就活で「つらい経験」の答え方|例文10個と選考に受かるポイントや注意点を解説!
2024/05/16更新
はじめに
「就活のつらい経験って何を話すの?」
「つらい経験が思いつかない…」
就活で「つらい経験」を聞かれても、なかなか思いつかない就活生は少なくないでしょう。
内定を得るためには、自己アピールができる「つらい経験」を話すことが大切です。
この記事は、以下のような就活生を対象にしています。
- つらい経験の話し方を知りたい
- つらい経験がない
- つらい経験を話せる自信がない
最後まで読むと、採用担当者に好印象を与える「つらい経験」が話せるようになります。
「つらい経験」でのアピール方法を知りたい就活生は、ぜひチェックしてください。
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企業が「つらい経験」を聞く理由
企業が「つらい経験」を聞く理由は、以下です。
- どんな状況でつらいと感じるのか知りたいから
- ストレス耐性があるか知りたいから
- 困難の乗り越え方を知りたいから
「つらい経験」で自己アピールをするためには、企業が質問する意図を知ることが大切です。
企業に自己アピールをしたい就活生は、内容を確認していきましょう。
どんな状況でつらいと感じるのか知りたいから
どんな状況でつらいと感じるのかを知るために、企業は「つらい経験」を聞きます。
人によってつらいと感じる状況はさまざまです。
たとえば多くの人が「つらい」と思う状況であっても、平気な人はいます。
- 仕事をつらいと感じにくい人を採用したい
- 入社してすぐに辞めたら困る
- できるだけ長く働いてもらいたい
企業は上記のように考えているため、面接時に企業は「つらい経験」を聞くのです。
ストレス耐性があるか知りたいから
ストレス耐性があるかを知るために、企業は「つらい経験」を聞きます。
仕事をしていく上でストレスは避けられません。
合わないお客さんと話したり、先輩から指摘を受けたりと、さまざまなストレスがかかってしまいます。
そのためストレス耐性を持つ人材を見極める手段として、企業は「つらい経験」を聞くのです。
困難の乗り越え方を知りたいから
企業が「つらい経験」を聞くのは、困難の乗り越え方を知りたいからです。
壁にぶつかった際の対処法は、ときには結果よりも重視されます。
たとえば営業成績が下がった場合、結果は同じでも以下の2つには大きな違いがあるでしょう。
- 売れるようになるまで、ひたすら待つ
- 売れない原因を探り、試行錯誤する
企業は自分の力で困難を乗り越えられる人材を探しているため、「つらい経験」を聞くのです。
「つらい経験」を伝える際のポイント
以下は、「つらい経験」を伝える際のポイントです。
- 入社後の成長をイメージさせる内容を伝える
- 客観的な事実を伝える
- 自分の考えや行動を話す
- 目標に挑戦した話を選ぶ
ポイントを押さえて伝えると、「つらい経験」の回答でアピールできるでしょう。
「つらい経験」の話し方に悩んでいる就活生は、ぜひチェックしてください。
入社後の成長をイメージさせる内容を伝える
入社後の成長をイメージさせる内容を伝えることが、「つらい経験」を話す際のポイントです。
新入社員に対して、企業は成長力を求めています。
そのため以下のような長所をアピールできると良いでしょう。
- コツコツ努力できる真面目さ
- 継続できる根気強さ
- 創意工夫できる思考力
- 高い壁に立ち向かう気概
- 周囲を巻き込めるコミュニケーション力
さらに仕事に置き換えられるエピソードを話すと、よりアピール力が高まります。
入社後に期待を活躍できるような、「つらい経験」を話しましょう。
客観的な事実を伝える
「つらい経験」を話す際は、客観的な事実を伝えましょう。
感情的な話をしても自己アピールにはならないからです。
たとえば、部活のリーダー経験がつらかったとしましょう。
「つらい経験」として、以下の内容を話すのはNGです。
- メンバーの気持ちを憶測で話す
- 自分がどれだけつらかったかだけを話す
- 主観的なつらさを話す
数字を取り入れるとより客観的な内容になるのでおすすめです。
客観的な話し方をすることで、「つらかった経験」の説得力が高まります。
自分の考えや行動を話す
自分の考えや行動を話すのも、「つらい経験」を伝える際のポイントです。
自分主体の話をすると、問題解決に前向きな姿勢があるとアピールできるからです。
以下の順序で伝えると、ストーリー性のある話になるでしょう。
- なぜつらかったのか(客観的な事実)
- つらい状況どう考えたのか
- どのように行動したのか(行動した意図)
- 結果、どうなったか
成功か失敗かの結果はあまり重要ではありません。
大切なのは、思考したあとに行動に移したという事実です。
「つらい経験」で学びや気づきを得た話をすると、自己成長できる人間だとアピールできます。
目標に挑戦した話を選ぶ
「つらい経験」として、目標に挑戦した話を選びましょう。
目標がなかった時の話をしても、ただつらかったエピソードで終わってしまいます。
具体的には以下の内容が良いでしょう。
- 部活の大会で優勝を目指した話
- アルバイトで目標売上を掲げた話
- 作品完成まで頑張った話
- 目標額まで貯金した話
目標がある話は、創意工夫や試行錯誤を伝えやすいエピソードです。
「つらい経験」を話す際は目標に挑戦した話を選びましょう。
つらい経験が思いつかない場合はどうするの?
以下は、つらい経験が思いつかない場合の対処法です。
- 「ありません」と答えるのはNG
- 一番大変だったことを思い出す
- 周囲の人に聞いてみる
- 自分が頑張ったことを考える
「つらい経験」が話せずに悩んでいる就活生は、ぜひ参考にしてください。
「ありません」と答えるのはNG
大前提として、つらい経験がないと答えるのは止めましょう。
何もつらい経験がないとなると、採用担当者は以下のように考えます。
- 何にも挑戦したことがないのか
- ストレス耐性が弱そう
- 自己分析が足りてないんじゃないか
- あまり志望度が高くないのか
結果、選考に落ちてしまう可能性が高まってしまうのです。
人は生きてきた中で、つらい経験が必ずあったはずです。
「つらい経験はない」という人は、以下をご参考にしてください。
一番大変だったことを思い出す
「つらい経験」が思いつかない場合は、一番大変だったことを思い出してみましょう。
大変な時というのは、つらい経験につながります。
たとえば以下のような経験を思い出すといいです。
- 引っ越してから学校に馴染むのが大変だった
- 部活で仲間と気が合わずに大変だった
- アルバイトと部活の両立が大変だった
大変だった経験をどのように乗り切ったかを思い出すと、「つらい経験」としてのエピソードになります。
「つらい経験」が思いつかない人は、大変だったことを思い出してみましょう。
周囲の人に聞いてみる
周囲の人に聞いてみることも、「つらい経験」を思い出すのに有効です。
「つらい経験」をしていても、なかなか自分では思い出せないこともあります。
両親や友人、先生など、身近な人に、自分がつらそうにしている時があったか聞いてみましょう。
出てきたエピソードの中から、自分が一番努力したと思うものを「つらい経験」に選ぶといいです。
つらさを裏付ける証拠となるため、周囲の人の客観的な話はメモしておきましょう。
自分が頑張ったことを考える
「つらい経験」が思い浮かばない際は、自分が頑張ったことを考えましょう。
物事を真剣に頑張っていると、気付かないうちにつらいことを乗り越えていることがあります。
たとえば以下のような経験です。
- ずっと続けている習い事
- スポーツで大会に出場した経験
- コンテストに出場した経験
- 作品作りを行った経験
頑張ったという言葉にピンとこなければ、夢中になったものでも構いません。
何かに取り組んだ経験の中には、少なからず大変だった経験があるはずです。
人生で時間を使ったことから、「つらい経験」がなかったか思い返してみましょう。
効果的に「つらい経験」を伝える構成
以下は、効果的に「つらい経験」を伝える構成です。
- ①結論
- ②エピソードや出来事
- ③入社後への熱意
最適な構成で「つらい経験」を伝えることで、より効果的に自己アピールができます。
内定を目指す就活生はぜひ参考にしてください。
①結論
最初に「つらい経験」を簡潔に話します。
以下は、最初に結論から伝えるメリットです。
- 確実に面接官に伝わる
- 話が逸れにくい
- 続きが気になる
結論を述べる段階では、採用担当者が「それは具体的にどういうことですか?」といった質問をする余地を残すように話すと、より効果的でしょう。
②エピソードや出来事
次に、エピソードや出来事を話します。
話した結論には、理由や根拠が必要なためです。
エピソードを話す際には以下に注意してください。
- 客観的に話す
- 自分が考えた創意工夫を話す
- 自分なりに考えた解決方法を話す
- 解決策を実行に移した経緯を話す
- 行動した結果を話す
- 結果に対する自分なりの分析を話す
- 分析をもとに学んだことを話す
よく抜けてしまうのが、最後の分析と学びです。
成長できる人材であることをアピールするために、必ず分析と学びを伝えましょう。
③入社後への熱意
最後に、入社後への熱意を伝えましょう。
採用担当者が気になるのは、入社後の成長と活躍だからです。
「つらい経験」をもとに学んだことを活かすことを意識してください。
また、企業の興味を惹く話をするためには企業研究が欠かせません。
入社後への熱意は、企業が求める人物像と絡めて考えておきましょう。
面接で使える「つらい経験」の例文10個
以下では、面接で使える「つらい経験」の例文を10個紹介しています。
具体的な例文を知ると、どのような話し方をすれば良いかがわかるでしょう。
自分に使える例文があるか、ぜひチェックしてください。
例文1
私のつらかった経験は、大学時代に行ったグループプロジェクトで、メンバーが対立したことです。
それぞれの考え方や価値観、方向性の違いから、チームの雰囲気が悪くなっていました。
そこで私は、一人ひとりから話を聞き出し、意見のすり合わせに努めました。
最終的にチームがまとまり、プロジェクトを成功させることができたのは良い思い出です。
この経験から、チーム内で衝突が発生した際に、意見をまとめるリーダー力を培いました。
例文2
私がつらかった経験の一つは、引っ越し先でサッカーチームに馴染めなかったことです。
周囲がすでに友人関係となっている中、チームプレイであるサッカーをするのはつらいと感じました。
そこで私は誰よりも声を出し、雑用を率先してこなしました。
そういった努力をしているうちにメンバーとも打ち解け、今では親友と呼べる友だちができています。
私は慣れない環境でも努力によって、自分の居場所と地位を確率していけます。
例文3
私のつらかった経験は、大学の研究プロジェクトが失敗してしまった件です。
仲間たちと一緒に頑張っていた分、失敗した時には落胆しました。
ですが、失敗から立ち直るために改善点を洗い出して、次回のプロジェクトを成功に納めました。
私はこの経験から、問題分析やリスク管理の能力を身につけています。
例文4
高校時代の留学先にて、つらい経験をしました。
文化や言語の違いで誤解や孤独感が生じ、一時は帰国することばかり考えていました。
しかし自ら積極的に人に関わり、異文化に対する柔軟性や積極性を身につけました。
今では視野を広げ、精神的に成長させてくれた良い経験だと思っています。
例文5
私のつらかった経験は、ボランティア活動の一幕です。
災害後の貧困状況と向き合うのはつらく、心が挫けそうでした。
しかし常に前向きに行動することで、皆を勇気づけることができました。
また感謝の言葉を受け取ることで、他者への共感力を深め、社会貢献への意欲が高まりました。
例文6
私がつらかったのは、父の転勤で東京から地方へ引っ越したことです。
方言の壁が大きく、クラスでなかなか馴染めずつらい思いをしました。
しかしこのままではいけないと趣味だったバイオリンの教室に通い始め、積極的に交流を図りました。
友だちの輪が広がり、居場所ができて嬉しかったのを覚えています。
この経験から、自分から積極的に挑戦することの素晴らしさを学びました。
例文7
大学時代、アルバイトと部活の両立に苦労しました。
一人暮らしだったため、家事をする時間にも追われていっぱいいっぱいの暮らしでした。
一時は無理をしすぎて、体調を崩してしまったほどです。
この経験から自己管理の向上を身につけ、今ではほとんど体調を崩しません。
社会人になる前に時間と体調の管理を身につけたことは、大きなメリットだと感じております。
例文8
私がつらかった経験は、バイト先で急な人手不足が発生したことです。
休憩時間も取れない状況で、心身ともに疲労していました。
そんなときに店長と連携して、お店全体の効率化を意識しました。
その結果、少ない人数でお店を回すことに成功しました。
とくに大切にしたことは、作業の単調化です。
1人でマルチタスクを行うと作業効率が落ちるため、仕事を作業に変えてチーム連携を行いました。
チームの連携を考えるのはとても大変でしたが、とても良い勉強になったと思っています。
入社後はこの経験を活かし、効率化やチームプレイに力を注ぎたいと思います。
例文9
高校の部活動でつらかったのは、チーム内の分裂とモチベーションの低下でした。
とくに「チームの勝ちにこだわる派」と、「個々人の能力向上にこだわる派」の派閥が顕著でした。
私は練習中に誰よりも声を出し、皆がついていきたくなるリーダーになるように努力しました。
結果、チームは大会で優勝し、素晴らしい思い出になっています。
入社後はこの経験を活かし、ゆくゆくはリーダーとして活躍したいと考えております。
例文10
私のつらかった経験は、友人に成績を抜かされたことです。
小さい頃から勉強を頑張ってきたため、成績で抜かされたときは努力が無駄になったようでとてもつらいと感じました。
しかし成績を抜かれてから猛勉強し、テストの総合展は学年で10位以内でした。
結局友人には敵いませんでしたが、成績を大きく向上できたのは自信に繋がりました。
この経験から、努力と知識は裏切らないと信じています。
入社後は勉強を怠らず、さまざまな知識で御社に貢献したいと考えています。
「つらい経験」を伝える際の注意点
「つらい経験」を伝える際は、以下の点に注意しましょう。
- 克服できていることを伝える
- 自分で工夫して乗り越えられたエピソードにする
- デリケートすぎる話は避ける
- 話をオーバーにしすぎない
- 嘘はつかない
注意点を守っていないとなかなか選考に通りません。
うっかり注意点を破ることがないように、しっかり内容を確認しましょう。
克服できていることを伝える
「つらい経験」を話す際の注意点は、克服できていることを伝えることです。
克服できていることを伝えないと、ただのつらかった話で終わってしまいます。
たとえば友人関係で悩んでいた話をするとしましょう。
話の最後が以下のような終わり方では、採用担当者は魅力を感じません。
- 卒業まで我慢しました
- 運よく引越しすることになって関係が終わりました
- 別の友人が間を取り持ってくれました
むしろ困難があったときに、自分で努力をせずに「何とかなるのを待つタイプ」と見なされる可能性があります。
自己アピールのためにも、「つらい経験」では克服できていることを強調しましょう。
自分で工夫して乗り越えられたエピソードにする
自分で工夫して乗り越えられたエピソードを選ぶことも、「つらい経験」を話す上で大切です。
工夫した経験を話すことで、採用担当者へ成長意欲や自ら学ぶ姿勢をアピールできます。
エピソードを選ぶ際は、以下を基準にして選びましょう。
- 同じ困難が行った際に乗り越えられるか
- 何が良かったか理解しているか
- 何が悪かったか理解しているか
- 自信や自己肯定感につながっているか
運や周囲の人の力で乗り切った話ではなく、自分が工夫した話をしましょう。
自分で工夫した話をすると、採用担当者に自分の魅力が伝わります。
デリケートすぎる話は避ける
「つらい経験」を話す際は、デリケートすぎる話は避けましょう。
あまりにデリケート過ぎる話だと、採用担当者が困惑してしまうからです。
また、面接の雰囲気が悪くなってしまい、進行が滞ってしまう可能性も考えられるでしょう。
気まずい雰囲気になってしまうとなかなかスムーズに話が進まず、選考に落ちてしまう可能性が高まります。
具体的には、以下のようなエピソードは避けてください。
- 人の死に関する話
- 生活が危うくなった話
- 親族と揉めた話
デリケートすぎる話は本人の努力で回避できないことも多いため、「つらい経験」のエピソードに向きません。
「つらい経験」を話す際は、デリケートすぎる話題は避けましょう。
話をオーバーにしすぎない
話をオーバーにしすぎないことも、「つらい経験」を話す上で大切です。
あまりに話を大きく誇張した場合、採用担当者はプロなのでバレてしまうでしょう。
たとえばアルバイト期間を実際より長く伝えたり、トラブルの大きさをオーバーに伝えたりするのはおすすめしません。
誇張して伝えた話をして採用担当者にバレると、選考通過は難しくなるでしょう。
また、つらさとはいうのは人それぞれ異なります。
オーバーに話さずに、自分が本当につらいと感じたありのままを話しましょう。
嘘はつかない
「つらい経験」を話す際に、嘘はNGです。
話が嘘だと採用担当者にバレると、選考に落ちてしまうでしょう。
入社できたとしても、嘘をついた分苦労することになります。
面接は、企業と自分の価値観や相性をすり合わせるための場です。
ミスマッチを避けるためにも、「つらい経験」で嘘をつかないようにしてくださいね。
まとめ
面接での「つらい経験」の伝え方を解説しました。
就活生のストレス耐性やつらさの感じ方を知るために、企業は「つらい経験」を聞きます。
そのため、「つらい経験」を話す際は挑戦した話や成長を感じさせるエピソードを選びましょう。
もしつらい経験が思いつかないなら、他人に聞いたり大変だったことを思い出したりしてみましょう。
つらい経験の伝え方が分からない人は、本記事の例文を参考にしてください。
伝える際は、話を誇張しないように注意が必要です。
「つらい経験」を話すことで企業に自己アピールをしてください。