東急不動産が行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/5/18更新
はじめに
本記事では、東急不動産のインターンシップや、選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
結論から言うと、東急不動産はインターンシップの選考であっても本選考で内定がでるレベルまで対策を進める必要があります。
もちろんインターンシップのほうが合格者数の枠も多いですが、非常に人気が高く、エントリーする就活生もレベルが高いです。
確実にインターンに参加したいと考えているのであれば、対策は必須です。
特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- 東急不動産のインターンシップについて詳しく知りたい
- 東急不動産の選考に参加したいけど、なにから初めていいか分からない
- 東急不動産の選考対策を知りたい
そんな就活生に向けて執筆しているので、ぜひ最後までご覧ください。
また、東急不動産の企業研究は以下の記事からアクセスできるので、ぜひ併せて読んでみてください。
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東急不動産株式会社の基本情報
出典元:東急不動産株式会社
社名 | 東急不動産株式会社 |
本社所在地 | 東京都渋谷区道玄坂 |
主な事業内容 | 都市事業 住宅事業 インフラ・インダストリー事業 ウェルネス事業 海外事業 不動産ソリューション |
東急不動産は、東急不動産ホールディングスの中でも主要事業である都市開発事業、戦略投資事業、管理運営事業を担っている総合不動産企業です。
本社は東京にあり、大阪、神奈川、札幌に拠点を持ち、2024年現在の従業員数は約1,200人です。
東急不動産の強みは不動産を中心とした街づくりであり、特に、渋谷駅を中心とした広域渋谷圏を重点拠点として展開しています。
都市開発に限らず、オフィス、商業施設、住宅、ホテルなど、幅広い事業を手掛ける会社です。
不動産業界に関心を持ち、大規模なプロジェクトに関わりたいと考える就活生にとって、魅力的な企業の一つでしょう。
東急不動産に必要とされる人材像
東急不動産の採用情報では、未来の東急不動産に必要な人材像として複数の項目を挙げています。
それらの内容から、「挑戦」「志」「熱意」「想い」「年齢や役職は関係ない」など、上昇志向の強い人材を求めていることがわかります。
特に、若手社員として自分の言葉で自分の意見を発言できる人材を求めています。
次に、「未来の東急不動産」が求めている人物像を予測してみましょう。
そのためには、IRや企業が掲げている目標などを確認してみることが大切です。
東急不動産が今後力を入れていくであろう分野や、配属比重などから考えると、キーワードとなる言葉は以下のようになります。
- 社会課題
- 地域の魅力・地域活性化
- 災害・社会基盤整備
- エネルギー
- 環境への取組み(脱炭素・循環型社会・生物多様性)
- DX
他にも調べればもっと出てくるはずですので、ぜひ読み込んで自分なりに箇条書きにしてください。
最終面接では役員や社長が面接官になる場合が増えますが、彼らは一緒に働くわけではなく、未来のために企業の方針を決めていく人たちです。
自己アピールする際には、自分がこの会社に参加することで、将来に変化をもたらせることというイメージを重視することが重要です。
そのため、面接の終盤では単にこの学生と一緒に働きたいかどうかではなく、この学生が未来の企業にとって不可欠かが判断されることを意識してください。
東急不動産のインターンに参加するメリット
本選考に向けた予行演習になる
東急不動産の本選考におけるグループディスカッション面接で聞かれる内容は、インターンシップで行う内容と同じ場合が多いでしょう。
インターンシップに参加することで、将来的に経験するであろう本選考の課題を事前に体験できるため、本選考に向けた予行演習としての利点があります。
内定に直結しやすくなる
東急不動産のインターンシップは、内定に直結していると言われています。
インターンシップ参加者の中で特に優秀だと判断された場合、最終面談に呼ばれて内定が出るという流れになるでしょう。
実際、早期選考の倍率は、約2倍と言われてます。
一般の本選考倍率が20倍以上であることを考えると、圧倒的に選考で有利でしょう。
しかし、そもそもの目的は自社や業務内容の理解を深めてもらうことです。
ここですぐ内定が出なくても、参加すること自体が採用担当者へのアピールになります。
インターンに参加してない学生より業界理解・企業理解を深めて、志望動機や自己PRの質を高めることにより、内定率は十分に高まるでしょう。
選考就職後の働きを体感できる
東急不動産のインターンシップには、職場体感型のプログラムもあります。
実際に働いている社員と一緒に現場に出たり、打合せに参加したりとリアルな職場体験ができるでしょう。
就職後に「こんなはずじゃなかったのに」とならないよう、本選考に進む前にインターンシップに参加しておくといいです。
東急不動産が行っているインターン内容
東急不動産で過去に実施されたインターンは以下の2種類です。
- 『職場』体験プログラム
- 『価値創造』体感プログラム 渋谷の“街づくり”を体感する3DAY
それぞれの概要を紹介します。
『職場』体験プログラム
2023年度に行われた「『職場』体験プログラム」の概要は、以下の通りです。
10年以上継続して実施されているインターンシップのため、26卒向けにも開催されると考えられます。
開催時期 | 2024年2月に2回開催(5日間のプログラム) |
開催時間 | 各日9:30~18:00 |
場所 | 本社(渋谷ソラスタ) |
人数 | 合計30名程度 |
報酬 | 10,000円支給(※インターン期間中の交通費、昼食代を含む) |
交通費・宿泊費 | 遠方からの参加者のみ:規定内の交通費(2往復分)と宿泊場所を提供 |
ご留意いただきたい点は、エントリー後、書類審査(適性検査を含む)、動画選考、WEB面接選考、そしてグループディスカッションを通過された方が参加できることです。
また、応募条件としては、四年制大学または大学院に在籍している方(学年や学科は問いません)、さらに各コースの5日間すべてに参加可能な方となります。
プログラムの内容は、具体的には下記の通りです。
各事業部に実際に配属され、学生1人に社員1人がつき3日間共に過ごします。
社内会議や社外関係者との打合せに出席したり、建設現場に出向いたりと、社員が普段過ごしている日常の『ありのまま』を体験できるでしょう。
1日目:開講ガイダンス
2-4日目:部門配属(インストラクター社員と日常を共にし、各部門にて仕事を体感)
5日目:課題発表会・閉講式・懇親会
『価値創造』体感プログラム 渋谷の“街づくり”を体感する3DAY
2020年度に行われた「『価値創造』体感プログラム 渋谷の“街づくり”を体感する3DAY」の概要は、以下の通りです。
開催時期 | 2020年11月04日(水) 〜 11月06日(金)、11月14日(土) 〜 11月16日(月) |
開催時間 | 詳細な時間は不明 |
場所 | オンライン |
人数 | 各ターム60人 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | なし |
プログラムの内容は下記の通りです。
1、東急不動産が行う事業・価値創造の理解
渋谷をホームグランドとしてきた東急不動産の街に対する想いを伝えます。
東急不動産が「挑戦」「価値創造」に重きを置き、一人ひとりの思いをいかに大切にしているかが体感できるでしょう。
2、渋谷再開発を題材にしたグループワーク
幅広い事業を持つ東急不動産ができる価値創造に挑戦し、未来の渋谷を描きます。
街づくりを通じて新たなライフスタイルの創造を体験し、街とどう向き合い、想いをどう実現していくのか、一緒に考える取り組みです。
3日間デベロッパーの仕事の大変さ、やりがい、最後まで考え抜くことの大変さを知ることができるでしょう。
3、プレゼンテーション、振り返り
ワークの後にはフィードバックの時間があります。
チームや個人での強み・課題について見つめ直し、一緒に参加する仲間とともに成長する機会にしましょう。
フィードバックにより、自分では気づけなかった新たな気づきや、発見ができます。
4、社員・参加者との懇親会
振り返りが終わったら、社員の方々とざっくばらんに話せる時間です。
知りたいことがあれば積極的に質問をしましょう。
多くの現場社員と近い距離で話をすることができるため、実際の社風や社内の雰囲気を知ることができます。
東急不動産のインターン選考対策
概要
東急不動産はインターンが内定に直結する可能性があるため、インターンまでにある程度準備を進めておく必要があります。
通常のインターンシップだと興味本位で体験しに来る学生も多いですが、東急不動産のインターンでは、早期選考ルートに乗ろうと入念に対策してくる学生も多いです。
業界理解・企業理解を入念に行った上で、当日に早期選考ルートに乗れるようアピールしましょう。
就活の準備にかかる時間は人それぞれですが、余裕をみて大学2年の冬には就活対策を始めておくことをおすすめします。
選考フローごとの選考対策
自己分析
自己分析をすることで、自身の長所・短所、得意・不得意を客観的に把握できます。
自身の特徴を理解した上で、東急不動産の求める人物像にマッチするようにアピールしましょう。
特に不動産業界では、以下のような方を求めています。
コミュニケーション能力が高い
マンションや戸建てなどの家の購入は非常に高い買い物です。
人生で最も高価な買い物になる可能性があるので、慎重にならざるを得ません。
顧客の不安にしっかりと応えるのはもちろん、顧客が潜在的に思っている要望を見つけ出し、それに対する提案ができるコミュニケーションをすることで、顧客の満足につながるのです。
チームワークが得意
不動産業界はチームでの仕事が多くなります。
扱うものの規模が大きいため、複数人数でチェックしながら事業を進めていくことになるでしょう。
そのため、不動産業界での仕事にチームワークは不可欠です。
生活者の目線を持っている
まちづくりをしていく中では、その地で生活をしてゆくという事を考えなくてはなりません。
例えば、生活に欠かせないスーパーマーケットの有無はもちろん、そこへの道のりも重要です。
子供がいる場合にはしっかりとした歩道がなければ、子供と安心して歩けないでしょう。
生活者の視点はその他さまざまな場面で出てきます。
細かなところまで目を配ることができる人なら、住人にとって住みやすいまちづくりができるはずです。
ミスが少ない
不動産は、高価かつ長期で残していくものです。
そのため建設などを進めていく中で、ミスをしないことが求められます。
慎重すぎるくらいの性格のほうが向いているでしょう。
外国語が得意
海外の方がインバウンドで足を運ぶことが増えています。
また、日本の住宅を購入する方も増加傾向です。
そのため、外国語が堪能なスタッフはどの企業からも求められています。
語学力をアピールする際には、TOEICや中国語検定などを自己PR欄に記載するといいでしょう。
はっきりと分かりやすい指標があると信頼感が高まります。
定番の質問である志望動機やガクチカだけでなく、「他の不動産会社ではなく、なぜ東急不動産なのか」を考え抜いてください。
業界研究・企業分析
業界研究や企業分析をすることで、不動産業界内での東急不動産の立ち位置、競合他社との違いが見えてきます。
不動産業界というと、マンションや住宅の仲介業を思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、東急不動産は不動産を中心としたまちづくりを行っています。
主力事業である都市開発に加えて、オフィス・商業施設・住宅・ホテルなど、幅広い事業を展開しているため、就職後にどの部署・どの職種で働きたいのかを明確に決めておきましょう。
さらに、不動産業界以外の気になる業界も分析することで、不動産業界を客観視できるため、その他の業界研究もおすすめです。
志望動機や自己PRなど、エントリーシートや面接での受け答えをさらに向上させることができます。
エントリーシート作成
自己分析や企業分析をある程度進めたら、過去に出題されたエントリーシートをネットで探して練習してみましょう。
実際に書いたものをOB・OGや身近な社会人に見てもらい、自分では気づきにくいミスや分かりにくい表現を指摘してもらうといいです。
求められる質問は毎年異なりますが、過去は下記のような問いがありました。
- ご自身をもっともよく表すキャッチコピー ※30文字以内
- あなたの人生のターニングポイントを3つ(100文字以内×3)
- 配属希望先(第一希望)を選んだ理由(600文字以内)
- 社会人になって成し遂げたいこと(30秒の動画で)
- あなたが東急不動産社員として、東急不動産を知らない人に「東急不動産の魅力」をアピールする(30秒の動画で)
- 「他社ではなく当社のインターンシップを志望する理由」と「インターンシップを通して何を得たいか」をご記入ください(600字以内)
- 今まで一番苦労したことと、それを他者と関わりながら乗り越えたエピソードをなるべく具体的に記入してください(600字以内)
文章での提出だけでなく、動画の添付など一風変わったものがあるのも特徴です。
面接・グループディスカッション対策
エントリーシートを突破したら、面接やグループディスカッションが行なわれるため、その対策も入念に行いましょう。
エントリーシートで記載したことと一貫性を持たせつつ、具体的なエピソードを基に志望動機や自己PRを伝えてください。
グループディスカッションでは、他の参加者と協力しながらどんな立ち位置で振る舞うべきかを意識しながら取り組みます。
いずれも1人で対策するのではなく、友達同士や面接イベントなどで集団で練習しましょう。
過去に実際にあったテーマは、下記の通りです。
- 第二の渋谷を作るなら北海道か沖縄か(そこでそのような開発をするか)
- コンビニエンスストアは24時間営業にすべきか否か
- 渋谷の開発を今後どのように進めるべきか
高確率で、東急不動産の事業に関連したテーマが出題されます。
そのため、事前に最新情報をホームページで確認をして業務内容や企業理念などを研究しておきましょう。
知識を身につけておけば堂々と積極的に発言しやすくなります。
以下の記事も参考にしてみてください!
東急不動産のインターン選考の流れ
東急不動産のインターン選考の流れは以下の通りです。
1、エントリーシート受付
採用ページ、ENTRYボタンよりお申し込みをします。
エントリーシートを提出した翌営業日から、テストセンターの予約(受検済の方は結果の反映)が可能です。
2、適性検査受検
エントリーシートと適性検査結果の両方を提出したらエントリー完了です。
3、WEB面接選考
エントリーシートに沿った質問をされることが多いです。
実際に過去出題された質問は下記の通りです。
- 具体的な経験を交えながら“あなたらしく”自己PRをお願いいたします。
→集団の中での自分らしさを書いたのでその集団でのことについて深掘り - その集団での目標
- 大変だったこと
- 課題解決を図る中でさらに出てきた課題
4、グループディスカッション選考
本社(渋谷ソラスタ)にて対面で開催されます。
過去のグループディスカッション選考の流れは下記の通りです。
- 2チームに分かれてディベート方式で進む。
- 最初は告げられないが、途中で立場が逆になる。
- メモ用紙を与えられ、最初に少し個人で意見をまとめる時間がある。
- その後は自由に進行して良いと言われる
前半後半で15-20分程度です。
5、インターンシップ合否通知
合否が決まります。
さいごに
近年、早期から就活情報を取りに行く学生が増えており、その中でインターンの重要性は高まってきています。
また、最近では、多くの企業がインターンシップを学生の適性評価や優秀な人材の早期獲得の手段として活用しています。
そのため、インターンシップの本来の目的がやや変わりつつあるのです。
今後、企業側は採用選考のための重要なツールとしてインターンシップを活用する傾向がますます一般的になるでしょう。
「ただのインターン」と軽く考えず、本番同様の準備と意気込みを持って臨むことが肝要です。