座談会について解説!女性限定の質問内容や女性が活躍できる職場の特徴もご紹介
2024/5/24更新
はじめに
座談会では、学生が企業の社員に対して質問を行うのが一般的で、質疑応答を通して企業理解を深める目的があります。
就活生は、座談会参加前に企業研究や、その企業の属する業界研究などを行っておくと、座談会時にはスムーズに質問できるでしょう。
大人数で開催される説明会では質問しきれなかった内容も、少人数の座談会であれば質問しやすいということもあるので、ぜひ座談会の機会を存分に活用してください。
記事の後半では、女性の就活生を対象に女性が働きやすい職場の見極め方や女性限定の質問内容などもご紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
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座談会の特徴4つ
面接と似ているように感じる就活生も多いと思いますが、座談会はあくまでも就活生が企業へ質問するために設けられたものです。
選考とは関係ない場合が多いですが、選考に近い形式で座談会を行う企業もあるため、全く関係ないとも言い切れません。
そのため、就活生は前もって質問内容を準備しておくと良いでしょう。
座談会の特徴4つを下表にまとめましたので、参考にしてください。
開催のタイミング | 説明会の後や選考序盤が多い |
参加者 | ・さまざまな部署の社員と学生 ・社員1人に対して、学生3~15人で行う場合が多い |
内容 | 学生が社員に対して質問する |
選考への影響 | 影響する可能性もある |
座談会に参加するメリットとは?
座談会に参加するメリットとは何なのか、4つに分けて解説していきます。
説明会よりも詳しく企業を知れる
座談会に参加することで、説明会よりも詳しい情報が手に入ります。
説明会だけでは質問しきれなかった内容がある場合は、説明会で質問してみるといいでしょう。
また、説明会の質疑応答は大勢の中で挙手をして質問することになりますが、「そこまでして聞く内容でもないしな」と質問をためらう場合もあるかもしれません。
しかし、座談会であれば少人数なので質問のハードルが下がり、聞きやすいのでおすすめです。
実際に働く人の声を聞けるため入社後のイメージも湧きやすい
説明会よりも企業と近い距離感で質問できる座談会では、実際に働いている社員さんに直接質問できるのがメリットです。
実際に働く人の声を聞くことで、よりリアルな企業の情報や仕事内容などを知ることが可能です。
会社説明会では会社全体の話が多くなるため、部署や仕事内容などより深い情報はあまり手に入らないでしょう。
しかし、座談会では特定の部署や特定の業務にフォーカスして質問することができるので、1日のスケジュールや仕事内容などリアルな情報を入手することもできるでしょう。
社員の方により深い質問ができるため、入社後のイメージも湧きやすく、自分に合いそうか判断しやすいのもメリットです。
採用担当者に意欲を伝えられるチャンス
座談会は会社説明会と比べると就活生の人数が少ないので、採用担当者に入社意欲を伝える良い機会にもなります。
熱心に話を聞いている就活生や、鋭い質問をした就活生は印象に残るでしょう。
採用担当者の目に留まれば、面接に進んだ際には良い印象から面接をスタートできるので、他の就活生よりも有利に就活を進められます。
座談会での良いイメージが直接合格に繋がる訳ではありませんが、良い印象を持ってもらった就活生の方が、面接時の評価も上がりやすいでしょう。
自分以外の就活生の質問を聞ける
自分以外の就活生が質問した内容や答えを聞けるのも、座談会のメリットです。
自分では思いつかなかった質問を聞ければ、予想していなかった学びや意外な企業の側面を知るきっかけにもなります。
企業について多くの情報を入手できることで、履歴書やエントリーシートではより有利にアピールすることが可能です。
そのため、ほかの就活生の質問にも耳を傾け、しっかり話を聞くようにすると良いでしょう。
履歴書やエントリーシートには何を書けばいいか分からないと考える就活生は、ぜひジョーカツの記事を参考にしてください。
履歴書やエントリーシート、面接で想定される質問内容をもとに、座談会での質問内容を考えるのもおすすめです。
座談会で避けた方が良い質問
事前に調べれば分かる質問
企業のホームページや新卒採用サイトに載っている情報を座談会で聞くのはNGです。
座談会は限られた時間の中で就活生や社員の方が集まって行うものなので、皆さんの貴重な時間を無駄にすることになってしまいます。
そのため、座談会の参加前には企業研究はもちろん、 会社四季報や業界地図、インターネットで事前に情報収集をしておきましょう。
また、業界研究や業界の動向、最新の企業の取り組みについてもチェックしておくと良いです。
以下のような質問は、企業のホームページや、新卒採用サイトなどで確認できる内容なので質問しないように注意しましょう。
- 御社の売上高を教えてください。
- 海外展開はしていますか?
- 転勤の可能性はありますか?
- 従業員数を教えてください。
- 競合企業はどこですか?
企業が答えられない質問
明らかに社員が答えられない質問をするのはやめましょう。
- 入社後はどちらの部署に配属されますか?
- 御社の面接で高評価を得るにはどうしたら良いでしょうか?
- 自分は御社に合っていると思いますか?
自分にしか関係がない質問
他の就活生に配慮がなく自分勝手な印象を与えないように、自分にしか関係がない質問は避けましょう。
社会人の最低限のマナーとして、周りの人への配慮を忘れないようにしてください。
- 〇〇大学の採用者数はどのくらいですか?
- 私の〇〇という経験は御社で活かせますか?
休暇の質問ばかりしない
結論として、福利厚生に対して質問すること自体は問題はありません。
ただしその質問の仕方や質問事項は考えておくべきでしょう。
注意点としては、休暇の体制に関する質問は極力避けた方が無難です。
具体的には、長期休暇の取得率や有給休暇の自由度といった質問は避けましょう。
あまり執拗に確認してしまうと、休みを重視するタイプと仕事への意欲を疑われてしまいます。
誤解を招かないためにも、どうしても気になる場合は内定後の面談時などに確認して判断しましょう。
研修制度について
意外に感じる方も多いかもしれませんが、研修制度についての質問はあえてしないのが得策といえます。
就活生にとって、入社後にどのような研修が行われるのかは気になる部分です。
研修制度について質問するのは、一見入社に対して前向きな姿勢を感じられるかもしれませんが、企業の採用担当者によっては仕事に対して受け身であると判断される場合もあるからです。
他責思考で自分中心な印象を与える可能性もあります。
企業にとって採用するかのポイントになるのは、仕事に対する意欲や積極性を持つ人材であるかです。
就活中も受け身な姿勢になっていないか、自身を振り返り、意欲や積極性をアピールすることが就活成功への鍵を握ります。
座談会で注意しておきたいマナー
座談会で注意しておきたいマナーを6つに分けて解説していきます。
自分ばかり質問しすぎない
先述したように、最低限周りの人への配慮を忘れないようにしましょう。
座談会の時間は限られているので、自分ばかりが質問をすることで、他の就活生の妨げにならないように十分注意してください。
他の就活生だけでなく、社員の方から見てもあまり良い印象は受けません。
他の人も質問できるように気を配ってください。
質問に余計な前置きをしない
質問に余計な前置きを挟むなどして、結局何が聞きたいのか分からないような質問の仕方はNGです。
時間がかかるだけでなく、聞く方にとっても大きなストレスになります。
長い自己紹介や遠回しな言い方は避けて、シンプルに聞きたいことを分かりやすく質問しましょう。
人に分かりやすく伝えるポイントは、結論ファーストで話すということです。
これは、本選考が始まってエントリーシートや面接でも必要になってくるので、身についていない人は今のうちに身につけておくと良いでしょう。
社会人としての礼儀を守る
座談会参加において、社会人としての礼儀を覚えておくと良いです。
「時間を守る」「清潔感のある身だしなみ」などの基本的なマナーも大切ですが、座談会では言葉遣いにも気を付けましょう。
座談会はカジュアルな雰囲気になりやすいですが、失礼のないような言葉遣いを心がけましょう。
言葉遣いは面接などでも重要になるので、自信のない方は今のうちに対策しておくと良いです。
質問回数は多すぎず少なすぎず
座談会では、質問回数が多すぎても少なすぎても良くないです。
他の就活生も参加しているので、他の就活生への配慮も忘れないでください。
また、質問は複数用意しておくことで、もし他の就活生と質問内容が被ったとしても、質問できなくなる事態は避けられます。
質問内容が被ってしまった対応策として、他の就活生の質問を掘り下げた内容の質問をしてみるのも手です。
自己中心的な言動をしない
「自分だけが話し続ける」「他の就活生の話をさえぎる」などのように、自己中心的な言動はしないように気を付けましょう。
他の就活生だけでなく、社員の方からもマイナス評価となります。
また、座談会で自己PRをしてしまう就活生も多いですが、座談会はあくまでも社員の方の話を聞く場であるということを忘れないようにしてください。
服装の指定がない場合スーツにする
服装に指定がない場合は、スーツで参加しましょう。
服装が自由な場合でも、オフィスカジュアルが理想的です。
ジャージやスウェットなどはビジネスの場にふさわしくないので避けましょう。
【女性限定】座談会で女性の活躍を聞くのはアリなのか?
女性の活躍できる職場であるかもチェックしたいところですよね。
先に結論を言うと、座談会で女性の活躍について質問するのは失礼にはあたりません。
せっかく座談会に参加したからには、気になることはなるべく聞いておきたいですよね。
調べても分からなかったり、どうしても気になる場合は質問しましょう。
女性が活躍できるかどうかは、女性社員の福利厚生面がしっかりと考慮されているかがポイントです。
そのため、産前産後休業や育児休暇、介護休暇について質問すると良いでしょう。
質問の際には、合わせて自分の意欲も伝えるようにしてください。
【女性限定の質問】女性の活躍度についての質問例4つ
座談会に参加する企業での女性の活躍について知りたい場合は、あらかじめ質問事項を考えておくことが重要です。
ここでは女性の働き方や活躍事例に関する質問のポイントを解説します。
結婚や出産後に働く女性社員はどのくらいいるのか?
産休・育休から復帰した際に、環境の変化が原因で働きづらくなったら大変です。
女性にとって結婚や出産は人生の転機ですが、結婚・出産後も働き続けたいと考えている場合は多くの企業が歓迎してくれます。
質問する際は、自分の意欲をアピールしつつ、子育て中の女性社員の働き方などを質問すると良いでしょう。
配属予定の部署の男女比は?
職場の男女比は確認しておくことをおすすめします。
通常は企業のホームページ内にも男女比が記載されていることが多いですが、その数値は配属予定以外の部署や部門も含めた全体的な数値でしかありません。
そのため、自分が配属される予定の部署の男女比を聞くことが重要です。
質問する際は、自分が働くイメージを持ちたいからというニュアンスも含めて聞いてみると良いでしょう。
女性管理職の有無を確認する 自分と同世代の女性がどのようなポジションで働いているのか?
女性管理職の有無を伺うことは、今後どのようなキャリアプランを望めるのか、確認するための指標にもなります。
一般的に企業は勤続年数や年齢、実績などを評価して徐々に昇進させるものですが、今後キャリアアップを望むなら、どの程度までのポジションに就けるのかは気になるところですよね。
女性管理職の有無を確認することで、キャリアアップに積極的な姿勢をアピールでき、参考となる話を引き出せる場合が多いです。
子育てに関わる福利厚生をどのように活用しているのか?
企業は子育てに関する福利厚生として、社内託児所の設置や、時短勤務制度を導入していたり、子育て中の女性社員が働きやすい環境づくりを整えているところが増えてきています。
しかし福利厚生が十分に行き届いているのか、実際に利用されているのかが不透明な部分も多いので、質問することでその企業の利用状況や活用事例などを把握することができるでしょう。
女性の活躍度を自分で調べる方法
女性が活躍しているかどうかを自分で調べることが可能です。
以下の3つの内容を、座談会前に事前にチェックしておくと、座談会ではより具体的に質問することもできるでしょう。
福利厚生についてチェックする
福利厚生は、座談会参加前にチェックしておきたいポイントです。
女性が活躍できる環境が整っているのかどうかは、産休や育休など女性に関する福利厚生がどの程度あるのかを見ておくと良いでしょう。
時短勤務やリモートワーク、フレックスタイム制度の有無も確認しておくと良いです。
女性の働きやすさを考慮している会社なら、女性が活躍できる職場として期待できるでしょう。
結婚・出産後の職場復帰率をチェック
女性社員が継続的に働ける職場であれば安心です。
女性社員が出産・育児のタイミングで長期的に休んだとしても、復帰でき、順調にキャリアを積むことができるでしょう。
ジョブローテーションが盛んであったり、キャリアチェンジが可能な企業であれば、自身のライフスタイルを考慮して、ある程度働きやすいように工夫してくれるはずです。
女性管理職の登用率に着目
女性の活躍に最も力を入れている企業の特徴として、女性管理職の積極的な登用が挙げられます。
つまり、女性管理職の登用率が多い方が、女性が働きやすい職場である傾向にあるといえるのです。
女性の管理職が多いといって、必ずしもホワイトな会社であるとは言い切れませんが、女性が働きやすい環境であるかどうかを判断する一つの基準とする価値はあるでしょう。
企業のホームページなどで開示している場合も多いので、あらかじめチェックしておくことをおすすめします。
企業の女性の活躍度を見極めるためのチェック項目
女性が活躍できそうな企業かどうかを判断するポイントは先述した企業の女性進出の特徴ともかなり重なる部分が多いといえます。
そこで最低限これだけはチェックしておいてほしい、見極めるポイントを解説していきます。
女性向けのサービスや商品を展開しているか
女性向けサービスや商品の有無を確認するには、まずその企業がどのような商品サービスを提供しているのかをチェックする必要があるでしょう。
もし女性向けの商品開発やサービスに注力しているなら、女性の意見やアイデアを尊重しているはずです。
そのため、社内の従業員の女性の割合が高く、管理職への登用も積極的な会社といえます。
社風さえ合えばやりがいをもって働ける職場となるでしょう。
女性社員の定着率・離職率
企業の働きやすさを知るのに、最も手っ取り早いのが定着率です。
特に男女別の定着率を調べることで、女性の働きやすさをチェックすることができるでしょう。
定着率は口コミサイトやインターネット・アーカイブなどを見ることで、客観的に企業の現状把握が可能です。
例えば、勤続年数の平均値や10年目の定着率などから、長く務めている社員がどの程度いるのか知ることもできるでしょう。
また在籍年数が長いということは、逆に言えば年功序列の体制であってキャリアアップしにくい企業であることもあり得えます。
定着率や離職率を調べることで、その企業の労働環境に対してさまざまな推察ができるのでおすすめです。
働き方改革が反映されているか
働き方改革を真摯に受け止め、導入している健全な企業への就職が望ましいです。
形だけの導入ではなく、実際に推進する動きがあるかどうかはさまざまな数値をチェックすることで判断できるでしょう。
おすすめは、育児休暇率をチェックすることです。
さらに、より良い環境であるか確認したいなら、女性だけでなく男性の取得率をチェックしてみてください。
育児休暇率以外のチェック項目としては、時短勤務・リモートワーク・フレックスタイム制度の有無も見ておくと良いでしょう。
また、平均残業時間は、月20営業日として考えれば、1日のおおよその残業時間はすぐに計算可能です。
まとめ
座談会では、学生が企業の社員に対して質問を行う場なので、気になることがあればぜひ座談会の機会を存分に活用してください。
座談会で避けるべき質問や、女性限定の質問などもご紹介したので、自分の質問したい内容がまとまりやすくなれば幸いです。
座談会はあなただけでなく、その他の就活生も参加するので、社会人として最低限のマナーにも気を付けながら座談会に臨みましょう。