技術営業になりたい新卒必見!仕事内容や向き不向きを徹底解説

技術営業になりたい新卒必見!仕事内容や向き不向きを徹底解説

2024/5/22更新

はじめに

技術営業は、顧客企業の技術的な課題やニーズをヒアリングし、技術製品を用いた解決策を提案する職種です。

最先端のIT技術にかかわることも多く、技術営業に憧れを抱いている就活生も多いのではないでしょうか。

今回は、技術営業の仕事内容や向き不向き、つらいポイント、新卒生を募集している企業などをご紹介していきます。

この記事は、技術営業の職種にエントリーしたい以下のような就活生を対象にしています。

対象
  • 技術営業に向き不向きはある?向いているのはどんな人?
  • 新卒で技術営業を募集している企業を具体的に知りたい

技術営業に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

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この記事の結論

技術営業には向き不向きがあるといえますが、「向いてないから技術営業になれない」というわけではありません。

技術営業にはさまざまなスキルや適性が必要になるため、誰しもが「技術営業に向いている特性を持っている」と考えられるからです。

後述する仕事内容や向いている人の特徴を確認し、ポジティブな気持ちで捉えられたという方は、ぜひ技術営業の選考にチャレンジしてみましょう。

次の章からは、各内容やそのほか就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

技術営業とは?

技術営業とは

技術営業職は、顧客企業の技術にまつわる課題やニーズをヒアリングし、自社製品を用いた解決策を提案する職種です。

「技術営業」以外にも、セールスエンジニア、プリセールス、IT営業などさまざまな呼び方をされることがあります。

ひと口に技術営業といっても、仕事内容や専門性にはかなり幅がある職種です。

たとえば、以下のようにさまざまなバックグラウンドを持った技術営業がいます。

バックグラウンド
  • 営業部門で、営業に軸を置きつつ技術のサポートも任されている
  • 技術部門で、主に技術者として携わりながら営業も行っている
  • 技術営業部門で、顧客への技術提案を専門的に行っている

上記の3つ目のように技術営業を専門的に行う部署があるのは大企業に多い体制で、中小企業で1つ目、2つ目のような働き方になることが一般的です。

大企業を相手に自社製品を提案する場合は、導入後に問題があった際の解決スピードやアフターサポートは発注における重要な要素となります。

そのため、営業・技術営業・開発という三段構えの手厚い体制が受注のポイントになることもあります。

 

技術営業の主な仕事内容

前述のとおり、技術営業職は企業によって担当する業務の幅が大きく異なります。

ここでご紹介する以下の仕事内容は、技術営業になったら必ず全てを担当するわけではないことは覚えておきましょう。

技術営業の主な仕事
  • 営業窓口
  • 新規顧客や既存顧客へのヒアリング・提案・勉強会
  • 技術資料の作成
  • 製品導入サポート、アフターサポート
  • 社内連携

それぞれ詳しく解説します。

営業窓口

技術営業は、顧客からの問い合わせ窓口として対応することがあります。

問い合わせには以下のような内容があります。

内容
  • 契約などの事務処理に関する問い合わせ
  • 技術に関する問い合わせ
  • 導入してもらっている技術製品のトラブルに関する問い合わせ

技術営業の担当範囲外の問い合わせがくることも往々にしてあるため、その都度どのような対応がベストかを考えながら対処する必要があります。

顧客の担当営業として柔軟に対応する力が求められるのが、技術営業の特徴のひとつです。

新規顧客や既存顧客へのヒアリング・提案・勉強会

顧客企業の技術的な課題やニーズのヒアリングを行い、問題を顕在化させてぴったりな製品を提案することが技術営業のメインとなる業務です。

ヒアリングや提案は、顧客企業の「情報システム部門」や「開発部門」に対して行われることが多く、提案する相手がITに関する専門知識を持っているため、提案する側も彼らと同等に話ができる程度の知識が必要になります。

また、自社で開発した製品やクラウド・SaaS系の製品を提案する際は、製品の特徴をよく知ってもらわないと受注にこぎ着けません。

そこで、自社製品や新しい技術製品の勉強会を技術営業から顧客に向けて開催することがあります。

勉強会においては、提案する製品が顧客に刺さるよう、特徴や他社比較などをうまく説明して訴求する力が求められます。

技術資料の作成

前述した勉強会の資料は、説明を行う技術営業が主に作成します。

サービスの説明資料はもともとできあがっていることがほとんどですが、顧客の課題やニーズに合わせて訴求力を高めた資料としてカスタマイズする必要があるため、資料の作成・編集能力も求められるでしょう。

また、ヒアリングや提案のための資料も技術営業が作成する場合があります。

作成した提案資料は顧客から上長への説明に使用され、上長は数社分の提案資料を比較して発注先を決定することもあるため、顧客の課題やニーズに寄り添った資料を作成するのが重要です。

一般的には、Microsoft Officeのパワーポイントを用いて資料を作成することが多いため、学生の間にパワーポイントを用いた資料作成やプレゼンテーションの経験があればアピールポイントとなります。

製品導入サポート、アフターサポート

顧客に対してヒアリングや提案を行うだけでなく、技術者の側面を活かした製品導入のサポートやアフターサポートの問い合わせ窓口としての役割を担うこともあります。

ネットワーク機器の設定を行うなど、実際に手を動かす部分については別部署の技術者が行うこともありますが、人的リソースの少ない中小企業では技術営業がすべてワンストップで担当する場合もあります。

これらの技術的なサポートでは、顧客企業の具体的な技術情報に関するやり取りも行われるため、技術的な知識が前提として必要です。

社内連携

顧客から得た情報を技術部門に連携したり、顧客・営業・技術営業の間で打ち合わせの日程調整を行ったりと、部署内のみならず他部署との連携が頻繁に行われるのも技術営業の特徴です。

また、技術営業だけでは対処できない問題をどこの部署に相談・対応依頼するのかといったエスカレーションをスピーディーに行うことも重要な役割です。

顧客に提供した製品にトラブルがあった際に、解決までにかかる時間や対応方法を顧客に共有するといった密なコミュニケーションとスピード感が求められます。

技術営業としてのやりがい

技術営業としてのやりがい

自分の向き不向きを判断する上で、技術営業職のやりがいに対して共感できるか否かは大切な判断材料となりえます。

技術と営業の両面をあわせもった技術営業には、大きく分けて以下2つのやりがいがあります。

技術営業のやりがい
  • 感謝されることが多い
  • 社会人としてのスキルを幅広く身につけられる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

感謝されることが多い

技術営業は、顧客と直接コミュニケーションをとる機会が多々あります。

ヒアリングや提案はもとより、製品導入後のアフターサービスまでワンストップで対応することもあります。

つまり、顧客からすると「自社の課題を解消する製品を提案し、導入サポートをしてくれた上に、日常的な相談先でもある」技術営業はありがたい存在です。

もちろん、技術営業として誠実に、スピード感をもって対応することが前提とはなりますが、顧客からの感謝を直接伝えられる機会が多くあります。

 

また、社内では技術的な説明を一身に請け負うことで営業の負荷を削減し、技術関係の窓口として矢面に立つことで技術職の負荷も軽減しています。

営業や技術の人からも感謝を伝えられる機会は多いでしょう。

緩衝材のような役割として社内や顧客との連携を柔軟に行うことで、大きな付加価値を生み出せる点にやりがいがあります。

社会人としてのスキルを幅広く身につけられる

技術営業は、社会人として需要のある多くのスキルを習得できる職種です。

大きく分けて、以下3つのスキルが身につきます。

身につくスキル
  • 営業のスキル
  • IT技術に関連するスキル
  • 事務処理のスキル

企業によってどのスキルが重視されるかは異なりますが、もし新卒入社した会社が自分に合わないと感じても、技術営業のスキルを持った人材はどの会社からも重宝されるため、転職はそう難しくないでしょう。

幅広い仕事を担当できるゼネラリストでありつつ、顧客の課題を解決する技術営業のスペシャリストでもあるので、社会的な市場価値が高い人材になれる点がやりがいにつながります。

技術営業に向いている人

技術営業には、以下のような人が向いています。

技術営業に向いている人
  • コミュニケーションをとるのが好きな人
  • 新しい知識を積極的に吸収できる柔軟性のある人
  • 負けず嫌いな人

それぞれ詳しく見ていきましょう。

コミュニケーションをとるのが好きな人

技術営業は、人とコミュニケーションをとる機会が多い職種です。

社内のエスカレーションや顧客との密な連絡が必要になるため、コミュニケーションが苦にならない人は技術営業に向いています。

新しい知識を積極的に吸収できる柔軟性のある人

IT技術は日々進化していき、社内で取り扱う製品も頻繁にアップデートされます。

そのような変化に対して柔軟に対応し、新しい知識を積極的に勉強して吸収できる人は技術営業に向いています。

顧客に対してわかりやすく説明できるようになるまで深く落とし込んで勉強する必要があるため、新しい知識や情報を取り入れる積極性は重要です。

負けず嫌いな人

顧客に提案した内容は、競合他社との相見積りになるのが一般的です。

その際に、「競合他社に負けたくない」「自社の製品を受注させたい」と思える強い気持ちが大事です。

また、チームや個人で受注数や金額のノルマを設定している企業もあるため、そのノルマを達成する気概を持って行動できる負けず嫌いな人は技術営業に向いています。

技術営業に向いていない人

以下のような特徴に当てはまる方は、技術営業に向いていません。

技術営業に向いていない人
  • あまり他人と関わらずに仕事をしたい人
  • 勉強する意欲が低い人
  • IT系専門用語にアレルギーがある人

これらの特徴がある方は、技術営業として入社してもつらい思いをしてしまうかもしれません。

それぞれの特徴を詳しく見てみましょう。

あまり他人と関わらずに仕事をしたい人

技術営業はほかの職種よりも他人と関わる機会が多くあります。

社内のチームメンバーはもちろんのこと、社内の他部門や社外の顧客とコミュニケーションをとることもあります。

ほかの人との関わりが少ない仕事をしたい人には、技術営業は向いていないかもしれません。

勉強する意欲が低い人

技術営業は、決まったことをルーティンワークのように行う仕事ではなく、その場その場で柔軟にやり方を考えていく必要のある職種です。

考えるのが嫌いでずっと同じことを繰り返したいという希望がある人には、技術営業は向いていません。

また、IT技術は日々進歩しており、新しい技術について勉強して顧客に説明する必要も出てくるため、勉強する意欲が少ない人には難しいかもしれません。

IT系専門用語にアレルギーがある人

技術営業になると、ネットワークやクラウドなどのIT系専門用語に日々接することになります。

サーバ、セグメント、OS、オンプレミス、SaaSなど、文系の人にはあまり接する機会のない言葉がたくさんでてきますが、これらの言葉を聞いて拒否反応が出てしまうタイプの方には技術営業は難しいかもしれません。

技術営業のつらいポイント

技術営業のつらいポイント

技術営業は多くの人に感謝され、やりがいのある仕事であることは前述してきたとおりです。

しかし、業務を行うなかでつらいことや嫌になってしまうようなことも当然あります。

ここでは、技術営業のつらいポイントについて、以下3つをご紹介します。

つらいポイント
  • ノルマがある
  • 顧客と技術部門との板挟みになることが多い
  • 常に最新技術を勉強し続けなければならない

それでは、ひとつずつ解説していきます。

ノルマがある

技術営業には、チームや個人単位で金額や受注数などのノルマが設定されていることがあります。

特に、営業と技術営業を兼務している業務形態であればその傾向は強まりますが、営業と技術営業が別々に存在する企業では営業にのみノルマが課されていることもあります。

顧客目線のみを考えて慈善事業のようにサービスを提供できれば楽ですが、現実は採算や会社の成長に還元していく必要がありますので、数値目標は必須です。

ノルマの達成具合によってボーナスの額が変動する企業も多くありますので、数字に追われて疲れることもあるかもしれません。

顧客と技術部門との板挟みになることが多い

顧客の要望と自社の技術部門のなかでできる対応には、一定のギャップが存在することがよくあります。

その際、技術部門からは「できないと伝えてほしい」と言われ、顧客からは「こうしてくれないと困る」と言われる、いわゆる板挟みの状態になってしまいます。

自社でできることとできないこと・その理由を正確に確認し、顧客の要望に最大限寄り添って断る部分は断る対応が必要になりますので、そのような役回りを担うところはつらいポイントです。

常に最新技術を勉強し続けなければならない

IT業界は常にアップデートを続けており、既存の情報はすぐに古くなってしまいます。

「事例も集まって営業方法が確立されてきた」と思ったころには、また次の新しいサービスがリリースされ、勉強して提案して…という繰り返しになります。

経験は蓄積されていくものの、新しい技術を追いかけ続けることに疲れてしまうこともあるかもしれません。

技術営業の平均年収、ボーナス、残業時間

ここまでの内容から、技術営業には営業・事務・技術などのさまざまなスキルが求められ、ノルマがあったり常に最新情報の落とし込みの必要があったりと難易度高めの職種であることがわかりました。

そんな技術営業の平均年収やボーナスは一体どれほどなのか気になりますよね。

ここでは、就活生のみなさんが気にしているであろう以下2つのことについてご紹介します。

技術営業の気になるあれこれ
  • 平均年収とボーナス
  • 残業時間

それでは、それぞれ解説します。

平均年収とボーナス

技術営業職は、平均年収501.9万円、平均年間ボーナス124.5万円です。

平均年収は、ボーナスや残業代などを含んだ給与の総額です。

モノづくり系のエンジニアの平均年収が463.4万と比較しても年収が高いことから、顧客への付加価値を提供する役割として重宝されている職種であることがうかがえます。

また、国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」で公表されている日本の平均給与が458万円であることから、日本の平均よりも50万円ほど高いことがわかります。

なお、平均年収は500万円程度ですが、経験を積んでスキルアップすると1,000万円以上まで年収を伸ばすことも可能です。

実際に技術営業として働く人の4%が年収1,000万円以上、11%が年収800万円以上であるため、入社してからも上昇志向を忘れずに経験と結果を積み上げて年収アップを狙いましょう。

残業時間

技術営業の平均月間残業時間は、23.5時間でした。

ひと月あたり20日間の出社日と仮定すると、1日あたり1時間程度の残業が必要なことがわかります。

顧客対応の時間は、基本的には定時の間に行われますが、顧客にトラブルがあり素早い対応を求められる際や、提案資料の準備を入念に行う際に残業が発生します。

 

新卒で技術営業を募集している企業

新卒で技術営業を採用する際、「文理不問」や「ITに関する知識不問」で募集されている企業が多く見つかります。

ここでは、実際に新卒で技術営業を募集している企業についていくつかご紹介します。

新卒で技術営業を募集している企業
  • クオリティソフト株式会社
  • 株式会社ウイルテック

それぞれ詳しく見ていきましょう。

クオリティソフト株式会社

クオリティソフト株式会社のロゴ

出典元:クオリティソフト株式会社

 

職種プリセールス
業務内容技術的な側面から、顧客課題のヒアリング及び解決策の提案
採用フロー1.応募

2.書類選考

3.一次面接

4.適性検査

5.最終面接

初任給月給240,000円
歓迎条件ITパスポート
勤務地東京都千代田区

株式会社ウイルテック

株式会社ウイルテック

出典元:株式会社ウイルテック

 

職種ロボットエンジニア職
業務内容ロボット導入を検討する顧客へのヒアリング、ロボットの選定、導入
採用フロー1.会社説明会

2.一次選考

3.最終選考

4.内定

初任給月給210,000円(大卒)
勤務地神奈川県大和市/大阪府吹田市

 

まとめ

技術営業は、技術と営業の両面をあわせ持った顧客の課題解決につながる提案を行う職種で、常に最新の技術を勉強する必要がありながら、一般的な営業職のようにノルマを課されることもあります。

この記事を読んで「自分は技術営業に向いていそうだ」「技術営業をやってみたい」と感じた就活生は、ぜひ挑戦してみてください。

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