【コミュ障でも就活は突破可能】ポイントと克服方法を伝授

【コミュ障でも就活は突破可能】ポイントと克服方法を伝授

2024年10月25日更新

はじめに

「自分がコミュ障である」という学生の多くが就活に対して不安を感じているのではないでしょうか。

中には、いつもはそんなことはないのに、いざ面接官を目の前にすると、思うように自分自身をアピールできないという方もいるかもしれません。

そこで今回は、すでに「コミュ障である」と自覚している方や、そうでなくとも人見知りや内向的な性格の方に向けて、就活を突破するポイントや克服方法について徹底解説していきます。

特に以下のような就活生を対象としています。

対象
  • コミュ障でも就職できるか不安
  • コミュ障を克服したい

この記事を読んで、少しでも自分に自信を持って選考に参加できるようにしましょう。

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そもそもコミュ障とは?

まずはじめに「コミュ障」とはなにか理解していきましょう。

コミュ障とは、「コミュニケーション障害」の略称であり、ネットスラングが発祥の言葉です。

よく混同されがちである医学的疾患である「コミュニケーション障害」と、就活におけるコミュ障は意味が少し異なっています。

細かい定義はさまざまありますが、簡単にまとめると「他者との会話やコミュニケーションに苦手意識がある人」のことです。

ひとくちにコミュ障と言ってもダウナー系とアッパー系の2種類あり、単に話せないだけがコミュ障というわけではありません。

ダウナー系コミュ障

みなさんが想像しているのがダウナー系コミュ障です。

他人との会話が苦手・目が合わせられない・自己主張できないといった方がこれに当てはまります。

したがって、グループ内で積極的に発言できない、雑談やたわいもない会話が苦痛に感じる方は、ダウナー系コミュ障と言えるでしょう。

アッパー系コミュ障

アッパー系コミュ障は、ダウナー系コミュ障の真反対の性格の方を指します。

こちらの場合は、人とのコミュニケーションが苦手なのではありません。

むしろ自己主張が激しく、他者よりも自分を優先させてしまうことで良好な人間関係を築けないというのが、ダウナー系コミュ障との違いです。

このタイプの場合、一見人と会話ができているので、自分がコミュ障であると自覚していない場合が多くあります。

自分自身がコミュニケーションに問題を感じるというよりも、他人に不満を抱かれることからコミュ障とされています。

コミュ障が就活で失敗しないためのポイントとコツ

もしあなたがコミュニケーションに苦手意識を抱いていたとしても、就活では頑張らなければ結果は残りません。

とはいえ、初対面の面接官のニーズをくみ取り、自分を売り込むという面接には高度なコミュニケーションが要求されるため、難しく感じてしまうのも無理はないでしょう。

そんな方のために、就活で就活で失敗しないためのポイントとコツを紹介します。

企業が求めるコミュニケーション能力を理解する

まず頭に入れておくべき事項として、「企業が求めるコミュニケーション能力の定義」について理解しておく必要があります。

企業は何も、喋りが上手い人を欲しているわけではありません。

一般的に最低限必要なコミュニケーション能力とは、以下のような項目が挙げられます。

最低限必要なコミュニケーション能力
  • 会話のキャッチボールができる
  • 最低限の報告・連絡・相談ができるかどうか
  • お客様に迷惑をかけないかどうか
  • 働いていて不快感がなさそうか

つまり、「相手に配慮し、不器用ながらでも誠意を持って伝えようとする(コミュニケーションを取ろうとする)姿勢があるかどうか」が、見られているといっても過言ではありません。

こうして客観的に見てみると、さほど難しくなさそうですよね。

社会人として、あるいは人間として常識を守っている方であれば、特段問題には感じないはずです。

多くの方が想像する「喋りが上手い」ということは、コミュニケーション能力に関して必須条件ではないのです。

たとえ喋りが上手かったとしても、報告・連絡・相談という「社会人の常識」ができない人はたくさんいます。

このように、企業が求めるコミュニケーション能力を理解することで、無理に自分を良く見せたり、PRに必死になったりする必要もないことが理解できるでしょう。

面接練習をしっかり行う

2点目のポイントとしては、面接練習をしっかり行うことです。

面接練習のしすぎでテープレコーダーのように発言してしまったり、自分の喋りたいことだけを話してしまうのも問題ですが、ある程度の面接練習は必須といえます。

特にコミュ障の方は、面接の雰囲気に緊張してしまい、うまく話せない可能性が高いので、人一倍練習しておくようにしましょう。

少なくとも、以下のような基本的な面接のポイントは抑えておく必要があります。

基本的な面接のポイント
  • 相手の目を見て話す
  • 明るくハキハキと発言する
  • わかりやすく論理的に説明する
  • 敬意を持って面接にいく

最低限これらのポイントは意識しておいてください。

「これくらいできてるよ」みたいな人も多いかと思いますが、客観的に見てみると意外とできていない場合があります。

ですので、面接練習をして他人からのフィードバックをもらうとよいですよ。

もしくは、スマホ等で動画を撮り、自分でその姿を確認してみるのも効果的です。

そこで感じた自分の欠点を1つずつ修正して、本番の面接に挑みましょう。

コミュニケーション能力を鍛えられる職に就く

3点目のポイントは、少し思い切った方法ですが、コミュニケーション能力を鍛えられる職にあえて就くことも検討してみる価値があるかもしれません。

難易度は高いですが、「コミュニケーション能力に自信がないから、コミュニケーションスキルが求められる環境で成長したい」と向上心の高さをアピールすることも可能です。

自分のネガティブな特徴を就職活動で押し出すことは勇気がいりますし、伝えること自体も難しいでしょう。

しかしながら、伝え方次第では十分なアピール材料ともなるのです。

また、就職活動を進めていく中で、アピール方法を工夫していけば、コミュニケーション能力も自然と向上していくでしょう。 

以下の記事では、コミュニケーション能力について詳しく解説しています。

本記事と併せて、参考にしてみてください。

高度なコミュニケーション能力が求められない職に就く

先述した内容とは反対に、どうしてもコミュニケーションの苦手意識が払拭できないという方は、高度なコミュニケーション能力が求められない職に就くのが、最も簡単な方法です。

しかし、コミュニケーション能力よりも「技術力」や「体力」が求められる職業というのは存在します。

そのような、コミュニケーション能力以外が高く評価される職業に就くことで自分の強みを最大限に活かすことができる可能性もアップします。

就活では要注意!「就活コミュ障予備軍」の特徴

普段はそんなことなくとも、就活という非日常の場面では、突然コミュ障を発揮してしまう場合があります。

そんな「就活コミュ障予備軍」の方には、次のような特徴があるとされます。

特徴
  • 会話のキャッチボールが苦手
  • 恥を極端に恐れる
  • 人見知り
  • 相手の目を見て話せない

それぞれ解説していきます。

会話のキャッチボールが苦手

まずありがちなのが、「会話のキャッチボールが苦手」という方の場合です。

苦手にも2種類あり、ボールを投げ返せない人、つまり「相手に質問を返せない人」と、そもそも相手が投げたボールをキャッチしようとしない人、つまり「相手の話を聞こうとしない人」がいます。

前者は、相手の発言を理解して適切な言葉を返すことが難しい人のことを指します。

例えば、何か話題を振られても「はい」とか「そうですね」という相槌だけで会話が終わってしまい、話が続かない場合などが該当します。

みなさんがイメージする”コミュ障”に一番近いタイプと言えるかもしれません。

後者は、相手の発言に関係なく、自分の話したいことだけを言ってしまっているパターンです。

この場合は、喋る量は多いので、一見コミュ障には見えないでしょう。

しかしながら、相手と自分の発言が噛み合っていないことがあるので、会話のキャッチボールが成立していません。

「面接では饒舌に話せれば大丈夫」と考える方もいるかもしれませんが、実はNGなケースとされます。

というのも、社会人になると「相手のニーズをくみ取り、解決策を提示する」という場面がよくあります。

このような大切なシーンにおいて、ニーズを汲み取る上で最も大切な「相手の話を聞く」ということができていなければ、そもそもコミュニケーションも何もありませんよね。

面接で陥りやすいミスなので、自分本位で話してしまうという方は注意が必要です。  

恥を極度に恐れる

次の特徴としては、恥を極端に恐れる場合です。

というのも、極端に恥を恐れることで、話すこと自体に大きなハードルを感じるようになり、結果「話さない」という選択肢をとることが多くなります。

失敗をまったくしない人間はいませんし、時には会話内で指摘されることもあるでしょう。

多くの人が笑って流せるのですが、コミュ障だと重く受け止めてしまい、自分の殻に閉じ籠もってしまうのです。

そうなってしまえば、当然ながら何も話していないので、会話が成立するわけもありませんね。

これらのことから、恥を恐れていては、十分なコミュニケーションがとれているとは言い難いでしょう。

人見知り

人見知りの方も、面接では要注意です。

人見知りであると、初対面の人への警戒心や不安が大きいので、打ち解けるのに時間がかかってしまいます。

初対面の人とコミュニケーションを取ることが難しいというのは、就職活動や働く上で非常に大きな欠陥となることは避けられません。

人見知りだからなあ…と避けてしまうのは簡単なので、なるべく自分から一歩踏み出すようにしましょう。 

以下の記事では、人見知りのポジティブな伝え方を解説しています。

具体的な例文も紹介していますので、参考にしてください。

相手の目を見て話せない 

面接官が見つめる中、自分をしっかりとアピールしなければいけない面接の場。

普段、友達と喋る時はそんなことなくとも、面接という非日常の場だと、なかなか相手の目をまっすぐに見つめて話すことって難しいんですよね。

そもそも、日常のコミュニケーションにそれほどアイコンタクトも必要としない文化なので、慣れていない方が多いのも当然のことです。

しかし面接という場において、相手の目を見ずに話したり、目線を合わせてもすぐに逸らしてしまうようでは、相手に自信の無い印象を与えてしまいます。

確かに、射抜くような面接官の視線を直に受け止めて話すことはなかなか難しいです。

もし直接目を見ることが難しいと感じるのであれば、せめて相手のネクタイや、顎のあたりを見るようにするなど、少しでも目線を上げて印象アップに努めるようにしましょう。

就活をきっかけにコミュ障を克服する方法

就活をきっかけにコミュ障を克服する方法

前章では、就活を乗り切るポイントやコツについて解説しました。

しかしながら、もしコミュ障を克服できるのであれば、それが1番です。

仮にコミュ障のまま内定を獲得できたとしても、入社後に悩まされるかもしれません。

そこで最後に、就職をきっかけにコミュ障を克服する方法について解説します。 

挨拶をきちんとしよう

まず一番大切なのは、挨拶です。

挨拶はコミュニケーションの基本中の基本です。

特に初対面の人に対しては、第一印象を左右することになるので非常に重要になってきます。

しかも挨拶は定型文なので、内容を考える必要もないため、すぐに取り入れやすいというのがメリットです。

まずは、相手の目を見てきちんと挨拶ができるようになりましょう。  

他人に反応を過度に気にしない

2点目の方法は、他人の反応を過度に気にしないようにすることです。

コミュ障の特徴として「恥を極端に恐れる」というのをあげました。

もし他人の反応を過度に気にしないようになれば、そもそも「恥をかく」なんてことはありません。

特に就職活動では、「会うのはこの一度きり!」なんて人も多いです。。

そんな場面では、たとえ他人が恥をかいたとしても、すぐに忘れてしまいます。

良い意味で、他人の反応に鈍感になることで、コミュ障を克服できる可能性はアップします。

笑顔を心がける

3つ目の方法は、笑顔を心がけることです。

笑顔の効果は絶大であり、相手に安心感や親しみやすさを与えます。

それだけでなく、ポジティブなエネルギーを伝えることもでき、笑顔なだけでコミュニケーションは円滑になっていきます。

本記事を読んでいるあなたも、不機嫌そうな人と話すよりは、笑顔の人と会話したいですよね。

他の人も同様です。

もちろん、場面によっては引き締まった表情の方がいい場合もあるかもしれませんが、基本的には穏やかな表情でいることは有利になります。 

相手の話をきちんと聞く 

4点目は、先ほども少し解説しましたが、まずは相手の話を聞くことです。

こちらもコミュ障を発揮する人の特徴で解説した通り、相手の発言をしっかり聞いて会話を継続させることは重要です。

そして何より、相手の話を聞くことはコミュニケーションの基本でもあります。

あまり積極的な姿勢を見せようとするあまり、相手の話を遮ってしまっては、かえって印象が悪くなってしまいかねません。

なんとなく会話が噛み合わないと感じたのであれば、一度立ち止まって相手の話を理解しているかどうか自分自身に聞いてみましょう。

何か気になることがあれば、相手に聞いてみるのも良いかもしれませんね。

さいごに

本記事では、コミュ障に悩みを抱える方でも、就活を乗り切るためのポイントについて解説しました。

コミュ障でも就職は十分可能ですし、対策して就活を進めていくうちに、自然と克服できるはずです。

しかし、この記事でも解説したような克服方法を試してみれば、よりはやく改善できることでしょう。

一歩踏み出すことは、とても勇気のいることですが、同じような悩みを抱える方は、あなた以外にもたくさんいます。

自分を少し変えてみるだけで、世界はがらりと変えられますよ。

この記事がコミュ障に悩む就活生の参考になれば幸いです。

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