マツダが行っているインターン内容とは?参加メリット、選考プロセスを紹介

マツダが行っているインターン内容とは?参加メリット、選考プロセスを紹介

2024/5/22更新

はじめに

本記事ではマツダ株式会社(以下、マツダ)のインターンシップや、インターンシップ選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。

結論をいうと、マツダでは他社には類を見ない90種類近くのインターンカリキュラムを用意しており、そのどれもが5〜7日間かけたボリュームで行われるものです。

内容も実務にかなり近い内容で、ほぼ職業体験に近いインターンシップを経験することができます。

マツダのインターンの参加により初期採用プロセスの免除などの一部優遇がありますが、インターンの参加自体が内定のしやすさとは関係がないようで、純粋に就活生に向けた職業経験を提供することが目的といえるでしょう。

 

特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。

対象
  • マツダという会社の基本的な情報を知りたい
  • マツダのインターンシップの内容を確認したい
  • マツダのインターンシップに出ることの本採用への影響を知りたい

そんな就活生に向けて執筆しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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マツダ株式会社の基本情報

マツダのロゴ

画像元:【MAZDA】会社概要

社名マツダ株式会社
本社所在地広島県
主な事業内容乗用車の製造、乗用車・トラックの販売
主なブランドMAZDA CX-5、MAZDA2、MAZDA3、ロードスター、BONGO TRUCK、TITAN TRUCK
主な傘下企業マツダ中販、倉敷化工、マツダパーツ、マツダE&T、

トーヨーエイテック、ヨシワ工業、サンフレッチェ広島

国内拠点10カ所(本社、生産拠点、研究所)
海外拠点アメリカ、メキシコ、中国、マレーシア、ベトナム、タイ

ドイツ

 

マツダは日本の自動車メーカーで、本社は広島県にあります。

自動車売上ランキングは国内第5位(2023年)で、特に高いデザイン性が評判のメーカーです。

ロータリーエンジンやスカイアクティブといったマツダ独自の技術が実用化された製品にも特色があります。

国内の他メーカーに比べてクリーンディーゼル車のラインアップが多いことも特徴です。

マツダは1920年に東洋コルク工業株式会社として広島県広島市に創立され、戦前から戦後にかけて三輪トラックを主力商品として生産してきました。

1970年代のオイルショックによる経営難のため、1979年にはアメリカの自動車メーカーであるフォードと資本提携を結び、生産体制の協業や共通化が30年近く続きましたが、フォードがリーマンショックで経営悪化し、2015年に資本提携は完全に解消されています。

現在自動車メーカーは、カーボンニュートラルや自動車のIT・AI化が進むなどさまざまな難しい局面を迎えていますが、マツダは2017年にトヨタ自動車と資本提携を結んでおり、特にアメリカ生産拠点での協業やEV開発などにおいて相互の研究開発力を高めています。

2023年時点で従業員数23,144人(グループ連結48,481人)、連結子会社70社、売上高は3兆8,268億円という日本を代表する自動車メーカーといえるでしょう。

 

マツダに必要とされる人材像

マツダを含め、自動車業界では「100年に一度の大変革期」といわれているほど、非常に難しい舵取りを求められている時代です。

現時点においては、日本を代表する製造業であることに変わりはありませんが、ここから先、自動車という形が維持するのか全く違う物に変わるのか予測が難しく、もはや自動車業界も「入社をしたら定年まで安泰」とはならなくなったといえるでしょう。

そのような激動を迎えたなか、マツダがどのような人材を求めているのか、その姿はみなさん自身の未来や将来とマッチしているのか、一度考えてみてください。

モノづくり以上にひとづくりの会社

採用サイトには、マツダの人事役員からのメッセージをみることができます。

そこでは以下のようにメッセージが記載されています。

マツダが掲げる3本の柱として「つながりづくり、ものづくり、ひとづくり」がありますが、お客さまとの絆や繋がりをつくるのは人。

モノづくりも人が中心です。

つまり、人が基盤であり、最も重要なのです。

人事役員メッセージ

 

どう人と人を結びつけ、大きな成果を生み出せるか、人を動かすことができるかが求められているといえるでしょう。

また、従業員数2万人近くを抱える大企業ながら、入社早々の若手であっても大きな仕事を任せられることも特徴のようです。

これまでの人生経験を振り返り、自分を知る

同じく、マツダの採用ページでは採用担当者から「自分の人生を振り返ってみてほしい」と新卒採用者へメッセージを送っています。

それによって、自分が主人公として活躍できる舞台を見つけてほしい、とのことです。

採用担当者のメッセージが、自社のアピールをほどほどに、就職活動全般のアドバイスをメッセージとして伝えているのは珍しいといえます。

就職活動を通じた人間の成長や、マツダの採用ページを訪れた学生が、実りある就職活動ができることを願っているという、まさに人の価値を何よりも大事にするマツダを表しているといえるでしょう。

 

マツダのインターンに参加するメリット

マツダのインターンに参加するメリット

マツダではインターンシップを毎年実施しています。

マツダのインターンシップ開催は非常に多く、2023年実績では同日開催含め約90種類のインターンシップを開催しています。

インターンシップのテーマの多くが技術系となり、技術系については専攻学部の条件がありますが、特に理系学部でマツダに興味があるからには、ぜひインターン実施のテーマを確認し、自分の専攻に近い分野のインターンに参加することをおすすめします。

もちろん、事務系や学部不問のインターンシップも開催されています。

実務に近い内容で、本格的な職業体験ができる

一般的なインターンのテーマは、比較的抽象的・中長期プランに関する意見交換・グループワークを、現場の若手社員や次世代リーダーを交えて実施するケースが多いですが、マツダでは、より実務に近いテーマのインターンシップとなっています。

技術系はもちろん、事務系も実際に社内会議への参加、戦略プログラムといった、オンザジョブに近い内容です。

日本の基幹産業である自動車メーカーの仕事ぶりを直に体験できるのは、仮にマツダへ就職しなかったとしても、あなたの今後の社会人経験として非常に実りあるものとなるでしょう。

インターンシップの参加により選考の優先案内はあるが有利にはならず

マツダのインターンシップに参加した場合、過去に、その後の採用プロセスに関する優先的な案内が行われたことがあります(ただし、最新の実施年度では実施されない場合もありますのでご注意ください)。

実施日程の早期通知や、場合によっては初期選考の免除などがありえるかもしれません。

ただし、インターンシップの要綱に記載されていますが、「インターンシップの参加有無が採用選考に影響することはありません」と明確に記載されています。

つまり、インターンに参加することで、スタートダッシュとしてのメリットはあるものの、その後の採用に関する評価・判断はほかの志望者と同じ水準で評価されるということです。

実際、インターンに参加できても、内定を取ることができなかった方もいるようです。

ただし、経験値としてインターンに参加しているだけでも、ほかの志望者に比べてアピールできるポイントは格段に増えますので、マツダに少しでも興味があるのであれば、インターンに積極的に応募してみる価値は十分あります。

マツダが行っているインターン内容

マツダのインターンは、毎年約90コースにもおよぶ非常に豊富なカリキュラムが用意されており、さらにそれぞれ3〜7日間(7日間は分割開催)とボリュームも非常に濃いものとなっています。

ここでは、すべてを紹介することはできませんので、区分として「事務技術共通」「事務系」「技術系」の代表的なものをご紹介します。

事務技術共通インターン

他社の技術系インターンシップでは1週間実施するケースが比較的みられますが、明確な技術系ではないインターンで、ほぼ1週間をおさえるインターンシップは珍しいでしょう。

内容もちょっとした職業体験レベルではなく、購買部門では調達戦略会議の参加、商品企画部では企画開発のブレイクダウンをひととおりやりきる課題、マーケティング部門では現在直面している課題を取り上げて実際に議論するといった、かなり高度な内容を体験できるようです。

開催時期主に9月、2月に実施する場合もあり
開催時間5~7日間、週休を含む場合あり
場所広島県の本社事務所、オンライン
人数若干名~10名
報酬なし
交通費・宿泊費遠方から参加の場合は一部支給。
その他各カリキュラムに募集条件あり(基本的なPCスキル、推奨スキルとしてTOEICスコアや自動車周辺知識など)
申し込み方法マツダの新卒採用サイトにエントリー、参加したいインターンに応募しエントリーシート提出。

コースによってはWEBテスト、面接あり。

事務系インターン

事務技術共通インターンと同様、事務系のインターンも他社とは異なり5〜7日間での実施となるカリキュラムです。

特徴的なのは、人事本部の開催するインターンシップは、まさに就活中の学生を招いた採用プロセスに関するヒアリング・改善テーマの会議に参加するといったもので、就活生にとっては人事部門の職業体験ができ、人事担当者は現在の業務に対するフィードバックと改善ができるという、両者とも主体となるカリキュラムとなっています。。

法務部門のインターンが行われる場合、事務系では珍しく学部制限(法学部)がありますので、募集要項に注意しましょう。

開催時期8~9月頃、コースにより2月にも実施する場合あり
開催時間5~10日間(コースにより複数期間で実施)
場所広島県の本社事務所、オンライン
人数若干名
報酬日当が出る場合あり
交通費・宿泊費遠方から参加の場合は一部支給
その他一部学部指定あり(法務系)
申し込み方法マツダの新卒採用サイトにエントリー、参加したいインターンに応募しエントリーシート提出。

コースによってはWEBテスト、面接あり。

技術系インターン

マツダのインターンシップ最大の特徴は、技術系インターンの実施数です。

2023年は80以上のコースが実施されました。

ただし、各コースの募集人数は2名~若干名など、かなり枠が限られていますので、応募するコースを間違えないようにしましょう。

たくさんのコースがあるため、日程もある程度ばらつきがありますが、1つのコースが最低でも5日間、最大で10日間にかけて実施されるものもありますので、同年で複数のインターンに参加することは難しいと思われます。

また、数は少ないですが学部不問の技術系インターンもあります。

技術系に興味のある文系学部の方は、学部不問の技術系インターンに挑戦してみるのもよいかもしれません。

開催時期8月末~11月頃
開催時間5~10日間(コースにより複数期間で実施)
場所広島県の本社事務所、オンライン

(一部首都圏事業所開催の場合あり)

人数若干名(5名以下が多い)
報酬原則なしだが、コースによって日当が出る場合あり
交通費・宿泊費遠方から参加の場合は一部支給
その他理系学部指定あり(一部学部不問コースもあり)

一部プログラミング言語(Matlab,Pythonなど)が必須・推奨コースあり

申し込み方法マツダの新卒採用にエントリー後、エントリーシート提出。コースによっては面接あり。

一部コースは先着順の場合あり

マツダのインターン選考対策

マツダのインターン選考対策

マツダでは豊富なインターンシップのコースを提供していますが、多くのコースでは選考が発生します。

ここではインターン選考について過去の傾向からどのように対策をするかについてのアドバイスをいくつかご紹介します。

概要

インターンシップに参加するにあたっての基本的なフローとしては以下のとおりです。

インターンシップの流れ
  • 事前に新卒採用サイトへの登録を行っておく(毎年4月1日に翌々年3月卒業見込み新卒サイト公開)
  • インターンのコースに関する情報が公開される
  • 新卒採用サイト上で応募
  • エントリーシート提出
  • (コースによって)WEBテスト・面接実施

コースによっては募集要項に若干の違いがありますので、参加したいコースの詳細を必ず事前に確認しましょう。

マツダの新卒採用サイトへの登録

まず、マツダの新卒採用サイトへ登録をしましょう。

毎年4月1日に、翌々年3月卒業見込み者向けの新卒専用サイトが開設されます(例:2024年4月1日、2026年入社者向けサイトがオープン)。

インターンシップだけではなく、会社説明会や座談会などのイベント、実際の採用プロセスの状況は専用サイト上で行われますので、早めの登録を心掛けましょう。

大企業では、各社でこうした新卒者用の専用ページを用意しアカウントを作成する仕組みを用意していることが多いです。

これにより、企業側で志望者が最後にログインしたのがいつか、どのくらいの頻度でログインしているかといった効果測定を行うことが可能です。

毎日ログインすれば内定が取れるわけではないですが、そうした行動が見られていると考えれば、積極的に情報を取りに行く習慣をつけておき、あわせてマツダの新卒関連の取り組みを詳しく知ることができれば、自己PRや面接でも話題につなげやすくなる可能性があります。

応募→エントリーシート提出

ほとんどのコースでは、新卒採用サイトからの応募のあとエントリーシート提出となります。

エントリーシートでは主に以下のような質問が出ているといわれています。

エントリーシートの出題例
  • インターンシップに参加しようと思った動機(400文字)
  • マツダで実現したい夢は何か、なぜそう思ったか(400文字)
  • マツダに興味を持ったきっかけ(400文字)

インターンでのエントリーシートは、就職や内定を目指したものではないため、インターンへの参加に対しての動機や経緯を表現しましょう。

文字数が少ないので、誰でも思いつくようなありきたりな文章になると、ほかの志望者の内容と差別化できず埋もれてしまいます。

かといって、質問の意味を変に拡大解釈して自己PRや志望動機に走ってしまうと、インターンのコンセプトを理解していないことになります。

先にもお伝えしたとおり、マツダではインターンの参加で選考に影響しないと明言されていますので、インターンを通じた経験がしたいことをアピールすることが最優先です。

もっとも効果を出しやすいのは、あなた自身の経験やエピソードを活用することです。

昔から車が好きだった、マツダという会社が自分のここまでの人生にこのようにかかわってきた、といったエピソードがあれば、それを有効に取り入れていきましょう。

ただし、上っ面の内容では面接で同じようなことを聞かれたときの不整合や、話の薄さが露見しますので、しっかりと自分の経験を自分の言葉で話す必要があります。

インターンを開催している企業が多数あるなかで、なぜ、あなたはマツダのインターンをみつけ、参加してみようと思ったかという本音の部分です。

この部分を掘り下げたとき、簡単には他人と同じ理由にはならないはずです。

質問文に対し、いきなりエントリーシートに思いつくまま書き込むのではなく、その質問で何が問われているか、自分の言葉でどう答えられるかを、まずはメモやノートに思いつくままにキーワードやエピソードを書き並べて、自分自身を深く分析してみてください。

その中から、特に伝えたいと思ったキーワードやエピソードに厳選することで、少ない文字数でもあなたなりの独自性をもったエントリーシートができあがるはずです。

ここで行った深掘りは、この後の面接でも活きていきますので、必ず実施しましょう。

WEBテスト・面接対策(実施ありの場合)

志望者が多い場合は、書類選考に加えてWEBテストや面接が実施されることがあるようです。

WEBテストは、いわゆるSPI系と呼ばれる適性テストです。

SPI自体は、基本的にそれほど難しいものではありませんが、解き方にある程度慣れが必要なものがあるため、ひととおり出題形式に慣れておくと良いでしょう。

SPIはそれほど内容が大きく変わるものではないため、2〜3年前の古本であっても傾向と慣れを得るには十分です。

ただし、古本の場合時事問題が古い場合がありますので、新聞やニュースをこまめにチェックすることも忘れずに行いましょう。

面接は、基本的にはエントリーシートの内容に則って、さらに深掘りしていくような質問が行われることや、自己PRを行うような形式となるようです。

エントリーシートのアドバイスでもお伝えしたとおり、書かれた質問に思いついたまま書き込むと、内容についてさらに深掘りされた時に整合性の無さや話の薄さに気づかれてしまいます。

エントリーシートに書いたことは面接の表題であり、記載した一文それぞれに対して複数のエピソードを引き出せるくらいの余裕を持ちましょう。

そのためには、エントリーシート作成段階でエピソードや自己の深掘りが不可欠です。

さいごに

マツダの基本的な会社情報、インターンシップの開催内容、選考内容についてご紹介しました。

豊富なコースと、日数をかけて実施される実務に近いインターンシップは、かなり特徴的といえます。

参加することで初期採用プロセスの免除といった優遇措置は受けられそうですが、インターンシップの参加そのものは選考の有利にはならないとされています。

しかし、これだけ充実した内容のインターンシップに参加できれば、きっとあなたの就職活動自体は、ほかの人よりも一段上のレベルへと押し上げてくれるでしょう。

みなさまの就職活動がより良いものになることを願っております。

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