営業職を新卒でやるメリットは?【経験談もあり】

営業職を新卒でやるメリットは?【経験談もあり】

これから就活をする大学生はどんな職種で仕事をしていこうかと悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

中でももっとも頭に浮かびやすい職種としては営業職。ただ実際、営業って新卒でやるメリットがあるのか?誰でもできるのではないのか?それほど専門的なスキルは必要ではないのではないか?と考えてしまいがちです。

 

確かに会社にはたくさんの仕事、例えばマーケティング職、人事、プログラマーなどあります。なのでその中から営業を選ぶのはどうなのかと学生の方はなかなかイメージがわかないでしょう。

 

なので本記事ではそもそも営業の役割やどう言うことを具体的な仕事として行うのか、新卒から営業職をやるメリット、どんな人が向いているのかなどを紹介していきたいと思います。

 

1.営業の役割とは?具体的には何をするの?

 

ではまず営業の役割とはなんなのでしょうか?

だいたいわかると思いますが、簡単に言うと会社が持っている商品やサービスを法人や個人に売る職業のことを言います。

もちろん何を扱うのかにもよって、誰に売り込むのかにもよってやることは変わってくるのですが個人が相手の営業だと身近な例で説明するとアパレルショップの店員さんでも営業ですし、専門的になってくると保険の営業までその種類は様々です。

 

また法人の場合では中小企業向けに行うのか大企業向けに行うのかで全く流れや商品が売れるまでの期間は違いますが会社として、人として信頼をしてもらい、商品の魅力を伝え、会社に売り上げをもたらす職種のことを営業と言います。

 

個人の営業の場合でも法人の営業の場合でも初めの接点の作り方はお店に呼び込むための声掛けであったり、チラシであったり、電話であったり、メールであったりと様々です。それを毎月決められた売り上げを達成しするためにどうしたらいいのかを考え、実行することで売り上げを作っていきます。

 

 

2.営業を新卒でやるメリット

ではここから営業を新卒からやるメリットについて紹介をしていきます。まず前提として営業は誰でもできるような職種ではありません。

たくさんのスキルや経験がないと特に高単価の商品は売ることができません。なのである種プログラマーのような専門職と言うことができます。

 

では詳しく紹介をしていきます。

 

 

吸収が早い

 

やはり新卒という頭の回転が早く、柔軟に対応できる年齢のうちにやっておくことで吸収が早くなり結果が出しやすくなります。

 

一例をあげると営業のスキルで第三者話法というものがあります。

それは「他の人はこんな感じで使ってますよ〜」という話し方をすることで相手にイメージをしてもらいやすくする話し方なのですが、今までの話し方の癖が付いてしまっているとなかなか身に付けるのが大変になります。

その意味で新卒で営業職を付いておくことにメリットがあります。

 

 

どんな仕事をする上でも営業力は必要

メリットの2つ目としてはどんな仕事をする上でも営業力は必要になります。

 

というのも例えば自分が人事の仕事をするとします。

そこで新卒で内定を全て出し終わった後に新しく他のイベントで出会った人が「この大学生すごくいい!絶対採用したいけどもう枠がない」という状況になってしまったとします。

その時に上司、もしくは会社に「この大学生を採用するのは計画通りではなく、お金も余計にかかるけれども採用しましょう」と説得、交渉しなければいけません。

その際には最終的に許可をもらうというゴールのためどうしたらいいのかを考え行動する必要がります。その時に営業のスキルが身についていればよりより高い可能性で認めてもらうことができるでしょう。

 

 

目に見やすい実績を作ることができる

営業とは簡単で売り上げという数値との戦いになります。

他の職種だとなかなか自分がどれだけ会社の売り上げに貢献したかが見えてきににくいですが、営業の場合は自分があげた利益、どれだけ会社に貢献したのかが数字となって見ることができます。

 

自分がこれだけ頑張りました、そのために何をしましたという自分の成果の見える化をすることができます。なので転職の際もそのどれくらいの期間でどれくらいの売り上げを作ることができたのかを伝えることができますし、何よりも売り上げがたてば嬉しく、モチベーションに繋がるでしょう。

 

また会社によっては売り上げた利益のうち〜%をインセンティブとして給料の他にもらうことができるところもあります。お金が欲しい新卒の方には向いていますね。

 

 

ビジネスで大切な相手の視点にたつ癖ができる

営業で大切なことは相手との利害関係を理解し、利益になるような提案をしなければいけません。

商品を売った会社だけが儲けるのではなく、お互いに買ったから何か改善できた、売ったから売り上げが上がったというウィンウィンの関係でなければいけません。

そのためには相手の置かれている立場やお財布の状況、意欲などを確認する癖つまり「相手の視点に立って考える」ということができていないといけません。

それはどんなビジネスを行うのにも共通で必要なスキルとなっています。それを新卒からできている、もしくはできるように努力しているということは非常に大切なことなのです。

 

人脈を作ることができる

特に法人営業をする場合は原則てきになるべく立場が上の人(極端にいうと社長)との商談が好ましいと言われています。

なので会社というフィルターや商品という仲介するものがあっても人と人なので商談が終わった後も付き合うことがあります。

すると自分が知らなかったような情報が入ってきたり、自分が必要としているような人を紹介してもらったりすることができます。

その人脈は転職をしても繋がっていくものもあり、自分の価値をあげてくれますし、そこから職種が変わったとしてもいい関係を続けることができれば有益でしょう。

 

 

3.営業を新卒でやるデメリット

 

ではここまでは営業を新卒でやることのメリットを存分に紹介してきましたが、逆にデメリットはあるのでしょうか?

物事には表があれば裏があるのが当然なので解説していきたいと思います。

 

 

合わない人には本当に合わない

なかなか抽象的な回答で申し訳ないのですが「営業が合わない人は合わない」です。

 

例えば新しく人と会うことがすごく苦手な人だったり、そもそも営業という職種を嫌いだったり、話すことが苦手だったり、人の話を聞くことができなかったり。またお客さんによっては同じように営業のことをうっとおしく思っている、何か騙された経験などがある人がいます。

 

そのような人から怒られることがあったり、理不尽を言われたり、時には頭を下げないといけない場面もあります。

上記のようなことがあるので営業職が向いていない人は本当に向いていないです。なので何も考えずに営業職を選んでしまうとあとで後悔して辛い日々を送らなければいけないというデメリットもあります。

 

 

常に成果を出すことに追われるストレス

営業職に求められていることは簡単にいうと「売り上げ」です。その売り上げを常に出し続けていなければ会社は潰れてしまいますし、自分の給料すら稼げないようであればクビにもなりかねません。

 

なので営業には常に結果を残さなければいけないというプレッシャーがあります。基本的には結果を出すために毎日何をすればいいのかを考え、それを着実に実行していく体力や精神力が求められます。

どんなに営業ができたとしても多少なりとものストレスは常に感じてしまいます。

 

 

4.どんな人が営業に向いているのか?

 

「自分は営業職がやりたいけれども、向いているのか?」「どんな人が営業に向いているの?」という疑問を持った方がいるでしょう。

基本的に営業は誰でもなることができますし、練習や経験を積んでいけば人並み以上になることができます。ただそれでも向いている人の特性はあると思うので紹介していきます。

 

 

結果に貪欲な人

先ほども解説しましたが営業の役割は「売り上げをあげること」です。

 

なので常に結果に貪欲な人が向いている傾向にあります。営業は基本的には行動量が必要になります。例えばアパレルの例を出していうと1つの商品を買ってもらうためには10人に声かけしないと買ってもらえないということがわかっていて、そのための行動が少しでもできていないと買ってもらえるような1人に出会えない可能性があります。

 

なので常に高い行動量を保つことが必要ですし、かつどうやって声をかけたらいいかも毎回研究、検証する必要があるので大変ですが、工夫を楽しめて結果に貪欲な人であれば成功する確率は高いです。

 

 

コミュニケーションが得意な人

営業は人と人とのやりとりなのでコミュニケーション能力が必要となります。コミュニケーション力とはもちろん商品の説明をするのも必要ですがしっかりと相手の話を聞いて相手が本当に必要としているもの、欲しいものを的確に捉えて、それを言葉にしてあげたり、商品として提供できる能力です。なのでただおしゃべりが上手ければいいというわけではなく、お客さんの立場に立って話ができる人が向いています。

 

 

日々改善していける人

先ほども少し解説していきましたが、常に人の気持ちや、環境(流行りや経済の状況)などは変化をしていきます。

1ヶ月前では「このトークがすごくよかったのに、今となっては全然お客様に響かない」なんてことは常に起こります。

 

そこで必要なのが日々仮説検証をして改善していける能力が必要になります。本当に小さなことから大きなことまで様々なアイデアを出して考えていくことが大きな売り上げを生むことになります。

 

例えばアパレルの場合であればもしかしたらお客さんから話しかけてもらってから詳しく話すのがいいかもしれないし、自分から積極的に話した方がいいかもしれません。ただそれをどちらか一方だけで常にやっていればどちらがいいかもわかりません。

なので日々色々なやり方を試行錯誤してやることが大切なのです。

 

楽しめる人

 

最後に営業に向いている人は何事もポジティブに捉えて楽しむことができる人です。営業は基本的には「ノー」と言われ続ける仕事です。

「要らない」「買わない」「使わない」などの言葉がほとんどを占めます。

ただその中でも「買いたいです!」と言ってくれる人が必ずいます。その確率は低いですが、その人と出会って買ってもらえる時がものすごく嬉しいのです。なので貪欲に楽しみながらやれる人が営業に向いています。

 

 

5.今後の営業職の役割とは?

 

「営業職どうしようかな」と迷っている人の中にはニュースなどで「これからインターネットで選ぶ時代になるので営業の役割は減っていく、要らなくなる」というのを見たり読んだりしてネガティブになっている人もいるのではないでしょうか?

 

たしかにそれは間違ってはいません。小さい買い物など、例えば生活用品などは通販で買った方が安いし、色々比較検討ができるしいいかもしれません。

 

ただ値段が大きいものやなかなか自分人一人では選べないようなもの、もくしくは専門的な知識が必要だったりするものに関しての営業職はこれからどんどんと価値を増していきます。

 

非常に身近な例を使って説明しますが、例えば服を買うときにお店に入ってどうしようか迷っていたときに「お客様なら〜いう雰囲気があるので、こっちの色でこの服の方が似合ってます!」と言われたらいい気持ちになって買ってしまうみたいなことはないでしょうか。

 

インターネットやAIにはわからないような人間の感覚的なものや本来の安心感など営業という職種がなくなることはそうないでしょう。なので今後は必要な営業と要らない営業でどんどんと差が出てくるのではないかと言われています。

 

6.営業を新卒でやっていて面白いと思う経験談

実は筆者もIT企業の営業職として働いていた経験があるのですが営業をやるなら早い方がいいなと感じています。

というのもやはり飲み込みが歳を取ってからやるよりも早いですし、営業で色々な人と話したり、契約してもらうために考えながら行動して得た経験や知識、スキルなどはその後の人生や仕事でも使うことができると感じているからです。

 

中でも営業職の素晴らしいことは商品を介して普通では会えないような自分とは価値観も、ステージも、人格も、経験も全く違う人に会う事ができるという事です。

そこで自分ありに色々な気づきがあったりと自分にプラスになる事が非常に多いです。またそこで得られるコミュニケーションの取り方はそれからの人生でも確かに使えるものばかりです。なので新卒から営業をやるメリットは非常に強いですし、面白いと考えています。

営業を新卒でやるメリットはたくさん!やりたいならやろう!

もちろん営業は誰にでも開かれた扉です。

ただ全てが楽しいわけではなく、辛いことの方が多いです。

ただそこで得た経験や知識や他の職種では絶対に得られないような貴重なものばかりになります。一度営業をやってみて合わないなと思えばぜんぜん他の職種に移ってもいいと思いますし、逆に他の職種が合わなくて営業が合うというパターンもよくあります。

なので自分が将来どうなりたいのかということを考えながら職種は選択していくことができるといいですね。

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就活ハンドブック編集部

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