
- 新たな価値創造のための知識、能力を高め続けられる人材
- 様々な価値観を認め、リーダーシップを発揮できる人材
- 社会問題解決のため、自分事と捉える柔軟な視点を持った人材
この3点は、三井不動産のインターンの採用試験において、就活生に必要とされる資質といっていいでしょう。
「人」の生活を支え、「経年優化」の街づくりを目指す三井不動産は、あらゆることを自分事として認識できる人材を育成しています。
自分が生活してきた街や、これからも生活を続けていく人の未来を想像し、自分のビジョンを描く想像力と伝えるコミュニケーション能力が必要です。
インターンの選考試験でも、面談が予定されています。
今までの経験をもとに、面接官の質問には自分の言葉で答えていきましょう。
三井不動産のインターンに参加するメリット
三井不動産のインターンは、いずれも三井不動産の基本にある街づくりの理念に触れる内容になっています。
インターンに参加することで本採用時の選考が一部免除になることから、採用プロセスでは有利になるといえます。
三井不動産で働いている先輩社員との交流は、本試験の面談でも自分の発言内容に大きな影響を与えるはずです。
三井不動産への就職を考えている就活生は、本試験に参加するうえで大きな経験になります。
インターンの選考に通るように、エントリーシートやPR動画などを作り込んで、ぜひインターンの参加をつかみ取ってください。
インターンは三井不動産のビジネスに触れるチャンス
三井不動産の街づくりは、超高層ビルを建てて終わりではなく、その場で暮らす人々の未来を創造するデベロッパービジネスです。
三井不動産のインターンシップは、数日間を使ってデベロッパービジネスに触れていきます。
現場社員からフィードバックを受けられるので、三井不動産の本採用時に話す内容のイメージがよりはっきりとするでしょう。
国内外から集まる学生の発言を聞けるのも、自分の考えをまとめる参考になるはずです。
三井不動産の街づくりは、社会の問題をとらえ、暮らしの未来を提案していくための共感力が必要です。
同じマインドに触れた学生の意見にも耳を傾けながら、ステップアップするチャンスが得られます。
三井不動産はインターンの評価次第で、本採用を有利に進められる
三井不動産のインターン参加者は、本採用時の選考が一部免除になることがあると公表しています。
免除する工程は公表されていませんが、1次試験が免除されたり、最終選考からスタートしたりと参加者によって一律ではないようです。
インターンの参加が本採用に大きな影響を与えることは間違いないので、本試験と同じ気持ちで応募するようにしましょう。
もし、インターンの選考に落ちてしまったとしても、気を落とす必要はありません。
自分に足りないものがあったと受け入れて、エントリーシートの改善を進めていきましょう。
インターンシップ未参加でも内定した就活生はいるので、前向きに就職活動を進めてください。
三井不動産が行っているインターン内容
三井不動産のインターンは夏、秋、冬にそれぞれ開かれます。
必ず開かれるとはいえないので、最新の情報を常に確かめてください。
ここでは、2023年に開かれたインターンの内容を参考に、それぞれ解説していきます。
- Summer College
- 三井不動産×チームラボ 2daysワークショップ
- Winter College
Summer College
開催時期 | 8月、9月 |
場所 | A/B/D/E:東京会場、C:オンライン |
人数 | 各日程:40名程度 |
選考フロー | 1次選考 エントリーシート、エントリー動画、適性検査 2次選考 コース別追加エントリーシート |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | 遠方からの参加者には、宿泊費と交通費の一部補助あり |
その他 | 応募者限定特別イベントあり |
Summer Collegeは、2024年に開かれるインターンの情報を参考に解説していきます。
三井不動産の夏季インターンは全部で5コースです。
- A:街づくりコース(3日間)
- B:ベンチャー共創事業コース(2日間)
- C:グローバル事業コース(3日間/オンライン)
- D:SDGsコース(2日間)
- E:DXコース(2日間)
コースの内容により、特色がはっきりと分かれています。
共通している内容として、以下の2点が挙げられます。
- 三井不動産のデベロッパービジネスを学べる
- 現場社員からのフィードバックがある
コースが多いので、自分は三井不動産にとってどの分野なら活躍できそうか、見極めが必要です。
自己分析をしっかり行ってから、応募するコースを選択しましょう。
三井不動産×チームラボ 2daysワークショップ
開催時期 | 10月 |
場所 | オンライン、チームラボオフィス |
人数 | – |
選考フロー | エントリーシート、エントリー動画、ポートフォリオ ※ポートフォリオは任意提出 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | 遠方からの参加者には、宿泊費と交通費の一部補助あり |
その他 | 三井不動産Summer Collegeに参加した就活生は応募不可 |
チームラボは「世界で最も人気のある美術館・博物館」に選ばれた「チームラボプラネッツ TOKYODMM」を持つ、デジタルコンテンツ制作会社です。
新しいビジョンで価値を創り続ける2社が開く合同ワークショップになります。
実際に三井不動産が所有する施設を題材に、テクノロジーと街づくりの両面から課題解決を目指すワークショップです。
チームラボが提案する新たな価値と、三井不動産が進める街づくりを組み合わせた新しい分野のビジネスが体験できるでしょう。
チームラボプラネッツ(東京・豊洲)、3月から【桜】が満開。Google検索年間ランキングで「世界で最も人気のある美術館・博物館」トップ5に、訪日ラボ「インバウンド人気観光地ランキング」では日本一に | 株式会社PLANETSのプレスリリース
Winter College
開催時期 | 1月、2月 |
場所 | A:東京・日本橋周辺 B:千葉・柏の葉キャンパス駅周辺 |
人数 | 各コース:35名程度 |
選考フロー | エントリーシート、適性検査、面談選考(1次:オンライン、2次:東京) |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | 交通費一部補助あり 遠方からの参加者には、宿泊費と交通費の一部補助あり |
その他 | 参加者には、新卒採用選考で選考プロセスの一部免除あり |
三井不動産の冬のインターンは、以下の3つのプログラム内容が用意されていました。
- 1.プロジェクトの見学・街歩き
- 2.実際のプロジェクトを扱ったグループワーク、事業責任者へのプレゼンテーション
- 3.現場社員との交流
AコースとBコースの2種類が用意されており、Aコースは日程が2つ用意されていました。
- Aコース:日本橋プロジェクト
- Bコース:柏の葉スマートシティプロジェクト
インターンシップの参加者でも限られた就活生には、新卒採用選考の選考プロセスを一部免除することが公表されています。
三井不動産に入社したい就活生にとっては、三井不動産の冬インターンは就活を有利に進めるための最初のハードルといえるでしょう。
冬インターンでは、選んだコースの街づくりについて課題が出されます。
日本橋の知名度を上げるにはどのような施設が必要か、数年先の柏の葉はどのような未来になっているかなど、三井不動産の街づくりに基づいたワークショップです。
3日目には、メンターとして現場社員がつき、フィードバックが受けられます。
選考からワークショップまで事業責任者が参加するので、本採用と変わらない準備で取組みましょう。
三井不動産のインターン選考対策
三井不動産のインターン対策におけるポイントを、3つにしぼりました。
- 企業研究・自己分析をする
- 過去の体験を入れて自己PRを作り込む
- インターンでやりたいことを明確にする
三井不動産のインターン選考にはエントリーシートの提出が必要です。
参加するインターンによって、エントリー動画やポートフォリオの作成、面談の対策が必要になります。
共通して要求されるのは、「三井不動産の街づくりと業界にどれだけの理解があり、言語化できるか」です。
三井不動産のインターン対策は、誰でもできる内容にしています。
しっかりと対策を重ねて、ライバルに差をつけていきましょう。
企業研究・自己分析をする
企業研究と自己分析は、組み合わせて進めていきましょう。
企業研究だけして、正解がない自己分析は手を抜きがちです。
企業分析に合わせて自己分析をやり直す方法は、新しい自分の内面に気づくチャンスです。
三井不動産は、自分の体験をわかりやすく言語化できる能力を重要視しています。
インターンの試験だと油断せずに、企業研究と自己分析を徹底しましょう。
過去の体験を入れて自己PRを作り込む
自己PRを作成中に例文を参考にすると、気づかないうちに自分のPR文が例文に寄ってしまいがちです。
自分が今までに体験したことを積極的に取り入れて、魅力的な自己PRを作る必要があります。
ガクチカにヒントを求めるのもいいですが、自分の身近な体験を交えると自分だけのPRに近付くでしょう。
今までの自分の人生を振り返れば、あなただけの体験が数多く見つかるはずです。
三井不動産は人々が暮らした環境を育て、守り続けていく総合デベロッパーです。自分がどんな環境で育ち、どんな世界を作りたいのかを自己PRで伝えてください。
インターンでやりたいことを明確にする
三井不動産のインターンは、誰でも参加できるような簡単なインターンではありません。
インターンと手を抜かずに、応募の動機を考え抜いておく必要があります。
三井不動産が開くインターンは、いずれも三井不動産の総合デベロッパーのビジネスを理解し、考える機会として用意されています。
インターンに参加することで何を学びたいのかが不透明なままでは、インターンに応募する動機として理解されません。
企業研究を重ねて、自分が三井不動産のビジネスにどのように関わりたいのかを明確にしておきましょう。
三井不動産にインターン選考の流れ
三井不動産のインターン選考は以下の流れで進みます。
Summer College | 三井不動産×チームラボ 2daysワークショップ | Winter College | |
1次試験 |
|
|
|
2次試験 |
| なし |
|
三井不動産のインターンは、三井不動産の公式サイトからエントリーします。
大学3年生の4月には登録できるように準備されているので、早めに登録を済ませてしまいましょう。
エントリーシートの登録までが必要な条件なので、期限が近くなってから動き出すとエントリーシートの内容が作り込み不足になります。
エントリーシートの登録後は、三井不動産のマイページが利用可能です。
通知は公式サイト、マイページを通じて告知されるので、見逃さないようにしてください。
エントリーシートの作成
ここでは、過去にあったエントリーシートの設問について紹介します。
インターンのエントリーシートは、過去に以下の5つの設問がありました。
- 希望するコースの選択理由
- 学生時代に頑張ったこと
- インターンシップに期待すること
- 過去の成功体験と要因
- これからの街づくりに必要な要素
志望動機と自分の経験に関わる設問が出されます。
三井不動産の事業内容に触れながら、エントリーシートを作成しましょう。
エントリー動画も、指定される内容はエントリーシートと同じようです。
- 自己紹介
- 希望するコースの選択理由
この2つの項目を、合計1分間の動画に収めなければいけません。
何度も撮り直して、納得できるエントリー動画を作ってください。
面談の質問内容
三井不動産のインターン選考は、2回の面談が用意されています。
過去の面談で質問された内容は以下の通りです。
- 自己紹介
- 学生時代に頑張ったこと
- 周辺からのあなたの評価
- 得意なタイプ/不得意なタイプの人
- 興味がある業界とその理由
- 就職活動の行動指針
三井不動産は応募する就活生のレベルが高く、インターン選考でも本採用と同じ緊張感を持ってのぞみましょう。
2次面談では、グループディスカッションが開かれる可能性があります。
企業分析と自己分析を丁寧に行い、しっかりと自分の考えを用意しておいてください。
さいごに
この記事では、三井不動産の基本的な会社情報、インターンの開催内容、選考内容について解説しました。
三井不動産は総合デベロッパーとして超高層ビルだけでなく、商業施設である「三井書イングパークららぽーと」や「三井アウトレットパーク」など、幅広く展開しています。
インターンシップは、三井不動産のデベロッパービジネスに触れられる貴重な機会です。
三井不動産のインターンは夏、秋、冬に開かれますが、共通してエントリーシートの提出が必要です。
三井不動産は「就活生がどのような経験を活かし、街づくりに関わろうとしているか」に注目しています。
自己分析をくり返して魅力的なアピールができれば、インターンの選考を乗り越えられるはずです。
ぜひこの記事を参考にして励んでください。